「あっしにゃ〜かかわりのねえこって」by 木枯し紋次郎
いやあ、紋次郎には参った。本当にひでぇ目に遭った…A´д`) ここでわざとらしく断るが、勿論中村敦夫扮する紋次郎ではなくてうちの愛兎の話。
お正月だし、うさぎのもんを連れて初の遠出を試みた。 いつか、飼い兎をクローバーの密生した原っぱに放し、駆け回らせ、共に戯れる。 今回の出立は、飼い主の、殆んど願望実現のためとも言えるものであった。 四国の実家に帰省していた4日間、よいこで留守番をしていたもんを再び置き去りにして 温泉場に出かけるのもえらく薄情なようで、哀れに思えたからなのだが… まあ、このお節介が、そもそも間違いのもとだったという訳。
いつも狭いケージでいじらしく干草を食んでばかりだから、今回は広いお外で 思い切り遊ばせてあげるからな、可愛い可愛いもんちゃんよ♪(*^o^*) 大晦日、ペレットと牧草を数日分袋に詰め、戸惑うもんを籐のキャリーに 押し込むように誘導し、極力揺らさぬべく神経をつかいながら しんしんと冷える戸外を駅までてくてく歩いた。 もんはキャリーの中で温和しくじっとしており、時々透明のドアから覗くと クリクリつぶらな目でこちらを見る。お〜よしよし。 暴れもしないし、やたら怯えもしないし、こりゃよそにお泊りしても大丈夫そうだ、と安堵。
東海道線のグリーン車はガラガラ。しめしめ。車中でそっともんをキャリーから出し 抱っこして窓外の夜の景色を見せてやっている間にカウントダウン〜新年を迎える。 そうして宿泊地に着き、部屋に入って早々に借り受けた衣装ケースを用い 早速もんの寝床をしつらえにかかった。器に餌もどっさり盛ってやる。 しかし、牧草はモリモリ食べるが、主食のペレットにはさっぱり手をつけない。 おかしいぞ?いつもは食欲の鬼と化してバリバリ貪り食うのに 長旅のストレスで急性の食欲不振に陥ったか。 結局小旅行の間中、人の心配をよそに、もんは決してペレットを口にしようとしなかった。 (あとで分かったことだが、餌に匂い移りがして風味が変わっていたために 食べなかっただけなのである。なんちゅー贅沢なやつ)
さて、問題の正月2日め。 いよいよ、日差し溢れる原っぱにもんを連れ出す壮大な計画を実行する時が来た(*~_~*) お散歩には先ずリードが必需品である。そこで、ホームセンターへうさぎ用のを 探しに出かけたが、ない。でも、何が何でも今日はもんとお外で遊びたい。 仕方がないので子犬用のを買う。こいつが惨劇の布石となろうとは夢想だにせず…。
つづく
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