短いのはお好き?
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……その時、フェリスは人の気配に気付き、ハッと後ろを振り向くと暗闇のなかから大きな白いものが、ぬっと現れた。
次の刹那、その白いものが、「この盗人め」と言ったのと、銃声がとどろいたのは殆ど同時だった。フェリスはガシャーンという窓の割れる音を聞きながらその場にくずおれた。
意識の遠退くなかでフェリスはサンタさんにお願いをした。
……サンタさん、ぼくがあの世というところへ行く前に、どうかパパとママに逢わせてください。お願いです…。
程なくしてフェリスは目蓋を透かして煌煌と明かりが灯るのを感じた。フェリスは期待を込めて、うっすらと目を明けてみる。
懐かしいパパとママが、そこには立っていた。震える声で小さく「…ママ…パパ」と呼ぶフェリスを、ふたりは怪訝な表情で見つめている。
フェリスはそんなことには気付かない。
「ほら、ママ。ぼくいつもこうしてママとパパのお写真を見てたんだよ」
首から下げていた小さなロケットを掲げてみせるフェリス。
「まあ、そのロケットは…」
ママが駆け寄りきつくフェリスを抱きしめた。 「フェリス! 元気だったのね。まあ、なんてことかしら…」
ママは泣きじゃくり、あとはもう声にならない。 フェリスは思った。サンタさん、ほんとうにありがとう。たとえ夢でもぼくには最高のクリスマス・プレゼントです! これでぼくも…
そこでフェリスはやっと気が付いた。 あれ? おかしいな全然どこも痛くないや。それに血も出てないし…。なんだパパは、ただ脅かすためだけに銃を撃ったのか。
ええ!! ということはこれは夢なんかじゃないんだ。今度はフェリスが激しく泣きじゃくる番だった。
そうして、イヴは明けてゆき、再開した親子三人は、めでたくクリスマスを迎えるのだった。
しかし、ここで忘れられている存在がひとつあった。
パパは威嚇射撃をしたわけではなかった。その証拠に割れた窓ガラスの飛び散った雪の上には点点と血痕が塀の方へとつづいていた。
だが、その血痕も降りつづく粉雪に、ピンクへと変わり、やがて純白に染まっていった。
(了)
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一年間の? ご愛読? ありがとうございました。 今年はみなさんにとって、どんな一年でしたか?
みなさんのお幸せを衷心よりお祈りもうしあげます。
てなわけで、よいお年を!
ばかやろう!
おまえは創作のためなら親でも殺すのか?
罪もない子供を殺しやがってからに、それでもおまえは人の子か? まったく血も涙もねえ奴だな。
ああ、いやだ、いやだ。ネットなんてやめろ! 誰もおめえなんかに期待しちゃあいねえんだよ。そんなんで簡単に殺されたりしたんじゃあ、たまらねえや。
おまえはほんとうにご都合主義だな。自分のことしか考えてねえだろ。ネット小説のために盗作した上、いたいけな子供まで殺しやがってよ。
鉄面皮たあ、おめえのことだ。厚顔無恥たあ、おめえのことよ。どうでえ、オレだってなかなかどうして隅にゃあおけねえだろ。いや、捨てたもんじゃねえだろ、かな?
じゃあ、どうすればいいというんだろう? まったく大きなお世話だ。何を書こうが私の勝手ではないか。「オリバー・ツイスト」に似てしまったのは否定できないにしても、そこまで言われる憶えはない。私が生み出した登場人物を私が好き勝手に動かしてどこが悪い。
あ。おまえいま、反抗的な目をしたぞ。いかんないかんな、いかんよきみ。これだけいっても反省の色も見せないとは…。親の顔をみてみたいもんだね、まったく。
そういうおまえの生みの親は私だ。
ま。いいさ。こっちとしては書き直して貰いさえすりゃあよ。それでだ、盗作云々のことはひとまず置いていてだ。とにかくかわいいフェリスを殺すようなことだけはやめてほしいもんだな。
オレも大人だ。そこまでは譲歩しよう。そしたら、オレも口をつぐんでやるよ。
どうでえ? 悪くねえ取り引きだろが。ここらでひとつ紳士的に協定を結ぼうや。オレだってよ、コソ泥なんてケチな商売やってるけどもよ、根はそんなに悪い人間じゃねえんだ。
実のところ、おまえの創作上の苦労もわかってるつもりだ。だけどもよ、なにもよりによってイヴにフェリスを殺させるなんて、非道じゃねえのかってことなんだ。そこがオレは言いてえんだ。
小説の設定としてそういった環境にフェリスを置いたのは、はなからあいつを殺させるつもりだったんだろ? そうとも知らずフェリスは忠実に自分の役柄をまっとうした。
そして、待っていたものは死か? それもショットガンだぞ。考えてもみろ、普通だったら自分のほしいクリスマス・プレゼントがもらえるかどうかって、小さな胸を躍らせて眠ることも出来ないって夜さ。
それを…。
ま、こんなことをいつまでも言っててもらちがあかねえや。後はおまえさんの良心にすべてまかせるよ…。
わかった。年内にはなんとか決着をつけるつもりだ。
ガシャーンという窓ガラスの割れる音を後ろにききながら、おじさんは塀を乗り越え足早に立ち去ってゆく。
おじさんは雪に足をとられながら、次のガキを早くみつけなけりゃあなぁと考えていた――。
(了)
おい、人殺し! おい、てめえだ、てめえ。
断っておくがこの↑上の物騒な文章は私が書いたと勘違いしないでいただきたい。 あるいは、ブルトンの自動書記などでは断じてない。
私がこのイヴの最終行を書き終え、enpituにカット&ペーストして、ラークを燻らせながらほっと一息ついているとプレヴュー画面に勝手に文字が浮かび上がってきたのだからたまんない。
なんじゃこりゃ? しばらく様子を窺うことにした。
おい! こりゃあ、盗作じゃねえか。ディケンズだ、ディケンズの『オリバー ・ツイスト』じゃねえか。
フェリスがオリバーで、この俺さまは、あの小汚いフェイギンか? それも『オリバー・ツイスト』を下敷きにしたとかいうんじゃなしに、これじゃあ、まるっきりのパクリじゃねえか。
まったくあきれてものも言えねえな。羊頭をかかげて狗肉を売るってえのは、おまえみてえな…、いや、ちょっと違うか?
まったく画竜点睛を欠くってえのは…、いやこれもちがうな。
ほれみろ。おまえの作ったおれのキャラが無知蒙昧の輩ってやつだから、適切な言葉が浮かばねえじゃねえか。
いや。この場合、適切な表現と表現した方が表現的には適切な表現と適切に表現できるのではないかしらん? んんんんん??
そこで私は、呆気にとられながらも、仕方なしにこう入力した。
「それをいうなら、盗人たけだけしいって言うんじゃなにのかな」
そうだ。そいつだ。わかってんなら早く言え、どアホウ!
そんじゃ、あらためて…。
盗人たけだけしいってえのは、てめえのことよ!!
あらためてそういわれると、さすがに私もムッとした。だが、自分自身でも書き進めて行くうちに、やけに『オリバー〜』に似ているなぁ、と思ってはいたのだ。だから、私としても痛いところを突かれ反論できないのだった。
おい、聞いてんのか!
とにかくな、おれはこのままじゃ許さねえぞ。そのおまえの腐った根性が気にくわねえ。『オリバー〜』を読んでねえなんて言わせねえぞ。
いいか、書き直せ。書き直さねえと、ただじゃおかねえぇぇぇぇぇぇぇっ!
私は頭をかかえた。
「あーた。んな、こと急にいわれてもね、今から書き直したんじゃ…。今もう外は明るくなってんすけど?」
…と同時に、ギイと窓が音を立ててなった。
フェリスは思わず身をすくませる。
おじさんは何も言わなかったが、その方がよっぽど不気味だった。
フェリスはさっきからつきまとって離れない嫌な予感が一層強くなるのを感じ、凍ったように身動きできなかった。
するとおじさんが無言のままフェリスの右足のふくらはぎあたりを、いやというほどつねった。フェリスは痛い! と声を上げそうになるのを咄嗟にぐっと呑み込んだ。
ぐずぐずしてはいられない。早くしないとお仕置きがもっと酷くなる。
フェリスは今度は慎重に音を立てぬよう窓を押し上げ、自分の体が通れるほど開けると、窓枠に乗り移った。
そして体の向きをかえ、窓枠にしっかり掴まると窓の向こう側へ身をくの字に曲げるようにして、ゆっくり足をずり下ろしてゆく。
両腕がぶるぶると震える。
体が下へ伸びきると、とんと床に飛び降りた。が、勢いあまって斜め後ろへバウンドし、食器棚のようなものにガシャンとぶつかった。
冷や汗を流しながらフェリスはその場に暫くうずくまっていたが、やがてそろそろと起き上がり、鍵を開けるために窓の方へいきかけた。
その時フェリスは、人の気配に気付きはっと後ろを振り返った。 その直後、ショットガンが火をふいた。
フェリスは声を上げる間もなく、激しく窓に倒れこんだ。
おじさんは辺りを用心深く見回した後、塀にフェリスを乗せ、先に塀を乗り越えフェリスを抱え下ろす。
抜き足差し足で裏の方へと向かうおじさんに手を引かれながら、この家にもやっぱり犬がいないなとフェリスは思った。
以前、そのことをおじさんに訊ねるとおじさんは「犬が吠えると近所迷惑だからな」といった。
次におじさんはいつものように錠のおりていない窓をみつけ、フェリスを軽々と肩に担ぎ上げる。
窓はフェリスがやっと通り抜けられるほどの窓だったが、フェリスは今夜に限ってとても嫌な予感がして仕方なかった。
それで、我知らずいつも疑問に思っていることをつい口走っていた。
「おじさん、善いことをするのになんでこんな夜中にこそこそしなくちゃいけないの?」
おじさんは舌打ちした。
「おまえはなんて馬鹿なんだ。いいか、この仕事をかたづけたらお仕置きだからな。覚悟しとけよ」
声を押し殺しておじさんはそういった。
フェリスはそれを聞くとぶるぶると震えだした。フェリスがこのお勤めをするのも実はお仕置きが怖いからなのだ。
もしお仕置きが嫌などと一言でも言おうものなら、鞭打たれた後で屋根裏部屋に閉じ込められ丸一日食事抜きの罰が待っているのだった。
フェリスは、震えながらも意を決して窓をぐいと押し上げた…。
……いいか、世の中にはな、お金を腐るほど持っている人がいるんだ。そういう人はな、おじさんたち貧乏人なんかより恵まれているんだから、善い行いをする義務があるんだ。
つまりな、お金持ち人は貧しい人に施しをするっていう、善い行いが出来るチャンスがいっぱいあるわけだ。な、そうだろ? そこでおじさんの登場だ。おじさんはその手助けをしてやるんだ。だからこれは立派な人助けさ。
それにな。陰徳っていってな、世の中の人に知られずに善い行いをするってことは、誰かに知られながらやるよりもずっとずっと徳を積むってことになるのさ。
だからな、おじさんはこっそり忍び込んでたんまり恵んでいただくってわけよ。
フェリスは毎日毎日こんなことを聞かされていたが、今でも納得がいかなかった。でもおじさんがフェリスを育ててくれたのは本当なのだから、その恩には報いなければならないとも考えていた。
しかし、いざ、おじさんのいう人助けをする時になると、いつも後ろめたい気分になってしまうのだった。おじさんのいうように善いことをしたような晴れやかな気持ちには、ちっともなれなかった。
それどころか、お勤めを果たした後のフェリスは、二、三日ずっと暗い嫌な気分を味わった。
おじさんはというと、お勤めの後だけは、妙にフェリスに優しくなり、眼をぎらぎらさせてお金を数えながら、『フェリス、おまえはきっと立派な人間になるぞ』と、うれしそうに言うのだった。
おじさんの足がとまった。
どうやら今夜の目的地に着いたようだ。
フェリスは俄かにそわそわし始める。
いつもこうだ。
その家は夜目にもわかる白塗りの大きな家だった。おじさんが身をかがめ、フェリスの耳元に囁いた。
「いいか、いつもどおりにやるんだぞ」
粉雪の舞う中、フェリスはおじさんに連れられて見知らぬ街を歩いていた。
行き交う人々はもう既になく、街灯だけが寂しげに灯りを通りに投げかけていた。
ぽつりぽつりと夜のしじまに浮かび上がるその街灯のあかりは、降り注ぐ粉雪に滲んで見えたけれど、フェリスにはやけに冷たく、そしてよそよそしく感じられるのだった。
これからやらねばならぬことを思うと、フェリスの足取りは更に重くなり、おじさんになかば引きずられるようにしながら歩いていた。
街灯の下を通りすぎる時、フェリスは降り積もる粉雪で既に消えかかっている足跡を見つけては、寂しさを、底知れぬ寂しさを味わうのだった。
あ、この大きな足跡はきっとパパの足跡だ。その横に並んでいる小さな足跡は女の子かな、男の子かな? その子は大きくて暖かなパパの手にしっかりつかまってどんなお喋りをしていたんだろう。
ぼくにはわかるような気がする。いや、絶対そうだ。
明日の朝、起きたときベッドの支柱に掛けておいた靴下に、サンタさんが願いどおりのクリスマス・プレゼントを入れてくれるかどうっかってことに違いない。
それに比べて、いまのぼくはどうだろう。パパでもなくママでもないこのおじさんの手は、ごわごわとして冷たく、ただぼくが逃げ出さないようにつかまえているだけだ。
それに…それにぼくのとこにはサンタさんは来てくれないに決まってる。だって、サンタさんは良い子だけにプレゼントをくれるのだから…。
でも、ぼくはおじさんに恩返しをしなくっちゃいけないんだ。おじさんはいつもそういっている。
―――なあ、フェリス。おまえを育ててやったおじさんの苦労を考えてみろ。それに比べりゃ、こんなこと屁でもないさ。な、おじさんの恩を忘れちゃいけないぜ、恩をな。
遠くでくぐもった犬の鳴き声がした。
大分街外れまできたようだ。
おじさんは何も喋らず、ただフェリスの左手をきつく握って歩いてゆく。
街路樹の梢から雪の塊が落ちてきた。
フェリスは、おじさんの言葉を再び思い出していた。
だってさ
はなからやるつもりなんてぜんぜんなかったのに
いきがかりじょうやらざるを得ない情況になっちゃったんだから
仕方ないじゃん
寛大な気持ちでどうか許してほしいなんて思うのは
あまりにも身勝手な言い分だと
自分でもわかってはいるんだけれども
翻って考えてみるに
俺やっぱ
ハメられたんだよなぁ
「いまごろ気付いたの? あんたも相当鈍いのね。てか、ただのアホじゃん?」
てへへ
こりゃどうも手厳しいすね
でもさ
そうゆうことだから俺こそ被害者なんだよ
わかるだろ?
「ブァッカ。だからってあんなことやっていいわけねえだろ?」
そりゃま
そうだけど
ま
そこんとこひとつ
大目に見てくんない?
「あたしにいってどうすんのよ! 潔く自首して法の裁きを受けるか、トンズラ
するかあんたに残された道はふたつにひとつなの。さあ、どうすんの!」
そ そうだよなぁ
なんであんなことしたんだろう
気付いたらもう馬乗りになって首を絞めてたんだ
でさ
我に帰って絞める手を緩めようとするんだけれども
手がさ
首に食い込んだまま離れないんだよ
指が石みたいに固まっちゃってさ
俺
もしかしたら殺人犯で全国指名手配ってやつかな?
「ま、そんなとこかもね。フツーだったら、そんだけ首絞めたら死んじゃうよ」
ゲーッ!
いやだよ
いやだ!
俺
人殺しかよ
冗談じゃねー!
この若いみそらで死刑かよ
誰か
誰か助けてくれー!
「ばーか、いつまでも小芝居やってろ!」
だってさぁ
仕方ないじゃん
寒いだろうからっていう親切心から穿かせてあげようとしたのにさ
もう穿いてんじゃん!
なんだよ
ひとを馬鹿にするのもいい加減にしろ
って思って
それでブチぎれちゃったんだよ
「で、彼女を押し倒して首絞めたってわけ?」
ま
そんなとこかな
「へー。そんで、そんときあんた下半身モロだしだったんだってね」
え?
なんでそんなこと…
「あんた、まさかマネキンに欲情したんじゃないでしょうね?」
いや、紅い毛糸のパンツ見たらちょっと…
「おまえ、やっぱ死刑にしてもらえ! 世の中のためだ」
マクドナルドが176店閉鎖、税引後赤字に転落へ
日本マクドナルドホールディングスは20日、2002年12月期連結決算の業績予想を大幅に下方修正した。売上高、経常利益は今月6日の業績修正時と変わらないが、来年に不採算店舗176店を閉鎖することに伴う特別損失49億3100万円を前倒し計上するため、税引き後利益は5億円の黒字から23億円の赤字に転落する。日本マクドナルドが税引き後赤字に転落するのは、1973年12月期決算以来29年ぶりだ。
日本マクドナルドは、個人消費の低迷によって既存店の売上高が昨年10月から14か月連続で前年実績を下回っている。今年8月にはデフレを逆手にとった1個59円の格安バーガーを発売したが収益改善に結びつかなかったため、過去最大の店舗閉鎖に踏み切らざるを得なくなった。(読売新聞) [12月20日21時6分更新]
☆☆☆★☆☆☆
はっきりいってモス・ファンですから関係ないすけど。
NTTドコモ、カメラ付携帯電話が400万台を突破
[東京 20日 ロイター] NTTドコモ<9437.T>は、カメラ付き携帯電話機の累計稼動台数が400万台を突破したと発表した。11月26日に300万台を突破してから、わずか3週間で100万台増えた。 他社では英ボーダフォン傘下のJ─フォン(東京都港区)が11月末現在で740万2900台、KDDI(au)<9433.T>が同186万台となっている。(ロイター) [12月20日18時12分更新]
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はっきり申し上げてベッカム党れす。
<痴漢行為>大阪の警部補を懲戒処分へ 電車内で女性の胸触る
大阪府警都島署の警部補(35)がJR大阪環状線の電車内で、痴漢行為をしたとして府迷惑防止条例違反の疑いで現行犯逮捕されていたことが19日、分かった。警部補は容疑を認めており、辞職願いを出しているという。府警監察室は懲戒処分にする方針。
調べでは警部補は、18日午前8時10分ごろ、同線の京橋―桜ノ宮間で車内で会社員の女性(19)のコートの上から胸を触った疑い。女性は満員の車内で声を上げ、警部補が桜ノ宮駅で降りようとしたところ、手をつかんだまま大阪駅まで連れて行き、駅員に引き渡した。(毎日新聞) [12月19日13時50分更新]
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さすがっ! 警部補だけに? 連行されたんですね。
警視庁の警官、痴漢で逮捕=帰宅途中に女性触る−埼玉
埼玉県警大宮署は18日夜、電車内で女性に痴漢をしたとして、県迷惑防止条例違反の現行犯で、警視庁公安2課巡査部長細井雅男容疑者(47)=栃木県小山市=を逮捕した。同容疑者は痴漢を認めているという。 調べによると、細井容疑者は18日午後9時15分ごろ、JR高崎線下り普通電車の車内で、埼玉県鷲宮町の女性会社員(26)の体を数回触った。同容疑者は帰宅途中だった。 (時事通信) [12月19日13時5分更新]
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懲戒免職?
地下鉄の委託職員、痴漢で逮捕=JR車内で女子大生触る−大阪
電車内で女子大生(20)の体を触るなどしたとして、大阪府警天王寺署は18日、同府泉佐野市、財団法人大阪市交通局協力会職員杉原道夫容疑者(46)を府迷惑防止条例違反の現行犯で逮捕した。
調べによると、杉原容疑者は同日午前9時ごろ、JR阪和線の快速電車内で、同府堺市の女子大生の体を触るなどした。電車が天王寺駅に到着後、女子大生が同容疑者の腕をつかみ同署員に突き出し、逮捕された。
杉原容疑者は市交通局から委託を受けて、地下鉄駅構内で定期券の販売をしていた。 (時事通信) [12月18日17時1分更新]
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女性は強し! 定期券だけ売ってろ。
通勤列車内で痴漢行為=東北大病院係長を逮捕−仙台
17日朝のJR東北本線の通勤列車内で、東北大学医学部付属病院管理課給与係長(53)が女子専門学校生(19)に痴漢行為をしたとして、宮城県迷惑防止条例違反の現行犯で仙台中央署に逮捕された。 (時事通信)
[12月17日20時5分更新]
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ゲップッ。 失礼。
県住宅公社巨額横領判決 ずさん管理体制、きびしく指摘 /青森
◇千田被告、「懲役14年」に弱々しく−−廷内で控訴しない意思表示 「公社側の問題点が被害を誘発、助長させた面を否定できない」。14億円という史上まれな巨額の県住宅供給公社横領事件判決で、青森地裁の山内昭善裁判長は横領の温床となった公社のずさんな管理体制を厳しく指摘した。一方で千田郁司被告(45)についても「刑事責任は余りにも重い。最高刑に近い実刑を科するのが相当」と、懲役15年の求刑より1年少ないだけの懲役14年を言い渡した。1年前の逮捕当時と比べてめっきりやつれ、白髪の目立つ千田被告は裁判長の言葉に弱々しくうなずいた。
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ものすごーく短絡的な単純計算でゆくと、1億で1年という計算に。 14億もいらん。1億でいいっす。 1億で1年の務所暮らし。 う〜ん、悩みます?
役所内メール使い、わいせつDVD販売/浦添市職員
浦添市のコンピューター・システムの安全管理上の実務責任者である情報政策課職員が、職員用の電子メール網を悪用して、約20人の職員に違法なわいせつ画像を複製したDVD(デジタル多用途ディスク)の購入を呼び掛けていたことが12日、分かった。勤務時間中の役所内で、少なくとも十数人の男性職員に1枚1000円で販売していた。電子メールを受け取った職員のうち、2人が購入していた。 12日夜、同職員は「通信販売でアメリカから購入したDVDを自宅で複製し、職場の同僚らに、DVDの原価の1000円で渡した。利益を得るために売ったのではない。違法な画像であることは確かで、公務員として思慮が足りず、深く反省している。メールは一度きりでやめた」と話し、事実関係を認めた。 琉球新報社の取材で事実を知った吉村清助役は午後9時ごろ、市役所に駆け付け、呼び出した西村廣美総務部長とともに、緊急に同職員から事情聴取した。吉村助役は「とんでもないこと。ふらちなことだ。市民の信頼を裏切ったことになる」とぼうぜんとした表情で繰り返した。 同職員は、浦添市のコンピューターシステムや職員のメールなどへのウイルス侵入の点検など、安全性確保の実務的責任者の役割を担っている。 問題の画像は、米国で日本の成人向け映像を編集したもので無修整。日本では違法となっている。
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売ったのがまずかったすね。 あげればよかったのに。 そういう問題じゃないって!
スカート内盗撮の男を逮捕=新潟
新潟県警新潟中央署などは13日、新潟市内の路上などで女性のスカートの中を盗撮したとして、日本共産党新潟市議会議員団事務局職員、吉冨智道容疑者(29)を、県迷惑行為等防止条例違反の疑いで逮捕した。 (時事通信) [12月13日13時4分更新]
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世の中には色んな人がいますね。 日本共産党新潟市議会議員団事務局職員だって。 それも路上で? たいしたもんです。 日本の将来は明るいね!
映画「ロッキー」シリーズ第6作が始動
[ロサンゼルス 12日 ロイター] 映画大手MGMは、俳優シルベスター・スタローンを一躍スターに押し上げた「ロッキー」シリーズ第6作の脚本執筆で、スタローンと契約した。 MGMの広報担当者が明らかにした。 契約直後のため概略しか明らかになっていないが、今回のコンセプトは、多額の予算を投じるハリウッドの続編形式を避け、1976年のオリジナル作品にあった小規模な独立系映画の雰囲気に回帰することだという。 現段階では、スタローンが主人公のボクサー、ロッキー・バルボアを演じる予定。引退して青少年センターを運営していたロッキーが、最後の一戦に担ぎ出されるという設定。(ロイター) [12月13日8時28分更新]
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がむばって寅さんの記録を破ろう! エイドリア〜ン!
広末涼子、CMからもホサれはじめた?
女優、広末涼子(22)のCM好感度が急降下している。このほど発表されたCM総合研究所(関根建男代表)の調査で、昨年のトップから37位へと異例の凋落ぶりを見せていることがわかった。
「CM好感度」は、アンケート調査などをもとに出演CMでどのくらい消費者にインパクトを与え、商品の購買につなげたかを総合的に判断したもの。本数が多ければいいとは限らず、たとえば今年最多21本と「CMクイーン」の菊川怜(24)も28位だった。
そんななかで広末は、平成9年に初ランク入り(6位)後、6、7位と上位安定。12年は早大不登校騒動などの影響で20位まで下げたが、昨年はビールCMが評価され、1位になっていた。それが今回は、同調査でも「異例」といわれるほどのランクダウン…。
「このスピード時代、浜崎あゆみのようにしっかりした自己を持ってない若手タレントはすぐ飽きられる」(CM総研)という状況に加え、「最近の広末はポチャっとなり過ぎて、美少女イメージから遠くなりつつあるね」(コマーシャル制作関係者)という声も。
確かに、最近は主演ドラマも低迷、女性誌でも「今さら広末ネタでは、読者の関心をひかない」といわれる。「大学もあまり行っていないらしいし歌手、女優としても中途半端な印象。一時の奇行のイメージも根強い」と女性誌記者。
そんな広末に対して今回、女性タレント部門で注目されたのが人妻。ベスト10に樹木希林、松嶋菜々子、木内みどり、黒木瞳、山口智子の5人が登場。特に木内と黒木は過去5年間に20位入りさえなかったのが、突如のランクイン。これだけ多く人妻女優が入ったのも異例という。
「デジタル時代が進み過ぎて、リアリティーが欲しくなった。強い個性のない癒し系美女ではコンピューターグラフィックと同じ。その点、人妻女優たちは演技もしっかりしているし、結婚しても魅力を保ち続けていて現実感がありますね」(関根代表)
広末も結婚したら、変わるかも?(夕刊フジ) [12月13日12時21分更新]
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ぽっちゃりでどこが悪い? 私はぽっちゃりが好きでふ。 関係ないって?
私は今、いまだ白紙のままの原稿用紙を視界の隅に入れながらも、極上のタラバ蟹一杯と、ボイルした甘海老を皿のまわりにあしらった・・・地獄焼きされた伊勢海老を前にして究極の選択を行なおうとしている・・・という、図を思い浮かべている自分を思い浮かべながら舌なめずりしている自分を思い浮かべている自分を思い浮かべてニヤけている自分を思い浮かべている。
さて、軍配はどちらにあがるか! しかしながら、勝負ははなから決まっているのである。 なんとなれば、海老は大の好物であるにもかかわらず蟹の方とはいえば格別に好きというほどではないからである。 なんだ! それじゃ究極の選択なんかじゃないじゃん・・・なんて言うなかれ。
実のところ私は、タラバ蟹と伊勢海老との、ふたつにひとつの選択を行なおうとしていたのではないからである。 つまり、蟹はダミーなのであって本当は、伊勢海老とその周りにぐるりと丸く並べてあった甘海老との二者択一なのであったのだ。 ではなぜまたこんなに言葉を弄しているのかいえば・・・それは、このスペースを埋める為ではない断じてない! と言いつつ、その実そうなのであると正直に言えない自分は、あの有名な昔話・・・猿と蟹は握り飯と柿の種を交換するが、蟹の育てた柿の木に実がなると猿は渋柿を投げつけて蟹を殺してしまう、という・・・猿蟹合戦の猿にも似た卑劣漢などではないのか、なんて思ったりするのだった。 それは、今回は食えないお題であり、そのことはひとえに蟹は私にとって食わない食材である・・・なんてつまらないことを書いてお茶を濁そうと考えていたことからも窺えるのだ。 以下、すべて辞書からの引用で本当にお茶を濁すこととします。
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蟹: 甲殻類の十脚目短尾亜目のすべてと異尾亜目の一部を含む節足動物の総称。体は偏平で堅い殻に覆われている。一対のはさみと四対または三対の歩脚をもつ。約四千五百種のうち、わが国には約千種がいる。ほとんどが海産で純淡水産サワガニのみ。食用。
かにかくに: 副詞 ともかくも。あれこれと。(古語)
蟹工船: 言わずとしれた小林多喜二の小説。1929(昭和四)年発表。厳しい労働条件に苦しむ蟹工船の労働者を描いたプロレタリア文学の金字塔。
蟹座: 1星座のひとつ。双子座と獅子座の間に位置し中央にプレセペ星団がある。 2十二宮のひとつ。巨蟹宮。
蟹玉: 中国料理のひとつ。蟹の身と野菜を入れた玉子焼き。くずあんをかける。芙蓉蟹(フーヨーハイ)。
かにばば: 胎便。かにくそ。
かにばりずむcanibalism: 人肉を食べること。また、その社会の中で宗教儀礼として容認された食人慣習。人肉嗜食。食人。
がにまた蟹股: 両脚が外側に曲がっていること。そういう脚の人。O脚。
では、最後にこの言葉で締めくくるとしまふ。
蟹は甲羅に似せて穴を掘る
すんまそ。今回もおとせませんでした。
合掌。
えぶどめろすもよろしくズラ
大好きでし!
TVで見ますた。
クラム=はまぐり
チャウダー=とろみのあるスープ、なんだって。
アメリカを代表する味だすよ。
俺らの知っているのは、ニューイングランド・クラムチャウダーっす。
他にも、マンハッタン・クラムチャウダー(トマトベースだから、真っ赤)や、
鶏肉(キジだったかな? すんまそ失念しますた)の入ったミルクじゃなくって
水で煮込んだチャウダーもあったよ。
もう、寒いぃ日にはサイコーっす!
さぁ、みんなでクラムチャウダーを食いまくりでし。
信号が青にかわり、車道を横切るあゆむの耳に先刻の医師との対話が聞こえてくる。
「あなたがここにこうしていらっしゃるということ、そのこと自体がすでにあなたが治癒に向かって第一歩を踏み出したという証しなのです。どうです、そろそろほんとうのことを話していただけませんか。どうしてそれほどあなたは自分自身を責め苛むのか…」 そういって医師はあゆむに煙草をすすめた。 あゆむは刑事に訊問されているような気がして苦笑いし
「その手にはのりませんよ。でも、カツ丼食わせてくれたら喋ってもいい」と言った。
「そりゃいいや。ぼくもちょうどカツ丼食いたかったんですよ。昼にはまだまがあるけどシーメにしますか、アッハッハ」
医師の歯はやけに白くって、こいつもアパガードかとあゆむは思う。
それっきり会話は途切れ、重苦しい沈黙がふたりの頭上に降りてくる。
あゆむが記憶しているのはここまでだ。
忘れることは素敵なことだと誰かがいっていたっけ。
チ・ヨ・コ・レ・イ・トっていって、あゆむはチヨコレイト分だけ前に進む。
棒切れを拾い上げ、それを医師に見立てて話しはじめる。
「先生、先生は人を死ぬほど愛したことがおありですか?」
棒が言う。
「ほう。そうきましたか。しかし、それは*千日手ですよ」
「茶化さないでください」
「いや、失礼。…そりゃまぁ、そんなこともありましたっけかね」
「過去形ですね。今はもう愛してないんですか?」
「妻と結ばれるときにはそういった感情を抱いていたのかもしれません。ほら、よくいうじゃありませんか、結婚は恋愛の墓場だって…」
あゆむは棒をぶんぶん振り回す。
「それで満足なんですか? 人とは常に誰かを愛していなければ生きてゆけないのではないのですか?」
「そう。ぼくもそんな風に考えていた時期もありましたよ。でも、それは幻想です。すべては自己愛に還元される愛なのです。人が人を愛すのは、自分を愛してほしいから愛すのです」
「でも、無償の愛もあるじゃありませんか。子を思う母の愛は見返りを期待する愛ではないはずです」
「それはそうです。でもここで今あなたが話しておられる愛は、男女間の愛のことではないのですか?」
「アハ。そうでした。でも先生、男女間の愛ってほんとうの愛っていえるんでしょうか。無償の愛こそが真の愛と呼べるんじゃないですか?」
「同道巡りですね。…つまり、男と女の間に生まれる愛は偽物だというわけですか」
不意にアクトミニシアターで観たグリフィスの「イントレランス」が目に浮かぶ。
あの有名な超ロング・ショット。
ついでにオサムのことも思い出した。オサムはactのことをエーシーティーって博 多訛りでいっていったっけ。
風が冷たくなってきた。
「私にもかつて愛した女がいました。そう。仮に名前をクミとしましょうか。いや、ナミのほうがいいかな、それともリサ? ミサ? ミキ? ミカ? マユ? モエ?」 あゆむは突然走り出し、両手を握り締めて大声を上げる。
「ウォー! 海のバカヤロー!」
学生やOLたちが笑っている。リーマンたちは顔をそむけ、足早に歩き去ってゆく。
「ごめんなさい、その、つい…あのいろいろあって…男と女ってうまくいかないもんですよね。いや、そうじゃなくって、なんでしたっけ?」
棒はだまっている。
「そうだ。あの…愛しても愛しても、いや愛すれば愛するほどに孤独が深まってゆくばかりなんです。愛すれば愛するほどに相容れないものをそこに感じ取ってしまうんです。そしてある時、その溝を埋めることは絶対不可能だと気付いたんです」
「なるほど。…愛すれば愛するほど溝がふかまってゆく。相容れぬものの存在を感じ取るばかりだというわけですか」
「そうです。人を愛することによって孤独が癒されるわけではないんです。愛しあっていながらひとりでいる孤独などよりも更に深い孤独を覚えてしまう。私はこうこれ以上底無し沼のような孤独に耐え切れないのです」
「…愛したくとも逆に孤独が深まってゆくばかりだから、愛せない。そのジレンマに苦しんでいるんですね…。ですが、人生とはそういったものではないですか。愛すれば愛するほど理解すれば理解するほど愛するもののなかに他人を見てしまう。人生なんてそんなものだとぼくは思っています。
セーラー服の女のコたちが、あゆむを追い越してゆく。
「先生、つまりそれは妥協ということですか」
そういいながら、あゆむは棒を固く握り締める。
「そう。そんな感じかも知れません。人はこの世に生を受けなにかしらこの世にかかわってゆきます。人を愛すること。仕事に就くこと。その他様々な形で世の中とかかわってゆく。そうしてそのことによって己の存在を確かめ、生きているという実感を得る。しかし、人はどこまでいっても孤独です。互いの魂がひとつに溶け合うことなどありえないんです」
「なぜなんです? 愛しあうってことはひとつになるってことじゃないですか」
「形の上ではそうです。でもそれは分かちがたくひとつに溶け合うということではないんです。たとえ形の上ではひとつになってもあくまでも男性であるあなたは陽であり、女性は陰です。だからこそ引き合う訳ですが、どこまでいってもプラスはプラス、マイナスはマイナスです。だから、プラスである男性のあなたがマイナスである女性に対し俺のようにプラスになれというのは愚かなことです。もともと男女は陽極と陰極を持つ一本の磁石なんです。その磁石は形の上では一本のもの、ひとつのものです。でも、対立する両極を持つ、それは一本の棒なのです。つまり、男女はひとつのものの両極なのです。だからこういってしまうとおかしいかもしれませんけれど、ひとつのものの両極であるが故に、あるいは10円玉の表と裏であるが故にひとつに溶け合うことのない対立する存在なんです。 だから、ひとつになりたいのに理解すれば理解するほど互いの異なる部分を発見することになるのは当たり前のことなんですよ」
母親に手をひかれた男の子が、すれ違いざまママにいう。
「この人、変だね。ひとりでぶつぶつ言ってるよ」
あゆむはその声に振り返り、バイバイってする。
「じゃあ、どうすればいいんですか?」
「恐れずに愛してください。たとえ孤独に苛まれようが、打ちひしがれようが、愛することです。人を想う、その想いがあなた自身を逆に救ってくれるはずです」
ほんとうだろうか、とあゆむは思った。
自分を愛することも出来ない自分に再び人を愛することなどできるのだろうか。
柔らかな冬の陽射しをPコートの背中に感じながら、あゆむはまっすぐ歩いてゆく。
車道の信号機の赤が、滲んで見えた…。
*千日手:将棋で双方が不利を避けて同じ指し手を繰り返すこと。3度繰り返した場合は無勝負・指し直しとなる。
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