2009年04月29日(水) 松本・安曇野。
28日を有休にし、2泊3日で松本・安曇野へ行ってきました。 職場の姉様先輩と、徹底的に費用おさえるプランを練った上で(笑)、27日仕事終りにいざ松本へ出発!移動は往復・高速バス。宿泊は、長野の営業担当さんに事前ヒアリング+会社の宿泊補助が出るところという選択で、現地での移動はレンタサイクル、ガイドブックも図書館利用。
高速バスは片道3時間ちょっと。長い?と思いきや、行きは仕事で疲れて眠り、帰りは旅の疲れで眠り、わりとあっという間でした(って、どれだけ眠ってた?/苦笑)。ただし、帰りは中央高速が自然渋滞。まあ30分程度プラスというところでしょうか。
27、28日は、なんだか朝晩冷え込んで、どうしようかと思いましたが(着るもの現地調達しなくては?)、日が昇って暖かくなったのでほっと。29日はぽかぽか陽気でむしろ暑いくらい。
レンタサイクルは、2日目は電動アシスト自転車にしたものの、そもそも日頃、自転車に乗らないもので、漕ぎはじめとかヨロヨロと危なっかしく、その分、余計に疲れがきた感じ?帰りのバスに乗った時点で激しい筋肉痛に襲われるはめに(汗)。運動不足を痛感です・・・。
まあ、でも旅行中はすっかり仕事を忘れられたので(重要!)、 いい気分転換になったかなと。
松本といえば、松本城。駅前の宿泊先から、朝食食べに喫茶店に入った後、その足で向かいました。それほど大きくないお城ですが、立ち姿がすっとしていていいなと。松本城を見ながら、一人「炎の蜃気楼」に浸っていたのはお約束ということで(苦笑)。
松本城から歩いて5分くらい北上すると旧開智学校。長野って教育県なんですね。外観と内観のノスタルジックな感じが、ツボ。すぐ隣に開智小学校という現役の小学校が。洒落た外観、青い空、周りの山々、うらやましくなりました。
安曇野いわさきちひろ美術館へは、松本駅から信濃松川駅まで電車(JR大糸線)に揺られること40分ちょっと。そこから自転車で10分くらいでしょうか。久しぶりの自転車と横風に翻弄されてたどり着いた先には、とても癒される風景が広がっていました♪「出版記念展 ちひろと一茶」。一茶の句を横に、ちひろさんの絵を見ると、それぞれ活躍した時期は違うのに、句と絵、両方がすーっと心にしみ入る感じ。館内に人が少ないこともあり、なんだかとても贅沢な癒しの時間でした。 信濃松川駅から穂高駅へ戻って、穂高神社に立ち寄り。二十年に一度の大遷宮祭の準備真っ最中の境内。古いもの好きとしては、建ったばかりの正殿が眩しすぎて・・・。
かなり山の上にあった2日目の宿泊先・ホテルアンビエント安曇野。夕食・朝食を食べたレストランテラスの目の前に広がっていた風景を見て、思わず1枚。頂きの雪はいつまでも白く残っているのでしょうか。青空とのコントラストがまた凛とした感じで惚れ惚れ。
穂高駅前で自転車を借り、アートヒルズミュージアム→るんびに(パン屋さん)→BANANA MOON(ミュージアムカフェ)→小笠原わさび店、とめぐって穂高駅に戻り。BANANA MOONまで、ゆるく上り坂が続き、足はつりそうになるし、息は切れるし、結構大変でした(苦笑)。それ以降は反対に下り坂。景色を見る余裕もでき、ふと振り返ったところで、おお!と気づいてとった1枚。初夏、というよりは晩春といった感じ。
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2009年04月22日(水) ノー残業day。
今年度から月2回、ノー残業dayを設定するようにとのお達しあり。 本日ノー残業。しかしその分、前後にしわ寄せが・・・。まあ何はともあれ帰って休もう。
■読んだもの
『ツクヨミー秘された神』(戸矢学/河出書房新社) キーワードは、アマテラス、スサノヲ、ツクヨミ、記紀、三種の神器、天武天皇、桓武天皇、陰陽道?今まであまり意識してなかったけど、確かにツクヨミ、アマテラス、スサノヲに比べてフィクションものでもあまり目にしないかも。天武天皇、桓武天皇についても、こういう風に比べたことはなく(史学をやっている人にとっては当然の知識なのか?)興味深かったです。が、結論的には・・・筋道通った結論にいたっていないような。
『天才探偵Sen(3)』(大崎梢/ポプラ社) シリーズ3冊目にして少しフィールドが広がりました。というか身近なところに探すには限界がきたのか?児童書だからか、高校2年生、3年生のイラストがかなり若々しいです(苦笑)。
『無貌伝 双児の子ら』(望月守宮/講談社ノベルス) 第40回メフィスト賞・受賞作。表紙と題名から手にした一冊。 人と“ヒトデナシ”と呼ばれる怪異が共存する世界。ヒトデナシ、魔縁、藤京、首都中央警察、長靴友の会(ヒトデナシの調査管理組織)、三探偵、第三次紛争。独自の世界観。無貌によって「顔」を奪われた名探偵・秋津、親に捨てられた孤高の少年・望、魂と人間のヒトデナシ・無貌。鉄道王(常道鉄道)の一族・榎木家のお家騒動、無貌からの予告状。作品の設定があるからこそ解き明かされる事件の真相。読み応えがありました。秋に次回作が刊行予定とか。生意気な助手・望と、今回の事件で復活の兆しが見えた・秋津の今後がどうなるのか。
それにしても、無貌に顔を奪われたばかりで、打ちひしがれたまま何をする気力もなく、休業状態にあったからこそ秋津が呼ばれたというのは(苦笑)。探偵モノであまり見ない事情かと。
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2009年04月19日(日) 無題。
昨夜遅くに祖父危篤と第一報が入り、 今朝がた亡くなったと、タクシーを飛ばして行った母より連絡あり。 祖母の一周忌が終わって1週間。仲が良かった祖父母。 1年越しで再会した二人のことを思わずにはいられません。
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2009年04月12日(日) 一年。
昨日は祖母の一周忌で一家で遠出。一年、早いものです・・・。 そして本日は市長・市議選挙。とりあえず、義務は果たして参りました。
■読んだもの
『胡蝶の失くし物』(仁木英之/新潮社) シリーズ一作目の『僕僕先生』が文庫化されました(09年3月刊行)。人気なんですね。 で、『胡蝶の失くし物』はシリーズ三作目。唐の御史台(官僚の不正や動乱の目を監視するための役所)のなかでももっとも汚れた仕事を一手に引き受ける暗殺集団・胡蝶房。その一員である劉欣に僕僕の暗殺命が。ただしそこは僕僕先生。簡単に任務完了にはならないわけで、気づいたら劉欣も旅の仲間に加わっていたと。暗殺者登場でキナ臭いか?と思いきや、いつもどおりマイペースな僕僕一行。蚕に身をやつした蚕嬢(苗族の六合峰の社の姫神らしい)に、失恋して戻っていた薄妃に、旅はまだまだ続きそう。中国大陸をかなり南下したけれど、次はどこへ行くやら。 私的には新たに加わった劉欣の今後が気になるところ。敵方ながら主人公側に魅かれ心強い味方(表面上は全面協力じゃない)となってくれるという立ち位置設定がツボなもので(笑)。
『スノーフレーク』(大崎梢/角川書店) 物語のキーとなる「スノーフレーク」は、スズランに似た白い花を咲かせる、和名:スズランズイセン(←調べてみました)。 真乃は高校卒業を機に、生まれ育った函館から東京の大学へ進学することに。<忘れて、新しい日々を始めるの>シーコのわすれな草をテーマにしたショートショートに、めずらしく真乃がコメントしたところから動き始める、真相がわからぬままになっていた7年前の事故(事件)。 幼馴染の真乃と速人と亨。7年という歳月。真乃にとっては気持ちの整理がきっちりできる結末でしたが、、ハヤちゃんに関する結末は予想外でした。トールちゃんの漢気(?)を褒めるべきか。速人に勇麻(速人の従兄)が貸していたマンガが「幽遊白書」といところに、世代を感じました(しみじみ)。
『ビロウな話で恐縮です日記』(三浦しをん/太田出版) 相変わらずしをん節が全開! 『おおきく振りかぶって』の阿部くん考察がさすがです(笑)。 火宅(※謝りにあらず)が鉄筋じゃなく木造だったことが判明した時のしをんさんの思考回路がまた素敵。
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2009年04月04日(土) 春うらら。
桜、この週末に満開になるとか。 週初めの寒さを考えると、昨日今日と春らしい暖かさです。
■読んだもの
『情報は1冊のノートにまとめなさい』 (奥野宣之/ナナコーポレートコミュニケーション ) 今更ですが、ベストセラーな1冊。 とにかく1冊のノート(A6・文庫サイズの市販ノート)を常に携帯し、日記から買い物メモからネタやら読書録やら会議録やらスケジュールやら、すべてまとめる(一元化する)良さと、その活用方法について語られた1冊。メモしておかないと端から忘れる(メモすることによって安心して忘れる)ということは確かに言えるかと。1冊にまとめるというのは私的にはちょっと抵抗が(^^;まあ、自分で分類しながら記録・保管できるなら、それに越したことはないということだろうと勝手に読みかえてみました。 パソコンは絶対にデータが消える、WordではなくTEXTファイルを推奨、情報に索引をつける、は納得です(日頃からTEXTファイル愛用中)。オンライン日記は日記の代わりにはならない、というのは、まあ確かにその通りではあります。が、”オンライン”日記であることで、自分の考えを客観的にとらえ直すというプロセスが経験できるとも思います。
『トワイライト』1〜10巻 (ステファニー・メイヤー[訳]小原亜美/ヴィレッジブックス) 「活字倶楽部」(雑草社)でたびたび取り上げられており、映画化の話がある前から気になってはいたのですが、なんだかタイミング的に映画公開に合わせた感じに(今日から映画が公開されました)。 読み始めたら止められず、どこまでも・・・。10巻まで読了(さすがに一気にはそろわず、途中やきもき/苦笑)。もともとライトノベルスに分類される作品のようなので読みやすいということもありますが、いやー、あらすじで考えると思いっきりベタな展開なのに(人間と吸血鬼の恋)、読み始めると一気に惹きこまれます。べたながらも、きっとどこかにツボがあるのかと。 ちなみにこの3月に翻訳の方も全13巻で完結したようで、そこまで一気に読み尽くしそうです。
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