■レッドアイ家族
2011年01月31日(月)
仕事から帰って来ると、
「寄らないで。私に近寄らないで」
嫁がなんか芝居がかったアクションで僕に「ダメ」みたいなジェスチャーをする。そんなに僕のセクシャルなハラスメンツを受けるのが嫌なのか、と溜息をつきたくなったが
「結膜炎になった!タク(5才の息子)に伝染された!」
嫁の目が真っ赤だった。先週から結膜炎で目薬を差しているタクから伝染したのだという。
「なんだ、お前もか。実は僕もだ」
僕もふと目がじんわりしみるような痛さがあるなあ…と思って鏡を見たら僕も目が真っ赤で。僕もちょうど「目医者に行かなきゃ」と思って帰って来たところであった。
僕も嫁もタクも目が真っ赤で、僕達ウサギさん家族だね。やっぱ今年の干支だし…ってバカ。
「Rちゃんには近寄らないでっ」
ひとり感染してない娘・R(7才)が必死の防御を行なっていた。僕が近寄ろうとしてもササッと逃げる。
「じゃあ僕達みんな結膜炎だから、Rちゃんひとりで寝るか」
ちょっと意地悪なことを言ってみると
「やあん。パパと寝る」
先程の抵抗はどこへやら、速攻で甘えて来た。超カワイイし。結膜炎の目に入れても痛くないとはまさにこのこと。いや既に目、痛いけど。
翌朝、目が覚めてまぶたを開けようとするのが一苦労だった。目ヤニがすごいんである。蝋で封されたような感じである。目ヤニをぼろぼろとはがしても涙が出る。その涙にまた目ヤニが含まれていて涙もベッタベタである。こんなになったのは初めてだ。
既にタクと嫁がかかっている眼科に朝イチで受付し、
「妻と息子も診ていただいてますが、結膜炎伝染りました」
とまず説明すると、
「では感染防止のためこちらへ…」
待合室から隔離された席に案内され、僕が触れた受付カウンターは速攻で消毒された。久しぶりにえんがちょされた気分。
診察は簡単だった。タクからの感染ということでバッチリ結膜炎。角膜も傷付いてますね〜とのことで目薬をもらう。
「喉は痛くありませんか?」
と聞かれたので
「はい。痛いです。」
鼻水も出るんですよ、と答えたのだが特に目薬以外は処方されなかった。そっちの症状は改めて耳鼻咽喉科に行かなければならないのだろうか?目薬を受け取る薬局に向かう途中にちょうど耳鼻咽喉科があったのでちょっと覗いてみたら、もう既に人がわんさか待っていた。
診てもらう程重症ではないし、院内感染したらヤダしなあ…と思い、薬局だけによって帰った。早速目薬を差そうとしたところ、もう目ヤニが出来ている。そして鼻も詰まっている。先週厄除けしたのに、なんか一気に厄が寄ってきてる感じだわ!
また目ヤニをボロボロと剥がし、ついでにハナクソもほじってそれぞれをティッシュに乗せ、対面させてみた。何をしてるのかというと、
目クソにハナクソを笑わせようとしているんである。
「パパ、汚い」
ですよねー。
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■メイクアップ書道
2011年01月30日(日)
先週も美術館に行ったが今週も同じ美術館に行ったのである。
先週は娘・R(7才)が描いた絵が展示されたためで、今週は「書き初め」がクラス代表3人のうちのひとりとして選ばれた。
「絵だけじゃなくて書も選ばれるなんてすごいなあ」
僕も嫁もゲイジュツ方面には箸にも棒にもかからなかったので素直に褒めた。褒めつつも
「2週連続で美術館行くのめんどい」
「一緒にやってくれればいいのにな」
「ねえ」
などと贅沢な愚痴をこぼしつつ展示を見に行った。展示ブースに入ってRの書き初めを見つけると嫁が
「ええーっ。おうちで練習した方がうまかったよ!」
と興醒めなひとこと。いやそこは素直に誉めておけよ。

とりあえず書家と作品の写真を撮る。ふざけていてまともな写真を撮らせる気なし。
Rの作品は見たので、他の知ってる子の作品なども見る。さすが展示されるだけあって、小学生にして既に僕なんかよりずっと上手い。しかしおっちゃんはお股の筆の使い方の方が(以下自粛)
習字の授業は僕の田舎とは違うようで、1年生から2年生はペン字と鉛筆で、3年生から筆なのだという。ウチの学校は1年から筆だったので、ちょっと違和感を覚える。
生意気にも東京生まれの嫁には別にそれが当たり前のようで、しかも
「あ、このお題の字、私が子供の頃も書いたよ」
何十年もお題が変わっていないようであり、それはそれで色んな意味ですごいっていうか。
知っているの子の作品も見てしまうとあとはもうとっとと帰りたくなったのだが、Rと息子・タク(5才)はまだ見ていたいようで、しょうがないので面白い名前の子とかを探してヒマを潰すことにした。
地域によっては外国人の子供が多い学校もあり、
「うおっ。きむじょんうん」
金正日後継者そのまんまな名前の子がいて、わりとびっくりした。
「あれ」
「こんちは」
偶然近所のRの友達家族と出会う。ここのママさんは自分の子供かどうかにかかわらず、子供の作品鑑賞が好きらしい。しかしパパさんは速攻で飽きたらしく所在なさげにうろうろし、
「うおっ。きむじょんうん」
僕と同じことをしていた。
改めて見回すと、ずらりと並んだ見事な書き初め達の中に、我が子の作品もあることを誇りに思う。王羲之とか弘法大師とか目指して頑張って欲しい。写生と書き初め、2冠のRを褒め称えて美術館を後にしたのであった。
しかし「しゃせい」「かきぞめ」と僕が書くと、あからさまである。
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■ハニーはご機嫌ななめ
2011年01月29日(土)
仕事から帰って来ると子供達は夜ゴハンを食べていた。
うちは夜8時には寝るという目標なのだが、もう8時は過ぎているのにまだ食べている、ということは…ダラダラ食べているに違いない。
「おらー、まだ食べているのかい?」
と娘・R(7才)と息子・タク(5才)を牽制しつつ、嫁に
「僕ちんもゴハン食べたい」
とお願いすると
「はい!」
かなりキレ気味の返事が。わかったよ!やりゃあいいんでしょ!みたいな投げやり的応対。子供達はダラダラしてるし洗濯物とかで忙しいし、かなり機嫌が悪いようである。そんな時に声をかけてしまった僕はタイミング悪過ぎ。でも嫁がテンパリ気味だからといって、じゃあ自分でやるかと思い(既にゴハンは作られているので暖めとか盛り付けとか)、自分で用意しようかなと思ってコンロに火をつけたりお皿を出そうとすると
「フン!」
みたいな獣の威嚇みたいないななきを上げて僕の手を払う。余計なことすんな、ということらしい。しょうがないのでビクつきならが座って待っていたら、隣に座っていたタクがヒソヒソと話してきた。
「ママこわいよう…」
タクは僕以上にびびっていたらしい。
「お前たちが早くゴハンを食べないからイライラしてるんだよ…」
「えーでもきのうも同じぐらい遅かったけどそんなに怖くなかったよ」
とタクは口をとんがらせるので
「昨日もダメで今日もダメならそりゃー怒るだろう」
そんなことをヒソヒソ話しながら、とにかく早く食べれ、という結論になった。一方でこういう時のRは、持ち前の不思議ちゃん的性格というか周りに興味がないというかマイペースというか、嫁の不機嫌さにビクビクするタクに比べて思いっきり鈍感で、彼女のペースでもったらもったらと食べていた。こういうのが時に嫁の逆鱗に触れるのかもしれない。
そんな感じでお通夜のようなひっそりとした食卓であったが、カツカツカツと嫁がやって来て
「はいよ」
無愛想なラーメン屋の如く、僕のゴハンをドンと置いてまた台所に去って行った。嫁がカリカリしている時のゴハンって怖いなあ。
気をつけよう。嫁の機嫌と賞味期限。
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■歌は店につれ 店は歌につれ
2011年01月28日(金)
お店の中で流れているテーマソングは頭の中に残りやすい。
店内で延々とループされる歌は、洗脳してるんじゃないかってぐらい中毒性たっぷりで、いつの間にか頭の中をメロディが駆け巡っているものである。僕の脳内に強烈に残っているものといえば
「不思議な不思議な池袋〜♪」
というビックカメラのテーマや、10年ぐらい前、デニーズに毎日のように入り浸っていた時に流れていた
「デニーズ、デニーズ、ちゅーるっちゅっちゅっちゅーわあ♪」
という種ともこが歌うテーマソングとか、マイナー過ぎて誰も分からないと思うが、「ばくだんやき本舗」というところの
「みんな大好きばくだんやーきー」
という下手糞なわりに中毒性の高いテーマソングなどがある。また、「女神異聞録ペルソナ」というゲーム内において、「サトミタダシ」というマツモトキヨシをパロった店がある。その店内で流れている
「ヒットポイント回復するなら傷薬と宝玉で♪」
という「サトミタダシのテーマ」は、ゲームのストーリーは忘れていてもこの歌と歌詞は今でもこの通りスラスラと書けるほど脳内にこびり付いている。
こないだ娘・R(7才)と息子・タク(5才)を連れて「なか卯」という、やっすいうどんが食える店でうどんをズルズル啜っていた時、Rもタクも麺類が大好きなので凄い勢いで食べ終わり、ものの20分ぐらいしか店内にいなかったのに
「なか卯っでー♪んーふふーふ♪なか卯っでー♪んーふふーふ♪」
ふたりともあっという間にテーマソングに洗脳されていた。
「なか卯っでー♪ごーはんをたべーよー。なか卯っ!」
最後の「なか卯っ!」が「マンボー、ウッ!」みたいでなんかむかつくんですけど。道路で歩きながら大合唱するものだから、恥ずかしくてしょうがない。
家に帰ってからもなか卯なか卯とエンドレス。なか卯から宣伝費もらいたいぐらいである。しばらくこの歌ばかり歌い続けて、
「んまあ。この子達はなか卯ばっかり行ってるのかしら」
とか思われたらどうしよう。どうせ歌わせるなら銀座のお高級寿司屋のテーマソングとかないのだろうか。オレの寿司屋は日本一〜♪。そりゃシブガキ隊だ。
Rとタクの間で、ここ数日はなか卯テーマソングがヘビーローテションになる、と覚悟していたのだが、夜、テレビを見させたら、
「腹筋、あぶとろ、あぶとろ、われろ、われろ…」
お店のテーマソングではなく今度はウザイCMソングにあっさり上書き洗脳されていた。子供は根が単純なだけにコロッと洗脳されてしまうなあ。僕も小さい時のCMソングは、よく覚えている。
「電話、343、4911、磯村建設〜♪」
なんてのは今電話かけてもちゃんとそこに繋がるんだろうか。とにかくテーマソングの力は凄い。子供は針が飛んだレコードプレーヤーのようにエンドレスループし、大人でもつい何気なく口ずさんでしまう。
しかし僕のこれまで聞いた中での最大のテーマソングと言えば、やはり
「しょーこーしょーこーしょこしょこしょーこー」
であろう。未だについ子供達の前で口ずさんでしまい、
「なにそのうたー!」
Rとタクから思いっきり突っ込まれた。なんと説明していいか分からず、
「えーと、しょこたんのマーチ」
慌てて誤魔化してしまった。
しょこたん、すいまそんぐ。
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■オヤジ耳東風
2011年01月27日(木)
「あなた、耳あて買ってあげるって言ったんだって?」
嫁にそう言われた時は何のことやら分からなかった。
娘・R(7才)と一緒に遊んでいた友達が、100均で買ったという耳あてをしていた。それを見た嫁が
「Rちゃんにも買ってやろうか?」
100円のわりには暖かそうなのでRにも買ってやろうとしたのだが、
「パパが買ってくれるって言ってくれたからいいの」
と断ったのだという。
「うーん。そういえば…だいぶ前に言ったような…」
僕はようやく思い出した。何週間か前、Rと息子・タク(5才)を自転車に乗せて走っていたら、耳が寒さでキンキンになったので
「耳あて買おうなー」
って言ってたんだった。僕が「買う」と言っていたのをひたすら信じてじっと待っていたR。私待つわ。いつまでも待つわ。あみんみたいな女・R。そんな一途で純粋な女の子の想いをコロッと忘れているとは、我ながら人を食った
話である。Rがあみんなら僕は食人大統領アミンみたいな。
そんなわけでRの友達が買ったという近所の100均に行き、探してみたら…ない。店員に聞いたら
「売り切れました」
ギャー。
「じゃあ西友かどっかで買うべ」
としたところ
「ダメ。100円で売ってるところがあるのにもったいない!」
嫁が100円以上で買うことを許してくれない。
「じゃあ出かけた先で買うか…」
僕らはこれからある用事のため、電車に乗り他の街に行かなければならなかった。その街に100均があるのかどうかは不明…。用事が済んでから携帯でぐぐってみると1件ヒット。
「じゃあ行ってみるよ」
携帯の地図を頼りにRとタクを連れてトコトコ歩く。意外に距離がある。午前中公園で暴れまくって既に疲労気味のタクが
「まーだー?もうおうちかえりたい」
とぐずり始めた頃にようやく100均を見つけた!そしてラッキーなことに耳あてもあった!
「こういうのでいいのか?」
「うん!」
Rが選んだのは耳あて部分がピンク色でハート型をしている。100円にしてはカワイイなあと感心する。そしてタクが選んだのは白。すっ転んだりしたらすぐ汚れちゃうなあ、と思い
「汚れやすいから黒にしない?黒のほうがかっこいいぜ」
とそそのかしてみたのだが
「やーだ。白がいいの!」
もう疲れて眠くてぐずっているので、「褌は白に限る」とこだわる前田慶次の如く白に固執し、僕の言うことを聞かない。
「わかったわかった。じゃあそれでいいよ…」
こうして無事210円でRとタクの耳あてをゲット。Rとタクは早速嬉しそうに耳に当てて歩く。
「どうだい、あったかいか?」
と聞いてみると
「え?」
「似合うね、それ」
と言ってみたら
「なんかいった?」
ぬうう。音や声が聞こえにくくなってしまうのか?これをしながら歩くのは危ないかもしれないなあ…。急に心配症のオヤジになってしまった。
待つわはあみん。
食人大統領はアミン。
お父さんは心配症は…岡田あーみん。なんつって。
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■芸術の冬
2011年01月26日(水)
←これだけでもいいので押してね。普段芸術などとは全然縁がなく、猥褻鑑賞ばかりしている僕が何故美術館なんぞに行くことになったかというと、娘・R(7才)の絵が展示されているからである。
授業で描いた絵がわりと上手かったらしく、先生が推薦して展示会に出したのだという。
「すごいよね」
「うん。いつも落書きしてたのがよかったのかな」
絵とか工作とかで一度たりとも推薦を受けたり賞を貰ったりしたことがない僕と嫁は素直に感心し、なんでそんな子が産まれちゃったんだろうと不思議がった。しかしRは頭がお花畑なところがあるので何となく納得できるような気もする。(芸術家は不思議ちゃんである、という偏見)
「どんな絵を描いたんだい?」
「がくげーかい」
学芸会での演劇を描いたのだという。僕はまだその絵を見ていない。美術館に着いてからのお楽しみであった。
美術館内は結構な賑わいが。皆、僕らのような家族なのだろう。展示室に入ると、絵画は壁に、工作物は机に、それぞれ小学校別に分かれて展示されていた。そしてRの絵を探すと…、お、ちょうど見やすい高さのところに掲示されているのを発見。

作品と画伯。
「上手に描けてるじゃないの。可愛くていいなあ」
みんなで学芸会頑張って楽しかった、という気持ちが伝わってくる可愛い絵である。しかも絵が展示されているのはクラスで1名のみ。ということは
「Rの絵はクラス代表なんだな!すごいな!」
と嫁と自画自賛し合った。図画工作で一度たりとも褒められたことがない僕と嫁。DNAレベルで絶望的なのに、僕らの娘がやりおった。なんかオリンピックの100メートル走で日本人が金メダル取りました、みたいな感動である。
しかしよく見てみると向かって左端の女の子(多分Rであろう)の肩に、

小さな人が止まっている!これはなんだ!ちょうど日曜の朝に観ている「仮面ライダーオーズ」に出てくる

ドクター真木(※)の人形みたいだ。
※ドクター真木:天才科学者だが、話す時は人の目を見ることが出来ず、腕に乗せた人形に向かってでないと話せない。更に人形が体から少しでも離れてしまうと大パニックになる、という不思議ちゃん設定のキャラ。
「R。ここの小さな人はなんだい?ドクター真木の人形か?けけけ」
よしゃあいいのについからかってしまったら
「違うもん!後ろで踊っている人を描いたの!」
僕に対して滅多に怒らないRを思いっきり怒らせてしまった。そんなこと言うパパきらい!と言わんばかりにギラリと睨んでおり、
「ゴメンね。よく考えて描いてるんだね…」
なんかものすごい悪いことをした罪悪感に襲われてしまった。
あとは知っている子の作品を見たりして帰る。Rの展示がなければ美術館なんて一生来なかったろうなあ。絵を描く才能もなく、愛でる感性もなく。ラクガキなどではなく、ちゃんと絵の具を使って最後に絵を描いたのはいつだろう。たまにはRと一緒にでも絵を描いてみようかな…と思ったのだが、
結局、夜ひとりでのしゃせい大会になってしまったとさ。
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■ヒーローが疲れた!HERO HERO。なんつって。
2011年01月25日(火)
←これだけでもいいので押してね。土曜日の夕方、近所の商店街でナイトバザールというイベントが行なわれていたので行って来た。
娘・R(7才)と息子・タク(5才)は、
「チョコバナナ食べてダーツと輪投げやって、あとヒーローと握手したい!」
ナイトバザールの村祭り的なイベントをとても楽しみにしていた。
商店街に着いて最初にチョコバナナを買う。それからヒーロー握手会に並ぼうとして会場に向かうと、
「間もなくヒーローがやってきまーす」
司会進行していたお姉さんが、チョコバナナにかぶりつきながらほっぺたをチョコでべったべたにしたタクを見て
「うわー。いいなあ。チョコバナナ食べたいなあ。ヒーローの握手会参加してね」
と声をかけていた。言われなくても並ぶんだぜ、と列の最後尾に加わって待っていると、また司会のお姉さんがやって来て、
「ボク、ヒーロー好き?」
マイクを向けてタクにインタビューするではないか。坊主頭かつチョコでほっぺたベッタベタのタクは、このイベントのターゲット層どストライク、と目を付けられたようだ。
「うん。すきー」
とタクが答えると
「そっかー。私もチョコバナナ食べたいな〜」
再びうらやましそうなひとこと。執拗にバナナを欲しがる美人の司会のお姉さん…。僕はとても興奮してしまい、自分の股間にチョコぶっかけようか本気で迷った。
「ヒーロークロスライン」のヒーロー達。マイナーかもしれんが、作者のマンガ家の先生が江古田在住であることが関係しているのか、こういう地域イベントにちょくちょく登場している。江古田民にはわりとお馴染みである。タクなぞはこの日登場したヒーロー5人の名前を全て言い当てていた。

握手してもらって超嬉しそうなタク。
ヒーローとの握手が終わると、Rとタクはダーツや輪投げ、フリースローゲームなどを楽しむ。勿論タダではなく1回100円でなので、ふたりのお年玉からお金を出させた。少しずつお金の価値というのを教えていかなきゃいかん…。

道端では「イナスリム企画」というお笑いグループがストリートライブを行なっており、ネタが面白かったのかRもタクも彼らの前で地蔵のように動かなくなってしまった。僕は僕で
「青いツナギの女の子可愛いなあ…」
とか思いながらじっと魅入ってしまっていたが…。彼等が後ろにある道を塞いでしまっている形になってしまっていたので、ライブ中に先程のヒーロー達が歩いて来て
「ゴメン、ちょっとそこ通るんだ」
とジェスチャーをしながら通り過ぎて行くというハプニングもあり、正直お笑いのネタより
「うおおお!ヒーローだ!」
素で驚いているリアクションの方が面白かった。
ナイトバザールにはRやタクの同級生とその親もチラホラ来ており、子供達はその都度挨拶をしている。僕なんかより全然顔が広い。その中でとてもキレイなお姉さんが
「たっくーん」
と可憐に手を振ってすれ違って行った。
「た、タク。今の人誰?」
超気になって聞いてみたら
「オンナだ!」
まるでオレの女だと言わんばかり。な、生意気な…。さっきの司会のお姉さんといい、立て続けに美人に声をかけられるタクこそがヒーローに思えたことであるよ。
ヒーローとアダルトビデオはよく似ている…。
すなわち、「正義(性器)は勝つ!」なんつって。
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■寺(テラ)へ…
2011年01月24日(月)
←これだけでもいいので押してね。娘・R(7才)はものもらいがなかなか治らず、息子・タク(5才)は目やにが凄くて痒いらしく、どうも結膜炎っぽい。
ふたりとも目が心配なので、今日たまたま近くに寄った新井薬師でお参りしようということになった。このお寺は眼病平癒で有名なんである。ラッパー風に言うと「ガンビョー!ヘイユー!」みたいな。
境内に入るとちょうど厄除けの護摩の真っ最中で、お堂の中から坊さんの般若心経を唱える声と太鼓のズンドコズンドコとした音が響いている。般若心経ドラムンベースMIX。ぎゃーていぎゃーていさらさーてい、みたいな。
まずはお賽銭を投げ入れてお祈りする。そして眼病平癒のお守りをひとつづつ買う。タクがお守りを渡してくれたお坊さんに
「いえーい」
とかアホなノリで声をかけていたら
「いえーい」
お坊さんも返してくれた。すいません。合わせてくれて。
それから「お願い地蔵」という、体の悪いところと同じ場所を洗いながらお願いすると治るというお地蔵さまのところでもお願いをする。
「目が良くなりますように」
「かけっこが早くなりますように」
「お年玉が増えますように」
Rとタク、願い事し過ぎである。嫁も
「パパの白髪が増えませんように」
何故か僕のことを勝手に祈願しているではないか。
「勝手に願い事すんな!」
「いや、気にしてるかなーと思って」
気にしてなかったけど気にするようになってしまったではないか。お地蔵さまのお参りを終えて、じゃあ帰るべかと新井薬師を後にすると、Rが
「パパ、Rちゃんのバッグは?」
Rの小さな手提げバッグはどこかと聞いてくる。
「え、パパ持ってないよ…ってさっきのお地蔵さまに忘れてきたんだろう!」
ということで慌ててUターン。お地蔵さまの脇にバッグはあった。
「忘れ物しませんように」
Rは追加でお地蔵さまにお祈りしていた。
さて、新井薬師は黒糖入りの生姜湯が名物らしく、興味を示した嫁が買っていた。
「お寺なのにジンジャー(生姜)とはこれいかに」
と、僕は「整いました」みたいなドヤ顔をして言っただが嫁に黙殺された。
そして夜、
「いつまでも元気でいられますように」
とお願いしたせいか相変わらず性的に元気だったのだが、嫁に断られた。
息子は結膜炎。嫁のケツまくれん。
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■遊びだったのね…
2011年01月23日(日)
←これだけでもいいので押してね。娘・R(7才)の学校で「むかしあそび」なるイベントが行なわれるというのでRと息子・タク(5才)を連れて行った。
「昔遊び」ってどんなんだろう…と思って行ってみたら何てことはない、缶ポックリ、竹馬、けん玉、紙鉄砲、おはじき、あやとり、僕が子供の頃普通に遊んでいたものがとっととレトロ扱いされていて軽くショックであった。改めて自分が既に「古い」部類にいる人間であることを再認識させられた。
しかし今全盛期のテレビゲームやトレーディングカードゲームにどっぷり浸かってしまうと他の遊びを知らないまま大人になってしまうため、昔からの遊びに触れるきっかけとしてはよいイベントであろう。
始まる前に全員校庭に集められ、係になっているママさん達や校長先生やPTA会長などの挨拶などが行なわれた。土曜日なのに駆り出されて大変である。あんまり休めていないのではないだろうか。
Rとタクは近所の友達やクラスメイトと、目に付く遊び道具に次から次へと飛び付いていった。

缶ポックリでカンポックラーとなるタク。
竹馬をやるRの写真を撮ろうとしてカメラを構えていたら

「写真なんか撮ってないで竹馬支えててよ!」
アタシが困ってたら助けて当然でしょう?転んだらどうすんのよ、みたいな女王的ブチ切れをされ、結構怖かった。
「甘えるな!こういうのは何度も転んで上手になるんだよ。自転車やスケートだってそうだろう?」
確かドラえもんで、のび太がケガだらけになって竹馬をマスターするシーンがあった。あの野比のび太ですら血と汗と涙を流したのに…と努力するよう問い聞かせたのだが
「やーだ。こわあい」
なんという弱い都会っ子。そういえば「昔遊び」とはいえ、何かが足りないと思ってたらザリガニ釣りとか雑木林探検とか、自然系の遊びがないんだな。都会っ子だからなあ…。
あと秘密基地作ったり河原でエロ本探索したり…やはりテレビゲームでは得られない楽しさがあるので昔遊びはよい…と勝手に結論付ける僕であった。
あ、でもやっぱり、お医者さんごっこが最高かも。
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■夢が子守り子守り
2011年01月22日(土)
←これだけでもいいので押してね。真夜中、布団に入ってウトウトしながら嫁と話す。
土曜日、嫁はとある用事で夜まで帰って来ないこと。娘・R(7才)の小学校でなんかのイベントがあり、Rと息子・タク(5才)が行きたがってるから連れてって欲しいとのこと。また、午後はRの水泳教室だから連れて行って欲しいとのこと。
徒然なるままに嫁の言うことを聞く。なんだかんだで結構忙しい日になりそうだ。そして夕方以降のことも話す。近所の商店街で恒例のナイトバザールというイベントがあること。そのイベントではウルトラマンとか仮面ライダーなどのヒーロー系被り物がやって来ることが多く、
「今回は○○○(マイナーだけど近所のイベントにはよく顔を出しているヒーロー)が来るんだって商店街のチラシに書いてあった」
「ふーん。タク、絶対行きたいって言うだろうなあ」
なんて話してたら
「ボクいきた〜い」
うおおおお!いつの間にかタクが起きていた!
「あーびっくりした!話聞いていたの?」
「うん。いまなんじ?」
「オヤジ」
と言うとコロンと寝てしまった。つまらなかったのだろうか。
「しかし夜までスケジュールがみっちりだね」
朝起きたら半分以上忘れてそうだなあ…と心配になりながらも寝てしまったら、翌日
「ほれこれ読んで行動して」
便箋1枚に朝ご飯を食べさせることからはじまり、夜に嫁が帰ってくるまでやることがびっちり書かれていた。学校行事や水泳教室の開始時間や、何時に洗濯物を取り込めとかおやつはこれを食べさせろとか。
更には水泳教室にはセブンティーンアイスの自販機があり、そのためタクが「買って」と言うかもしれないが、来週検定で受かったらご褒美にする予定なので絶対買わないように、とか、指示が超細かいんですけど。
ぼ…僕は嫁のための子守りロボットだったのか。僕は子守りロボットなんかじゃない!ボーリングもやっちゃうしゴーゴーだって踊れるさ。でもクリスマスパーティーには誰も来てくれない、みたいな。おのれオズマ。
「じゃ、よろしく、行ってきます!」
嫁は颯爽と出掛けて行ってしまった。
「おじちゃまはね〜…」
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■うまい棒が値下げされると、食べられなくなります。何故でしょう。
2011年01月19日(水)
←これだけでもいいので押してね。子供達が寝静まった夜に。
「あなた、R(7才の娘)にお金の数え方教えてやってくれない?」
と嫁が言う。
「算数が苦手だとは思ってたけどそこまでか」
嫁が言うには、今日買い物をしたところ、Rと息子・タク(5才)がお菓子を買って欲しいとおねだりをするので
「じゃあ自分のお小遣いで買いなさい」
と、自腹を切らせることにした。子供達はお年玉などで貯めたお小遣いを財布に入れて持っている。Rが選んだお菓子は73円で、財布の中には余裕で小銭がじゃらじゃら入っていたので、
「ほら、お財布から73円出しなさい」
としたところ、Rは何を出せば73円になるか分からず、ただシクシクと泣いて固まってしまったのだという。
「うーん。よくレジのおもちゃであそんでいたのになあ…」
Rが店員になって買い物ごっことかよくやっていたが、そういえば僕がおもちゃのお金をいくら出しても
「さんびゃくごじゅーえんおあずかりしまーす」
何故か一律350円になってしまっていた。硬貨が数えられないのだ。
「1年生になってそれじゃヤバイと思ってさあ…」
嫁は心配そうなツラで話す。あんまり買い物自体やらせたことがないのでしょうがないのではないか…と思ったが、タクはシクシク泣くRを横目に
「オレできるよ!」
と言わんばかりに颯爽と正しい金額の硬貨を出すことが出来るので、やっぱりちょっとRがアレのようだ。
「今度の休みの日に教えてやるよ」
ちょろっとぐぐってみたら

こんな感じの問題をすぐ作れるエクセルファイルを見つけたのでこれをたくさんプリントアウトしてやろうと思う。Rがうんうん唸りながら問題を解いてるそばで
「もうできたー!」
と得意がるタクの姿が今から目に浮かんでしまうけれど。それにしても嫁は何故教えないのだろうか。そんなヒマない、ということなのだろうか…と思ったが
「いや、私が教えるとイライラしてキーってなりそうだから。アナタ優しいから教えてあげて」
とのこと。元保母のくせにあるまじき発言。そんな短気でどーすんだ。もう更年期か?その点僕はいい加減だったが塾講師の経験があり、ただでさえ女の子には優しかったので、最愛の娘Rなら尚更ブチ切れることはないだろう。
僕の指導によりお金が数えられるようになるのだろうか。自分のことを語られているのも知らず、スヤスヤと眠る無邪気な寝顔を見ながらうまくいくことを願うばかりであった。
お金だけに、硬貨がありますように。なんつって。
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■Dr.トランプ
2011年01月18日(火)
←これだけでもいいので押してね。娘・R(7才)と息子・タク(5才)と僕の3人でトランプする。
「あのねー。ばばぬき、しちならべ、しんけーすいじゃくの順番でやるよー」
Rが仕切る。
「1ばんが5てん、2ばんが3てん、3ばんが1てんもらえるので、てんすうをきそいます」
Rがそのように言って得点表を作るのでそのようになり、ゲームスタート。まずはババ抜き。あっさり僕が勝つ。これは麻雀で言うところの配牌次第なので運だよなあ。
次に七並べ。特定の札を敢えて出さないとか一応戦略っぽいのはあるけどこれも配牌次第だよなあ。端っこばっかりで大負けしてしまった。
そして神経衰弱。これは記憶力勝負である。もう僕はRとタクに勝てない。子供達の記憶力と集中力はもの凄いが、僕はカードをめくって戻した瞬間にもう忘れている。
「ねえあなた、軽くアルツ入ってるんじゃないの?」
横から嫁がひどいことを言うが僕もそうじゃないかと思えてしまうのが情けない。ゲームは一回りしてまたババ抜きになった。
「ママがいないからまさにババ抜きだな。ヒャッハー!」
悔しさを紛らわすためにそんな風に言ってケラケラ笑っていたら
「じゃあ、でジジ抜きもやんなさいよ!」
嫁がムキになった。
「ジジ抜きってなんだっけ?」
「あなた知らないの?」
うーん。知ってたけど忘れてしまったよな。そもそもあんまりやったことないと思う。
「ふっ。そもそも僕はそんな幼稚なゲームはやらないのさ。やるとしたら高度な駆け引きのギャンブル、ポーカーとかブラックジャックとか、それか高度な戦術が必要なナポレオンとか」
とかなんとか言って嫁を鼻で笑ったらますますムキになって
「じゃあ最後の神経衰弱は私も参加するわ!」
なにが「じゃあ」なのか分からなかったが、3ローテぐらいして最後の神経衰弱は4人で闘うことになった。
「あなたはアルツだけど私はまだ子供達には負けない!」
嫁、本気を出して取りまくる取りまくる。大差を付けられてしまったタクが
「うわあああん!」
悔しくて大泣きしようがお構いなしであった。お、大人げねえ…。ただ、得点係のRがチマチマと付けていたスコアによると、総合優勝はタクであった。
「いえーい。たっくんいちばーん」
2位は僕とRが同点。ああ、7才児と同スペックになってしまった…。しかし七並べとか本当に久しぶりにやってしまった。こんなのよりもおっぱいをいっぱい並べて
乳並べとかしたいんだけど…。
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■愛に溺れるで溺愛ってか
2011年01月17日(月)
←これだけでもいいので押してね。僕と息子・タク(5才)でお風呂に入っていた。
娘・R(7才)も入って来るはずなのだが、なかなか来ない。
「どうしたんだろうね」
などとタクと話していたら、
「ぶわあああああ!」
あることで嫁に怒られていたようで、泣きながら入って来た。
「はいはい、風邪引くから早く入りなさい。やっちゃったことはしょうがないだろ」
わんわん泣くRを慰めるのだが一向に泣き止む気配がない。
「問題出そうか?」
お風呂ではいつもクイズを出して遊んでいるので今日もそうしようとしたら
「いま考えられない!」
と首を横にぶんぶん振る。泣きながら体を洗い、タクが出てしまった後でもまだシクシクと泣いている。いつまでも泣いてる時って、泣き止むタイミングを逃すよな…。
しくしく、しくしくと泣いて、だんだん静かになってきたなーと思ったら、なんかまぶたがくっつこうとしているー!
慌ててRを支えると、すすり泣く声がいつの間にか寝息に変わっておる。文字通りの泣き寝入り。あぶねー。あわや沈むところであった。
いつもはRがずっとお風呂で遊んでいることも多いので、
「先に出るー」
とRをひとりにして出てしまうことも多々ある。しかし今日はそうしないでよかった…。さすがに泣いてるRをひとり残して出るのは、あまりにも不安だったので…。
「R、溺れちゃうよ〜」
ということでRを起こして風呂を出た。寝落ちしたことで泣き止み、ようやくR復活。
「お風呂で寝るの気持ちよかったなー。また明日も寝ようかなー」
などとケロッとして言っており、
「絶対溺れるからやめなさい!」
と慌てて釘を刺しておいた。
まあ嫁入り姿よりは寝入り姿の方がいいけど…。
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■ゴメンナサイ アイシテマス
2011年01月16日(日)
←これだけでもいいので押してね。朝ご飯を食べている娘・R(7才)と息子・タク(5才)。
僕は朝は食べないので隣の部屋のパソコンの前でボーっとしていた。
「ねえパパ」
「あ?」
タクがおずおずとした感じで僕に声をかける。
「パパに『ごめんなさい』しなきゃいけないことがあるんだ」
「なんだ。なんか悪いことしたのか」
「うん」
「言ってみなさい」
「怒られるのが怖いからヤダ」
「なんだそりゃー!」
自己申告をして来たことは正直でよい。しかし肝心の内容が分からなければ何にもならないではないか。
「Rちゃんは知ってるのかな?」
口を閉ざすタクからRに狙いを変えてみると
「し、しらない」
知ってるけど言わない、と顔に書いてあった。弟をかばっているのでありカワイイ。
「いいから言ってみな」
「こわい…」
何回かこのような問答を繰り返して、
「今言わないで、後になってバレたほうがすごい怒られるんだぞ」
などと言い聞かせると
「じゃあ言う…」
ようやく口を開く気になったようだ。
「よし、言ってみろ」
タクの口から出た、衝撃の『ごめんなさいしなきゃならないこと』とは…
「ごはん食べてる時に『うんち』って言っちゃった」
であった。そ、そんなことで…。いや、日頃僕が注意していることなので、それに気付き反省している点は評価したい。
「うん。ご飯食べてる時は、汚い話はするなっていつも言ってるよね」
「ごめんなさい」
はあ。なんかモノぶっこわしたとかじゃなくて良かった。おちゃらけに見えるタクも、一応良心の呵責があるんだな…と感心してしまった。いやいや、本当にいい子なのは普段からいい子で弟思いのRなので、そこは忘れないようにしておきたい。
反省だけならサルでも出来る。
とりあえずタクでも出来ることが証明された。
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■アイワナビーユアドッグ
2011年01月15日(土)
←これだけでもいいので押してね。子供達が寝る前に絵本を読むのである。あと10年もすればエロ本になるんだろうな。
いや、今の時代はエロネタはデータONLYという手段も選べるので見つかるリスクが少なくていいなあ。ていうかそんなことどうでもいい。
子供達が寝る前に絵本を読むんである。
「これがいい」
娘・R(7才)が持って来たのは忠犬ハチ公をフューチャーした絵本であった。絵本を開いて語り部に徹する僕。子犬のハチがカワイイ。ふんばる前足が「八」の字に見えたところからハチと名付けられたのだという。へー知らなかった。M字開脚していたらエム公と名付けられていたのだな。マゾの貴族みたいな名前にならなくてよかった。
絵本を読み進めていくうちに、タクは
「まだ読み終わらないの〜?ねむ〜い」
最早撃沈寸前らしく、もう布団に転がってふにゃふにゃしている。この子こそ子犬みたいな奴である。
物語を読み終えるとタクは速攻で寝息を立てていた。本当に寝付きがよい。一方でRは
「眠れない〜」
と布団の中で僕をじいっと見上げる。普通一緒に寝ているのが若い女の子がそんな素振りを見せるのは、「眠れない」イコール「ファックミーオールナイトロング」ということなのだが、Rの場合は要するに
「もっとお話聞かせて〜」
ということなのである。
「ダメダメ。寝るのがどんどん遅くなっちゃうよ」
早寝早起きが大切なのです、と教え聞かせたが
「やだー。お話聞かせてー」
寝る直前のRは本当にワガママである。しかしRにワガママを言われるのがたまらなく愛しい僕は、結局また昔話の語り部をしてしまうのであった。ワガママは娘の罪。それを許しちゃうのは親父の罪。僕はRの忠犬。かったるいなあと思いつつ、おねだりするRの可愛さに負けてしまう。
語り部、かったりーべ、イッヒリーベなんである。
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■苦笑問題
2011年01月14日(金)
←これだけでもいいので押してね。子供達と入るお風呂。
「もんだいだして〜」
お風呂では娘・R(7才)がクイズを出せ、と必ずおねだりをする。いつからかこのような習慣になってしまったのだろう。お風呂で一番苦労すること。それは問題を考えることになってしまった。
「じゃあ問題を出すから、分かった人は手を挙げて、それからパパの耳元で小さな声で答えてね」
息子・タク(5才)も一緒に聞いているので、どっちかがすぐ答えてしまうともうどっちかが不満をブーブー垂れるので挙手制&答える時はもう片方に聞こえないように、というルールを制定した。
「じゃあ問題です。ねずみが水を飲んでいる国はどこでしょう?」
「はいはいはいはい!」
「はい、タク。Rに聞こえないようにこしょこしょ話でね」
「ちゅうゴク」
「正解!」
…こんなやりとりを何度も繰り返さなければならぬ。問題のストックはとっくに底が付いて、インターネッツのクイズサイトからネタをパクってたりしたけれども、そのサイトも
「その問題知ってる〜」
タクがよく図書館で借りてくる本がパクリ元らしく、なかなか問題のネタを集めるのが大変である。しかもRとタクに優し過ぎず、難し過ぎずのさじ加減も必要だ。何せ簡単だとあっという間に答えられてしまい
「簡単だったからもう1回」
と要求されてしまう。だからと言って
「ウルトラマン第1話に登場する怪獣の名前は?」
とか難し過ぎる問題を出しても暴動が起きる。しかも
「答えられなかったからもう1回」
結局どちらに転んでもひたすら問題を要求されるのであるが…。
「パパー。問題出して〜」
「もうネタ切れです」
「やだ!問題!」
問題です。子供達がワガママなのが問題です。
ま、お風呂と言えばクイズ、というのは僕が子供の頃からそういう傾向であったことは否定できない。
入浴に行きたいかあ〜!なーんちゃって!
なーんちゃって…。
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■幼児連続逆ナン
2011年01月13日(木)
←これだけでもいいので押してね。まだ「としまえん」の日記が続いたりして…。
午前中から昼飯をはさんでスケートをやり、それからアトラクションで遊ぶ娘・R(7才)と息子・タク(5才)。
一旦は僕とR、嫁とタクに別れてそれぞれ乗りたいもので遊んでいたが、最後は合流して「ジャングルハウス」という屋内アスレチックで締めることにした。Rもタクもここで遊ぶのが大好きなんである。もう入口に入る前から興奮状態で
「おら!コート脱いでから行け!」
と言うと僕にコートを投げつけて、ゴキブリのような素早さでアスレチックの上の方によじ登って行ってしまった。あれだけスケートで走りまくって疲れているはずなのにまだこんなに元気が残っていたか…と僕は室内の隅っこの壁際に寝転がった。
ここは室内なので暖かいし、子供達がどっかに行く危険もないし、床がカーペットで柔らかいし、やることがないオヤジがよく寝ている。なので僕もそれに倣ったのである。すぐさま眠気が襲って来てウトウトし始め、眠りの世界に落ちるかと思ったその時、
「なにしてるの?」
急に可愛い声で起こされた。目を開けると3才くらいの可愛い女の子が僕をまじまじと見つめている。
「おじさんはね〜。眠くなっちゃったから寝てるんだよ」
「遊ばないの?」
「大人はココで遊べないよ」
なんかもう好奇心のかたまりみたいな子で目がキラキラ輝いている。ここで「一緒に遊ぼう」なんて言ってしまうと、親に見つかって
「ひとさらいー!」
幼女誘拐の現行犯でタイーホされたりするのかなーとか思って警戒してしまったり。幸い女の子はちょこちょことまた遊具の方へ歩いて行ったので再びまぶたがくっつこうとしていた。すると
「ぼく、ゆうくん、あなたは誰のお父さん?」
また好奇心のカタマリが来たー。今度はタクと同じくらいの男の子であった。
「君はゆうくんって名前なのか。おじさんはRちゃんとたっくんという子のお父さんなんだよ」
「ふーん。どこにいるの?」
「今上の方に行ってると思うんだけど…この子達だよ」
僕はRとタクのコートに付いている年間パスを見せてやった。顔写真付きなのである。ゆうくんがそれを眺めていると
「ぎゃははははは!パパー!」
ちょうどいいところにRとタクがドタバタと駆け込んできた。
「あの子達だよ」
と教えてやると
「僕ゆうくん。いっしょにあそぼ」
「いいよー!」
三人はまた上の方に登って行ってしまった。2秒で友達になれるなんて、子供っていいなあ。さ、今度こそ寝よう…と横になると
「またおねんねしてるの?」
最初の好奇心ガールがきたー。なんでこんなに声をかけられるのだろう。そんなに寝ているオヤジが珍しいか?
そんなわけで結局眠ることも出来ず、閉園の時間となり、ゆうくんと別れてジャングルハウスを出た。今日ここで行われた成人式に集まった新成人達がまだ結構残っている。中にはカップルでベタベタし、既に新性人に変化している者も見受けられた。
まったくこんな人目の付くところでベタベタベタベタと…。若気が至ってるねえ。とっととラブホでも行けよっ。彼らを掻き分けて帰ろうとすると
「ナンダオラー!」
「ふざけんなコラー!」
なんとケンカがおっ始まっており最早若気が至り過ぎ。まだ齢ヒトケタの、未来の成人達も見ているのだからちゃんとした成人になって欲しいものである。
ぼくはおっぱい星人になってしまったので最早ダメである。
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■お父さんはマーライオン
2011年01月12日(水)
←これだけでもいいので押してね。昨日の日記の続き。
としまえんでスケートをしまくった娘・R(7才)と息子・タク(5才)は、まだ遊び足りなかった。
「のりもの乗りたい〜」
スケートはもういいが、アトラクションで遊びたいというふたり。まず嫁とタクはとっととジェットコースターに行ってしまったので、残された僕は、これまで子供達の身長が足りないせいで乗れなかったものをチャレンジしてみようかと考えた。Rとタクはほとんど身長が同じで、最近身長制限110センチを突破した。これにより「110センチ以上利用可」の制限があるアトラクションが乗れるはず。
その内のひとつ、スケートリンクのすぐそばにあった、クイズタイムショックの罰ゲームみたいに座席がぐわんぐわん回転&上下している乗り物を指して(例えが古いなあ)
「アレ乗ってみるかい?」
「うん!」
Rはやる気満々だった。待っている間改めて近くで眺めてみると、けっこう激しい動きである。
「R、大丈夫?怖くない?」
ちょっと思い直して一応確認したら
「だいじょぶ!」
というとこなのでレッツライドオン。
「身長チェックさせてもらいまーす」
係員がRを身長計の前に立たせる。Rの背は110センチのシルシとほとんど同じであったが
「はい、オッケーです」
おお、無事パスできた。

座席に座ってワクワクしながら待つR。やがてスタートし、ぐわんぐわん回りだす。
「ギャハハハハ!たかーい!はやーい!たのしーい!」
Rは怖がることなく大喜び。しかし問題は僕自身であった。う…この動き苦手かも…、と吐き気が…。僕、コーヒーカップとか回転系は苦手なんである。
幸いなことにこのアトラクションはほんの2分ほどで終わり、
「た、楽しかったね…」
ひとまず娘の前で吐かずに済んだことを喜んだ。ところがRは許してくれなかった。
「もう1回乗りたい!」
「えー!」
ということで2回連続で乗ってしまった。Rはご満悦であったが、僕、もう目をつぶっていた。多分藤木君並みに顔色と唇の色が悪かったと思う。ここで吐いたら螺旋ゲロになるのかな…とかバカなことを考えつつ、Rと周りのほかのお客のトラウマにならないように必死でこらえた。
ようやく2回目が終わり、地に足を付けられる喜びを味わうのも束の間、
「Rちゃん、ちょっと待っててね。トイレ行って来るから…」
真冬なのに額に脂汗を掻きながらトイレに駆け込んだ。む。誰か中にいるな…と気配を感じた途端、トイレには紋付袴の絵に描いたようなヤンキー新成人がいてどびっくり。この日、成人式の式典のため、としまえん内には新成人がわんさかいたんである。新春お笑い番組の司会みたいなイデタチにただでさえ笑いがこみ上げてくるのに、彼は個室に入ってから誰に向かってなのか知らないが、
「アイアムジャパニーズヤンキー!」
とか叫んでいてもうダメである。僕は吐くどころか笑いが噴き出してゲラゲラ笑ってしまった。笑ってから慌ててトイレを後にした。
「何笑ってんだオラー」
とか絡まれたらおしっこちびっちゃうし。単独じゃ敵わないのでお巡りさんとか呼ぶしかないし。
Rは110センチ。僕は110番ってシャレにならんもんなあ。
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■走る、滑る、見事に、転ぶ
2011年01月11日(火)
←これだけでもいいので押してね。娘・R(7才)と息子・タク(5才)がスケートしたいというのでとしまえんのスケートリンクに行くことにした。
としまえんの入口にはスーツや紋付袴、振り袖の若者がわんさかおり、
「あ、そうか。ココ成人式やるんだっけ」
今日成人の日だったことをすっかり忘れていた。入口には更にノボリを掲げチラシを配りながら新成人を迎える○○党員もわんさかおりカオス。選挙権もらいたての新票田根こそぎゲットだぜ、みたいな。商魂逞しい。

さて、スケート場ではデーブ・スペクターの広告がお出迎え。

貼りすぎ。デーブ・スペクタクル。
Rとタクは
「じぶんですべる!」
と僕や嫁の手を借りないでチャカチャカと進んで行く。何回転ぼうがすぐ立ち上がり、黙々と滑る。去年よりかなり上手になった。僕はRとタクの後ろで見ているだけ。ずいぶん手がかからなくなったものである。

余裕のR。

懸命なタク。
去年なんか1回コケるたびに泣いてたのになあ…と感心していたら
「さっきオヤジにぶつかられて転んだああああ」
と嫁がわめいていた。子供は転んでも泣き言ひとつ言わないのにお前はっ。
食事や休憩を挟みつつ、黙々と滑り続けたRとタク。4時間ほど滑ってさすがに疲れたようで「もういい」ということでお開きにすることにした。
スケートをする一方、タクは昨日の日記に書いた児童図書「かいけつゾロリ」の影響で、
「氷がつめたくてこおりごおりだ」
などとずーっとダジャレを言っていて、スケート以外でも滑りまくり。
デーブの代わりにウチの子を広告につかって下さい。
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■パラライズ銀河
2011年01月10日(月)
←これだけでもいいので押してね。真夜中がミッドナイト。
子供達が寝静まった深夜に嫁が正座して新聞を読んでいた。昼間なかなか読める時間がないのだろうが、子供の頃つのだじろうの恐怖マンガにどっぷりはまった僕としては、そんな遅い時間に新聞を読んでいると、「恐怖新聞(※)」が来たんじゃないか…と連想してしまい、わりとトラウマである。

※恐怖新聞
悪霊(ポルターガイスト)が真夜中に配達する新聞。未来のことが書いてあったりするが読む度に寿命が100日縮む。
それはそれとしてまだゴハンを食べていなかった僕はお腹が空いたので
「ゴハン作って〜」
と嫁におねだりした。
「はいよ」
と嫁は答えたので待った。待った。待った。でもまだまだゴハンは出来ません。ていうか嫁が新聞を読んだまま腰を上げません。
「ゴハンまだか!」
腹減った、飯食わせ〜♪と抗議すると
「あ、足が痺れて…」
4コママンガみたいな奴だなあ。僕は足が痺れて動けなくなっても嫁に言わないことにしている。何故ならば、僕が嫁に「足が痺れて…」と言うと、嫁は必ずものっすごい嬉しそうな顔で足をつっつきまくるんである。
あれほどの屈辱を味わったことはそうない。あれをやられるとはらわたが煮えくりかえるが、やられている間は悶絶しながらも抵抗する術がない。卑怯の極みである。だからこの時こそ逆襲のチャンスであったが
「君はこういう時、必ず僕の足を突っついたね。でも僕はしないよ。僕は君と違って大人だからね」
大人だからチンコでしか突かないのさ、と余裕のスマイルで嫁を暖かく見守った。で、ゴハンが出来るまで気長に待っていると
「おらあああ!」
いきなり後ろから嫁のケリが飛んできた。
「なにすんだよう」
「足の痺れが取れましたって伝えたかったの」
「言えばいいだろ!」
嫁の痺れは取れたが、僕の痺れが切れたというお話でしたとさ。
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■だじゃれ泥棒
2011年01月09日(日)
←これだけでもいいので押してね。「パパ、コレ見た?」
息子・タク(5才)が壁に貼り付けられた紙を指差した。
「いや、見てないけど」
娘・R(7才)とタクは競うようにチラシの裏に書いた落書きをベタベタと壁に貼り付けるんである。たくさん貼られているのでひとつ増えたところでいちいち気付いたりしなくなってしまった。
何が書いてあるかというと、似顔絵だったり歌の歌詞だったり色々である。今タクが「見れ」と得意気に僕に見せようとしているものには何が書かれているか…と見てみたら、たどたどしい字で書かれている文章が。けっこう読むのに苦労する。
まず一番上に見出しっぽいのが書かれていて、読むと「ダジャレ」
「えええー、ダジャレ?」
「そうだよ!」
読み進めていくと
�,任鵑�は、のうでんき(能天気)につかわないこと
�▲┘海砲�をつかうことはとってもエーコとよ
というダジャレネタが書いてあって脱力気分。これらダジャレは勿論タクが考えたわけではなく、元ネタがある。
「またゾロリのネタか?」
「うん、そうだよ!」
ゾロリというのは、タクがよく図書館で借りてくる「かいけつゾロリ」という児童図書であり、シリーズもので何十冊も続いている。僕らの世代のズッコケ三人組シリーズみたいなものだろうか。
僕も1冊だけちょろっと見せてもらったが、挿絵がたくさんあり、マンガまである。その中にダジャレネタがたくさん突っ込まれているのである。で、肝心のストーリーはというと、僕が読んだ時のものは、地球に向かってくる隕石を、屁の力で方向転換させよう、という話。
なーんだ。ダジャレと下ネタのオンパレードか。どっかのブログみたいだ、と思ったものである。
とにかくこの「かいけつゾロリ」のせいでタクがダジャレ好きになってしまい、
「氷で冷たい思いをするのはこおりごおりだ」
などとしょっちゅうネタを口走るようになってしまった。ただでさえ顔が僕そっくりなのに、いくら親子でもそこまで似なくてもいいと思う。
「かいけつゾロリ」のサイト←サイトがあったので紹介。
一方娘・R(7才)もゾロリ好きなのかと聞いたらそうでもなく、
「ゾロリは絵が汚いからあんまり好きじゃないの」
と、なまいきシャルロットなことを言う。で、Rはどんな児童図書が好きなのかというと、
「えっとねー、『あんびるやすこ』さんの本は、絵がキレイだから好きなの」
そういえばRはこの人の本をよく借りてきている。
あんびるやすこさんのサイト←こちらも紹介。
なるほどRの言う通りキレイだし女の子っぽくて良い。確かにRがゾロリのように
「みんなのオナラで隕石をよけるんだー!」
みたいな話を読んでるとちょっと不安になる。こちらの本を読んでる分には充分安心だ。
男の子は別にいいんである。僕も下ネタとエロは小さい頃からコロコロコミックで思う存分洗礼を受けた。ちんこうんこエロのネタを詰め込んだ「ロボッ太くん」や、下ネタとダジャレ満載の「おぼっちゃまくん」。無意味に裸が出てくる「おじゃまユーレイ君」、などなど。男はちんこうんこまんこの「三大こ」が大好きな生き物なのだ。特に最後のは死ぬまで。僕が良い例だろう。
これを「三この例」といいます。なんつって。
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■最終電車は最臭電車
2011年01月08日(土)
←これだけでもいいので押してね。仕事がなかなか終わらず終電で帰る夜。
乗ってみると席が1シート分まるまる空いている。正月明けの終電なんてこんなものなのかしらん、ラッキーと思って座ろうとしたら
「うわああああああ!」
思わず声を上げてしまった。床が…床が…。おっと、ストレートに書くと食事中の人に迷惑かもしれないので遠回しな表現にしよう。
電車の車内の床に、「しもつかれ」のようなものがぶちまけられていたのだ。「しもつかれ」とは、見た目も味も皆さんが想像しているであろう、それに似ている栃木の郷土料理である。

こんな感じである…って、ストレートに書くよりタチが悪いなコレ。学校の給食にも出るがほぼ100%残されてしまうという最強フードである。しかし不思議なモノで大人になると食べたくなるんだよなあ、これが。
電車内に話を戻す。その床の惨状に気付いた時は既に遅し。おのれ、踏んでしまったではないか。えんがちょになってしまったではないか。周りの人も教えてくれればいいのにさー。東京砂漠だよなー…って、駅に着く度に次から次へと人が乗ってくるんだから、いちいち、
「あ、そこゲロですよ」
とか言うのもウザイよな。あ、とうとうゲロって書いちゃった。そんなわけで電車から降りた後はトイレの水で洗ってから家に帰った。何が悲しくて午前1時に駅のトイレの洗面台で靴の裏をジャブジャブ…。妖怪靴洗いである。
家に帰るとそんな亭主の苦労にダメ押しをするかのように
「あなた家賃まだ払ってないでしょ!」
と言葉をたたみかける。
「あ、忘れてた…」
年末年始は栃木。戻って来てからは激務ですっかり忘れてしまっていた。
「しかしよく分かったね?」
不思議に思って嫁に聞いてみると
「大家がね…」
と。大家さんはすぐ近くに住んでいる爺さんなのでしょっちゅう会うのだ。
「そうか。大家に言われたか?」
「いや、言われてないけど、なんか今日、物欲しそうな目してたから」
店子の主婦を物欲しそうに見詰める大家。エロス。ていうか顔にまで出てるのに言えない奥ゆかしさよ。いい人だなあ。
インターネッツの銀行から振込完了。よしこれでおっけー。
「家賃入れたからちんちん入れさせろ!」
「ふざけんな!」
嫁は抱き付く僕を振り払い、とっとと寝てしまった。
ゲロじゃなくても愚痴のひとつでも吐きたくなりますわ。
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■栃木のことも夢のまた夢
2011年01月07日(金)
←これだけでもいいので押してね。ぬーん。お正月が明けてからいきなり忙しい四半期決算。
子供達と共に遊び、共に寝ていた(毎日10時間ぐらい)栃木の正月が既に懐かしい。

栃木の思い出そのいち。
奥さんを乗せたリアカーをチャリで牽引し、堂々と車道を走る老夫婦。そのため前に行けない母の車。母によると地元の名物夫婦で、こうして何十年も廃品回収をしているらしい。
「え、何十年ってことは僕が栃木いた時もいた?」
「うん、いたよ」
ほんとかよ。初めて見たし。

栃木の思い出そのに。
ペコちゃんと舌の長さを競う娘・R(7才)。不二家のレストランに入ったのなんて20年ぶりぐらいだなあ。そんなことを考えながら寝る深夜。横にはRが寝ていて時々僕を蹴っ飛ばす。早く朝になって起きて欲しい。何故ならば、1月3日からRだけ栃木の実家にお泊まりして以来、ようやく帰って来たのだ。帰って来たのがまだ寝顔しか見ていない。
だから早く朝になって欲しかった。朝になれば一緒に起きることが出来るのだ。で、ようやく朝になった。目が覚めるとRの目と向かい合っていた。殆ど同じ時間に起きたようだ。
「R!おかえり!」
「パパ!」
久しぶりにがしっと抱き合う。ああ、僕らにはやっぱり強い絆があるのだ。そして程なくして息子・タク(5才)もモゾモゾと起き始めた。
「タク。お前もパパと抱き合おう」
「ちがうよ。朝起きたらトイレ行くんだよ」
うーん。変なところでお利口さん。
娘抱擁息子放尿ってか。
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■後は野となれ親離れ
2011年01月06日(木)
←これだけでもいいので押してね。1月3日から今日すなわち5日にかけて娘・R(7才)がいなかった。
栃木の実家にひとり泊まっていたのである。寂しいったりゃありゃしない。一応栃木の母が
「今日はどこどこに来てまーす」
みたいなメールで画像を送ってくれたりするが、当然そんなのでは物足りないので3日にも4日にも電話をかけてしまった。しかしいずれもテレビに夢中だったり大好きなカレーを食べている時だったりでタイミングが悪く、話をしていても
「R、聞いてる?」
「…」
「ちょっと、Rさん」
「え?」
みたいな感じでうわの空であった。それともタイミング関係なく、あまりにも向こうの居心地がいいので
「ったくオヤジの電話うぜーな」
と煙たがれているのだろうか…。なんだか親元から離れる体験をする度にガンガン親離れしているような気がする。成長している証なので喜ぶべきなのだろうが、パピィとても寂しい。
で、今日ようやく帰って来た。夕方、母が栃木からRを送り届けてくれたのだ。僕は仕事中であったがメールで知らせてくれたのでお礼の返事をしておいた。
でも僕の帰りは深夜。Rは当然寝ている。ていうか家族全員寝ている。寝顔だけは久しぶりに見ることが出来たが、やっぱりそれだけだと寂しいよう…とひとり悶々とする丑三つ時なう。
しかし母とのメールのやりとりの中でイラッと来るのはデコメで送ってくることである。昔から男は黙ってテキスト形式メール、HTMLメールなぞ言語道断、という考えでいる僕からしたら、無駄にアニメGIFとかがメール内に埋め込まれているデコメなぞウザイことこの上なし。若い女の子からのメールだったらまあ許せるけども…。

例えばこんなのとか…。貼ってみるとあら不思議。一気に一昔前のだっさい個人ホームページの雰囲気が漂ってくる。バナーはこれを使ってね、みたいな。
どうでもいいがこの「バイバイバイヨン」というのは、母が大好きな氷川きよしの歌のサビの部分の歌詞。
「それじゃあバイバイ」
というメール本文の後にコレが貼られてるんである。ね、ウザイでしょう?
母さん、デコメよりお米送って下さい。
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■愛が泊まらない
2011年01月05日(水)
←これだけでもいいので押してね。正月休みが終わるので栃木の実家から東京に帰る。
但し娘・R(7才)だけはもう2泊することになっていた。これは
「もうちょっといてくれよー」
と言うさびしんぼうのの母と
「もうひとりでお泊まり出来るもん!」
と自立心が芽生え始めたお年頃のRのためである。僕としてはRと離れるのが寂しい。覚悟はしていたが、親は子離れ出来てないのに子供はあっさり親離れしていくんだなあ。
「パパ寂しいから泊まらないで欲しいな〜」
などという、成長する子供の足を引っ張るようなことは口が裂けても言えないので
「Rちゃんはパパがいなくて寂しくないかい?」
と遠回しに聞いてみたら
「さびしくないよ」
なんだ。この。失恋した時よりも重い悲しみは。Rは前にも1度ひとりでお泊まりしたことがあるので心配はないだろう。問題は息子・タク(5才)である。
タクもRを真似して「ボクも泊まる!」と意気込んでいるのである。しかし実際泊まれるかどうかは
「多分無理」
僕と嫁はそう読んでいた。何しろまだママベッタリの甘えん坊。実際に僕らが帰る時に
「たっくん、じゃあね」
なんて別れる時になったら
「やっぱりお泊まりやめるー!」
と号泣するに決まっている。なので
「じゃあたっくんもRちゃんと一緒にお泊まりねー」
取り敢えず話だけ合わせておいた。案の定、夜になりお風呂に入っていると急にシクシク泣き出し
「やっぱり寂しいから泊まらない…」
と涙ながらに訴えていた。タクなりに1日中「泊まれるかどうか」考えていたんだろうなあ。きっと夜になり眠くなったのでテンションが下がりナーバスになっていると思われる。
「よしよし、パパとママと一緒に帰ろうな」
その晩はそうタクを慰めたが、一晩寝て起きた朝には
「やっぱり泊まる〜♪」
また調子こいて撤回宣言。
「そうかー。やっぱり泊まるかー」
と返事しながらも
「どうせ帰る直前になったらまた言うこと変わるよ」
と嫁とヒソヒソ話しながら帰り仕度を始めた。当然タクの荷物も詰め込む。で、栃木最後の日は公園で遊び、その後ファミレスで昼飯。もさもさと食べていたタクが
「…もうこれで帰っちゃうの?」
ポツリと呟いた。そらきたきたきた。
「そうだよー。もうお別れだよー」
ニヤニヤしながら答える僕と嫁。
「…やっぱりたっくんも帰る」
やっぱりな!
「そうかー。じゃあ一緒に電車乗ろう」
というわけでタクの親から離れてのお泊まりはまだまだ先のこととなった。駅まで母とRが見送ってくれたが
「Rちゃーん!Rちゃーん!」
電車に乗る直前でタクは感極まって号泣。やっぱりまだまだ甘えん坊である。
そして僕も泣きそうになってしまった。Rぅぅぅぅ…。
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■機種ヘンドリックス
2011年01月04日(火)
←これだけでもいいので押してね。栃木の実家にて弟と話していた嫁。
弟が携帯をいじっているのを見て
「ソレ新しいやつ?」
「そう」
「私のは古いから…もう5年は使ってるし」
そんな会話の流れになっていたら、
「じゃあ僕の前機種あげるよ」
ということで弟から携帯のお下がりをもらってしまった嫁。お下がりと言っても今年の夏発売された機種だし、殆ど使っておらず新品同様である。
「なんですぐ買い換えちゃったの?もったいないよコレ」
と聞いてみたら
「それwi-fiついてないんだよね。買った後でどうしてもwi-fi使いたくなったんでつい買い換えちゃった」
とのことでさすが独身貴族だぜ。そんなわけで弟に感謝しつつタナボタで新しい携帯になった嫁。
「ワンセグが見れるー!すげー!」
などと若干時代遅れな感動をしていた。
で、次の日。娘・R(7才)と息子・タク(5才)を公園に連れて行って遊ばせている時、広い公園なので嫁がどこにいるか分からなくなってしまった。それでどこにいるのか電話をかけてみたら
「あああああ!」
嫁絶叫。すわ。何か異常事態発生か…と驚き
「どうしたんだ!」
と尋ねてみたら
「新しい携帯の着信第1号があなたになってしまった!どうしてくれる!」
そ、そんなことで…。
「ふざけんな!夫が第1号で何が悪い!」
「キムタクが第1号になってもらいたかった!」
「じゃあ予めキムタクに電話番号教えとけ!」
どうしていい年こいていつまでもドリーミンな嫁なのだろう。その後も
「アナタの携帯、カメラ何万画素?うわ。私の方が100万画素多いー」
などと自慢してむかつくんですけど。
年が明けてからワンセグどころかワンハグもしておりません。
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■たらちねの 母の算盤 肉襦袢
2011年01月03日(月)
←応援クリックよろしく息子・タク(5才)が栃木の実家ではまっているのが、何故か部屋の隅に転がっていた昔懐かしのルービックキューブである。
小学生の頃大流行して、6面の色を揃える虎の巻なんか出ていたりしてカチャカチャやっていたものだが、そのやり方なんてとっくに忘れてしまったなあ。
タクも6面など到底無理だが、1面だけならほんの数分で揃えられるようになってしまった。この子は天才だ!(親馬鹿)。母にそのさまを見せびらかし
「おばあちゃんできるぅ〜?」
「いやーおばあちゃんわかんね」
「たっくんできるもーん」
などと母に自慢こいているので結構やなやつである。しかし母は算盤が得意。
「お母さんは算盤を習ってたから計算が得意なのよ。計算を始めるとね、頭の中に算盤の珠が浮かんで来るのよね」
子供の頃から何度となくそう聞かされてきた。まだ現役で使っている年季の入った母の算盤も実家にあり、
「これなあに〜?」
これには娘・R(7才)が興味を示した。Rは計算が多少苦手で、通信簿では小学1年生にして既に
「もっとがんばりましょう」
的なヤバげなコメントをされてしまっている。算盤でも習わせたほうがいいのかしらんとか思っていたので
「おばあちゃんが教えてあげるよ」
母がクチャーを始めようとするのを見て、これはありがたいことだと思った。
「母さん、教えてやってくれよ」
とお願いすると母は得意気に算盤を持ち上げてジャラジャラと鳴らし
「Rちゃん、じゃあ始めるから見ててね。あなたのお名前なんてぇの♪」
「孫にトニー谷仕込むんじゃねえ!R!見ちゃいけません!」
「え。お前はトニー谷知ってるのかい?」
「それ僕にもやってただろ…」
算盤と一緒に腹も揺れるんだからやめてけれ。母に教育的な要素を求めること自体が間違いであった。そんな算盤なんか産婦人科にあげてしまえ!
安産(暗算)が得意になるでしょう。なんつって。
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■あけおめ こけよろ
2011年01月02日(日)
←応援クリックよろしく元旦。あけおめこ とよろ みたいな。
栃木の実家で過ごすお正月。初詣に行ったら坊さんがふたり並んで立っていたので
「うおおお!あれが和尚がツーだ!」
と興奮したり。写真撮っておけばよかった…。しかし佐野厄除け大師のお膝元、佐野市街を通り過ぎた時はスゴイ。初詣に来る車が多過ぎて、市内渋滞しまくり千代子である。何年か前に行った時は僕らの目の前で参拝客の車同士がゴッツンコしていたし、厄除け大師に来て厄貰ってどうすんだっていう。
さて、お寺に寄った帰りは子供達を遊ばせるため「みかも山」という山に寄った。ここは山の中腹に「わんぱく広場」という子供用の公園があり、娘・R(7才)と息子・タク(5才)が好きな遊び場である。
15分ほど山道を登って行く。ルートはふたつある。坂は緩やかで舗装もちゃんとされているがぐるぐる遠回りな道と、ほぼまっすぐだがゴツゴツとした山肌が出た急坂と階段の道。
「どっちの道を行くかい?」
とりあえず聞いてみると
「急な階段がいい!」
道なき道を突っ走るのが好きなタク。
「うーん、平らな道の方がよくない?」
「やだ!」
というわけで短いが急な道をチョイス。
「転ぶから気をつけろよ!」
初めの内こそ慎重に歩いていたが、その内調子こいて
「僕が一番歩くの早い〜」
などと足取り軽く段差を飛び越えたりしていたので、この時僕も嫁も気をつけておくべきであった。しかし僕は、おっとり屋のRの方が心配なのでRの手を取り、Rの足取りを見ながら歩いており、タクは随分前の方に行ってしまったんだろうか…と視線をタクの方に移した途端、タクがずべっとすっ転んだ姿が。
「ぶわあああああ」
と泣き叫ぶタク。
「なにやってんのおおおおお!」
そばにいた嫁がタク以上のシャウトをかます。
「大丈夫か!」
駆けつけてみると顔から豪快にこけたようである。その割には幸いあまり強く打っていないようで、目の周りに少々の擦り傷と打った後が。まるでマンガのような目の周りの丸いアザが出来上がっていた。
「ま、そんぐらいなら大丈夫だよ。明日腫れるかもしんないけど。冬休みでよかったな」
と胸を撫で下ろした。僕も骨折2回やってるし、男の子なんてそんなもんであると思う。しかし嫁は僕と違い怒りが爆発したようで
「だから飛んだり跳ねたりするなって言ったでしょ!」
「ぶつかったところが目とか頭だったらひどいことになってたのよ!」
「だからパパが言ってた道にしたほうがよかったのよ!」
山の中にまさに山の神出現、といった感じでタクにまくしたてる。
「ぶわああああああ!」
タクもケガの痛みより大好きな嫁に思いっきり怒られたことが大ショックですっかりショボーンとしてしまい、心の支えであるハンドタオルをふんふん嗅ぎながら心の平静を保とうとするタクが顔のアザと相まって痛々しい。
お年玉貰った後に自分が落としタクになってしまった、というお話でしたとさ。
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■栃木石焼きラーメン
2011年01月01日(土)
←応援クリックよろしく嫁と子供達と共に栃木に帰郷。
「おばあちゃんにお手紙書くの」
お手紙魔の娘・R(7才)がせこせこと便箋に手紙をしたためていた。
「じゃ、たっくんも」
息子・タク(5才)もRのマネをして、ふたりとも何か一生懸命書いていたが中身までは確認していなかった。今考えるとちゃんと検閲しておけばよかったのである。
実家に着いて早速栃木の母に手紙を見せると、漬物石のようにどっしりとした母が軽く吹っ飛びそうになっていたので覗いてみると
「おばあちゃんへ
たまに なんかくれて ありがとう」
僕も吹っ飛びそうになった。こんなぞんざいなお礼の手紙見たことない!
「たまにじゃないでしょう!今君らが着てるのだっておばあちゃんがくれた服でしょう!」
「ぎゃははははは!」
いくら言い聞かせても馬の耳に般若心経。
さて、栃木には佐野ラーメン、レモン牛乳、ジャガイモ入り焼きそば等、多少のご当地グルメがあり、今回はいつだったかテレビで見た「石焼ラーメン」を食べてみたかった!栃木に帰るたびによく看板を見かけていたが、キワモノだと思ってスルーしていた。ところが結構うまくて流行っているのだという。
そんなことを母に話してみると、なんと弟が行ったことがあるのだという。
「石焼ラーメン食べたことあんの?」
と弟に聞いてみたら
「石焼ラーメンの店に入ったが石焼ラーメンは食ってない」
「えー。じゃあ何食ったの」
「冷やし中華」
弟はアレだな。風俗の店行ってもエッチなことしないで話だけして帰るタイプなんじゃないかな。
「割引券あるから行っておいて」
ありがたいことに母から1杯100円の割引券をもらい、弟の車に乗せてもらってレッツラゴー。

これが石焼ラーメン。石焼の鍋に麺と具が入っており、スープは別の容器になっている。で、店員が客の前でスープを石鍋に入れるとじょわわわーんとものすごい蒸気が上がるところが見せ場となっているようだ。この石鍋の温度の設定が、熱過ぎて吹きこぼれないようギリギリの熱さで…というウンチクをテレビでやっていた。
食べてみると野菜もいっぱいでダシがよく出ており、なんというか鍋料理のシメのラーメンのような、酒飲んだ後に食うラーメンのような、味が体に染み渡るうまいラーメンであった。Rもタクもものすごい勢いで食べており、彼ら用に頼んだ分だけじゃ足りなくて、嫁と僕のを分けてやったほどである。
「佐野ラーメンもいいけどこっちもいい」
嫁もそんなことを言っていたので満足したよう。ではお会計を…ということで母から貰った割引券をレジで出したら店員さんが
「これ来月からなんですけど…」
「えー」
ぎゃあああ。よく見たら有効期限が来月からになってるうううう。
「でも特別でイイッス」
「ありがとう…」
石鍋は熱いが人情は温かいぜ。しかし子供達の手紙はあながち間違っていなかったようだ。
おばあちゃん。たまになんかしてくれてありがとう。
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