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年の差結婚論・三たび - 2004年09月24日(金) 日頃のアクセス解析結果から判断するに、どうやらこの日記が「年の差結婚」のサイトとして認められてしまったようなので(笑)、ご期待におこたえして、今一度この問題について考えてみたいと思う。 で、のっけから結論を言ってしまうと、 「”結果”としての年の差結婚は”十分あり”だが、”目的”としての年の差結婚は”しないほうがいい”」 ということになるかな。 つまり、とにかく年の離れた相手と結婚したいしたいという気持ちだけで、相手との相性とか余り考えずに結婚するのはおやめなさいってこと。 これはなにも「年の差結婚」に限らず、「外国人との結婚」についても言えることだ。 人生相談サイトとしては最大手の「大手小町」にも、この手の相談がよく寄せられていて、これもその一例。 年下男性にとって37歳独身女性は結婚の対象になる? これを読むに、多くの若い独身男性は年上の女性に対しては、”付き合ってやっている”という意識が強いというのがよくわかる。 恋愛を自分にとって有利に運ぶために、ハンデキャップのある(と世間的には思われている)年上の女性を選ぶなんて、いやらしい考え方だよね。 その女性が自分がハンデを背負っているという自覚のあるなしにかかわらず、許せないことだと思う。 恋愛というのは対等、イーブンな立場のふたりにして、初めて成立する人間関係である。 一方の人間が相手のことを「自分のいいなりになるもの」、いわば奴隷のように考えているような関係は健全じゃない。 たとえふたりがゴールインしたところで、年下の男性のほうは平気で浮気するようになるぜ。間違いない。 上のケースとは逆の、中年男性と若い女性のケースにしたって、それは言えている。 最初からその気もないのに、中年男性のお金だけが目当てで付き合う(というか、付き合うふりをする)若い女性。 貢ぐだけ貢がせておいて、男性のお金がなくなったら、ポイ。そういうケースは枚挙にいとまがない。 そんな利己的な女性と、仮に結婚出来たとしても、長続きするわけがないだろう。 年下の女性と付き合えるというだけで「目がくらんでる」状態になっている男性にも、もちろん問題は大ありなんだけどね。 もちろん、こういう話ばかりではなく、どんなに年の差があったってうまくいっているカップルも多数いるのは事実なので、年の差結婚をひとしなみに否定するつもりはない。 が、とにかく冷静になってなり過ぎるということがないのが「年の差結婚」だと思う。 たまたま結婚することになった相手が、年が離れていたという、”結果”としての年の差結婚しかおすすめ出来ない、そういうことです。 ... うらやましい男 - 2004年09月21日(火) 僕は生れてこのかた、結婚している他の男性を、結婚しているという事実だけでうらやましいと思ったことがない。 たとえその男性が、全ての男性の憧憬の対象となるような、絶世の美女と結婚していようが、頭脳明晰にして性格温厚な女性と結婚していようが、うらやましいと思ったことがないのである。 どんな結婚だって、その本質は「束縛」であり「不自由」である以上、そういいことばかりではない。 いかなる美女、才女と結婚出来ても、結婚している以上、男は不自由なのである。例外なしに。 だから、うらやましいとは思わない。 僕が真にうらやましく思うのは、こういう男性だ。 ある女性と結婚したいと思い、彼女にプロポーズしたら、すぐその女性のOKの返事がもらえるくらい魅力がある。 しかしながら、ひとりの女性とばかり生活していたら、次第にあきてくるのは人の習いだ。 そうなったときに、「もう、別れよう」と切り出しても、相手にすんなり納得してもらえるのなら、どれだけよいだろう。 だが、普通はそう簡単に別れられまい。 何年も調停や裁判で争ったり、多額の慰謝料を要求されたりするのが関の山である。 しかも、別れた後も、相手は自分のことを心底憎み続けていたりする。 こうなると、最悪だな。 しかし、である。 「こんな魅力的な男性と、たとえ数年であれ結婚出来ただけでも、私の勲章だわ」 そう思って、相手にあっさりと納得してもらえるような男性、そういうひとがそう存在するとは思えないが、少数ながらいるはずだ。 かつて渡哲也が演じた映画の主人公の中に、そういう男がいた。 彼はにっこり笑って、相手にさよならを告げるのである。 相手の女性も、泣いたり喚いたりすることなく、それを甘んじて受ける。 何故なら、彼に心底惚れているから。その彼の願いとあれば、拒むわけがないのである。 もし相手に愛情を感じることが出来なくなったときに、相手を極力傷つけることなく別れることが出来る男性、これこそが真に「うらやましい」男性なのだと思うのだが、どうだろうか。 ...
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