■次世代ワールドホビーフェア(WHF)に行く。
2016年01月27日(水)
金曜の夜、息子・タク(10才)が急に
「次世代ワールドホビーフェアに連れてって!」
とまくしたてた。
「あんだって?」
聞き慣れぬ単語に思わず口調が志村けんになる僕。
「次世代ワールドホビーフェア!」
「なんだそれは」
「検索!」
「えっらそうに!」
今度は口調が小松政夫に。何が次世代だよお前が僕の次世代じゃないか、とブツブツ検索すると、妖怪ウォッチとかポケモンとか、現在子供達に大人気のおもちゃが集結するイベントらしい。
限定グッズが買えたりまだ発売していないゲームをプレイすることができたり景品がもらえたりとイベントが盛りだくさんのようだ。どこでやるんだと思ったら幕張メッセ。遠い…。
「タクは何がお目当てなの?」
と聞いてみると、
・「電波人間RPG」という3DSのゲームの限定キャラ(データ)をゲットしたい。
・「電波人間RPG」で、普通課金しないとゲットできない「ジュエル」というアイテムのつか みどりイベントに出たい。
・妖怪ウォッチの新ゲームをやってみたい。
まとめるとこんな感じになった。遠いけど交通費以外大して金がかからなそうなんで
「じゃあ日曜日に連れてってやるよ」
とふたつ返事をしたものの、もちょっと詳しく調べてみたらなんと、入場者数がハンパないイベントであるらしい。主な客層は僕らのような子連れで、まさに子どものコミケと言った感じで入場するのに1時間待ち、限定グッズを買うのに150分待ち、始発の電車でやって来た、徹夜並びは禁止、とか狂ったような過去の記録が検索で引っ掛かり身震いが。
幸いタクは限定グッズは別にいらないというので150分待ちは免れそうだが、そんな戦場のようなイベントだったとは…。昼前ぐらいに行けばいいやとノホホンと考えていたのが甘かった。しかもタクが参加したい「ジュエルつかみどり」とやらは先着200人程度しか出来ないらしい。おそらく万の人数が来そうなイベントなのにそれだけとは既に諦めの気持ちが。
「ダメ元かもしれないけど、できるだけ早起きして行くぞ」
もしイベントに参加できなくても落ち込むなよとタクに釘をさしておいた。かといってむちゃくちゃ早起きさせても寝不足になって体調を崩してしまうこともあるので加減が難しい。
で、日曜日。朝5:30に起きがたタクもがばっと起きた。いつもはダルダルだけれどもさすがに楽しみにいただけはある。
出来るだけ暖かい格好をして家を出、電車に乗った。京葉線に乗り換えると乗客がほぼ2種類に分かれていた。まずキャピキャピた若い女の子たちの群れ。彼女らは全て舞浜で降りて行った。そして目を輝かせた少年とその親達。つまり僕らは海浜幕張で下車。すごい数の親子連れが足早に幕張メッセに向かって行く。
「ボク、先に行ってるよ!」
「ちょ、待てよ」
ダメ元だよと煽ったせいだろうか、タクは少しでも早くとスタコラと走って行く。サッカーで鍛えられているせいか無駄に体力がある。僕はヒイヒイ言いながらタクの後を追うとようやく入場待ちの行列に辿り着いた。
時間は8時少し前ぐらい。既に先が全然見えないくらい長い列が出来ていた。寒空の下、ここで1時間以上待たなければならない。幸か不幸か走って来たせいで体が暖まったようでそんなに寒くなかった。それでもそのうち雪がポツリポツリ落ちて来た時には「勘弁してくれ」と思ったが、しびれを切らした頃に列がゾロゾロと動き、僕らが入場出来たのは9:15ぐらいだった。

会場内の様子。嫁にこの画像を送ったら
「天井から下がってるコマさんが欲しい」
とか言ってきた。100歩譲って買えたとしてどこに置くんだよ。
とりあえずタクの一番の目的である「ジュエルつかみどり」とやらのために電波人間ブースに行き整理券をゲット。既に指定時間が12:00になっていた。それから妖怪ウォッチのゲーム体験の整理券は14:00、妖怪ウオッチもうひとつのイベントは15:20と、開場してから30分も経ってないのにすでに終盤近い整理券であった。ディズニーランドのファストパスかよ。それらは僕らが受け取ってから間もなくいずれも受付終了になっていた。いやーギリギリセーフ。
さて、タクが楽しんでいる間、僕はヒマである。何か他にイベントがないかな、とスマホで検索していたら、なんとこの会場のステージで行われるポケモンのイベントに、しょこたんこと中川翔子が来るという。これは僕でもちょっと楽しみだ。
「タク、しょこたん観にいこうぜ」
しかしタクは
「やだ!ここにいる!」
妖怪ウォッチブースに釘づけであった。
「じゃあパパはしょこたん観に行くぞ。パパが戻って来るまでこのブースにいろよ」
「いいよ」
どんだけ観たいんだよ、って感じで観に行きましたとさ。

イベント中のしょこたんとヒャダインと大谷凜香。日曜の朝テレビでやってる「ポケモンの家あつまる?」の出演者一同である。あと一人は知らん。(画像はオフィシャルのツイッターより拝借)
しょこたんを観終わってから12:00になったのでタクの「ジュエルつかみどり」。
「ボクねえ、23個取れたよ。ふつうは15個ぐらいしか取れないんだって。すごいでしょ」
とても楽しそうにしていた。早起きした甲斐があったね…。この他にもらった整理券のイベントにも参加したり他のブースも回ったりして彼なりに楽しんでいたようだ。

こんなのも歩いていたり。これはコロコロコミックで大人気のパスカル先生。タクによると、この会場で「電波人間」をプレイするとパスカル先生を仲間にできるんだとか。で、無事に仲間に出来て喜んでいた。

あとこんな懐かしい人たちも。ゆーたいりだつー。
僕はしょこたんだけは観たが、後はタクが迷子にならないよう見張った。そうなると楽しみは昼飯は何を食べようか、ぐらいのものである。
スマホで検索していたのだが、タクが
「ここがいい」
という近場のフードコートでラーメンを食ったらそれが見事にマズくて僕の唯一のお楽しみが台無しではないか。
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■明けまして踊りましょう。
2016年01月17日(日)
年末は栃木の実家に帰った。
娘・R(12才)と息子・タク(10才)が楽しみにしているのは年が明けるまで夜更かしすることと初日の出を見ることなので、それまでは特にすることはなく基本ヒマ。
昼間は僕が通っていた小学校の校庭でバドミントンで遊んだりしていた。既に正月気分先取りで羽子板をやっている感じである。
Rが急に
「あっUFOだ!」
空を見上げて叫ぶのでなんだそりゃと思って僕も目を凝らすと、
「…凧だな」
正月気分を先取りしているのは僕らだけではないのだ。遊びを終えてもヒマなので、
「昭和初期の電話帳に載っていた地元の遊女屋経営者の名前がどこかに残っているか探る」
というマニアックな散歩をしていたところ、かつてその遊女屋があった近くの神社の社殿造営記念碑に寄付者として名前が刻まれていたのを発見した。

ついでに僕が生まれる前に亡くなった祖父の名前も発見。約50年前に千円寄付してたらしい。
さて大晦日の夜になり、子供達は紅白歌合戦に夢中。毎年知っているミュージシャンが増えて来て、その人達が登場するたびに盛り上がる。ここ最近ではEXILEとその一味が特に好きなようだ。アンパンマンの歌ばかり歌っていた頃から比べ、これも成長の証かと感心する。
ついでに嫁もなんとかクンキャーとかキムタク以来の推しがEXILEの中にいるようである。逆に僕はどんどん減っている感じである。なんできゃりーぱみゅぱみゅ出ないんだ。
紅白が終わって間もなく、年が明けて
「あけましておめでとう〜」
「ござーっす」
適当な新年のあいさつをしてとっとと寝る。何しろ初日の出を拝むために早起きしなければならないのだ。
そして5時半。いつもなら叩いても起きないけれどもこの時ばかりはパッチリと目覚める僕ら。毎年行っている山の中腹の初日の出スポットにレッツラゴー。
ここでは毎年、この辺の山林を守る会の人達がボランティアで豚汁や甘酒を振る舞ってくれているのである。しかも無料で。寒い中その美味さと温かさが染みるんだなこれが。しかし今年は
「豚汁1杯100円」
と書かれており
「有料になってるー!」
嫁が初ビックリしていた。秘かにめちゃめちゃ楽しみにしていたようだ。
「いやいやもともと毎年タダでこんなに具だくさんで申し訳ないぐらいだねって言ってたじゃないか」
結局今年も食べた。ウンメエエッ。

朝6時40分ごろ、筑波山の右側から初日の出が。この時ばかりは厳かな気分になることよ。子供達とこの場で初日の出を見るようになって3年。毎年天候に恵まれているのが凄い。

テンションが高まったのか、嫁と息子が近くにある公園のステージで踊り出した。紅白の続きで、またEXILEか。そんなことやってるの、ここに初日の出を見に来た100人近くの中でお前らだけだよ。
「らーいじーんぐさあああん!」
はいはい初日の出だけにってやかましいわ。
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■福引とかけまして、カラオケしまくった後の声とときます。どちらもガラガラです。
2016年01月11日(月)
年末の話。
地元の商店街で福引があった。ガラポンである。
「福引やりたい!やりたい!」
チラシを見て妙にテンションが上がる娘・R(12才)と息子・タク(10才)。というのもマクドナルドがその商店街の一員であるため、毎年末等の7等でもマックで売っている妖怪ウォッチのカレンダーやポテト無料券が貰えるので好評なのだ。
さらにもうひとつの大きな理由として、Rとタクはこの福引で大当たりしたことがある。一昨年はタクが1等の商品券1万円分、Rが2等を当てるというワンツーフィニッシュを果たした。ちなみに2等は「吉幾三コンサートペアチケット」という非常に微妙なもので、
「3等のホテルのディナーバイキングペアチケットの方がよかったよう!」
と嘆いていたが。僕も嫁もそっちの方が良くて、むしろ2等3等逆じゃね?とも思ったが幾三の手前、あまり等級を下げられないのかも、とも思った。
昨年は残念ながらハズレばかりであったので、今年こそはとタクは気合いが入り、Rはホテルディナーバイキングに狙いを定め、それぞれリベンジに燃えているのだった。
福引券を集めるために出来るだけその商店街で買い物をしようとするのだけれどもなかなか難しく、結局コンビニとかドラッグストアとか大手チェーン店になってしまい、あとはせいぜい本屋とか定食屋、飲み屋ぐらいで、この地元の個人商店って、なんか買おうと思っても欲しいのってあんまりないんだな…と思い知らされるのであった。
それでも何とか14回分ほどの福引券をゲットした僕。
「じゃあ7回ずつ引けるね!」
なんとかRとタクが満足するノルマは達成した模様。そんなわけで鼻息の荒いRとタクを連れて福引会場に向かった。
「はい、7回ずつどうぞー」
受付のお姉さんが言う。
「Rちゃん、どっち先にやる?」
「たっくん先にやってよ」
「えー。どうしよっかなー」
Rとタクがカヤカヤカヤカヤ揉めてていつまで経ってもやろうとしない。
「いい加減にしろ!後がつかえてんだよ!」
と僕がブチ切れるとRからガラガラとガラポンマシーンを回し始めた。すると水色の玉がコロリン。末等の色は赤なので何らかの当たりであることは確かである。
「お、出たよ!」
もうひとりの受付のおじさんが興奮気味に言う。
「え、何等ですか?」
「2等!大当たり!」
「え、2等?」
Rがまた2等を当てた!一昨年吉幾三のコンサートだった2等。なんだか非常に嫌な予感がするのう…と思って2等はなんですかと確認してみたところ
「香西かおりコンサートペアチケット!」
ああああ、やはり演歌系だったのか…。吉幾三は辛うじて知ってる曲があるけど(テレビもねえ)、香西かおりは曲も知らないし顔すら知らない…。
「あのー、すみませんが、コンサートが平日なので行けそうにないんで、等を下げて3等のホテルバイキングにしてもらえないでしょうか…」
ダメ元でたのんでみたところ
「そうするとこのガラポンの中に入ってる玉の当たりの数が合わなくなっちゃうんでダメなんですよー」
やはり駄目であった。
「はあ、そうですかー」
「でもこのチケットも欲しいって方いるんですよ!」
逆に慰められてしまった。あまりガッカリするのも失礼なのでありがたく頂戴した。この他はほぼすべて末等で、妖怪ウォッチのカレンダーやマックのポテト券はもらえたものの残念な結果となった。
帰り道、
「あーもう、なんで演歌ばっかり当たるんだよう!ホテルのバイキング行きたいよう!」
運がいいんだか悪いんだか分からないRがボヤく。
「全然当たらなかったよ!」
2年連続でオールハズレのタクもボヤく。
「まあまあ、普通に考えたら3年間で1等1回、2等2回なんてラッキーな方だろ…。中身はともかくヒキはいいはずだよ…」
我ながら慰めになっているようななっていないような言葉を掛けながら歩くのであった。今年もなかなかしょっぱい結末になってしまった。
演歌だけに演歌ナトリウム。なんちて。
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