妄言読書日記
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2003年08月31日(日) 『木製の王子』(小)

【麻耶雄嵩 講談社文庫】

久しぶりに麻耶の長編を読むと、とても読み辛い。
推理小説というのはだいたいにおいて、現実感とか真実味に欠けるものだけれど、麻耶の場合それが顕著だと思う。
殊能の小説とよく似ている雰囲気だし、清涼院の荒唐無稽さにも似ていると思うけれど(両者ともに麻耶の後の作家だけれど)、この二人以上に嫌な作風。
メルカトルの方はまだいいのだけれど、烏有さんの話は本当に毎回毎回、嫌な読後感。
そもそも訳がわからない。

そんな烏有シリーズ(なのか?)は今回も嫌な感じ。
麻耶じゃなければ、これはきっぱりと駄作だと思う。
トリックもなければ動機もむちゃくちゃだし、ストーリーもなんなんだか。
『夏と冬の奏鳴曲』『痾』と読んでいなければ、さっぱりわからない内容。
烏有って結局なんなのよ?と思ってしまう。
浮ついた悲劇で全てがインチキくさい。疑わしい。信用できない。

まあ、それが麻耶雄嵩なのですが。
この人の小説が好きなのか嫌いなのか分りません。
でも短編は好きだといえる。
長編はまほろ市の殺人くらいに、馬鹿げた内容の方がいいのに。

今回は香月・木更津ペアが解決した、ということでいいのだろうか。
してないような、また間に合ってないような…。
きっと、香月は大分前から真相に至っていつつも、今回もまたヒントを出すに留めていたのでしょうね。
なんて嫌な助手なんだ。
木更津がいつか気が付く日が来るのだろうか。香月の正体に。無理だろうなぁ。

いいだけ連れまわされて山中に放り出されたような気分です。
烏有さん、ご結婚おめでとう。でももう、烏有さんシリーズは勘弁して欲しい。
夏と冬〜で懲りましたから。あれはいまだに、なんだったのか分りません。説明求む。

それにしてもまた、生首だな。
あとこのシリーズは絵画がキーなのだろうか。


2003年08月29日(金) 『砂の女』(小)

【安部公房 新潮文庫】

サスペンス、という感じでした。
読んでいる間ずっと、口の中がじゃりじゃりするような落ち着かなさがありました。
とにかくずっと、砂、砂、砂。
怖いというか嫌な感触の話。
主人公に感情移入できないけれど、かといって全く客観的な立場で読むという事もできない、中途半端な距離が不安感を増幅させたような気がします。

非現実的な設定なのですが、砂の牢獄という焦燥感から来る恐怖はとても現実的。
そして本当に怖いのは、男の今までの生活が反復ならば、砂の部落の生活もまた反復で何も変わらないと気がついてしまうこと。

「このまま暮らしていって、それで何うなるんだと思うのが、一番たまらないんだな・・・どの生活だろうと、そんなこと、分かりっこないに決まっているんだけどね・・・まあ、すこしでも、気をまぎらわせてくれるものの多い方が、なんとなく、いいような気がしてしまうんだ・・・」

なんだか読み終わると、人生ってのが諦めの連続のような気がしてなりませんでした。
なかなか沈みますよ。

しかし40年前の小説なのですが、まったく色褪せてませんね。
外界から遮断されている設定なので、ことさら40年前の小説であることを感じません。
文学小説というのはだからこそ文学なのかもしれませんが。


2003年08月28日(木) 『HERO 英雄』(映)

【監督:トニー・チン・シウトン 中国】

上映時間、1時間37分。短いっすね。
まあ、物足りなさは無いですが。

ストーリーにははなから期待していませんでした。
だって、予告段階からオーバー過ぎるだろ・・・と思ってましたし。
でも、『羅生門』を思い出しました。
映画のね。
これは無名の語りが一転二転としていくのですが。
まあしかし、あんた一体いくつホラ吹くねん、とツッコミたかった。
話しが一転していくたびに色が変わるのが面白かった。
やはり黒髪は美しいなぁと身贔屓ながらも思うのでした(私は黒くないが)。
赤と緑が好きです。

こう、もう少し感動したかった。
秦王に天下を見て、暗殺を思いとどまる残剣なんてのは、もう少しそこまでの葛藤とか、感情の高まりがあればいいのに。
無名も同じ。残剣に言われたから、のような印象も拭い難く。
それとも私が読み取れなかっただけですか?

一番最初のアクションシーン、劇場が一体化したような気がしました。
無名が飛んだ瞬間。
と び す ぎ。
というツッコミが一斉に飛んだ気がします。いや実際言った人もちらほらいたけれど。心の中で言いましょうね。
でも、私はあのアクションシーンが一番好きでしたね。灰色と雨が緊迫感あります。
銀杏の方は綺麗でしたが、剣戟という感じは薄い。
水上のアレはどうリアクションをとったものか悩む所です。景色は抜群に美しい。中国に行きたいですよ。

映画自体は、ワダエミの衣裳一人勝ち、という気もしますが、視覚の美しさ中国の景色の雄大さは大画面で観るとよいものです。
『ザ・セル』のような映像がお好みならば観てもよいかと。
せっかくの群集ですが、乱戦、というのがないので勿体無い気がします。
『ロード・オブ・ザ・リング』みたいなね。

刺客三人と、無名の関係が、どうも希薄なんです。
10歩の距離まで近づけるよう、刺客の命が必要(でも生きてたしな)だというのは面白いんですが。

始皇帝が賢帝であればあるほど、晩年あんなだったくせに(不老不死求めたり焚書坑儒してみたり)と思ってしまいます。
かっこよかったのですが、しかしなんともイメージってものが強く。

残剣役のトニー・レオンが素敵でした。

中国映画を初めて映画館で観ましたが、もう全然言葉がわからない。
それなのにエンディングのスタッフロールは読めてしまう不思議。
大昔に日本に漢字が入ってきた時に、中国語が全く入ってきていないことが今更ながら驚異です。
昔の日本人は根性据えて、外国語を日本語にしたんだな、と思います。
現代ももう少し日本語にする努力しましょうよ。
映画から全くずれてしまいました。

このスケールで三国志やってくれればいいのになぁ、としみじみ思いました。
三国志のいつでもいいんで。どこか適当なシーンを選んでやって欲しいです。


2003年08月25日(月) 『続百鬼園随筆』(他)

【内田百�痢/慶�社文庫】

やはり、百鬼園先生の文章は好きです。
入り組んだ小路を手を引かれて歩いて、ある時ぱっと放されるような読後感がどれもあります。
私は一体どこへ連れて来られたんだろう?と。見慣れた風景なのになんだか違うような。
『百鬼園随筆』の解説に「現実をあやふやに踏み外す」という表現があったのですが、まったく上手く言ったものだと思います。

『百鬼園随筆』よりも借金話が減って寂しいような気もします。
亡くなった友人の追悼文、二つがとてもしんみりと切なかった。

文章世界入選文は、当時の情景がとても面白い。
大晦日の床屋なんて、何も起こらないのになぜかとても面白い。

百鬼園先生の面白さはどうにも説明は難しい。
今度は小説も読んでみましょう。
ところで映画の『まあだだよ』って、内田百�里力辰覆里任垢�?
最近の映画だったよなぁ。


2003年08月24日(日) 漫画を色々読みました。

『一騎当千6』 塩崎雄二 ワニブックス

ついに劉備が出てきました。
全裸で監禁というサービスっぷり。さすが徳の人です(違う)
私、本誌を読んでいるので劉備が実は典型的なキャラだということを知っているのですが、次の巻で言いましょう。

呂布がついに死んでしまいました。
考えてみれば、格好以外はきわめてまともなキャラだった・・・。
相手は淵ちゃんです。
そう、惇兄の従兄弟の夏候淵(ギャル)です。こっちがギャルなのか・・・・
ちょっぴり解せない気分ですが。

そんな惇兄、現代でもやはり左目失明。
盲夏候と呼ばれるのをとても厭っていた人なので、少々気の毒ですが、これがないとやはり惇兄という気がしないです。

で、やっぱりこの人の最後の4コマが面白いんだな。

+++++++
『しゃにむにGO15』 羅川真里茂 白泉社花とゆめコミックス

内くんががんばっていたよー。かっこよかったです。
スポーツ物のこういうベタな展開は大好きです。お約束でいいじゃないか。

池やん先生がへこむ姿にときめきを覚えつつ、次は出番がいっぱいということで楽しみ。
雷電兄弟、なんだか美味しい感じです。

+++++++
『ツバサ1』 CLAMP 講談社マガジンコミックス

CLAMPはこれをもって、引退でもするんですか?
ほら、最終回になるとオールキャラ総出演するじゃないですか。ああいう感じ。
元々、他の作品とのリンクが激しいですが、これはオールキャラ総出演。
おおーい。
全てのシリーズ、作品がリンクしてしまいました。
いや、CLAMP作品全部読んでいるわけじゃないんですけれど。
作品がリンク、というより、オールキャラ使ってのパラレル?
ストーリー云々というより、それが気になってなあ。
ああ、でも、『CLOVER』キャラはまだ出てません。時間の問題という気がするけれど。
主役はサクラと小狼。カードキャプターの二人ですな。設定が違うんですが。なんだかなぁ、です。
帯には「これぞCLAMPの最高傑作」って書いてありますがね・・・。嘘を言うんじゃありませんよ。

++++++++
『ひつじの涙5』 日高万里 白泉社花とゆめコミックス

どうもこのシリーズはノリが苦手です。
でも、最後の方の双子話は好きですが。兄弟ネタが最近、好きみたいです。

日常天国だけどうにか一冊にしてくれませんかね。白泉社さん。


2003年08月21日(木) 『パイレーツ・オブ・カリビアン』(映)

パンフが売り切れなんじゃーっ!!
用意しとけ。コラァ。

私は鳥頭なんです。
記憶だけで書くと、キャラやら俳優の名前やら諸々間違っているかもしれません。
どうするのさ。間違ってパイレーツ・オブ・カルビアンとか書いちゃったらさぁ!!カルビ大好きの海賊かよ。
私が恥じかくだけですがね。

まあそんなわけで、ジョニーを観た!!ジョニーを観てきたよ!!!
私はジョニー・デップとオーランド・ブルームを観に行ってきたのです。
内容?
ジョニーしか観ていなかったから曖昧だ!

別に難しい内容じゃなかったけどね。

いつになくハイテンションです。
いつも通りに、なんの役にも参考にもならない感想ですけど、それでもよいならどうぞー。

『ニック・オブ・タイム』の時の感想でも書きましたが、ジョニー・デップが好きなのです。
けれど、いまいち当たり映画が無くて残念だったのですが、今回のジョニーが今までで一番好きです。
(今までの一番は『スリーピーホロウ』のちょっぴり情けない医者)
白面の美青年ジョニーではなく、飄々としたワイルドなジョニーは良かった。
ジャックはかっこよくて可愛かった。
そしてオーランド氏と二人で画面にいる時は、まさに眼福。
いい男が並んでいるよー。素敵だ。うはうはだ(親父か)

最初の方の二人の殺陣シーン、ときめくね。なんかもう、色々と。
そして、最後のウィルが処刑台からジャックを助ける所もね。
ときめき過ぎで、挙動不審になりました。
自分を押さえるのが大変でしたよ。

もうねー、ジョニーのジャックを観るためだけに、2千円でも5千円でも払っとけ!と言う感じです。
私もブラックパール号に乗って、ジャックの下で海賊したいですー。
海がきれいでした。

ジョニージョニー言っているときりがないので、映画自体はですねー、正直テンポが悪い。
もう少し早く展開できそうなものなのに。
セリフ回しはとても好きです。おっかしい。
もう少し、海上戦、やら船上でのアクションが観たかったような。

オーランド氏は、エルフの時より、純情でへたれ気味で可愛かった。
最後に「ジャックを守る」と言った時は、そのまま二人で海賊になるんじゃないかと半ば本気で期待したんですがね・・・。
海賊になろうよ。

ヒロインの名前をど忘れしたんですが、エリザベス…?あってる??ヴィクトリア??全然違うし。
まあとにかく、ヒロインが綺麗でした。
美人な上に、男前でステキです。むしろ、ジャックやらウィルがヒロインに見えるくらいに。
女優さんの名前がわっからーん。だから、パンフがいるんだよ。
それにしても、なんでジャックに惚れないのさ、と思います。ウィルでもいいんだけど、ジャックだろう。

そこかしこに出てくる動物が可愛い。
鍵束くわえていた、犬がもうもう…!雑巾とかモップみたいで可愛かった。
あと、鍛冶屋のロバとか、ブタとかサルとかオウムとか。
みんなさりげに、器量良しさんでした。可愛いなぁ。

娯楽映画、というより目の保養でした。
ああ、もう、すっきだなー。ジョニー。もうそれしか言うこと無い。
ジョニー・デップの英語は驚いたことに聞き取れましたよ!もちろん知ってる単語だけですが。
ちょっぴり感動しましたね。

エンディングは最後まで、という忠告をしてやるのも嫌になってきた。
帰りたきゃ帰れ。ただし、静かに速やかに帰れ。

いつもより、柄が悪いのは海賊映画見たから、ということでご容赦を。


2003年08月20日(水) 『ぼっけえ、きょうてえ』(小)

【岩井志麻子 角川ホラー文庫】

これの表紙に使われたがために、そこらの幽霊画よりも怖い印象の、女性画。
絵だけ見ると綺麗なのに。

私の怖いという感覚が鈍いのか、ずれているのか分らないのですが、ことさら怖くは無いです。
岡山弁の妙ですね。
『ぼっけえ、きょうてえ』というタイトルの付け方が、非常に秀逸。

「ぼっけえ、きょうてえ」

タイトルの得体の知れない怖さと、岡山弁のリズムに流されたという気がします。
話しの内容そのものはね、別に怖かないんです。
でも、話としては面白いです。

「密告函」

思うになぜ、女性作家がホラーを書くと、この世で一番怖いのは女なんだよ、というオチになるんでしょ。
コレラと密告函と呪いの女と嫁、が絡み合っているようでいてばらばらの印象。
なんだか、なんで?という読後感。

「あまぞわい」

一番怖いと言えるのはこれでしたかね。
寝る前に、一話ずつ読んでいたのですが、この話の続きを夢で見ました。
主人公のユミが最後に、「次にあまぞわいに居着くのは、ユミじゃ」と尼だの海女だのの霊かなんかに言われて、海に入っていく終わりなのですが、その後。
話しの舞台の漁村に、一人の女がいて、ユミと同じで漁師の嫁をしているんですが、その女の前に死んだユミが現れて「次はお前の番だ。お前の番だ」と責め立てる、という話。
私の夢の話しは置いておいて、灰の上に小さい足跡が残っていたのがぞっとしますかね。

「依って件の如し」

霊とか得体の知れない怖いモノの描写がいつも同じ、のように感じます。
これこそ、だからなんよ?と。

解説は京極氏。
「ぼっけえ、きょうてえ」というタイトルについてで終始しましたね。
あまりに秀逸なので、このタイトルそのものが一番作品として成り立っているようにも思えます。
一番怖いしね。
なにしろ「とても怖い」ですから。


2003年08月19日(火) 『仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS』

もののついでなので、テレビ版のスペシャルの感想も。
つーかこれ、ゴールデンタイム(夜七時)に放送してたんですね!
龍騎恐るべし。
そのチャレンジ精神に乾杯。

チャレンジ精神といえば、「マルチエンディング」。なんですか。サウンドノベルですか?かまいたちの夜?それとも弟切草ですか?
二つのエンディングが用意されていて、放映中に電話とインターネットの投票でエンディングを決めたそうです。

そして決まったエンディングは、「城戸、蓮の遺志をついでライダーと戦う」でした。
DVDは放映されなかった分も収録されています。
そのもう一つは「城戸、鏡を割ることでミラーワールドを破壊する」でした。

放映されたエンディングから見てみたのですが、全員一斉にファイナルベントしちゃってますよ。
城戸くん、生き残るのは無理だと思います。
そこで終わるというのもまた、劇場版なみに酷です。
そしてようやく出てくる、士郎。おいしいとこどり、士郎。
「この結末が悲劇かどうか。それはもう一つの龍騎で明らかにされるだろう」
もう一つというのが、もう片方のエンディングなのかと思うじゃないですか。
ところがどっこいです(あんたは親父か)

もう片方、なんともブラックなオチです。
「世にも奇妙な物語」かと思います。ホラーですか。
放映された方も、酷いなーと思ったのですが、こっちの方が酷かった。
城戸くん、せっかく戦いを避けたのにね…。いいのか。こんなの。
「人間は全てライダーだ」ってなぁ。
そしてやはり、士郎が出てきて同じセリフを言います。

もう一つの龍騎はドラマ版のことなのかもしれない。

このスペシャル版は、ドラマ版とは全く別シナリオ。
13人のライダーが勢揃いしているのが売りだったみたいなのですが、詰め込み過ぎじゃろ。
シナリオは、蓮ちゃん城戸くんのダブルヒロインをよってたかってイジメよう、という感じで。いや、ほんとにほんとに。
私は見ていて照れちゃいましたよ。
海之ちゃんと蓮ちゃんが友人という設定になってました。
海之ちゃんの死に様があまりにあっさりで泣けます。

監獄の浅倉が、レクター博士のごとき有様でした。拘束着ですか。似合ってます。
でも、ほとんど暴れていなくてつまりません。
同様に、先生もあまり出番がないです。吾郎ちゃんもちょびっと。出てただけ良いのかもしれませんが。
先生は、助手席に乗るのね・・ふふ。後ろじゃないのね。ドラマ版は後ろに乗ってたのにね。うふふ(変なところばかりチェックしてます)

城戸くんと蓮ちゃんでは、実は蓮ちゃんの方が泣いているシーンが多いと思うのですが。
かーわいーなー。
最後は蓮ちゃんのカードデッキで変身する、城戸。
同人乙女たちにどこまでも優しい龍騎。どこまでもサービス。

黒田アーサーが浮いていたと思うのは私だけですか。
つーか、あのカメレオンはデザイン手抜きじゃないのか?

このスペシャルだけ見た人は何が面白いのかさっぱりわからないだろうな。
こんなのをよくもゴールデンで流したものだ。完敗。


2003年08月18日(月) 『仮面ライダー龍騎 劇場版』(映)

【監督:田崎竜太 日本 DVD】

最近、知人に龍騎のDVDを借りまして、五巻まで(浅倉登場あたり)見たのです。
その後がなくて、いきなり劇場版。
おおーい。

見終えて、おいおいおいおい!!
衝撃の最終章と銘打たれているだけあります。
ひょっとして、ライダーの生存者ゼロですか。
あのラストはどう考えても、死にますでしょう。
城戸くんと蓮ちゃん。
「死ぬなよ、蓮」
「お前もな」
とか言ってるけれど、無理です。
例え生き残っても、あなた達戦うんでしょうが。
ライダーだけじゃなくて、ユイちゃんも死ぬ。士郎も死ぬ。いや、そもそも士郎ってのは生きていたのか?
パイプオルガンを弾く士郎。なんとも芸達者な人です。
この人、地味に演技が上手くないと思うのですが…。あと、この人にそっくりな俳優がいたと思うのですが……。

テレビ版とは違うらしいので、テレビ版の最終回も楽しみにしたいと思います。
ユイちゃんの秘密もテレビ版では違うのでしょうか。
士郎の本当の動機とか。
なかなか、感心なシナリオですけれど、子ども向けじゃないよね。
同時上映がハリケンジャーだったことを合わせて考えると、またなんともはや。

浅倉が真っ先に死んでしまいしょんぼりしてしまいます。
らしいと言えばらしかったのですけれど。
彼の喋り方と言うか声のトーンが好きです。
一番演技上手で、最初から変わらない人でしたね。

残りライダーのカウントダウンが出る辺り、バトルロワイアルを思い出します。
そういや、映画版を観てないな。小説だけ読みました。

喋りと言えば、先生の軽薄で軟派なしゃべりも好きです。
上手いのか上手くないのかわからない演技もまた好きです。
そんな先生は戦線離脱・・・。しくしく。
吾郎ちゃんと余命を楽しく生きてください。
そして、やはり吐血。やってくれました。不治の病にはつきもののオプションですね。
玲子さんも優しくしてあげてください。

ああ、もう。先生と吾郎ちゃん好きだなー。ちくしょー。まんまと嵌められた気分だ。
白いワイシャツにやられたんだよー。もう!

そんな私がこの頃気になる本は『その男、ゾルダ』です。
龍騎を見る前は、アホな本出してるなぁと思ってたのに…。買いませんけど。

にしても、龍騎を最初に見た時、ほもほもしいなぁ・・・・と思ったのですが(男性ファンの方すいません)、劇場版は同人ですか?
なんですか。ブラック城戸くんってのは。それはよく同人で見るネタですよ。
相変わらず蓮ちゃんは、城戸が好きなんだね…。好きだって言えよ!(言いませんから)

「正直、友人と呼べる奴がいなかった」
と言う蓮ちゃんに、思わず「知ってるから!!君が根暗だってことは!」と肩を叩きたくなりました。
どこまでも可哀相。蓮も城戸もへたれで可愛いです。

そうそう、新しいライダーの彼女。美穂ちゃん。
プロダクション一押しの新人なのかと思うほどのプッシュ。
美味しい役回りで、なかなか泣ける演出で死んでいきましたが、柴咲コウちゃんとかぶってるよね。顔の系統が。
きっと売れないと思う(酷いな)。
龍騎の女性陣の中では一番の美人さんだったけれど。
美穂ちゃんと並ぶと城戸の方が小さいのね。可愛いなー。
最後まで一番のカワイコちゃんは城戸でした。顔もキャラも。どうかと思うが。ヒーローとして。いや、もう城戸くんはヒロインだな。うん。
つーか、それぞれのライダーがヒロインの座、争奪戦を繰り広げていたようにも思える。

ユイちゃんは演技が上達してると思いますよ。
でも私は最初の制作発表の時に、顔を真っ赤にして一生懸命話している彼女を見てから、多少(かなり?)セリフが棒読みであるくらいは許せます。可愛いじゃないですか。
私は可愛い子に甘いです。

ところでミユキちゃんは、いませんでしたね・・・。やっぱり死ぬんですか。
好きなんだけどなぁ。

さりげなく、衣裳に気合が入っていたおばちゃんが気になりました…。


2003年08月15日(金) 『間取りの手帖』(他)

【佐藤和歌子 リトル・モア】

この間、新聞の書評に載っていたところを見ると、話題になっているのかもしれません。
まあ、なってなくても載ってる場合も多々ありますけれど。
旅先で暇だったので、すぐ読めそうな本を求めて購入。

変な間取りがひたすら載っているシンプルさ。
一言コメントがおかしみを誘います。
時々言葉に詰まっているような気もしますが。

それはいいんです、が。

そのシンプルさにいささか不安を覚えたのか、それとも気を利かせたのかわかりませんけれど、コラムと対談が合い間に入っています。
それは余計。あまり面白くないし。
しかも対談相手がとても微妙だ。なんというか、普通だ。くるりのボーカルというのもまた微妙だ。
いや、ファンに喧嘩売っているわけではないのですが、なんでまた・・・と。
どうせなら、変な間取りを実際に見に行ってみてくれればよかったのに。
もちろん、間取りからあれこれ想像するのがこの本の面白さなので、全部の間取りをやれとは言いませんけれど、コラム載せるならそちらの方がよかった。

表紙が凝ってます。
剥がして広げてみましょう。
採点基準はなんなのでしょうか。住み易さ?面白さ?


2003年08月13日(水) 『陰摩羅鬼の瑕』(小)

【京極夏彦 講談社】

お久しぶりです。妖怪シリーズ。
私は京極堂と呼ぶ方がしっくりくるのですが。
待ってました。とてもとても待っていました。
今回も厚い。
次こそ直方体になるんじゃないかと思っていましたが、厚さは歴代3番目です。
はっきり言って読みづらいです。カバーがびらびらします。本屋でつけてもらったカバーなんて、紙がもう少しで足りなくなりそうでした。
しかし読み応えは充分なので文句は言いません。それがこのシリーズの魅力(いやもっとあるだろ)。

帯「凄い!京極小説」。
投げ遣りなのか手放しの称賛なのか悩むところです。
次辺り「厚い!京極小説」になっていたらどうしましょうか。期待しましょう。

シリーズも1年が経過しました。
ようやく1年です。作中の時間ですよ。
再び夏が巡ってきました。宴で再起不能になったんじゃないかと思われた関くんも、なんとか持ち直しておりほっとします。
とは言っても、『百鬼徒然袋 雨』でその後の様子はわかってはいましたが。
徒然袋でちらほらと、榎さんが病気になったという話題に触れていたので、陰摩羅鬼はその辺の話なんだろうな、と予想はしてました。
榎さん、関くんコンビはなかなか面白いです。
でも、目が見えなかったせいなのか、榎さんが最初から出ていたわりには、あまり暴れてませんでした。
それにしても、榎さんが関くんの下の名前をちゃんと覚えていたのにびっくりします。
「タツミ」を連呼する榎さんに、関くん共々違和感です。

本シリーズは夏に読むのがいいですね。
本作を読んでの感想を率直に述べますと、少々こじんまりしちゃったかな、と思います。
姑獲鳥の時の、あの濃密な夏がなかったです。私は姑獲鳥の、冒頭の眩暈坂や関くんの記憶の生々しさなんかが非常に好きです。
今回はあまり夏を感じませんでした。
室内にずっといたからもあるんでしょうけれど。

おそらく、シリーズ中で最も分り易い事件だったと思います。
関くんが途中で真相に至るくらいだから。
ミステリー読みなら、最初からわかるかと思います。
でも、このシリーズは犯人がどうとか、トリックがどうのとかがメインじゃないから。
そもそも、他の作品はわかりようがない、とも言えますけれど。

陰摩羅鬼について、あまり京極堂は説明してませんでした。
むしろ、姑獲鳥の話をしていました。
珍しいです。タイトルになった妖怪にあまり触れないなんて。
儒教、死、存在についてが今回のメインテーマだったようです。
京極堂に幽霊はいない、ときっぱり説明されてしまいました。
お盆前なのにな。
私もいないと思ってるんですけど。もちろん、京極堂のように理路整然と考えた末、というわけではないです。
しかし逆に整然と説明されると、騙されているような気がしてしまうのは、京極堂だからでしょうか。

今回は関くん、がんばる、と言った感じでした。
がんばるというか、必死というか、決死というか。がんばった甲斐もなく、薫子さんは死んでしまい、京極堂が乗り込んできて(と言うと違うんですが)伯爵の世界は崩れてしまう。
関くん視点の時はいつも、関くんと一緒になんとも不安な気持ちになってしまいます。
関くんは、京極堂の写真でも持って歩けばいいんじゃないでしょうか。

榎さんは、いつもと変わらないようでいて、やはり目が見えないのが枷だったのかもしれません。
「面白くねぇ」なんて言葉を吐く榎さん。
初めてじゃないかな。

家族・夫婦というのもテーマにあったみたいで、関くんが雪絵さんを思い出すシーンが時々あって、少し安心しました。
この夫婦どうなってるんだろう、と毎回思うので。
最後に、二人でお買い物に出かけていて、さらにほっとします。
京極堂、千鶴さん夫婦も見たかった。この夫婦好きです。京極堂はいい夫だと思うのですが。

ところで伊庭(元)刑事が出てきましたが、思い出すのに一苦労です。
『今昔続百鬼 雲』に出てたのか。あれは、時系列に並べると随分と前になるらしいです。
伊庭さんが今回は一番素敵だったと思います。

鳥口くんや、あっちゃんや、伊佐間さんなどが出ていなくて寂しかったのですが、思いもよらない人が出ていました。
横溝正史ですよ。
関くん、凄い人と邂逅してます。一緒になって慌ててしまいました。

次回は『邪魅の雫』だそうです。
邪魅、さっぱりわかりません。どんな妖怪なのでしょうか。
そして次はいつになるのか。
徒然袋でもいいですよ。あれ、大好きです。


2003年08月12日(火) 『試すな危険!冒険野郎ハンドブック』『この方法で生きのびろ!ゴルフ場サバイバル篇』『このダジャレで生きのびろ!』(他)


今日は私がいかにネタ魂を持って読書に挑みそして、ここに公開しているのかがわかっていただけると思います。

【著:ハンター・S・フルガム 訳:林雅代 早川書房】

正式なフルタイトルは『試すな危険!冒険野郎ハンドブック 人喰いザメの生け捕りから時限爆弾の解除まで』です。
タイトル欄に入りきりませんでした。

帯がステキです。

俺達の魂を熱くする 24の究極任務
"不可能だ"とは決して言わせない!


特攻野郎ですね。見たことないですが。
冒険家魂がくすぶられます。あ、くすぐられます。燻ってはいけません。

どんな任務が載っているのかと言いますと、

・樽に入ってナイアガラの滝を下る
・バッキンガム宮殿の寝室に忍び込む
・大相撲で力士に勝つ
・独立国家を創設する
・時限爆弾を解除する
            etc・・

力士に勝つ、は弟子入りするところから始めてます。
それは冒険ではないのでは・・・。飛び入りで勝つ方法じゃないあたり、意外に堅実です。
独立国家にいたっては、冒険じゃないだろう。
必要なものの中に、カリスマ的な指導力。準備してできるものではありません。

だいたいの任務が準備段階で挫折します。
戦車、甲冑、大形遠洋船、原子力潜水艦・・・・無理です。ありません。
しかし元々無理は承知なのです。どう考えても無理なところをバカ正直に真面目に調べ上げて方法を細かに載せてくれています。
誰か一人くらいはこれを参考にして冒険に挑んであげればいいと思います。
かなり専門的で、私には読んでもさっぱり想像できないものが多いです。
サルベージの方法を事細かに書かれてもさっぱりです。

エリア51でエイリアンに会う、がお気に入りです。

各機関に不審人物扱いされながらも執筆した著者こそ冒険野郎だと思われます。

+++++++++++
【著:ジョシュア・ペイピン デビッド・ホーゲニクト ジェームズ・グレース 訳:倉骨彰 草思社】

生きのびろシリーズも第4段であります。
前作は02年、3/26、4/3、4/25にそれぞれあります。

私はゴルフはさっぱりわかりません。
打ちっ放しに一度行ったことがあるくらいです。
ルールなんて皆目です。
なのでほとんどぴんときませんでした。
でも、ボールの近くにワニがいる時、なんてのは分ります。
「メキシコ湾沿岸諸州では、どのゴルフコースにもワニがいるのが普通である」そうです。
さすがです。そちらでゴルフをする際にはお気をつけを。

・誰かがクラブを振り回しはじめた時
大人気ないものです。紳士的にプレイしていただきたい。
クラブをもぎとる方法が載ってます。

・怒りのあまりキレそうになったとき
そうですとも。自分がキレないとも限りません。
まったく、至れり尽せりの心配り。
けれど、キレそうになったときに本書を思い出せるかどうかは疑問です。

・ゴルフ中毒になってしまったとき
いったいどういう症状なんでしょうか・・・。
それはひとりでコースに出たり、ゴルフ観戦したり、ゴルフが原因で警察にお世話になったり、

道具に対して異常な愛着を持ったりする症状です。
図にする必要があるのか。
あるのです。なぜならこれは誰がどう見てもゴルフ中毒だからです。コイツはやばいや、と思われるからです。

やはりこのシリーズは素晴らしいと思うのでした。
しかし、なぜゴルフ。著者が好きだったから、だとしか思えません。
まだこのシリーズは続くのでしょうか。気になるところです。
もういい、という気もします。

++++++++++
【多治家礼 ハルキブックス】

本屋で目が合ってしまったのです。
確かにダジャレは好きですが、こんなものに頼らなくても私はなんとかなります。
しかし、明らかにパロディ・・・あるいはパクリなのです。
前書きにでも少しでいいから、生きのびろシリーズに触れればパロディだったのに。
著者は『これをダジャレで言えますか?』なんて本でひとあたりしちゃった方です。
もううっかりです。私の目から見たらうっかり話題になっちゃった、としか思えません。

どれほどのパクリ・・・パロディ具合かと言いますと、

本書の「蜂に襲われた時」。
そうです。生きのびろシリーズの最大の魅力、あの微妙に危機感のないイラストです。
それがまんまと使われています。もちろんイラストレーターは違います。
ちなみに、蜂に襲われた時は「ハッチに行け!」「ハチチチチ・・・・」など。
私は知りませんよ。私が言ったんじゃないですよ。

そしてこっちは、『この方法で生きのびろ!』の「キラービーに襲われたとき」

さすがは本家です。
この決死の表情。躍動感。本気で走っているのか?
マラソンのごとしです。短パンだし。

この本は生きのびろシリーズと並べてこそ、真価を発揮できることでしょう。
そんな奇特な奴が私以外に何人いるのか知りたくはないですが。
本書のみ持っていても無価値です。寒いというか不謹慎です。
ただちょっと笑ったのが、「人食い鮫が迫ってきたとき」に「目がサメたぜ」。
これを言ってサメに通じなかった場合、覚めたとたんにサメない眠りにつくことになるかと思います。
これを言う時にゴーグルをしている人は、素早く外して目が覚めたことを表現してくださいとのことです。

そして、実は全部読んでません。
ダジャレと言うのは羅列されてもさっぱりおもしろくなのです。
時と場合を見極めて発せられてこそ、価値があるのです。笑えるのです。


2003年08月11日(月) 『新暗行御史6』(漫)

【原作:伊仁完 漫画:梁慶一 小学館サンデーGXコミックス】

伊先生は卓袱台返しを覚えた。

これが一番、印象深いネタだった。
日韓友好の第一歩ですな。

中身。
また、無駄美形が出てきてます。
どうしてこう、次から次へと美形なんでしょうか。
嬉しいけれど、短命なんだよ。
しかも今回、短命どころかその存在そのものが怪しいという。
妄想乙女は厄介です。
(他人事ですか…?)


2003年08月10日(日) 『美女が野獣2』『×××HOLiC1』(漫)

【マツモトトモ 白泉社花とゆめコミックス】

わにちゃんのスーツに、エイミちゃんのようにうひっとか、ぐふっなります。
実際に私が言うと捕まってしまうかもしれませんが。

女子寮の寮監は女性だとばかり思ってました…。
どちらだとしても素敵ですが。
お話も好きでした。

しかし、わにちゃんのじいさん、かっこいいです。
いいな。かっこいいじいさんと孫。眼福です。

++++++++++
【CLAMP 講談社ヤングマガジンコミックス】

帯に「ツバサとリンク!」と大層な事のように書かれていますが、CLAMP作品でリンクしていないものの方が少ないですよ。
現にこれも、『東京BABYRON』ネタは出てくる、『合法ドラッグ』の主役二人が出てくるという無節操ぶり。
おまけに『ツバサ』自体、『カードキャプターさくら』の二人ですし。

それにしても、また凝った装丁です。
結構なことですな。

ノリが少し『ONEPIECE』っぽいと思うのは気のせいでしょうか。
内容ではなく、ボケとツッコミの間というかテンポが。

今回も画風が変わって、トーンがないです。
絵が乱れたり崩れたりすることが決してないのが、CLAMPの凄いとこだと思います。
けっこう仕事してるのに。

ところで『X』はどうなってんでしょ。終わるんかいな。


2003年08月09日(土) 『BREACH9』『アイシールド21 4』(漫)

【久保帯人 集英社ジャンプコミックス】

今のところさっぱり活躍の兆しを見せない雨竜くん。
登場当時はこんなにボケになるとは思いもせず。

えーえーー・・・毎回何に触れていいのか。
ボケには必ずツッコミ入っているしなぁ。
この4人だとチャドがツッコミになるのが凄いな。

新キャラの姉さんは素敵な悪人顔。

+++++++++
【原作:稲垣理一郎 漫画:村田雄介 集英社ジャンプコミックス】

登場人物紹介で進くんを探すのに苦労してしまいました。
ち、小さい…。

まもりちゃんとヒル魔が面白いです。
どうなるんでしょ。この子ら。

巻末にヒル魔両親だけないのが余計に気になります。
どんな家なのかも一人だけわからなかったし。
布かぶってる、とかでなければなんでもいいですけど(微妙に古いネタ)

セナくんが段々しっかりしてきて、凛々しい顔も様になってきました。
少年漫画ですなぁ。


2003年08月08日(金) 『夢・出逢い・魔性』(小)『ニックオブタイム』(映)

【森博嗣 講談社文庫】

センスが良いのか悪いのかわからないぎりぎりのタイトル。
副題の「You may die in my show」がなければ、ちょっとどうかと思ったところ。
更に「夢で逢いましょう」にもかかっているという、スリーミーニング。
森博嗣のこういうタイトル付け好きです。
『封印再度 WHO INSIDE』も上手くて好きです。

ネタばれしますよー。

今回はこれといって、意外な事は何も無かったです。
この頃やたらに、性別トリックにひっかかっていたので、絶対に今回は引っ掛からないぞと気合を入れて疑いました。
そんなわけで、稲沢さんは真っ先に疑惑の対象です。
女か男かわからない名前の時はまず疑え!
やはり女性でした。
心情的には男性の方が嬉しかったんですけどね。本当は。でも、面白いキャラだから、まあいいか。
もう一箇所くらい、性別トリックがあるかと疑ったんですがさすがになかったです。

東京遠征ということで、ちょっといつもと顔ぶれが違うのが面白かったです。
違うといっても主に警察関係の人々ですが。
練ちゃんもしこさんも、いい子で可愛い。
保呂草さんは今回大人しくしてました。胡散臭いのは毎度のことですけれど。
紅子さんもやっぱりどこでも紅子さんで素敵です。華麗な巴投げにびっくり。

さて、事件の方ですが、犯人の述懐にミスリードを疑ってはいましたけれど、妄想だとはね…。
アンフェアというわけではなかったけれど、ちょっと拍子抜けします。
でもそれ以外は、複雑なトリックは何もなし。森ミステリにしてはシンプル。
いや、VシリーズはS&Mシリーズに比べて事件はシンプルですね。わかりやすくて好きです。
事件以外のところにひっかけが多いですけれども。
キャラの個性でもっている、と言えなくもない。
ただ、シリーズ全体に何か仕掛けがありそうで、気が抜けません。


++++++++++++

びっくりだ。びっくりするほどつまらない。
久しぶりにげんなりしました。
ジョニーは好きなんですけど、この人いまいち当たらない。
『スリーピーホロウ』がそこそこかな。『シザーハンズ』は面白いけどヒロインが好きじゃなかったな。
『ショコラ』は好みじゃない。『ナインスゲイト』にいたってはつまらねぇ、の一言に尽きる。
ナインス〜は扱っているのが古書というのが折角よいのにさっぱり盛り上がらない。
いや冒頭あたりはちょっと期待させるものがあっただけに余計後半盛り下がりました。

で、これ。
冒頭から頭の悪い犯人です。要領悪すぎ。
30分くらい見てやめようと思ったのですが、ひょっとしたら何かどんでん返しが!と期待した私が愚かでした。
ジョニーにそんなにべったりくっついて監視するくらいなら、自分で暗殺しろよ!
自分じゃ近づけないから赤の他人に依頼するんだろうが。普通は。
つーか、暗殺させようとしといて、最後自分で撃ってるじゃん!!
90分の時間配分も悪いし、緊迫感ないし。
知事がもっとホテルの中を動き回ればいいのに、さっぱり動かない。
子どもが何かアクションを起こすかと待っていたが何もしない。いい子だ。全く。

五條瑛の『熱氷』と終始比較してしまいました。
これなら『熱氷』も映像化できそうです。

海賊のジョニーに期待をしてもいいのだろうか。不安だ。
でも、ジョニー・デップは好きなんだよなぁ。出る映画は好きじゃないんだけれど。


2003年08月07日(木) 『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(映)

【監督:本広克之 日本】

ドラマの踊る〜が好きな人なら、とりあえず見とけ。
損はしないが、テレビで観てもまあいいか、という感じではある。
私はドラマ大好きでした。

最近観た映画で一番混んでいたな。一本見送りましたもの。
それでも、前から四列目。首は痛いは、腰は痛いは、頭も痛くなってきて後半は室井さん並に眉間に皺が寄ってました。
室井さんを演じる時の柳葉さんはとても疲れるんじゃないかと、どうしても思ってしまいます。
観ているこっちも眉間に皺が寄る感じ。

初の女性管理官はどうしてあんな、嫌われる以外にどうしようもないキャラになっているんだろうか。
踊る〜のキャラってどうしようもない嫌な上の連中も、どこかいいところがあったり魅力的だったりするところが好きなんだけど、彼女は全くそういうものがなかった。
室井さんの引き立て役?
もう少し可愛げがあったり、フォローがあったらいいキャラなのに。
ところで、最後に本庁に呼び戻される時に、室井さんとすれ違うシーン。
あそこでなぜああも、自信ありげに帰って行くの?演技指導に間違いがあったんじゃないかと疑いたくなります。

筧さん演じる、補佐官・新城が微妙に室井さんとの距離が近づいている感じが嬉しかったです。
筧利夫も好きですし、このキャラも好きです。

あ、今パンフレットを見ていたら「エンドロールに凄い仕掛けが」とか書いてある。
・・・・なんだったんだろう。すいません。わからなかった。
和久さんの娘がついに嫁いだことだろうか。
でもオープニングは面白かった。
ドラマの「ショムニ」にも似たようなのあったけど。訓練の犯人側が勝っちゃった、と。
SATの隊長さんが、相変わらず渋くて素敵です。
エンドロールに小泉孝太郎ってあって驚きました。一体どこにいたんだ!?
と思ってパンフレットで確認してみてまた驚き。あの室井さんに熱い視線を送っていた、オタクめいたオペレーターですか!
全然イメージが違いますね。

邦画がいまいちな理由の一つに役者が身近過ぎるというのがあると思います。
どんな役を演じていても、「あの人、この間テレビで〜してたよなぁ」とか、「普段バラエティに出てるくせにな」、とか思ってしまう。
今回の岡村がまさにそれ。
なにをどう演じようと、岡村はナイナイの岡村。そこだけ急に現実に引き戻されてしまう感じ。
岡村に罪は無いのかもしれないが(相変わらず過剰演技だけど)、ミスキャストだ。もっとちょい役で出るんだとばかり思ってた。
そもそも、あの役自体あまり必要性が無い。

余談ですが「踊る〜に岡村出演」というYahooの見出しを見た時、「マハラジャ??」と素で思いました。
なぜマハラジャを真っ先に思い浮かべたのだろう…。観た事無いのに。

ユースケ・サンタマリアにも同じようなことが言えるのだけれど、真下というキャラと普段のユースケにはあまり大きな差がないから、そこでバランスが取れている。
今回の真下は優秀だったけど。
青島とすみれさんに、こづかれているシーンが好きだ。やっぱり真下はそうでなきゃ。

ところで「そんな仕事しなければいいじゃない」というセリフは、働く者にとってとても痛く胸に刺さります。
そんなことを上に言われたら、憤りと空しさとやるせなさでどうしていいか分らなくなってしまいそう。
必要以上に親身に聞いてしまって、胸が痛かったです。

ここを言ってはいけないかもしれないが、お台場を封鎖しなければならないほどの大事件だったのだろうか。
テロでは、今回の映画のテーマに合わなかったのだろうけれど。
事件そのものの設定は甘いが、組織のあり方というテーマは分り易いからいいんじゃないかな。

またドラマを一から見直してみたくなりました。
もしこのシリーズがこの後完結することがあるのなら、その時はドラマにしてもらいたい。
映画が駄目というより、ドラマが向いているんだと思います。


2003年08月06日(水) 『NARUTO18』『幻想水滸伝III運命の継承者4』『傀儡戯3』(漫)

【岸本斉史 集英社ジャンプコミックス】

シズネちゃんが可愛いなー。

んー。後はあまり感想が無い。
だって、だいたい続き知ってるから。

生い立ちヒストリー、まだ粘ってるんですね。
生い立ちじゃなくなってますけど。
まだまだ青いな、マサシという感じです。

+++++++++++
【志水アキ メディアファクトリー】

ナッシュがカラー!
わーわー。

でも、ナッシュの喋りが微妙にナッシュじゃないのが毎回気になります。
今回、腹黒ナッシュでした。
ドミンゲスJrはかなり口が悪かった。それでこそ、ドミンゲスだ!
上司に告げ口されたナッシュ、その後どうなるんでしょうか。

表紙はアルマ・キナンの娘さんたち。
可愛くて凛々しくて好きです。
でもこの辺は、ゲームの方が感動的だ。
ユンちゃんの出番、ちょいと少ないようで、悲しい。

シーザーの顔がちょっと手抜きなんじゃ・・・と思いつつ、可愛いな。大好きだ。

漫画ではやはり、ヒューゴが継承者で行くみたいです。
それより、ゲドが喋ってます!!たくさん話してます!!!もの凄い違和感だ。

ところでコミックになって気が付いたのですが、ヒューゴ・クリス・ゲドは英語スペルにすると、ゲドの綴りが一番長くなり、ヒューゴが一番短い。
Hugo・Chris・Geddoe
どうでもいいことでした。

+++++++++++
【高橋明 集英社ヤングジャンプコミックスウルトラ】

『傀儡』の方が好きなのになぁ。
毎回同じ事を言いますが、前のほうが設定が好きだったんだもん!!!
前の、ヤブ、じゃなくて闇医者で余裕で胡散臭くて性格悪い、威が好きだったのに!!!
もう、こいつは主役向きの顔じゃないってば!!
電器屋が好きだったんだー!
丹宮も前の方が好きなのに。

桃ちゃんはどっちでもいいや。

今回の桃ちゃんは妖精さんですって。
びっくりだ。
でももう少し、変態さんでもいいのにな・・・。桃ちゃんも前のほうが好きかも。


2003年08月05日(火) 『彼氏彼女の事情16』(漫)

【津田雅美 白泉社花とゆめコミックス】

誰か、誰かあさぴんに愛の手を!
どんどん孤独になっていく彼がいたましいです。

有馬の問題に一応の解決がついたようですが、雪乃は…。子ども?できちゃったの??
あーりーま〜。

最初はラブコメだとばかり思っていたのにこんなところまで来るとは思いもよりませんでした。
どうなってしまうのか。


2003年08月04日(月) 『多重人格探偵サイコ9』(漫)

【原作:大塚英志 漫画:田島昭宇 角川コミックスエース】

雨宮が死んでしまって、意気消沈。読む意欲も低下中ですが、ぼそぼそと読んでます。
ところで小説版はもはやどういう順序で読んでいいのか皆目分りません。なんなんでしょうか。

笹山が主役めいてきて、なんとも冴えません。
彼は脇で光るのです。

小説版で出てきていた、女医の麒麟がようやくでてきました。
小説とはイメージが違うような気もいたしますが、記憶が定かではないので断定は出来ません。

正直もうなにがなにやら。
どこかに雨宮のスペアがいるのなら出て来てもらいたいものです。

ところで今更なのですが、どの辺りが「探偵」なんでしょうか。


2003年08月03日(日) 『炎の蜃気楼邂逅編4 真晧き残響 十三神将』(小)『B級グルメ倶楽部』(漫)

【桑原水菜 集英社コバルト文庫】

邂逅編は穏やかに読めるので安心。
すると、時々ダメージを受けますが。

さて、今やすっかり世話焼きが板についている千秋ですが、この頃は典型的な一匹狼。
とんだ暴れん坊というか無法者というか。
400年、苦労したんだね。長秀。

直江さん、この頃からすでに妄念を抱いていたんですね…。
よくもまあ、400年耐えたことよ。
いや、耐え切れていたわけではないのですが。
じわりじわりと苦悩の道を歩み始めている様に何とも言えない感慨を覚えます。

ところで、邂逅編はいつまで書かれるのか。
400年分?それはもはや邂逅ではないな。

全く関係ないですが、水菜さんが昔書いた同人が急に気になって読み返してみました。
何とも言えないです。感情が溢れかえってしまいそう。

+++++++++++++
【今市子 ムービックダリアコミックス】

盛り上がることも無く盛り下がることも無い、淡々とした作風は相も変わらず。
低いテンションの笑いは佐々木倫子にも似て。

「微笑」はなんとも、渋い感じです。
市子さんの漫画はどう考えても、ボーイズラブには分類できそうもない、ということを改めて思います。

「絶対零度」シリーズは、そういや市子さんは『百鬼夜行抄』の作者なんだな、と改めて思い出させる話でした。
こういった、怖さと切なさを淡々と描くバランスが上手い人です。


2003年08月02日(土) 『水温む』(漫)

【山田ユギ 芳文社花音コミックス】

山田ユギ好きだー(はいはい)
おそらくオヤジ受って素敵、と思ったのはこの人の漫画の影響・・・・・・・・。
元来、年下攻にはあまり興味がなかったものでして。

そんなわけで、子持ちのオヤジ受、バカな年下攻という設定。
いいですなぁ。シリアスになりきれない辺りが(褒めてます)
そしていつもながら、女の子が可愛くてよいです。

後ろに入っている話が、オヤジではないのがいささか残念ですが…。
幼馴染と再会ネタ。王道設定ですが、ほもに王道はつきものですし(そうなのか?)
バカでアホな鮎ちゃんがかわいーです。

他の作品ともリンクしているらしいので、そちらもチェックですな。


2003年08月01日(金) 『ターミネーター3』(映)

【監督:ジョナサン・モストウ アメリカ】

「I’ll be back」

と言って、10年。本当に帰ってきてしまったよ。
せっかく、2は良かったのにね・・・と世間では失笑とも失望ともつかない思いで迎えられた(と思われる)3ですが、意外にも面白かったですよ。
しかし、これは賛否両論だろうなぁ。

ラストに関してネタバレがあります。ご注意。

時間が1時間48分と、とてもコンパクト。物足りないかも、と思いつつこの長さが逆によかったかもしれません。
3は終始、なんともいえない哀愁というか切なさめいたものを感じました。
良くも悪くもとにかく、シュワルツネガー=ターミネーターなんだわ、と。
機械なのに年取ってるよ、というのは心の目で観ればなんとでもなります。でもね、案外年取ったなぁという感じはしなかったな。

前半は2のパロディみたいで可笑しいです。
ちょっと苦笑しないでもないです。
しかし、この映画、アクションが凄いと言われているのですが、そこよりもシナリオがなかなか「ふーん」と感じましたね。
最強ヒロイン・サラが10年の間に死んでいたのがちと残念ですが。
ターミネーターとジョンの交流を丹念に追った、2とは違って(監督も違いますし)心理的なものは細かく描写されていません。
今回のターミネーターはキャサリンの命令しか聞かない(ほとんどそんなシーンがないのが残念)、そして未来のジョンはターミネーターに殺されている、という辺り面白いと思います。
そして、問題のラスト。
正直、びっくりしました。
審判の日が来ちゃうんだもの。ちょっぴり、『猿の惑星2』を思い出してました。
1と2はなんだったの・・・と思わないでもないのですが。
未来は変えられる、って、結局変わってないじゃん!とも思いますが。
なかなか意表をついてくれて私は好きです。

ちょっと思ったのは、「ターミネーター」って映画はその時代その時代で更新されていくものなのかもね、と。
続編というより更新。
そうは言っても、シュワちゃん以外のターミネーターは無いな。
逆に言うと、シュワちゃんがいる限り、「ターミネーター」は何回でも更新していいのかもしれない。

ところで、冒頭のターミネーターの骨格の群れで、ナウシカの巨神兵を連想しました。私は巨神兵が子どもの頃怖かったです。
ついでに、未来から主人公を助けに来るロボットって、ドラえもんだよなぁとも思ってました。
さらに言うと、コンピューター対人間の未来図ってのは『マトリックス』だなぁ、とも思ってました。

今回、10年後のジョン・コナーは前作の面影も無くくたびれた感じですが、好きでした。
あの金髪さらさらの美少年はどこへ・・・と最初思いましたが(俳優は変わっています)
ヒロインはいまいち影が薄かったです。
さらに、TXも前回の方が怖かったなーと。

2は名作だと思いますが、3は駄作だとは思いません。
新監督のシリーズへの敬意が現れていると思うのですが。

4はやめといた方がいいと思うけど。



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