今年もこの日が巡りきて、いつものように暮れてゆく。 戦火に散って行った名もない人々を、この国はいつになったら誰憚ることなく悼んでやれるようになるのだろう。 何よりも先ず一同胞として、こんにちの豊かさを享受する者として右だのタカだのと下らぬ査定に拘泥することに、どんな意味があるというのか。延々と隣国の感情論に晒され通しの、靖国参拝に歴史教科書問題。果てしのない償いを求める貪婪の他国より、自国の繁栄に殉じた者等を重んじよ。