サッカーの日本対ポーランド戦。
スポーツ観戦は滅多にしない僕もさすがにワールドカップぐらいは観てみようかと思うこともある。
ただまれに何かの試合を見ても勝って欲しいと思うチームや選手が負けてしまった記憶が多く
「僕が観ると負ける」
ジンクスがあるに違いないと思い、今回のワールドカップも日本の迷惑にならないよう観ないようにしていた。
しかしこの試合はウチの家族全員が観る気満々であり、僕だけはぶんちょになるのは寂しいので観ることにした。
始まる1時間ぐらい前に
「始まったら起こして〜」
息子・タク(中一)は仮眠をとるのだと言って寝てしまった。寝て1時間後ぐらいって一番眠りが深いはずだが大丈夫かオイ。
さて午後11時。イレブンPMでありシャバダバシャバダバ。試合が始まると嫁は眠そうに観ながら
「もっと走れよ」
「もっと当たって行けよ」
「あー、なにやってんの」
ポツリポツリと上から目線のツッコミを入れる。娘・R(中三)はじーっと観ていたが、とある物を自分の部屋に戻しに行った瞬間にポーランドがシュートを決め
「あ、取られちゃったの?」
R、その瞬間を見逃す。「Rが目を離すと点を取られる」というジンクスもあったりなんかしたりして。
で、終盤の時間稼ぎがあって試合終了。決勝トーナメントに進むことが最優先なのでこういうやりかたもあるんだな、ということは理解はしたけれども試合自体は退屈だったので
「つまんなかったわ」
と言うと
「みんな一生懸命だったのにそれはない」
Rにキリッと叱られ、
「む、そうだね」
と反省した。よい子である。本当に自分の子なのだろうか。
そして僕のジンクスはまた実績を積んでしまったので次のベルギー戦は観ないつもりである。
そしてそして、タクはやっぱり起きなかった。起きろと声をかけても白目の半目が開く程度でガチ寝しており、かわいそうなのでそのままにしたのであった。
寝る子は育つ。これすなわち…
伸びしろですね!
なんちて。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。嫁が誕生日を迎えたのでどこかでディナーでも、と提案したところ、夜は観たいドラマがあるからランチにしてくれとのこと。テレビっ子か。
「何食べたい?」
「ベトナム料理いいかもねー、あのお店」
あのお店とは、娘・R(中三)の友達のお母さんが勤めている池袋のベトナム料理店である。以前、Rがそのお友達に招待してもらい、とてもよいお店だったそうだ。
そんなわけで行ってみた。メニューを見てどうするべかと検討する僕ら。
「どれにしようか」
「わたし、ベトナムカレー」
「僕はこのランチセットに決めた!」
「ボクは…」
息子・タク(中一)はまだ辛いものや香草などの独特の匂いがあるものは苦手なので迷っていたが
「このベトナム炊き込みごはんなら辛くもないしパクチーもなさそうだぞ」
「じゃあそれ」
というわけでみんなそれぞれお目当てのものを頼んだ。
しばらくして運ばれてきたのでいただきマンモス。



生春巻き、フォー、カレー、その他どれもさっぱりした味わいでとても美味しい。炊き込みごはんも土鍋からほわっとしたいい匂いが立ち昇り、きのこと鶏肉がたっぷり入っていてンゴーンクワー(美味しい)。
更にデザートのチェー(1枚目の写真の真ん中。濃厚なタピオカミルクな感じ)やマンゴープリンも絶品。
僕がしょっちゅう食ってるギトギトの二郎系ラーメンや激辛の中本系のラーメン、やドカ飯系のカツ丼やらカツカレーやらと比べるとはるかにヘルシーっぽい。
みんなでシェアして食べていると友達のお母さんがわざわざ厨房から挨拶に来てくれて、いろいろサービスしてもらってしまった。ありがたいことである。すっかりおなか一杯になってしまった。
タクだけはパクチー入りのものや辛いカレーなどが食べられなくて少し気の毒かと思ったが、彼の本当の狙いは食後の遊びにある。
というわけでベトナム料理店を出て嫁とRは帰ったが、僕とタクはラウンドワンに来ていた。先月ここに初めて遊びに来た時、釣りゲームで大量にゲットしたメダルを預けてあるのだ。店のルールでは1ヶ月間出し入れがないと無効になってしまうので、
「えー、なくなっちゃうのやだ!」
というタクのため消滅期限ギリギリに来たのである。メダルは僕の名義で会員登録をし、預けてある。メダルを預け入れたり引き出したりする際はメダルバンクにパスワードを入力し、静脈認証システムに右中指を乗せる。それを見ていたタクが
「パパがついて来なくてものその指だけ切って持って来ればボクひとりでもメダル出せるんだねケケケ」
冗談に聞こえないぐらい恐ろしいことを言う。たかがメダルゲームのためにエンコ詰められてはタマランチ会長である。
「指紋照合じゃなくて静脈認証だから血が流れてないとダメなんだぞ!」
「あっそ」
こっちは泣けてきそうなのにタクはあっさりとしたものである。まさに血も涙もない。
「うおおおー、遊ぶぞー!」
タクは大好きな釣りシミュレーションゲームの筐体にメダルを投入しまくって遊び始めた。20メートルぐらいある馬鹿でかいサメとかエイとかアーケロンとかばんばん釣りまくっている。現実には松方弘樹でもありえない釣りである。
ゲームは少なくとも1時間、いや、2時間ぐらいはやりたがるだろう。その間僕は何もやることがない。タクがかまってくれることもない。暇である。ひとり取り残される僕。立ち飲みでも行ってこようかなー。
ベトナム料理の後だけに放置民(ホーチミン)。なんちて。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。