恋文
DiaryINDEX|past|will
音が聞こえてくる 夜に似合う リードの楽器
なんとか 毎日を過ごす
そのうち なんとか なるだろうか
緑の木々 鳥たち 風とか
それだけがいい
もう夜になっている いつものように 外の音を聞いている
聞こえる音は 毎日同じ
だけれど いつも変わるね
その町は 地図を見るように 描くことができる
どこかに あるのだろうか
じっと耐えていれば 過ぎてゆくだろう
我慢ができなければ 逃げてしまおう
また夜を迎える日
高い杉の木の天辺に 太陽が隠れている
まだ昼下がり
もう夕暮れのようなひかり
いろんな不安は そのままに
秋の訪れを喜ぶ
計算とか できないので
将来って 不安の塊だと思う
日記を書いていると いつもの一日になっていると思う
一週間が 無事に終わったと思う
夜が静か
少しづつ 変わっていたら
きっと いつの間にか
前の自分では ないだろう
過去でもあったり
まだ知らない 未来でもあり
今の狭間のなかの
いじけて どこも 居心地が悪い それでも 毎日は 静かに過ぎる
目覚める 深夜の 布団のなかで どこまでも 巡る思い
夢の入れ子に もういちど 入り込んでしまいたいと思う
夢のなかの街は ずっと知っているようだった
通りを曲がる その先の地図が ちゃんと頭にはいっている
さぁ、歩こう
雨ばかり 風ばかり
足元から 濡れてゆく
そのまま 歩いている
|