青の階

2004年10月31日(日) 散らばる白紙

ちょっと体調がマシになってきたけれど
親友からの「風邪は治りかけが肝心!」という忠告メールを読んだので
おとなしく家で宿題に励んでいました。
相変わらず数学も物理も苦手ですが、
レポートが完成するとやっぱりうれしいもの。
すべすべした真っ白い用紙に印刷して明日提出します。



2004年10月30日(土) エンジェルダスト

青い朝は
星屑を襟首に注ぎ込んでほしい
氷をそっと
握らせてほしい
無性に寂しい気分になって
緋色を求め惑う目に
温い水を与えてほしい

満ち満ちて
膨れ上がり
やがて静かに音をたてる
静謐な時に歯形をつける



2004年10月29日(金) 甘い毎日

風邪の調子が悪いので入学後初めて大学を休みました。
うう…。
病院で風邪薬を処方してもらったのですが
病院と薬局が数キロ離れているという恐ろしい状態なので
泣く泣く処方箋を持って自転車漕いできました。
なんだかなあ。

溜めていた家計簿をつけていたら
一週間に12個もシュークリームを食べていることに気付きました。
食べすぎだ。
寒くなってきたし甘いものが美味しい季節が始まりました。
毎日昼休みはお菓子の交換会と化しています。
まったく中学のときからやっていることが変わってない。
ちなみにマロンとかプリントかの入っていない
普通のシュークリームが一番好きです。
(なぜなら一番沢山カスタードクリームが入っているから)


私信:
風邪が悪化しているので、
電話は少し先延ばしにしていただけるとありがたいです



2004年10月27日(水) 凍える夜

先週からずるずると風邪を引きずっています。
夜中からものすごい風の音がしていて、心配していたら
案の定今日は一日中冷たい風が吹いていました。
冬が来るんだなあ…。
冬は苦手ですが、滋賀は北部には雪深いところもあると聞いたので
機会があれば訪れてみたいものです。



2004年10月25日(月) 冷たい雨よ止め

新潟はたいへんなことになっていますね。
西宮に住んでいる友達が
TVをつけると阪神大震災を思い出すので憂鬱だと話していました。
なにはともあれはやく余震が止んで
被災者の方が暖かいところでおいしいものを食べられるようにと祈っています。



2004年10月24日(日) 血と暴力の寝台

少し遠出をして知人と愛知まで。
予備知識ナシで入った豊田市美術館で
思いもよらず良い展覧会に出会いました。
「IN BED」展
写真、絵、インスタレーション、彫刻、ビデオとバラエティに富んだ作品構成で
見る人を飽きさせない作りになっていました。
普段なかなか目にする機会のないわたしの好きな作家の作品も
沢山見ることが出来て大満足です。
フォンタナが、草間彌生が、クラインが。
ちなみにビデオの三作品がどれも印象的でした。
真っ暗な空間で展開されるそれらの作品は
暗く、とても静かで、それでいて暴力的。
特にビル・ヴィオラの作品は展示室に入ってスクリーンを見た瞬間
思わず足を止めてしまうような衝撃的なものでした。
忘れたくても忘れられない作品となった気がします。



2004年10月21日(木) 摂氏-196

実験の授業で小さなグループを作って実験をしているので
普段話さない子と話せてうれしい。
煙草吸ってて怖そうだなー、と思っていた子たちが
案外いいひとのようだった。
今日はなんだかほんと色々…色々喋ったので
授業はきつかったけど充実した一日だった気が。
結晶に温度と電圧を加えると結晶の色が一部変化することがあるんですが
今はそういう変化について調べています。
暖めた試料を冷やすのに液体窒素を使ったので
暇な時間を使って花を凍らせて遊んでました。
お決まりの遊び。

大学で一番仲のいい友達の誕生日でした。
現役生はみんな早く誕生日が来て、浪人生は誕生日が遅いので
現在学科の友達(女)全員19歳!
やきにくパーティーしてきました。
久しぶりの会食。



2004年10月20日(水) 冷たい荒野

台風で休講になると休日に補習があるので嫌だなあと思っていたら
ちょうど必須の授業が終わった後で警報が出て休講になったので
ラッキー?でした。
地響きをたてながら雷が鳴っているので
また停電になりやしないかとひやひやしています。
洗面器に水を溜めておこう…。
大学に来た友達の台詞は申し合わせたように
「電車止まって帰れなくなる前に帰る」だったので
ああ違う土地に来たんだなあと実感しました(何十度目だか…)

雨の日は町が霞むので
山が消え、ビルが消え、
灰色の霧に飲み込まれてしまうので、
わたしはいつも世界がそこから終わってゆくように思う。
ここが消えるのはいつだろうかと思う。



2004年10月19日(火) 強い風が火をつける

風邪のせいか、なんだか憂鬱な気分に襲われている。
このまま
(夜に)
茶色のコートにマフラー巻いて
(街灯の闇をぬい)
足音消して
(隠した口に微笑み浮かべ)
深緑の帽子目深にかぶって
(財布のコインの温度を感じ)
不安も期待も何も抱かず
(風の押すまま)
気の向くままに



2004年10月18日(月) 金色の台所

風邪をひいてしまって体がだるいので
授業の終わった午後は家でぐったり。
夕方うつらうつらしながら見た夢は
やっぱり夕方の夢で
母が下宿に来て夕食の準備を手伝ってくれていました。
細部がぼんやりしていて
なんだか金色をした夢だった。
我に返った時には既に外は真っ暗で
そこに母などいるはずもなく、慌ててうどんの準備をしたのでした。
(出来たうどんはとても…微妙な味だった)
今はまだ軽度の風邪だからいいけれど
立つのもしんどくなったらどうしようかと思う。
何があっても授業には出なきゃいけないし
買出しに行こうにもスーパーは遠いし
それに大阪と違ってここはとても寒い土地なのだ。



2004年10月17日(日) 戦慄の秋

久しぶりの大阪はやっぱり滋賀に比べると随分暖かかったです。

成人式の着物は無事に決まり、レンタルの予約をしてきました。
しかしまだショールだのバッグだの髪飾りだの、
そういった小物類はわたしのレンタルには含まれていないので
今から準備していかなくてはなりません。
はじめは着物なんてどっちでもいいやと思っていたのですが
いざ試着してみるとやっぱり楽しみになってきました。
七五三以来かな?

明日からまた5日間の勉強漬けの日々が始まります。
去年の今頃は受験時代でした。
その頃は「これが人生で一番厳しい勉強のはずが無い、
精根尽き果てるぐらい勉強するときがこれからまだまだ来る」
と思っていました、が、
それが今だ…。
特に予習や復習をしているわけでもない(し、そんな時間もない)けれど
授業を受けて宿題をしているだけで
恐ろしい勢いで色んなことを学んでいるので少し混乱しています。
それに周りには飲み込みの早い人が多いので、なんだか焦る。
先生が、我らが学科を卒業するのは入学者の68%、
などとおっしゃっていたのもなんだか怖い。
自分が追っているものの大きさを見るのが怖いので
そういう本は読まないでいる。
見たくてしかたないのに目を覆っている、
自分は弱い。
とわかっていても読めない。
まあ少し気持ちが落ち着いてから。
紅葉など見たいです。



2004年10月15日(金) 門

明日は月曜の振り替え授業があるのですが
その後母とデパートに振袖選びに行ってきます。
ぼんやりしているうちにこんな時期になってしまってあれあれ。
でも振袖を着ることはおそらく二度とないだろうから
(よく「親戚の結婚式で着る」って言われるけれど
今まで行った親戚の結婚式で振袖を着ている子なんて見たことがないし
これからはドレスで出るのが主流になるんじゃないかなあ)
とにかく気合を入れて気に入るものを探してきます。
柄があんまり入っていないのがいいな。



2004年10月14日(木) 木曜日はブルー、ブルー

まるで月曜日の朝のように。

物理だらけの一日なので
容量オーバーで体が破裂しそう。



2004年10月13日(水) わたしは地中深くにある

地の底から
眺めている、世界を
一直線に君まで
光を放つ



2004年10月12日(火) 美術探訪覚書

連休を利用して、美術めぐりをしてきました。

倉敷:大原美術館
何回目かの訪問ですが、
フレデリック「万有は死に帰す、されど神の愛は万有をして蘇らしめん」と
フォンタナの有名なあれをもう一度観たいと楽しみにしていました。
「大原美術館展」という展覧会のため貸し出し中の作品も多く
フォンタナのあれも観れなかったのですが
フレデリックの絵はあいかわらずの迫力だったし、
思いがけずポロックに惚れてしまったり、
得るものの多い半日でした。
(ポロックの使う黒はなんだかタールを連想させる)
(あの黒を見つめているとざわざわしてくる)
(叩きつけられた絵の具の軌跡を見ていると何かを殴りつけたくなる)

香川:直島
島全体(?)がアートに満ち満ちている素晴しい所。
安藤忠雄設計の地中美術館と”家プロジェクト”を巡ってきました。
わたしは”作品の中に入り込んで体験する”というパターンがすきなんですが
ここでは美術館全体が作品となっていて
どこにいても何かを感じることができるようになっていました。
建物も作品も光の具合が絶妙で
特にジェームズ・タレルの「南寺」は
しばらく忘れられそうに無い傑作でした。
古い町並みも趣があり、ぜひまた訪問したい場所です。



2004年10月09日(土) 雨の日はだるい匂いがする

関東のほうは台風で大変なようですが
こちらは豪雨もナシ、雷もナシ、暴風もナシ、
まったく台風らしくない休日となりました。
こんなことなら昨日食料買出しに行くんじゃなかった、と少し後悔。
(↑お腹がすいてたのでいらない食べ物を色々買った)
夜、コンビニに行くと
わたしの自転車の隣にバイクをとめた少年が
「携帯落としたら直後に車に轢かれて潰された…」と呻いていました。
か、かわいそうに。

明日、明後日はせっかくの連休なので
ちょっと美術巡りの旅に出てきます。
そのために頑張ってレポート進めなきゃ…。
来週から授業でエクセルを使うらしいのですが
エクセルを触ったことが無いので予習をしていてもちんぷんかんぷんです。
もがもが。
昔は読みたい本を買ったら
それを翌日に持ち越すなんて考えられなかったのに
今では翌日どころは翌月に持ち越すこともしばしば。
本棚のガラス越しに読んでいない本の背表紙を見つめながら
面倒くさい記号と数式の物理書を手に取るのも
もうそんなに苦痛ではなくなってきた、そんなこのごろ。



2004年10月08日(金) 冷たい温室

近付く台風に
とびらを締め切り
お菓子を冷蔵庫に放り込む。
エクセルの予習に沢山のレポート、
更けてゆく夜に焦りながら
キーボードを叩く。
裸足の足が
つまさきから少しずつ氷っていく。
寒いのに
この閉塞感は暖かい。



2004年10月07日(木) コーリング

殺人鬼に愛を見て
”愛の物語”に戦慄した
そんな夜もある

叫んでも聞こえない
�/爾ぐ任飽呂泙譴討い襪�ら
�∪こΔ�遠いところまで広がりすぎているから



2004年10月06日(水) 天空の湖

という題名のNHKスペシャルを日曜日に見たんですが
昨日深夜に再放送があったので
またしつこく見てしまいました。
深い青の空を持つ湖、
氷の割れる音が響く中、草を求めて凍った湖の上を歩いてゆく羊たち。
青と白のコントラストに「白鳥は…」の牧水のうたを思い出しました。
そんな羊がマイブームな今日この頃です。



2004年10月05日(火) 火曜のスリット

毎日怒涛のようにレポートが出るので
そしてそれに理解が追いついていかないので
レポートは書けても自分の書いたことの意味がわかっていなかったり。
停電のおかげでネットで情報検索ができなくなったので
インターネットのありがたみがわかると同時に
いかに自分で文献を調べる作業を怠っているかを実感したので
反省して図書館を活用しだしました。
ただ、現在レポートに使っている分光学の本、
なんだか字体が古いなあと思っていたら昭和42年発行だった…。
うーん。

破壊したプリズムから
闇の中に色が飛び散っていくのが見えた
急速に日々は暮れだし、
わたしは青が思い出せなくなる



2004年10月04日(月) 月曜の午後は迷宮

成人式に向けて、
というのは実は建前で
ホントはただそうしたかっただけなんだけれど
なにはともあれ髪の毛を伸ばしております。
春にはショートだった髪も、今では肩より下まで伸びました。
今日の陽光は夏を思い出させる温度、
けれど体に受ける風は秋の涼風で
自転車で走ると髪がふわふわするのがうれしかった。

月曜の午後はおやすみ。
マンションの正面を通っている道を
引っ越し後7ヶ月目にして初めて右に曲がってみました。
迷宮みたいに道が入り組んでいてややこしく、
細くて、坂が多くて、行き止まりがあって、
でも天気がいいと全てが許せるのでした。



2004年10月03日(日) ドミノの日々

もうこんなに、。
はやい、はやい、
思っていたよりずっと早い。
景色も見えない速さで
疾走し続け
このままころころころがってゆく。
思考も忘れてただただに。



2004年10月01日(金) 窓硝子、赤い光を撒き散らし

19日は台風のおかげで停電になって色々と不便しました。
2時間程度で復旧したのですが
うちのマンションはオール電化なので
お湯どころか水も何も使えなくて閉口。
短い停電が数回続いた後に
ばちっと嫌な音をたててテレビが消えて静寂がきました。
停電はどうやらマンションの前の川からこちらの町で起こっていたようで
川を挟んで向かい合う建物や、
遠くの駅、それに隣接するショップの明かりは
いつもと変わらず明るかったため
カーテンを開けると、案外部屋は明るく。
この街の夜空は毎日真っ赤に染まるので
赤い光に照らされた部屋は不気味で、少し寂しい色になるのでした。


予兆の停電は数分もすればすぐに回復した。
二度目からは部屋が暗くなると同時にベランダに出た。
待っていると背後で部屋の電気が点き、
テレビの音がよみがえり、
眼下の家々にひとつ、ふたつとあちらこちらで明りが灯りだすのだ。
それはやさしい眺めだった。


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