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■ 老いる
今日は祖母がもう何年も前から入院している病院で誕生日パーティーがあったので、行ってきました。 ここんところ、もう夢の世界の住人の祖母なので、誕生会の再中も眠っていたりして。彼女は今頃どんな夢を見ているのでしょう。
小さい頃、お風呂に一緒に入って、彼女のたぷたぷの二の腕を触るのが好きだったワタシ(失礼な話だ。) 今はすっかり骨と皮だけになった彼女の腕を触ると悲しくなります。
両親にしても、小さい頃の両親というのは何でも知っていて、力が強くて、 「こいつらには絶対かなわない…」 という畏敬の対象だったのに、いつの間にか身長が追いつき、白いものが混じった髪などを見ると、「年をとったなあ…」と思うようになってきました。思想に偏りがあるとか、思ったより新しいことが吸収できないということに気づきだすと、絶対的な存在であった「親」という理想が崩れてきます。 最近母がパソコンに凝りだして色々聞いてくるのですが、アタシより遥かに頭の良かった母の物覚えの悪いことに無性にに腹が立ってきて、ついつい教える時に乱暴な口調になってしまいます。父が、「母は解らないんだから、もっと優しくしてあげなさい」というものの、ワタシの中で母はなんでも知っていて、決断力があって、理想の存在なだけにこれしきの事がわからないということが悔しくてたまらないのです。
ワタシが大人になったということなのでしょうか?
人間の死亡率は100%だけれども、(美○明宏さんはひょっとしたら死なないかもしれませんが…)自分の両親だけはいつまでも生きていて、ワタシを導いてくれる存在であって欲しいと願ってしまう、いつまでも親離れの出来ないワタシ。いつかは誰かの親になってそんなことを思われたりするのかな?
…予定は無いけど。
2004年05月29日(土)
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