耳鳴りおやじの日記
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2004年04月12日(月) 昨日の続き..

昨日の大学のシステムを見て興奮が抑えられない..

こういうのは、昔から弱くて、システム構成などが自分の価値観にはまると
胸が高なり、興奮してしまう..

ただ、ぼくらの関連部署は考え方が甘く、さほど説得できるものはないと感じたが..

 このシステムは誰が考えたのだろうと思った..事務か、教員か、学長か?

 このシステムをそのまま、うちに持ってくればおそらく、希望学生は増加し、偏差値も上がっていくに違いないと感じた..

 私の出身国立大学も、独法化で、金がなくなり、壊れたシャワーも治せないと言う..今までいいもんを食べていた分、苦しくなるだろう..

 自分の所属する大学の有利さを最大に伸ばし、特徴を出すシステムを構築する..国立、有名私立大学でも例外ではない..

 


2004年04月11日(日) 行動目標

大学がいろいろ変わって行く中で、その特徴を出している大学がある..

この大学の目標は”行動”だ..すべてが”行動できるか”で統一されている..

 たとえば、普通は授業のシラバスは”教育目標”だが、この大学は”行動目標”で統一されている..

 非常に面白いのは、テニスの授業でも技術を獲得するという行動もそうだが、”文章で表現できる”で統一されている..

 この場合、テニスもスポーツ活動ではなく、修学基礎(というらしいが)
の教材のひとつとして考えていることだ..素晴らしい!

 ここまでの事をやるにはかなりの理念と信念が必要だろう..しかし、やらなくてはいけない時代に入っている..


2004年04月10日(土) フィールドワーク

昔、僕の友達が鳥のなわばりの研究をしていて、川の近くにいってデータを回収していた..また、知り合いの地学の先生は湖まで言って調査している..回収したデータの分析は、大学に帰ってきてから行うわけだが、分析の日々が続く..

 最近、学生のデータを取っていると、こういった仕事と似ているなあと感じることがある..有り難いことに学生さんはすぐそこにいる..これはフィールドワークだ..

 人と向き合う研究は、難しいと思う反面、安心感がある..結果が出て、それをフィードバックしたときに分析が役に立ったと感じるからだ..

 何故か、ヒトを対象にしない研究は孤独感がある気がする..実験結果がすばらしい雑誌に載ったとしても、そういうことに関する自己満足、名誉獲得みたいな側面があり、実験結果の先が見えないからかもしれない..

 生命科学などの分野で最終的にヒトの幸せに結びつくと研究者が感じるためには、どんな基礎研究者でも、現場から得られる情報は必要だろう..

 最終的にヒトに役立つことが実感できれば、地道で孤独な実験もがんばれる..これはすばらしい論文に載せてやるといった動機よりも数10倍、実験意欲を駆り立てられる..

 多くの基礎研究者が脱落する理由は本当にくだらない..教授と合わない、同僚とけんかした..など..

 特に生命科学に携わる基礎研究者は研究の先に見えるフィールドに行って、自分の研究がどうなるかということを肌で感じてみると良いかもしれない..

 年老いた私でも学生に会うと肌のしわが引き延ばされる思いである..


2004年04月09日(金) 人質拘束

とうとう、日本人が拘束された..

日本政府の対応が注目される..ただ..これは本当なのだろうか?

現地ではパスポートは持ち歩かないとの情報もある..また、人質はイラクの自衛隊撤退を要求していたとの話もある..また、自衛隊はイラク国民を殺してはいない..むしろ、サポートしているのだ..

自らの体を盾に日本に抗議しているのでは..真実はわからない..

いずれにしても、イラクは大変な状況だ..この混迷から抜け出すのは容易なことではない..

 日本でもいずれ、テロが起きるのだろうか?とおもうとゾッとする..

アメリカの言いなりにならずに、日本の意志を貫いて欲しい物だ..


2004年04月08日(木) 教授のエッセイ

定年後のI教授は、最近、自分のエッセイを出した..これがまた、学ぶところが多いのだ..

 I教授は、人を育てるのが得意な方ではない..僕も若い頃、良くいじめられた..なんてひどい人だろうと感じた..しかし、なぜか惹かれる人だった..

研究者というのは、I教授のような人の事をいうのだと最近感じる..良く大学教員はノーベル賞を求めたり、科研で何千万もらったとかで評価される場合が多いが、研究とはもともとそんな派手なものではなく、自分が素直に面白いと感じることを、なんとかやりくりしながら個人で地道に進めることなんだと思わされる..

 I教授は東大出身のエリートだが、エッセイを読むと決して幸せな人生ではないことに気づく..信州の田舎で育ち、幼い頃に両親が離婚して、お母さんは再婚相手として医者を選んだ..しかし、戦中、戦後のばたばたなどで医者をやめてから、家計が困窮して農産物を売り歩いた経験を持つ..
 その中で苦労しながら東大医学部に入った..

エッセイの中で、”時”を大切にという部分がある..そこには”時を大切にするということは結局、周囲に雑音や流行に惑わされず、自分の道をしっかり見極めて歩いて行くこと”と書かれている..

 先日、教授とお会いして思ったことは奥さまと非常に幸せな生活をおくられていることだ..富も名誉も人間関係もさけた教授であったが、幸せを得ることはそんなに難しい事ではない気にさせられる..

 僕もI教授のような”時”を”創る”人生をおくりたいものだ..


2004年04月07日(水) 首都大学東京..どうなるのだろう!

首都大学東京に就任予定の教員が就任をボイコットしたらしい..このメンバーは21世紀COEに入っていたメンバーだ..

 東京都の理想とする大学を作ろうという、気持ちはわかるが、あまりに高圧的すぎるのではないか?

 そもそも、それぞれの分野の事を、東京都がどれだけ理解しているのか?
入学する学生だって、ホントにそんな大学を望んでいるのか、疑問である..

 いくら、学長権限がどうこういっても、教員の反発に会えばどうにもならない..どうせ、大学収入の何%とかは都が吸い上げるのだから、稼ぎ頭の経済学コースの設置ができないのはかなり痛いだろう..まあ、そこを強引にやったからこんなことになったのだろうが..

しかし、この大学は気に入らない..第一、名前が良くない..最悪だ..

首都大学東京って何様のつもりだって感じだ..どうせなら”江戸っ子大学”とか”べらんべえ大学”とかにすればいいのに..かっこいい..


2004年04月06日(火) 師匠の写真

昨日、学位を頂いたS教授の写真を、机の横に置いた..

写真立てを190円で買って、中に写真を入れてみた..これで10年、やれると思った...安いもんだ..

 K教授の写真も置いてあり、この写真のおかげで10年はやってこれたので、今度もいけるだろう..

 S教授の研究室は私の分野とはかけ離れており、最初はかなりとまどいもあった..若かかりし頃は、よく私の分野の話をしたもんだった..それだけ、自分の分野にコンプレックスを持っていたのかもしれない..そんな時、S教授はさらりと..

 ”分野なんて人間が、勝手に作ったもんだよ”

この言葉は今でも自分の心に響いている..確かにそうなのである..そんなことに悩むよりも、論文書きに悩み、データ解釈に悩んでいたほうがいいのである..

 分野や先入観を頭に入れず、出たデータを素直に解釈し、解析する..
研究を行う以上、positiveに出てもnegativeに出ても、しっかり解析していればそれが”真実”である..もし、そう思わないのであれば、しっかり解析出来ていないと言うだけである..

 実験が上手くいかなくても”真実が必ずある”と思うことで安心できた.

これからの10年はどうなるだろう?というか生きているだろうか???


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