翔の病気は現在進行中らしい。
一日なんとか一通だけメールが来る。 今日はお昼に大丈夫かとメールを送ったら「全然あかん」とだけ返事が来た。 今回は扁桃腺にきているようでなかなか治らないようだ。
しかし向こうの容態が全く分からない。 今分かっているのはまだ良くなっていないということ。 去年みたいに入院に至るまで悪くは無いようだけど、 普段の風邪よりは酷そうだと推測されるのみ。
「分からない」ということはそれだけで人を不安にさせるものか。
何も分からないし、当然何もすることはできない。 ただ大丈夫かとメールを送ることしかできない。 もしかしたらそれすら向こうは迷惑なのだろうか。
あぁもうそれすらもわからない。 私は自分で思っている以上に彼のことが心配なのかもしれない。 何もできなくて悩んで胃をおかしくする位なら、私が病気の方がどれだけましか。
3年以上つきあっててこれだよ、と少し自嘲気味になってみる。
18歳だった私が21歳になったところでできることは何一つ増えない。 その一方で私は未だに去年失った信頼を取り戻せないでいる。
少しずつ、ツケが回ってきているような、そんな気がした。 っていうか、早く治って欲しい。 グダグダ理屈をこねようが、結論はそこだ。
今週末はまず絶望的だけど、ここは触れてはいけないだろう。 とりあえず、こんな内容の日記がこれ以上続かないことだけを今は祈る。
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