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白き この大地に
赤き この御舘に
深い紅で 悲しきを 愛しきに換えた 文、一つ
我が君へ 我が御子へ
白き大地へ 我が身育みし この 無垢なる 場所へ
還る 伝える為に
兄様の 朱に 燃ゆるを 末の 灯火とし
我が君へ この文一つ 伝ゆる その為に 還る
南の大地を 恋いつつも 北の守護たらんとした人へ
白き大地の悲しきは 白き大地に咲く 花の 愛しき
青き海恋う悲しきを 青き空に放つ 花の 愛しき
2000.8.21(MON) 冷華(in L.A)
2006年08月29日(火) |
Leonardo−Monologue for L− |
大空を見つめる 彼の眼差しが 常に 理想への絶望と それの反動の 明るさに 彩られていたのは 彼がその生涯を通じて 叶わぬ恋をしていたせい 求めれば求める程 気高く 遠い存在になってゆく 彼女 常に 彼の腕を スリ抜けてゆく 理想 だから 彼は その口元に 絶望の 乾いた 微笑を たたえていた。
0:55 20/Jun/’99 Reika
2006年08月28日(月) |
The Space,... Guess... Maybe... Left... |
You were I was
This universe, This space,
You were I was
君がいた空、 私がいたこの空間。
今も 風は清かに吹いて 子ども達が 喚声と共に 走りぬける 抜けている 多分…
ずっと あそこには帰ってないから 確証はないんだけど… 多分…
ふわりとした 優しい青が渡る空 高く高く伸びる朝顔の蔓の先、 ずっとずっと上を眺めて雲を追いかけてた
君に会う前。 私。
そんな日の中で 君は私の前にやって来た。 宇宙からきた茶色い小型怪獣。
その日から君はあの空の主となった。 クレーターが増え、朝顔がなくなり、君の城が建って、 散々っぱら走りまわって、君は空へ帰った。
朝靄の中。 眠そで、切なげな目をして。
12/May/'02 冷華
誰かをいとおしいと思える その気持ちが 心になるなら 私たちは きっと 嘆かなくて済む
家族を 友を いとおしく思えるなら
眼前で 報じられるモノに 涙することが出来るなら 眼前に報じられる中に 生きるものを いとおしく思えるなら 私たちは きっと これ以上 嘆かなくて済む
社会を 世界を いとおしく思えるなら
そこに在る ただそれだけで それが とてつもなく 素敵な事だと もう一度気付けたら、 私たちは嘆きの前に 互いを慈しむ事が出来るようになる きっと
そんなに難しいことじゃない 多分ね みんなに出来る事 一回で良いから、 深く深呼吸して 自分を落ち着けてみて きっと気付ける
それがそこに在る ただそれだけで それはとても素敵なこと
彼らがそこにいた それはとても 敬愛すべきこと
26/Mar/’05 Reika
2006年08月26日(土) |
I’ve never seen |
Where're u? Where're u?
Before I was born When I had a pair of wings God promised and kissed me
"There'll be… There'll be the one Who hugs u tightly Who gives u lots of kisses with truly love"
But I've never seen Do I have sin? But they say,
U have to go back to… Why? I've never seen I've never met
Why u can decide my destiny? Why u can take my time away? Ah, God, papa, Where's my happiness? Where's the one you told me?
They said I have to go back to ur place immediately And they also said this is not able to reverse, Ur lucky, U can go back to ur home without any pains Hah? Where's my lucky? My time is stopped and I am killed without meeting any happiness To tell the truth, the acupuncture will hurt my body
Where're U? Where're U? Why we've not been able to meet? I want to meet you…
I wanted to be kissed and hugged tightly My wish was only that… I am killed. I am killed ur egoism
15/Dec/'02 Reika - for tiny victim animals as killed by socialized persons' egoism
君は何処? 君は何処?
生まれる前、 僕がまだ天使だった頃、 神様はキスをして僕に約束してくれたよ。
「行きなさい… 行きなさい…きっといるよ。お前をぎゅっと抱きしめて愛してくれる人が…だから、行きなさい。生きなさい。」
だけど僕は出会えないんだ 僕、何か悪い事したのかな? 出会えてないよ!! だけど、ヤツらは言うんだ。
「お前は行かなければならない….」 どうして? 僕まだ会えてないんだよ!! 僕まだ会えてないんだよ!!
どうしてお前達が僕の運命を決めるの? どうして僕の掌の時を奪ってゆくの? 奪ってゆけるの?
ねぇ、神様、おとうさん、 僕のおひさまはどこ? あなたが僕に言ってくれた人はどこ?
ヤツらは僕に行けと言う すぐに行けと言う お前の在りし場所に行けと言う
こうも言う 「これは決定だから覆す事は出来ない。」 「お前はラッキーだよ。苦しまずに何もせずに家に帰れるんだから。」
は? ラッキー? 僕のラッキーって何処よ?
僕の時間は止められた。 僕は殺された。 僕は僕の幸せに出会う前に殺された。
注射針は僕を傷つける。 刺さる時は痛いよ。 痛かったよ。
何処? 君は何処? どうして僕等は出会えないんでいるんだろう? どうして僕等は出会えなかったんだろう?
いっぱい いっぱい ぎゅって ぎゅ〜って… キスしてもらいたかっただけ 抱きしめてもらいたかっただけなんだよ。 僕の願いはそれだけだったのに。
僕は殺される。 僕は殺される。 お前らのエゴイズムに
15/Dec/'02 17:42 冷華
- for tiny victim animals as killed socialized person’s egoism
根拠のない感情
仄かに 温かい
仄かに 切ない
それが 哀しみなのか 愛しみなのか
私の中に 答えはない
それは ただそこに 存在する
それは ただそこに 在って 私を振り回す
求めても 求めても
すり抜けていく
追いかけても 追いかけても
ひらりと
すり抜けていく
涙が出ているときは 悲しい 息が出来なくて 頭が痛くて 首も 肩も張って... 苦しい
でも、 泣けそうで 泣けないときは もっと切ない 目頭だけがほんのり熱くて 喉の奥が ひりひりして 身体の真ん中が ずどんと 重い
奥歯を食いしばって 平気を装うけど、 いつ崩れるか分からない そのバランスが もっともっと 私を不安にさせる
ほんの些細な事が 引金になるって 知っているから 余計に怖くて 不安だけが募っていく
ここが闇だとは思わない だけど、 ここが陽だまりの幸せだとも 思えない
こんなに晴れた日なのに...
2006年08月15日(火) |
THE MEMORY OF BLOOD |
かの 黒い日を
かの 赤い日を
我は 見ず
見ゆるは わが血の中の 朱の記憶のみ
音と 泣き声と とほひ 体温持て
見ゆるは 朱の記憶のみ
想い 思い 重い
これを いつまで抱えていけばよいんだろう? これを いつまで抱えていられるんだろう?
息苦しくて...
その果てしなさに思いを馳せると 絶望と涙と焦燥が 私を 襲う
ゼロに出来たら... リセット出来たら... と思ってしまう
それがどれだけ馬鹿げた事か 頭の端では 解っているつもりなのに...
荷降しをして補給をする港もなく 背中を預けて息をつくこともなく 一人おもいと格闘する日々
その小船に 身 横たへて
赤き 漣に 身 横たへて
眼 閉じ 綾の 破れたる 身 波に任せ
紅の 焦げたる 顔 地平の彼方を 臨み
立ちし 焔 掠れる意識の中で とほく 聴く
花顔 一つの 雲が 崩せし 夢幻
波に 身 任せるは
花の誇りを 保たんが為
流るるもの全てが 明けに染む
打ち寄せし 母の鼓動 身 横たへて 花である為に 散り行く
花として 生き 行き続け とはとならんが為に その身 母に委ねる
哀しきかな…。
2000,A DAY OF SPRING 冷華
いたみを知る者 かなしみを知る者 嘆きを知る者
慟哭の先にある 絶望を知る者
知るはずの者
喪うかなしみ 絶望
それを知るはずの者 それを心に記憶する者
なぜ、 あなたは 隣人を想えないのですか?
1/Aug/'06 冷華
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