二月読了分の読書録更新をお知らせします。何度か停電に見舞われる中、懐中電灯を手の届く距離に置きながらのスリリングな状況下よりお送りしています。さあ、次の停電が早いかこの記事を書き終えるのが早いか……! 『あかんべえ(上・下)』 宮部みゆき 『翻訳家の仕事』 岩波書店編集部・編 『ねこのばば』 畠中恵 先月分はこれにて打ち止めです。今月分は、また随時。 三月は、潜在的積読本(新聞を切り抜いたまま「いつか読もう」と頭の中の本棚に積まれている本)読破キャンペーンと銘打ち、目的の書名をずらずらと書き出した手帳を片手に書店を徘徊しておりました。探索場所は、馴染みの大型店ではなく、近所のショッピングセンター内にある店舗です。品揃えならば前者に全幅の信頼を置いているのですが、後者にはポイントカードがあるのです。これは、看過できない重要事項です。 小市民的な理由よりいわばアウェイでの捜索となったのですが、これが思わぬ健闘ぶりでありました。勝率(実物を手にできる確率)はせいぜい五割くらいだろうなどと侮っていた私が悪かった。 今年から始めたボールペン字講座では今「暑中お見舞い」の文面を練習している最中なのですが、巷では暖冬の余波か今頃になってインフルエンザが大流行している模様。かくいう私の周囲でも続々と増えており、次は自分の番かと恐れる毎日です。 どうぞ皆様もお気を付け下さいませ。 ……と、どうやら無事停電の奇襲を受ける前に書き終えることができそうです。
もの忘れの良さが加速しているのは春のせいです。 思いつくそばからぽろぽろと忘れていってしまうので、やりたいことのリストを備忘録代わりに。 ・スコーンを焼いて、クロテッドクリームと一緒に食べる。ブルーベリージャムがあればなお良し。 ・兜を被った白猫キャラクターのグッズを友人のために調達する。キティではありません。キティより可愛いです。断然。 ・「東京トースト日記」を読む。偶然母上が買ったパンの雑誌に、クラフト・エヴィング商会の作品が載っているとは。 ・午前三時のお茶会。真夜中に飲むならカフェイン抜きの方が良いように思うのですが、まあフィクションなのだから良しとします。 茗荷を食べると物忘れが酷くなるという話を、子どもの頃何かの本で読みました(茗荷が好物で、食べ過ぎた挙句忘れっぽくなってしまった仙人の出てくる話でした)。茗荷は大人の味ですね。味覚がお子様な私は、あまり得手ではありません。あの、噛んだ時に「きしきし」する感じがどうも……。
二月にはあっさりと逃げ切られ、三月にも鼻で笑いつつ去られてしまいそうな今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか? 前回の日記が先月の19日だったので、おおよそ一ヶ月ぶりの御目文字です。 ……うわあお、と妙な声を上げてしまいます。 一ヶ月を一日で振り返るには、きっと書いても書いても書き尽くせないので(ついでに思い出せもしないので)、局地的にピックアップします。目次を作るならば、 1.花粉症 2.春の装い 3.更新のこと 4.三月の悪魔 といった辺りでしょうか。……「更新のこと」の順位が低いことには目を瞑っていただきたく。 1.花粉症 もう十年来のお友達とはいえ、決して仲良くはなれないのが花粉症というもの。飛散量が多かろうが少なかろうが、症状が出てしまえば一緒です。 今年も順調に発症し、順調に悩まされ、今は順調に乗り切りました。スギ花粉症の皆様、お疲れ様でした。ヒノキ花粉症の皆様、もうしばらくの奮闘をお祈り申し上げます。 ところで、私の目は花粉症の時期限定で二重瞼になります。それも、片目だけ(今年は左目でした)。普段は一重と奥二重の合間をうろうろしているだけに、これはこの季節の役得と言って良いのか……? 各種症状が治まった今では、二重の方も順調に元に戻っています。少し残念です。 2.春の装い 春の服売り場は色とりどりで目に嬉しいものです。そんな華やかさに浮かれて、春物をいくつか新調しました。色鉛筆画のような草木柄プリントのスカート(良く見るとカブトムシや蜂がいたりします)に、サーモンピンクの靴(バレーシューズ風に足首でリボンを結びます)、ミントグリーンのカーディガン(ひとつずつ形もステッチも違うボタンと、ウエスト辺りの小さい黒リボンに愛嬌があります)。おおなんて春らしいこと! しかし、三月に入ってからの寒波で未だ出番は回ってきません。先週など雪が積もっておりました。朝カーテンを開けて、白くなった外を目にした時の衝撃はなかなかのもの、思わず、「何やってんですか!」と空を見上げて擬人法で口走ってしまったほど。 3.更新のこと 一ヶ月に一度はなにかしら更新(らしきこと)を実行しよう、というのが密かに立てた今年の目標でした。過去形であるところに、私の切ない思いを汲み取っていただければ幸いです。 とはいえ、今のところはなんとかかんとか守っておりますよ! 先月は(告知し忘れましたが)「三行小説」をいくつか追加いたしました。そして今月は、以前「ココハコ」に参加させていただいた短編です。ほんの少し、誤差程度に手を加えましたがストーリーは変わりません。久々に読み返してみて思ったのは、へえこんな話だったのかということと、ファンタジー風な道具立ての癖にどうしてここまでファンタジーっぽくない話に仕上がったのか、ということでした。そして今は紛うかたなきファンタジーを書いています。書いている……はずです。 読書ブログもそろそろ……うわあお(二度目)。 4.三月の悪魔 三月にはやはり魔物が住むのです。昨年も同じ魔物に遭遇したのですが、今年の敵と去年の敵とではガメラとミドリガメくらいに手強さが違います。 ヤツをやっつけてしまわない限り、私に平穏が訪れることはない……! ではまた、四月にお会いしましょう(強ち冗談とばかりは言えないところが恐ろしいですね)。 |