耳鳴りおやじの日記
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ライブドアは楽天に負けた...が、本当にそうだろうか?
会見でも、さばさばしていたが、実は勝ったのではないかと思う...
なぜなら、今回の新球団のきっかけを作ったのはライブドアだし、正々堂々と負けることが、かえって国民の同情を呼び、次の事業に発展するからだ.. 一方、楽天は勝つことができたものの、長期的には赤字が続くと思う..このことが、楽天の事業発展にマイナスに働く可能性も除外できない..
若い社長の姿を見ていると、若い世代しかできない取り組めない領域はまだまだあると感じてしまう..
大事な領域だが、老害のために進めることができないという分野は多いのではないか..チャレンジにはリスクがつくものだが、今の時代、チャレンジしなくてもリスクがついてくる..
ライブドアの若社長が、インタビューで”悪いこと考えてもメリットはないですから考えないです”というのは良くわかる...
私も多くの生きるドア(ライブドア)をみつけようっと..(これは微妙なおやじギャグ)
研究会で教授もいる場で若い講師が..
”最初に言わなければならないことがあります。質問は必ずしましょう。特に最近していない人は必ずすること”
”恥ずかしがらずに基礎的な質問をしましょう。そのうちに良い質問ができるようになります”
研究会と言えば、教授の威圧感で発言すら出来ないところもあれば、こういう雰囲気の研究室もある..
私は運がいいことに前の研究室もこういう雰囲気だった..
教員がこういう雰囲気に持っていけるのは、その教員の人柄ももちろんのこと、大学院の時に受けた教育に依るところが大きいのではないかと感じることがある..
意外と基礎的な事を知らずに私も大恥をかくことがあり、まだまだ勉強不足と感じることが多い..そういう意識にさせてくれる場は有り難いし、批判的に見てくれる研究者は大事にしたい..
しかし、次の研究会は私の発表だ..データがない..これでは批判のされようがない..引退せよと宣告されるか..最近、辛いことだらけである..
勤続表彰の後に飲み会があり、違う学問領域だが、実験は同じような事を目指している先生と話した...
一言で言えば、みんな同じ...苦労しているということだ...学生を抱えているところは、負担が多く、その面倒と授業に追われる...
実験設備も、大学の方針と違うとなかなか整備されてもらえず、外部に求める..毎日、外部の組織に顔を出している学生もいるようだ..
連携が重要だと感じた..学内で重複する機材はいらない..お互い利用すればそれでいい..
結局、それぞれ状況は違うが、なんとかやりくりしてやっている..最低限の学内業務をこなせば文句は言われない...
O科のH先生とも話をしたが、
”インパクトファクターなんて言ってられない”
しかし、されどインパクトファクターである..
どこまでこだわり、どこまで妥協するか..それぞれの部署が工夫するしかないと言うことなのかもしれない..
これからの厳しい世の中を生きなくてはいけない..はあ、辛い..(ため息)
勤続表彰を受けた...
なんとなく、年老いたおやじにわざとらしく誕生日を祝ってもらうようなかんじで複雑な心境である...
しかし、過去を振り返る良い機会をもらったような気もする...たとえば30年表彰とか受けた場合、この30年間にいろいろなことがあったなあとか、こんな事をした、こんな失敗もしたなんて考えることができる...
私の場合、独身だったなあ..結婚したなあ..家を買ったなあ..子どもの障害で悩んだなあ..耳を悪くしたなあ..学位を取ったなあ..良いスタッフに恵まれたなあ..というところか..結構楽しい.. 良く考えれば、かなりお世話になっているなあ、なんて気になってくる..大学の思うつぼである..
次の表彰まで何をしようか..でも枯れていくだけかな..そもそも生きているかなあ..天国で表彰されたりして..
”1日1日を大切に”なんていうのは、おそらくおやじが考えたことだろう..次の表彰までこつこつと頑張るしかない..そしたらいつかはいいことがあるでしょう..
さあ、まずは目の前の仕事!
日本人の若者がイラクへ行き、どうやら遺体で発見されたようだ..非常に残念と言わざるを得ないが、家族には申し訳ないが、多くの日本人は彼には同情していないと思う..
ワーキングホリデイを使って外国に行く..しかし、それはあくまでいろいろな人の助けがあって成立している..イラクに行くとか、行かないではなく、自分の居場所を少なくても親に知らせるくらいのことをすべきだったのではないか...むしろ、彼の親に同情する...
今の世の中、若者が好きなことをしすぎだと言うが、考えてみれば若者はいつの時代も好きな事をしている...
それを止めたり、戒めたりするのが、教育現場であり、親であり、地域であるはずではないか...
社会全体が、自由を認め、自己責任を主張するのは良いが、それは逆に考えれば、教育責任の放棄である...
フリーター、ニートという名前が付いている若者は、社会的に恥ずかしい立場であるという事をすべての人が認識させなくてはいけないと思う..
社会全体がアルバイトの資格に教育機関に所属していることを明記すべきである...学校に通っていない子どもにアルバイトはいらない...親が養えばいい...
うちの子も厳しく育てよう...そううまくいくかな...
ひさしぶりに実験を行った...最近、ストレスのかかることが多かったので、実験のことで頭を満たすと、”幸せ”である...
実験の合間に今年度、学位を取る予定のUさんと話した...さぞかし、嬉しいのかと思えば、その逆で気分が落ち込んでいるという...
話を聞くと、やはり今後の身のふり方らしい..就職が本当にないらしい..
4年前に学位を取って出た卒業生も、論文書けずじまいで外に出される感じである...
最近、国が”余剰博士”が多いから、民間にもっと雇えと言っているらしい...民間は”もともと、博士を増やそうと言ったのは国だ..その後かたづけを民間にさせるとはけしからん”と反発しているらしい..リストラで民間も厳しいのだから、国が責任をとるべきだと思うが..
しかしまあ、被害者は”余剰博士”と言われる人たちだ..国と民間に踊らされている...
そこで私の提案である...外に活路を見いだすのである...それも、アジアである..
今、中国、台湾の景気は良い..企業も活気づいている..特に女性は働きやすいようである...
アジアでは日本の研究者は高く評価されているから、企業も比較的受け入れてくれるのではないかと思う..
また、アメリカに比べればテロの可能性も低い..
日本の景気が回復するまで、中国などで働いて論文などを稼いでおく.. 日本が落ち着いたら戻ってくる..そこそこの論文と貯蓄、そして外国のキャリアも着くというおまけもある..
ポスドクの間に研究と中国就職計画をたてるべきである!いざ、中国へ!
最近の大学事情についてH先生と話した...
H先生は、近く新しい学科ができるが、その学科長になる人だ...
しかし、話す内容は暗いことばかりだ...
”会って話をすると、人の目があるので大事な話はむしろ 電話の方が話しやすい”
どんな大学か?ここは?これから新しい学科を作ろうとする人が堂々と していられないとはどういうことだ? かなり政治的な取引が内部にありそうである...
最近、いろいろな人と話して大学の事情がよくわかってきた...
大幅な軌道修正が必要かもしれない..
...しかし、研究のストレスは次のプロセスだが、こういった交渉のストレスはかかる割につながるものがない..これがまた、ストレスである..
....最近、ホントにやつれてきたおやじである.....
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