さらにコレの続き。 -- 「……どういう、事?」 得体の知れない青年と、 その彼に仕える得体の知れない不思議な狼。 全く何がなんなのか、わけがわからない。 千石がどうにか言葉を吐き出すと、彼は閉じていた目を開いた。 「……てめぇが、知るべき事は……何一つ無い、から聞くな」 「何ソレ、嫌だよ、気になるにきまってる」 「気にすんな、俺はもう出てく、し…ッア」 彼は視線から逃げるようにすぐに目をそらし、立ち上がろうとした。が、上手く立ち上がる事ができずに倒れこんだ。 新しく包帯に滲んでいた血は床に擦ったような跡を残した。 再び床へと倒れこんだ彼に、千石は先程恐怖を感じていた狼の事を忘れ、慌てて駆け寄った。やはり狼に威嚇するように唸られたが、気にする暇もなく倒れ紺だ抱き抱えた。 「ダメだっつってんじゃん!!こんな大怪我して強がんな!」 「強がってねぇよ!」 抱きかかえられた青年はそう叫ぶと、体を離れさせようと千石の体を押した。しかし千石がその腕を離さないつもりだとわかると溜め息をつき、それから改めて千石を見た。 「……テメェらとは、違う」 「……だから、どういう事?」 見返す彼の視線に、背筋がゾクリとした。 息をするのも侭ならず、おかしな呼吸になる。 声も震えてしまっていて、千石は強く目を瞑った。 「下手に好奇心に煽られると……恐怖に飲まれるぞ」 凛とした、そんなイメージを受ける声はどこか冷たくて、不思議なぐらい千石の耳に残った。 「……ッたしかに、恐い、けど」 何かを喋らないと、歯が煩いぐらいに鳴りそうだった。 一度歯を噛み締めると千石は、やや俯いた頭を再び上げ、ゆっくりと目を開いて彼をみた。 「俺、あんたの事が気になる、から……手当てだって、したんだ」 「……頼んでもねぇのにな……クソ、テメェのお蔭でこいつまで怪我しちまった…」 彼が狼を撫でた手とその箇所の、ベットリと付着した濃い血液が開いた目に映り、千石は息を飲んだ。 「……ごめん、でも……教えて」 そしてその光景から目を伏せがちに、一度息を吐き出してからそう言ったが、彼は千石を睨み返した。 人から拒絶されるのには慣れていなかったが、 ズキリと痛んだのは、心か、とどこか他人のように千石は感じていた。 「……そう、」 その時にはもう、問いつめる気はなかった。 だってあんまりにも、 彼が泣きそうな顔をしていたから。 -- さらによくわからなくなりつつさらにまだ続くらしい……。 ていうかまだ亜久津の名前出せてなくて書きづらくてしかたないですもう……。 ……最近、なんかあんまりに久しぶりすぎて文章の書き方を忘れた気分です……。 うー……。 -- 美女か野獣でのマシャ兄みてると胸がキュンキュンします。 たまらなくかっこいい。でもなんかもうたまらなく可愛い。そんな感じ。 でも私、彼の子供の年齢でもおかしく無いんだよね…!(笑) エロいなー……声とふとした仕草がさー…たまらんですたい。 -- あーあと、2003年02月24日(月)の文章の中で、三回と表記しているのは三階の間違いですよ…(笑) ちょっとコレは…書いておく。
調子のはずれたような歌。 耳に流れ入ってきて、流れ出ていくメロディー。 それがなんの歌か、どんな歌詞かもしらない。 ただそれをそこで千石が歌っている、ただそれだけ。 多分その曲の曲名や歌詞や歌手、そんなものを知る日も恐らく来る事はないだろう。 嬉しそうに鼻歌を歌っていた千石は、ふとこちらに気づいて、一瞬驚いた表情をしたかと思えばすぐに嬉しそうに笑った。 歌が途切れた。 代わりに聴こえたのは声。 「あくつ!」 彼が名前を呼ぶ声。 「うるせぇよ」 意図せぬ所で緩む口元。 しまった、と思う頃にはもう遅い。もう千石は自慢の視力で捕らえてしまった事だろう。 俺はそう思いながら螺旋を描く非常階段階段を降り進み、途中の中途半端な位置に座り込んでいた千石の背中を軽く蹴った。 「下手な歌歌ってンな、三回まで筒抜けだっつーの」 「あっは、吹き抜けだからねーしょうがないよ」 「……ぁあ」 ふと仰いだ視界に見えたのは、非常階段越しに見えた青空。 「……空飛びたくなるよね」 「飛び下りたら飛べるだろ」 「それじゃあ死んじゃうからだめ」 「……我侭だな」 「我侭ですとも」 -- よくわかんない……。 つかいつも仲よいゴクアクばっかりだから仲悪いのも書きたい…なー…。
ナンアク同盟さまより。(エッお前参加してないのに…!) ナンアクジャンキーに100の質問 001:御名前をどうぞ。 猫田しゅうぞうと申します。 002:意気込みをどうぞ。 ナンアクジャンキーではないかと思うんですが(答えるなお前)、頑張ります。 003:南×亜久津をなんて呼んでますか?(ナンアク、南亜等々) ナンアク。 004:ナンアクのどんな所が好きですか? 片思いに近い所。 005:ナンアクにハマったキッカケは? 人様のを読んで。 006:ナンアクは甘いですか?痛いですか? 甘い。 007:どんなナンアクが好きですか?(ゴクアク前提等々) ゴクアク前提。すいません。大好きなんですゴクアク前提。 008:ナンアクソングは? なんだろう……わからないですねー;ひぃ。 009:ナンアクに似合う季節は? 梅雨。なんでかな。梅雨のイメージがある。 010:ナンアク以外に好きなCPは? ゴクアク。あとアトアクなんてのも最近は推してます。 011:アクナンはイけますか? イけません。 012:ナンアクと千石はどんな関係ですか? 一触即発、か? 013:ナンアクと他の山吹メンバーはどんな関係ですか? 千石とはギスギスとした鈍い空気が流れます。 他のメンバーからは友達未満だと思われてる。 014:ナンアクにエロは有りですか? どっちでも。 015:有りの場合、どんな感じですか? やさしい。どっちかというと誘いっていうより襲い受けかと。 016:無しの場合、どうしてですか? ピュアだから。 あと亜久津は元々性欲自体無さそう…でも南は葛藤してそう…(笑) 017:ナンアクはハッピーエンドですか?バッドエンドですか? バッドエンドかな。 018:南を何て呼んでますか? 南、南ちゃん 019:亜久津を何て呼んでますか? 亜久津。あっくん。あくっちゃん。 020:どちらかというと、南と亜久津どちらが好きですか? どちらかっていうか断然亜久津でごめんなさい。 021:亜久津の愛煙している煙草の銘柄は何ですか? その時によってばらばらだと思う。 022:南は実は喫煙者だと思いますか?喫煙者の場合、煙草の銘柄は? 吸えない。 023:南は飲酒をしていると思いますか?また酒には強いですか? 飲めない。飲まない。 024:亜久津は飲酒をしていると思いますか?また酒には強いですか? 酒には程々に強いと思う。 025:南の家庭はどんな感じですか? 普通の家庭。 026:亜久津の家庭はどんな感じですか? お互いのつながりが強い。 027:南の昼食はなんですか? お手製のお弁当。 028:南は昼食をどこで誰と食べますか? 亜久津が千石か東方か。東方とが一番多い。 029:亜久津の昼食はなんですか? カロリーメイトとか。 030:亜久津は昼食をどこで誰と食べますか? 屋上で千石と南と東方と。日によってランダムだったり全員とだったり色々。千石とが一番多い。 031:南が校外でよく居るのはどこですか? 本屋 032:亜久津が校外でよく居るのはどこですか? 繁華街。 033:南は童貞ですか? 童貞です。 034:亜久津は童貞ですか? 違います。 035:南は何攻?(総攻等々) へたれ攻め 036:亜久津は何受?(同上) 総受け 037:どちらの方が身長が高いですか?また身長差は? 南がちょっとだけ高い。 038:どちらの方がいい体格してますか? 亜久津。 039:どちらの方が頭いいですか? どっちもどっち。でもいつも勉強してる分、ちょっと南のほうが良い。 040:どちらの方が嫉妬深そうですか? 嫉妬という感情にはどっちも疎そう。 041:どちらが主導権握ってますか? 亜久津。 042:どちらの方が恋愛ベタですか? どちらも。 043:今年度の山吹中のクラス編成を発表して下さい。 南と千石は同じクラス。東方と亜久津は同じクラス。 044:デキてますか?どちらかの片想いですか? どっちかというと南の片思い。 045:愛情の比率は何:何ですか? 7:3ぐらい。 046:出逢いはどんな感じですか? 部活で。 047:馴れ初めはどんな感じですか? 梅雨に。 千石と喧嘩して殴られて怪我したまま雨に打たれてた亜久津を南が手当てして。 048:関係は公認ですか? 違う。 049:南の亜久津に対する第一印象は? 恐い。 050:亜久津の南に対する第一印象は? 胃、弱そう。 051:南は亜久津のどこが好き? 南に言わせれば多分全部。 052:亜久津は南のどこが好き? まっすぐで良い人な所。 053:南は亜久津のどこが嫌い? あえて言うなら全部だったのに、そういうの全部見えなくなったんじゃないかしらとか。 054:亜久津は南のどこが嫌い? うだうだしてる所。はっきりしてほしいと思ってそう。 055:南は亜久津の事どう思ってますか? なんていうか。憧れに近い。 056:亜久津は南の事どう思ってますか? 意気地なし。 057:南が亜久津と居るようになってから変わった事は? なにも。 058:亜久津が南と居るようになってから変わった事は? ちょっとおとなしくなった。 059:亜久津絡みで南の密かな野望は?(亜久津に禁煙させる等々) 亜久津関連で千石に絡まれるのをやめたい。 060:南絡みで亜久津の密かな野望は?(同上) なんだろう……? 061:二人の趣味が合うのはどんな事・物ですか? 趣味があうものが基本的に無い。 062:二人の趣味が合わないのはどんな事・物ですか? 趣味があうものが基本的に無い。 063:南と優紀ちゃんは親しいですか?優紀ちゃんは南をどう思ってますか? 普通。良い人だと思われてる。 064:南の家族は亜久津と親しいですか?亜久津をどう思ってますか? 普通。 065:亜久津の誕生日に南は何をあげますか? 欲しい物があるのなら。いらないようだったら言うだけ。 066:では南の誕生日には? おめでとうとだけ。 067:クリスマスなどのイベント日はどんな感じに過ごしますか? 電話かメールかな。あの二人は会わない気がする。 068:亜久津が校内でよく居るのはどこですか? 屋上 069:南はよくそこへ行きますか? 行かない。千石がいるから。 070:よくバッタリ逢う所はどこですか? 学校。 071:お互い携帯番号とアドレスは知ってますか? しってる。 072:知っている場合、お互いどうやって番号とアドレスを入手しましたか? なんとなく、交換しとくか、と。 073:絡まれてる亜久津を発見!南はどうしますか? 喧嘩はだめだ!と亜久津の事を呼ぶ。 074:亜久津の事で南が部長として先生に呼び出されました。亜久津はどうしますか? ごめん、と一言だけ言う。 075:亜久津と千石が一緒に居るのを見た時の南はどうしますか? 胸を締め付けられたような気分になって、苦笑いする。 076:南と千石が一緒に居るのを見た時の亜久津はどうしますか? 普通の事だからどうとも思わなそう。あ、いや、南がまたなんかおどされたのか?とか思ってそう。 077:気がつけば部室で二人きり。さてどうしますか? 南がしどろもどろしてると亜久津がはっきり言えよとキレる。 078:いいムードの時に千石から電話が。二人の行動は? 南はちゃんと出る。亜久津は切る。 079:部活中の二人はどんな感じですか? なんとなく、仲良いようなそうでもないような。 080:帰りは一緒ですか? 違う。 081:家はどれくらい離れてますか? 電車で二駅とちょっと。(千石と南は御近所です) 082:デートはどこへ? デートはしない。 083:二人で映画を見るなら何を見る? ていうか多分見ない。 084:待ち合わせするならどこですか?どちらが早く来てますか? 駅前。早いのは南。 085:二人で御飯食べるならどこですか?御勘定はどちらですか? 蕎麦屋。御勘定は割勘です。 086:どちらかが浮気した時の相手の反応は? 南は多分、責められない。亜久津は何も言わない。冷たいだけ。 087:亜久津退部後、二人の交流は有りますか? なんとなく。 088:亜久津渡米後、二人の交流は有りますか? ない気がする。 089:二人はいつ迄一緒に居ると思いますか? わからない。 090:もし同棲するとしたら家事分担は? 大体の事が南。 091:籍入れるとしたらどちらの姓ですか? 亜久津。南は婿殿です。 092:十年後の二人は? バラバラ。環境も何もかも。 093:二人の関係を一言で言うと? 友情未満友情以上。どちらでもありどちらでもない。他人では無い。 094:コレだけは外せない!というナンアク設定が有ればどうぞ。 私はどちらかというとゴクアク前提。見るのはナンアクのみでも構わないんですが。 095:ナンアクにおける最大の障害は何ですか? 千石。 096:オフラインorオンライン活動は有りますか? 細々とあります。 097:ナンアクが少しでも有りますか? 最初のテニス本はナンアク+ゴクアク前提ナンアクな本でしたよ。 098:ナンアクのマイナーップリに一言。 でも最近は……増えてきたんじゃない…かな?!あれ?何かの錯覚? 099:許斐氏に一言。 まさかとは思いますが南の事、故意に出さなかったりしてません? 100:ナンアクへの愛を好きなだけ叫んで下さい。 大好きだ…! -- ……例の……参加するかどうか揺らぐ心……でもテニス始めた時からテニス関連の同盟は入らない、というわけのわからんきまりが猫田の中にあるので……うーん。
原稿より……。 -- 「…………何か変なもんでも入れたんか?」 「何ソレ! もうちょっと俺の事信用してよねー……もー変なものなんか何にも入って無いよー」 明らかに疑惑の眼差しを向ける亜久津に、千石は「ほら」と言って自分のフォークに亜久津の皿に盛られたスパゲティーを絡め取り、食べてみせた。そしてもう一度、スパゲティーを絡め取ると、今度はそれを亜久津に向けた。 「あーんして、あーん、ほら」 「それぐらい自分で食える、やめろ馬鹿」 しかし、それぐらいの亜久津の抵抗では千石も折れない。しつこく口を開けろと強請る。 「そう言わずにーほら、美味しいって、ね? 食べてよ」 「嫌だ」 「ほら、あーん」 「…………」 「あーくーつー! いい加減口開けてよ!」 亜久津は押し黙り始めたが、千石はしつこく口を開けろと要求し続ける。その声に段々と声に怒気が混じり始めた頃には、ようやく亜久津ももう耐えられないとでも言いたげに強く机を叩き、千石を思いきり睨み付けた。 「だぁああもうッ! 食えばいいんだろ食えば!」 しかしそう言った直後、にっこりと満足げに千石が笑ったのを見て、亜久津はやられた、と舌打ちをした。 そして机を思いきり叩いたおかげで、手が痺れに似た感覚と痛みを訴え始めたことに気づき、さらに顔を顰めた。 だがそんな亜久津とは対照的に、千石は嬉しそうに笑い、わざとらしく口を開けて、亜久津にもう一度催促した。 「はい、よくできました、はい、あーんv」 「……最低……」 「まーたそんな事言ってー…」 千石が家に来る時は、大抵の場合そこそこ料理の作れる彼が料理を作る。亜久津にだって多少の料理はできるのだが、如何せん面倒くさがって自発的に作る事は少ないからだ。 そもそも亜久津は食べる事自体に大した興味を抱いていないので、空腹に耐えかねる以外には、大抵食べない事や適当にコンビニで買って済ます事が多い。 その事は優紀も知っているし、千石も知っている。だから育ち盛りの息子の体を心配する母の優紀から、千石に任せる事も多い。最近では暗黙の了解に近く、訪ねる度に千石が何かしら作り、亜久津がそれを食べるというのはパターンだ。 「イタダキマス……ん、なかなか良い出来じゃ無い?」 「……まぁ不味くは、無い」 「そうでしょ? よかった」 -- こっから続かなくて四苦八苦。 つっこむならば説明的な部分がものっそい嫌。 説明調で読み辛い。 いつもの事なんだけどさ……(泣) さらりとかけるようになりたい……猫田はガチガチしてる気がする。 猫田が真面目気質(人に言われた…)なのがいかんのか? -- うーうーうーうー……。 あーあと見ていらっしゃる事を祈って届くかわからない私信を…。 メールにしては短すぎるかと思い、こんなところで失礼します。 >>感想メル有難うございましたS原さん。 メールとても嬉しかったです。 バラエティに富んでいるとはまた勿体無いお言葉を頂戴してしまって…恐縮です……有難うございます! 敬語使いの千石はちょっと書いててどうなのかと不安になっていたのですが…そう言っていただけて幸いです…+ 自分でも割合好きな話を好きだと言ってもらえるとなんだか気恥ずかしいような感じで何とも言えない気持ちです……ぁあでもやはり嬉しいですね。 >>あー…あとものっそい今更なんですが。 届かない確率のほうが高いかな、と思うんですが…。 TGKCの件で後日メールをくださった方。 あの時は極悪から脱線した話をしていて、申し訳ありませんでした…入り辛かったかと思います; わざわざメールでの御連絡、本当に有難うございました。 メールでの連絡が個人的にとても嬉しかったので、こっそりお返事らしきものを…ちゃんと送ろうか悩んだ結果、こんな時期にここで……あぁ日記で即日にでもすればよかったかもしれない…;すみませんー; -- 遅くなりましたが、企画やって良かった〜と思ってます……素敵な年明けですよ……。 あと…キリリクですね……あー……本当ごめんなさい…三月中にはどうにかしようよ…進学迄にどうにかしようよ……うーうーうー…。 ネタがあっても進まないのは何なのか……。
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