|
|
■■■
■■
■ 越前蟹フルコース
夕食前に、ひとっ風呂。 豆ぞうさんは、ふたっ風呂。
ここのお湯はかけ流しで、匂いもなくサラッとしてクセがない。 日本海を眺めながらの露天風呂は気分最高。 お湯が熱めな所為で、あまり長い時間入っていられないのは残念だけど。
仲居さんに、 「お部屋にお菓子がありますけど、召し上がらないでくださいね」 などと言われる。 腹を空かせて蟹に挑め、ということらしい。 よーし、負けないぞー。
18時半。 夕食スタート。 ひたすら蟹蟹蟹なのかと思いきや……。
食前酒に、土地の地酒。 先付、八寸、向付は、普通に懐石のお料理が出される。 予想以上に美味しい。 地元で捕れた鮪のお造りには、モンゴルの塩をつけて。 うーむ、なかなかやるな。
で、蟹。 最初はせいこ蟹といって、雌の小さな茹で蟹。 食べている途中に、蟹の刺身が出され、手を付ける間もなく 仲居さんがテーブルで蟹を焼き始める。
ペースはやいよーーー。
「蟹は繊維質なので、お腹の中で膨れますからね」
膨れる前に、とっとと食べなくてはいけないらしい。 なので、二人、もくもくと食べる。 焼き蟹の味噌がめちゃめちゃ美味しい!! 私、豆ぞうさんと付き合う前は、蟹味噌ダメだったんだけどな。
食べ終わった頃、どでかい茹で蟹登場。 越前蟹の証である、黄色のタグがついている。
でかーーい!
「こちらで25年くらいですね」 へ〜。 蟹って随分長生きするのね。
仲居さんにさばいてもらう前に、写真撮りまくり。 もうお目にかかれないかもしれないので。 私はいつもだけど、豆ぞうさんまで撮るっていうのは珍しい。
湯気の上がるあつあつの蟹をぱくり。 美味しい〜。あま〜い。 でかい甲羅に味噌がたくさん〜。あうあう。
蟹完食。 あれ、なんだか豆ぞうさんの方が苦しそう。
おしのぎで、蟹の茶わん蒸し。 お食事は蟹の釜飯と赤出し。お漬け物。 わざわざ部屋にお釜を持ってきて炊くのだけど…… 駅弁みたいな味を想像してたから、食べてびっくり。 薄味で、ゴボウや三つ葉のいい香りが口に広がって。 やわらかな蟹の身たっぷり。 あぁ感激。
あまりにも美味しくて、お腹一杯だったにもかかわらず 釜はからっぽに。
そして、3種のデザートで〆。
あー、食べた食べた。全部食べた。 この宿は、蟹のない季節に訪れてもいいかも。 そう思う程、料理が美味しかった。
だけど、やっぱ秋冬以外はダメ。 ……フナムシ怖いから。
それにしても、食欲なかった私はどこに。
2004年11月28日(日)
|
|
|