ある 世界の中の 小さな 小さな 存在 その うねりの中の 小さな いのちの 祈り
恐れないで。
夜に滲んでひかる街灯や からだ中に降り響いてくる虫の声や 生ぬるくやさしい風や そんな中には たくさんの時空が ぼんやりと浮かんでいる気がして それに頬が触れたり匂いをかいだり 肌の記憶を感じたり そんな夜がとても好きだ 何かが 懐かしくて
自分のどこかに 逢いに行く
頭の中のどこかが記憶している この見えない束縛のようなものへの 不快感 細胞が これを味わって感じた 危機感が残ってる