22:27 アナタからメールが届く。
『 月がキレイだ。 君のように。』
どう返信しろっていうんですか…。
確かに今日も月はキレイだった。
アナタは考えてもいない?
十五夜も、十六夜も
私はなおきの隣でみているんだよ。
なおきの横で 月を。
なおきの横顔を。
朝 なおきと同じ電車に乗るために早起きをする。
そんな自分が好き。
電車の中で隣に座っていても
寄りかかって眠るわけでもなく
手をつなぐわけでもなく
ただ隣にいるだけで
なんだかウレシくて。
ドキドキして。
あぁ、好きだなぁ。って そう思える。
なおきと付き合ってよかった。
すごくそう思えるよ。
ありがとう。
ガッコが終わって 地元の駅までなおきに迎えにきてもらう。
それから一度家まで送ってもらって。
ゴハンを食べた後にもう一度 家に迎えにきてもらう。
今日は十五夜。
天気悪いから 月みえるか不安だったんだけれど
『 ダメもとでどっか見に行ってみる?』
って メールをくれたから、行くこと決定。
ホントはね、なおきがそう言ってくれるのを待ってたの。
きっと 言ってくれると思ってたから。
ひょっとして見えないんじゃないかなぁ
なんて心配してたけれど
風で雲が流れて ちょうどキレイに見えました。
去年は一緒に十六夜みたなぁ なんて。
そんなことを思い出しながら。
今年もまた一緒にいるね って そう思いながら。
なおきの隣で 月を眺める。
今日は朝からバイト…。
ほんとは、昼頃までゆっくり寝て
午後からは なおきと会えたらいいなぁ
なんて考えてたのに。
昨日の夜 バイト先から電話がきて
急だけどバイトすることになる。
9:00〜18:00。8時間労働・・・。
なおきはメールをくれて。
バイトが終わったら駅まで迎えにきてくれると言った。
バイトが終わって、電車の着く時間をメールすると
『 おつかれさんvv りょーかい、それくらいに迎えに行くよ。
東口のマツキヨ前まで来れる?』
「 マツキヨりょーかい!よろしく〜vv」
それから一緒にゴハンを食べに行って。
なおきがみつけたという 新しい公園へ行く。
分譲されたばかりと思われるその場所に
家はひとつも建っていなくて。
街灯がすごくまぶしくみえた。
吹く風はもう秋風で。
長袖のシャツを羽織っていても 寒くかんじられた。
『 寒い・・・?』
「 ちょっとね。」
なおきが 私を抱きしめる。
「 あったかい。。。」
人って なんてあったかいんだろう。
くっついているだけで こんなにあたたかい。
人のぬくもりって大好きだなぁ って
ほんとそう思います。
しばらくブラブラ散歩して。
寒くなったので車に戻ることに。
流れている音楽は Mr.Childrenの曲がはいったMD。
なにげなく話してたんだけど
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