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2003年05月31日(土) ■ |
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涙止まるまで |
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抱きしめて 強く強く
言葉はいらない
抱きしめて 強く強く
夢や幻じゃなく
しっかり感じるものが欲しい
抱きしめて 強く強く
この涙止まるまで
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2003年05月30日(金) ■ |
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期待 |
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期待は裏切られるもの
「期待するからだよ」
「でも、信じたいもの」
「期待と信じることは別だよ」
「叶うと信じなきゃ望みはないわ」
「一つの望みが叶ったら、また次の望みだろう?」
「望んじゃいけないの?」
「叶わないことは望まない方がいい」
「叶うかもしれないのが期待じゃない?」
一人で繰り返す堂々巡り
期待は裏切られるもの?
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2003年05月29日(木) ■ |
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大切なもの |
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本当に大切なもの
大きさや形じゃない
本当に大切なもの
目に見えるとは限らない
大切なものはたくさんある
あなたの大切なものと
私の大切なものは
同じじゃないかもしれない
だけど
あなたにとって大切なものは
私の大切なもののひとつにもなる
私も大切にしてくれますか?
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2003年05月28日(水) ■ |
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眠り |
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何も考えずに
眠りにつきたい
どんなに美しい夢も
どんなに楽しい夢も
目覚めてしまえば
消えるだけ
つらい夢なら
目覚めた時にホッとできるかしら?
夢なら・・・
どんな夢もいらない
ただ眠りたい・・・
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2003年05月27日(火) ■ |
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嘘だよ |
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嘘だよ
そばにいてと言ったこと
嘘だよ
そばにいたいと言ったこと
嘘だよ
愛の言葉も
重ねた唇も
嘘だよ
そう思いたいだけ
嘘だよと
涙に言い聞かせて
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2003年05月26日(月) ■ |
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冷たい炎 |
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降りしきる雨のように
流れる涙でも
消せぬ心の炎
焼き尽くせ
灰になるまで
焼き尽くせ
跡形ものこらぬほど
目には見えない
心の炎
燃えれば燃えるほど
心を凍らせる
冷たい炎
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2003年05月25日(日) ■ |
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無限 |
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無限の宇宙
想像もできない世界
果てはあるのかないのか
そんな宇宙の
小さな星の たった一人の人間
ちっぽけ?
宇宙に代わりがないように
たった一人
代わりのない人間
無限に想っても
いいじゃない
宇宙より広く
果てしなく・・・
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2003年05月24日(土) ■ |
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一夜一夜 |
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朝がきて 夜がきて
また朝がくる
一夜一夜
必ず朝はくる
温かな腕の中で
眠りについても
涙で枕を濡らしながら
眠りについても
朝はくる
一夜一夜
朝が消し去ればいい
一夜一夜
引きずる思いを消すために
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2003年05月23日(金) ■ |
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嘘でもいい |
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嘘でもいい
フリだけでもいい
たった一人 君だけが
必要だと思わせて
嘘じゃない
一瞬だけでも
あなたと二人 お互いが
必要だと思った
今は嘘でもいい
嘘でも思わせて
君が必要だと
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2003年05月22日(木) ■ |
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舞台 |
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幕の下りた舞台に
一人取り残された
観客はいない
アンコールもない
再び幕が上がるのは
違う物語
舞台も観客も
そして役者も違う
別の物語
どんな舞台も
いつか幕は閉じられる
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2003年05月21日(水) ■ |
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もう少し・・・ |
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もう少しだけ 笑っていて
もう少しだけ 声を聞かせて
もう少しだけ 手を握っていて
もう少しだけ 抱きしめていて
もう少しだけ 夢をみさせて
もう少しだけ そばにいて
もう少しだけ そばにいさせて
もう少し・・・
もう少しだけ・・・
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2003年05月20日(火) ■ |
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消えぬ面影 |
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消えぬ面影
消えた笑顔
見えぬ未来
見せた涙
砕けた想い
寄せては積み重ね
過去を引きずる
夜を幾夜
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2003年05月19日(月) ■ |
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朝の露 |
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真夜中に解き放たれた
ため息たち
ひとつ またひとつ
闇に溶けて
涙になる
朝の露は
ため息たちの涙
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2003年05月18日(日) ■ |
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一滴の愛 |
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砂漠のような街の片隅
何もかも乾ききって
一滴の愛に潤いを求めた
心の中の蜃気楼
夢の中のオアシス
たった一滴の愛で見えたもの
今は消え去っても
一滴・・・また一滴・・・
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2003年05月17日(土) ■ |
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明日へ |
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数えあげる思い出が
どれほどたくさんあっても
不確かで小さくても
明日を待てる希望が
ひとつあればいい
思い出は涙を誘い
願いは笑顔を見せるから
まだ、微笑むことを
忘れないためにも
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2003年05月16日(金) ■ |
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「好き」と・・・ |
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「ありがとう」の言葉一つで
思いは伝えきれず
「さよなら」の言葉一つで
思いは断ち切れず
最後に伝える言葉は
心の中にしまうしかないのだろう
最後だから
最後まで
「好き」と・・・
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2003年05月15日(木) ■ |
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恋のエネルギー |
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嵐のように
過ぎ去った恋
雷のように
衝撃的な恋
その時は気付かない
恋のエネルギー
誰も愛せなくなると
誰からも愛されなくなると
生きてはいられない
生きるためのエネルギー
たかが恋と言えども・・・
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2003年05月14日(水) ■ |
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待ち合わせ |
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息を切らして
飛び乗った電車
駆け下りる階段
改札ももどかしく
迷わず腕を絡ませる
ありきたりだけど
一番好きな瞬間
逢えたこと
触れたこと
一番感じる瞬間
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2003年05月13日(火) ■ |
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心の涙 |
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微笑みの仮面の下で
流す涙は
あなたのため
冷たい仮面の下で
流す涙は
私のため
心の涙は
仮面の下に隠しましょう
心の涙は
決して見えないものだから
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2003年05月12日(月) ■ |
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飛べない鳥 |
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翼をもがれた鳥のように
ただ空を見てた
そこに悠々と 広がる空を
飛んでいたのが嘘のように
ただ見てた
二度と飛べない鳥は
どこを見ればいいのだろう
遥か遠く 広がる空を
飛んだときを忘れられず
ただ見つめるのだろうか
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2003年05月11日(日) ■ |
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変わらぬ風景 |
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どこまで行っても
変わらぬ風景
そんなものはありはしない
変化のない日常に
飽きるように
変わらぬ風景はつまらない
だけど
変わらぬ日常に
安堵もする
求めるのは
どちらの風景なのだろう
変化のある
ただ眺めるだけの
風景なのだろう
その中に身を置かぬ
ただ眺めるだけの・・・
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2003年05月10日(土) ■ |
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「今」 |
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「今」はまだ
過去にはならない
「今」はまだ
未来でもない
想い続けることで
「今」は
過去と未来を繋ぐ
鎖になり
あきらめたその時
「今」は
過去と未来を
切り離す
斧となる
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2003年05月09日(金) ■ |
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飾らない言葉 |
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飾らない言葉は
涙の懺悔
死の宣告
飾らない心は
闇の牢獄
愛の終焉
飾りものではない
言葉と心は
どんな短剣よりも
冷たく 鋭く
胸に突き刺さるもの
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2003年05月08日(木) ■ |
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頬杖ついて |
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頬杖ついて眺めても
何も変わらない
細い指も
好きだった横顔も
目を閉じれば
すぐに浮ぶのに
頬杖ついて眺めても
何も変わらない
遠く 遠く
頬杖ついて
眺めていても
ここにあなたはいない・・・
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2003年05月07日(水) ■ |
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背中 |
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冷めた 言葉より
形だけの 言葉より
無言の背中が哀しい
かける言葉もなくしてしまう
背中を見せないで
こっちを向いて
私を見ていて・・・
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2003年05月06日(火) ■ |
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揺れて |
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気付く 気付かない
気付く 気付かない
気付いてよ
届く 届かない
届く 届かない
届いてよ
迷う 迷わない
行ったり 来たり
願っても 諦めて
明日はどっちに
揺れるのだろう
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2003年05月05日(月) ■ |
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一人では |
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その目に映るものだけを
信じていた
その手に触れるものだけを
頼っていた
映るものがなくなって
触れるものがなくなって
わかるもの
一人では 生きられない
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2003年05月04日(日) ■ |
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愛の病 恋の病 |
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どんな薬も効きはしない
愛の病 恋の病
熱があるうちはまだいい
情熱という熱があるうちは
どんな薬も効きはしない
愛の病 恋の病
診断できる医者などいない
誰にも治せぬ厄介な病
気がつけば
すでに手遅れ
どんな薬も効きはしない
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2003年05月03日(土) ■ |
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わがままなもの |
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誰かを思いやるということは
誰かを愛することより
難しい
愛なら思いやりもある?
この世で一番わがままなもの
それが愛です。
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2003年05月02日(金) ■ |
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水 |
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喉が渇いたら
水を飲めばいい
心が乾いたら
どうすればいい?
『愛』という名の水は
冷たくて
『恋』という名の水は
熱すぎる
心を癒す水は
温かな『心』という名の水
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2003年05月01日(木) ■ |
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証し |
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去り行く時に
愛を込めて
いつか訪れる時に
希望を込めて
ここに証しを
残して
歩く日に・・・
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