まおまおまお
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立秋を過ぎたので今は残暑だが、今年の夏は暑い。最高気温が連日33度を超えていると、こう、根性というものは夕方から出てくる様になっているみたい。 清少納言はこう記した。「夏は夜。」 真夏の夜の夢という戯曲もあったっけ。
2004年08月02日(月) |
日本海か東海かは置いておいて |
韓国ドラマばやりである。冬のソナタのヒットのおかげらしい。 日本には韓国・朝鮮人で生まれも育ちも日本といういわゆる在日の人々が居る。 メンタリティがよく似ているからなのか、食文化に共通点が多々あるからなのか、韓国語と日本語が言語的によく似た構造を持った言語だからなのか、日本人と韓国・朝鮮人が人類学的な相違をほとんど見つけることが出来ないぐらい似た人々だからなのか、日本人と韓国人は惹かれ合う反面、近親憎悪にも似た感情を持っているのも事実である。 隣国のためにお互いの歴史上色々あった韓国・朝鮮と日本はお互いのことを冷静に見ることができないのかもしれない。 日本名竹島(韓国名独島)には韓国の治安部隊が駐留している。松江市にある島根県庁近くには竹島は日本の領土というスローガンがあった。島根県美保関町の海岸にはハングルの書かれたブイが置かれてあった。 フジテレビ系では東京湾景というドラマが放映されている。ヒロインは在日韓国人3世のお嬢様という設定である。ヒロインには日本風の通称があり、大韓民国のパスポートがあり、外国人登録証があり、税金は納めているようだが参政権はない。周囲には差別被差別がある。またこのドラマの背景には2世代に渡る結婚差別がある。 善隣友好に水を差すつもりは毛頭無いが、事実を踏まえて現実を見ないと真実は見えてこない。 フランスの哲学者サルトルは差別についてこう語ったという。 「差別をなす者は自身を群集の1人としてそれを行う。」 人が人であるために民族意識はどの程度必要なのだろうか。 齢を重ねるたびにまおはその問に答えられなくなってきた。いまはよく判らないとしか言えない。
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