小さな幸せと小さな不幸せは、うまく帳尻が合うように、世の中できているものだ。 あるいは、捨てる神あれば拾う神あり。 本日は午後からお仕事なのですが、外は何事かと思うくらいに強風が吹き荒れる劇的な天気なのでした。思わず「越冬つばめ」なんぞ口ずさんでみるも、「ひゅるりらら」なんていう可愛げのあるものではなく、殆ど地鳴りのような音がしています。 備忘録メモ。 ・渡辺白泉の俳句をもっと読みたいのである ・マーロウのビーカー入りプリン ・湖国の冬はこれからだというのに、おでんを撤収してどうしようというのだ、近所の某コンビニよ
朝、職場の手洗い場に等間隔で並んだ石鹸のようなペーパーウェイトのような、半透明の丸い物体を見つけて、寝ぼけた頭で「キャンドルナイトでもやってたのか?」と(蝋燭のようにも見えたので)考えたのですが、よくよく見ればなんのことはない、ハンドソープの入れ物(よくトイレの蛇口脇にとりつけてある、あれ)の蓋だったのでした。清掃係の方が中身を補充してくださった後だったのですね。世の中は、小さな驚きと発見に満ちています(そんなまとめ)。 実は年明けから職場が変わり、右往左往している内に二週間強が過ぎました。年とともに図太くなってきたのか、新しい環境にもそれほどのストレスは感じていないものの、新入りなだけに周りがいくら忙しくともほとんど役に立たない、という歯がゆさだけは募ります。できることが少ない分は足で稼げとばかりに、とりあえずばたばたと動き回っては、当たって砕ける毎日です(そして痣ばかりが増える)。 そんなウォータースライダーのような日々の中で忘れてしまわないように、差当たり「やっておきたいこと」リストは以下の通り。 ・手袋を買いに(新美南吉ではなく) ・いただいたコメントやメールのお返事を書くこと(ありがたいことです) ・あの画家について調べること。『回送電車』に出てきたあの人について(確認してみたところ、ジャン=ミシェル・フォロンという名前だった) ・23日は近所のドラッグストアのポイント7倍デー(だって、7倍!) 『回送電車』といえば、堀江敏幸氏ブームは私の中で未だ継続中で、失礼な言い草かもしれないとは思いつつも、疲れている時ほど沁み渡る文章だとしみじみ実感しているのでした。読む時間もろくに取れないのに、電車待ちの間に文庫本を衝動買いする、という機会が続いていて、これはもしや自分で思っている以上にストレスなるものが溜まっているのやもしれません。 当面(これから数か月ほど)は忙しない日々が続く模様なので、なかなか日記も更新もままならないかとは思いますが、できうる限りは生存報告に励もうと思っています。
すっかり出遅れてしまいましたが、新年明けましておめでとうございます。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。 私は「計画を立てる」ということが非常に苦手で……正確に言うならばプランを練ること自体は嫌いでないのですが、それをきちんきちんと実行することが不得手なのですが、昨年度は珍しく、立てた目標のほとんどは達成できた実り多き年でした。その代わり、読書量が極端に減ったり、創作関連の成果が全く上がっていなかったり、という犠牲を払う必要があったわけですが……。 そんなわけで、今年の抱負は「もっと遊ぶ」にしようかと思っています。行きたい場所も、見たいものも、読みたい本も、やってみたいことも、年々長くなるウィッシュリスト項目を、欲張って実現したいものです。 しかし、仕事に代表される「やらねばならぬこと」は果たした上で「もっと遊ぶ」ためには、体力と気力を充実させねばなりません。つまり導き出される結論は「健康に気を付けよう」ということだろうか……と気付いたところで、2009年初の日記はまとまらないまま終わります。 新しい年の皆様に、幸運の女神様が満面の笑みを向けて下さいますように。昨年よりももっと、幸多い一年でありますように。 |