恋話 |
前まで好きだった人がいて、さんざん色目(?)使っていたんだけど、その人の事がどうでも良くなった。
あたしは追っかけタイプだと思うのだが、その後が問題で、実際相手がこっちを振り向いてしまうと急に冷める事が多い。もちろんそのまま絶頂をキープして付き合うまでに至ることもあるけど、殆どは相手が自分の方を振り返った時点で終わってしまう。
正直、あまり愛していると思われるのが好きではない。若いのにそこまで一人の女に入れ込む男はバカだと思う。けれどあたしが好きになるのはそういう真面目でバカな奴が多い。女なんて適当に遊んで捨ててりゃいいものを、愛だのなんだのあたしが大嫌いなラブソングの様な台詞を並べて、とても幸せそうにあたしへの忠実な愛を示してくる。
これでも本気で人を愛したと思っていた事はある。けれど、今になって考えてみると只の恋愛ごっこだった様な気がする。オリジナリティーに欠けた、どこかのドラマで見たようなありきたりな言動や思考・・・。ガキ臭くて虫酸が走る。
前まで好きだった人はかなり慎重で、自分に惚れてるのかどうか確信し辛かった。未だはっきりとは分からないが、手応えはずっと感じていた。普通ならそこから追い込みをかける所だが、だんだんその人の中に魅力を全く感じなくなってきて、この間、彼への思いはゼロ近くなった。はっきりとは分からないが、内面的に少し前の彼自信よりも劣っている感じがした。錯覚かもしれないが、どちらにせよもう彼のことは眼中にない。けど他の男にするように酷い言葉であしらう事が出来ない辺り、まだあたしの中では特別な存在であるようだ。・・・けれどそれも時間の問題だろう。長期戦はあたしには向いていない。
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2002年03月29日(金)
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