耳鳴りおやじの日記
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2005年03月21日(月) |
ひとりでゼロからスタートすること.. |
どうもお腹の調子が悪い...それでも夜は串カツ食べ放題へ...子どもたちはぱくぱく...家族サービスは大切!
朝刊に日清の社長の話...社長のおやじさんが、インスタントラーメンを開発したときの話...世界に全くないものをひとりでやろうとしたおやじ、そして、その背中を見た子ども..
師匠のK先生は、今では学会長になるくらい有名なひとだが、若い頃は最後の演題に付け足しされていたという..大学では腰掛けの時期もあり、外の景色を見ながら、来年もここにいられるだろうかと悩みながら実験を続けたと聞く..実験系も動物なので他の先生にも嫌がられたという...
...その一方で、派閥に入り、その人たちに頭を下げ、上を目指す人がいる...
”そういうもんだ”という事が多い世の中で、”こうあるべき”ということをゼロからスタートするにはエネルギーも時間もかかるけど、人生の歩みの中では貴重な時間である..
..その小さなステップをどれだけ多く踏めるかどうかが、重要であり、”そういうもんだ”というステップはいくら踏んでも、中身のないおやじに成長するだけである...
...なんて、かっこいいこと言っても、明日は我が身、説教親父にならんようがんばろう!
....昨晩は飲んで暴れすぎました(関係者の方すみません)
...暴れる前に、末娘卒園式にいってきた...これでうちの子供はすべて小学生...
...なんとなく”子どもを持つこと”とは何か?と考えた...凄く大変なことだし、最近では子どもは1人でいいなんていう家族も増えて、ますます子どもの数が減って来ている..
...別に、結婚しなくて良い、子どもなんてめんどくさい、なんて思う人って多い世の中だ...
...昨日の卒園式で、おばはんやおやじの顔を眺めていると、何かを乗り越えた安心感みたいなものが漂っている..仕事を諦めて家庭に入った人、仕事と両立しながら育児を行ったおばはん、夜に何回も起こされて睡眠不足で仕事に行ったおやじ、赤ちゃんのころ、泣きやまなくて大変だった日々..
...ある投書で、そういう子どもの行為に自分が”鍛えられる”と書いていたお母さんがいたが、子どもを持つと親になるわけでなく、子どもを育てる過程で親は親として成長できる...卒園式では、すべてのおばはん、おやじが”親の顔”をしていた..
...動物はすべて成長すれば、育てるという仕事を果たさなくていけないと感じる...人間だけでなく、他の動物を見ても育てる行為をしている..それでやっと大人になれる..
...ちゃらちゃらしたものを身につけてバーでかっこつけていても、それは”大人”ではない..
...いろいろな事を犠牲にして子どもを育てると、見返りのない愛情がそこにあることを感じ、親は人間的に成長できる..
...まだまだ、おやじ改造計画は続く...
2005年03月19日(土) |
利害という悲劇... |
年をとると健康に気をつけなくてはということで、何か本を読もうと思い、探していたら、面白い本があった..
..その本には、今の健康、スポーツ産業の問題、特に医者の世界がどれだけサイエンスとは無縁であるかという話が医者の目で書かれている..
..たとえば、日本で言う良い薬とは、”効きもしないし、副作用も多くない”薬だというのだ..
..そもそも、風邪薬によってなぜ、早く風邪が早く治るかわかっていないらしい..
薬には必ず、副作用があり、良く効く薬ほど副作用も多いということで、医者はややこしいことが起きるくらいなら、効かない薬を与えておけば、安心という..
..製薬会社と医者とのつながりなど、利害がからむところでは患者という存在はないのかもしれない..
..今日の新聞で、入院期間の短縮と生活習慣の改善で7兆円以上節約できるという..ひどい話だ..
..今必要なのは、医薬分業ではないが、医者は医者の仕事だけしといたらいいということだ..患者の心の問題、病気になるまえの健康問題なんて医者の領域ではない..
..医者のお世話にならんよう、マッスルおやじになろう(それって..)
...どうも、体調が悪いなあ...年かなあ...
...アルバイトの学生が卒業ということで、飲みに連れていった...
彼は3年間本当に貢献してくれたので感謝してる...
...大学卒業...何年前だろう...なんかよくわからないけど、嬉しかった思い出がある...
...大学院卒業の時もそうだが、その時の友達が今の自分を支えているきがする...どこかでつながっているのだ...
社会人になると、”卒業”という出来事は少ないと思うが、できないことはない...資格を取りにいったり、社会人入学で大学にいけばいい気がする..そこでの経験や良き友人が、また、自分を高めてくれるはずだ..
...卒業は終わりでもあり、始まりでもある...そんな節目を大切にしたいものだ...
...そんな私も若者と年よりの節目..節目にはまって、動けなくなったら、誰か引き上げて...
2005年03月17日(木) |
いろいろ学会あるけれど... |
...授業が近くなってきた..この時期はストレスがなんとなくかかる..
...世の中には学会ってものがたくさんあって、文系なのか理系なのか、医学なのか、工学なのか、名前だけではほとんど区別がつかないものがたくさんある...
...しかし、学会名で区別がつかなくても、どの分野から派生したものかわかる方法がある...それは役員、理事の出身学部をみることだ..
...そんなことを考えて学会名を眺めているウチ、出身学部がばらばらの学会があることに気づいた...これはどうしてと思った...
...名前をみると、なるほど、これは旧教養部の先生方だということがわかった..工学、医学、というカテゴリの中に教養系集団という学会があるのかと感心した..こうなってくると、学会なんて利害関係で成り立っている集団だと少し落胆したが、なかなか面白いなとも感じる..
...ということで、私も興味を持って入会することにした..私の学位副査のH先生、おまけにややこしいA先生もいる..なかなか面白い..
...しかし、推薦は学会員からとある..A先生はいやだしなあと思っていたら、なんと先輩の?先生、この先生に頼もう..
...新しい学会には新しい刺激がある...新鮮な空気を受け、少しでも老化を防ぎたい...かな
....どうも最近、堅いテーマばかりだが、まあ、この時期だから許して..
この時期、追い出しコンパが盛んで、私も参加してきた...
最悪のメンツ席...もういい加減いやになる...研究ばか助教授に、どーしょもない新4かいせい...
...今の高等教育が生み出したい人材とはこういう連中なのかとあきれてしまう...気分も鬱状態で帰り際にいつものバーへ(またかい!)
...九州から大阪にきて、映像を勉強しているという..
...いろいろ、話しているうちに、家族の話になった...父親は以前から耳が悪く、今はさらに肝臓が悪く、職をやめているという...そして、3人の兄弟がいるという...
”おやじは本当に家族のためにがんばってくれたと思う...家族に恩返しをしたい”
...偏差値という尺度では測れない育ち方をしているなあと感じた...
...少子化で家族のつながりも希薄になり、湯水のように教育費を子供に投じて、有名大学に入学させる...そんなことばかりが話題になるそんな世の中が嫌になる...
...うちの子供も、大きくなったらどこかで誰かに、”うちの家族はいいよ”って言って欲しいなあ...おやじはまだまだ、がんばらなければ!
2005年03月15日(火) |
苦しみを乗り越えると.. |
今日の新聞にキンジス患者である社長の話が載っていた..
”コップに水が少し残されていて、これしかないと思うか、まだ、こんなに残っているかと思うか何です”
...その社長は莫大な借金を持つ時期、そして難病を抱えながら会社を立ち上げ、乗り越えてきたそうだ..
...世の中には他力本願でなんとかしようと考えている人は多いが、自分の問題は、結局自分で乗り越えていかなければいけない気がする..
...最近、研究室でデータが出なくて悩んでいる学生がいたり、人間関係が嫌で来なくなる学生もいるが、辛い環境に身をおいてそれを自分ながらに乗り越えていく努力も必要である..
..そもそも人間の社会である以上、辛くない場所はないと考えた方が良いと思う..
...私もなんとなく、残りの人生が長く思えてきた..そう思えるうちにがんばろう..
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