きみは以前 「次に彼女になる人からは愛されたい」と 何度も口にしていた。 「付き合うからにはもちろん彼女のことをそれなりに愛するけど それよりも自分の方が愛されていないと嫌だ」と。 よく「先に好きになったほうが負け」とか 「より多く好きになったほうが負け」っていうみたいに。 負けるのに疲れちゃったんだと思う。 それを知ったうえで彼女になったあたしは きっと辛い思いをする。 きみの好きはあたしの好きよりおおきくならないだろうから この恋は完全なる負け戦だ。 でも、それでもあたしはきみを愛したい。 そうすることできっとあたしは幸せになれるから。
どんなに遠くはなれていても きみのやさしさに触れたとき きみに抱かれているときのようなぬくもりに包まれて 安心できる瞬間がある。 きっときみは気付いていないとおもうけど あたしはそれに何度も救われているんだ。 あたしがひとりでいてとてつもなくさみしいとき それがあたしを強くするための特効薬となるんだ。 それはだれにも真似できるものではないし 代わりがきくものでもない。
ようやく 『きみがすべて』だった生活を改善できそうです。 こうやって小さな変化を積み重ねながら きみが東京へ来てくれる日を 首を長く長くして 待ち続けたいと思います。 あと5ヶ月。 どうか5ヵ月後も きみと一緒にいられますように。
きみとはなれようと決意してから3日。 風邪をこじらせてくるしんでいたきみが心配で 結局、連絡をとってしまった。 なにもできないじぶん。 はげますことくらいしかできなくて。 やきもきする。 PMSのいらいらと相まって 気分は最悪。
さみしくてさみしくてたまらない。 意味もないのに涙が出る。 誰かのぬくもりがほしくなって 誰でもいいから会いたくなる。
すこしだけ すこしだけ きみからはなれてみようとおもう。 このままではきっと きみが疲れてしまうから。 きっといい時期。 あたしも忙しくなってきて きみも相変わらず忙しそう。 だから、さみしくなんてないよ。 いそがしいから、きみのことを考える時間も少なくなる。
コウとはなしをした。 コウは年末にはきてくれるって。 やくそくしてくれた。 でも、普段さみしさを乗り越えて過ごしていくために 自分をしっかりもっていなきゃだめだ というようなこともいっていた。 あたしは すきなひとができるたびにその人にすべてを合わせようとしてしまう。 『じぶん』がなくなってしまう。 そんなじぶんがいやで こんどこそやめようとおもっていたのに。 またやってしまった。
距離があるぶん、 ちょっとしたすれ違いが致命傷になる。 あたしはどこまでも不安に思う。 さみしいし、きみの声がききたいし、 できることならばいますぐきみのところへいきたい。 だけどきみはきっとそうではなくて。 さみしくないみたい。 メールの返事がこない。 それだけであたしはこんなにも崩れてしまう。
今日、きみとは話せない。 つながりはメールだけ。 声が聞けない日はすごくさみしい。 きみの声はとても精密なベース音のようだから からだに、こころに、響いて 聞いているととてもおちつくんだ。 だけど今日は聞けないから。 ひとりきりでも眠れるように きみがすきだといっていた ベースラインのきれいなあの曲を聴きながら眠るよ。
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