自分の命を断つのは、 人を殺すのより難しい。
その痛みや悲しみを自分で耐えなければ、 死ぬことは許されない。
体は、 なぜ意思に反して生きようとしてしまうの?
血は止まらなければ、 それで終わるのに。
目を覚まさなければ、 苦しむ必要なんてないのに。
なのになぜ、 生きようとしてるの?
これから先に何がある。
何もない。
真っ暗な闇の中を、
どこにいくかもわからずに、
歩き続けているだけなのに。
光なんてどこにも無いし、
出口もどこにもないんだよ。
この暗闇から抜け出す事は、
もう出来ないのにね。
もう終わりでいいよ。
ハッピーエンドじゃないけど、
もうここで終わりでいい。
この出会いも間違いだった?
ボクは君を傷つけたのかな? だから君は去っていったのかな?
つい2週間前まで、 友達でいられると思っていた。 好意も持っていたし、 仲良くしていきたいと思っていた。
でもそれももう出来なくなった。
一緒にいると楽しいけど、 まどかを思い出す。
まどかも同じように去っていた。
何も言わずに、 何も告げずに、 いつのまにか居なくなっていた。
今同じように君は居なくなった。
この出会いは間違っていたのかな。
好意なんて持つんじゃなかったと思う。
やっぱり傷つくのは僕。
わかりはしないよ。
誰にも。
ボクの苦しみや悲しみなんて、
誰にもわかりはしない。
自分は大丈夫だって、
君も言ったけど、
でもやっぱりこうなるんだな。
だから人は信じられないんだよ。
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