耳鳴りおやじの日記
DiaryINDEX|past|will
2005年03月29日(火) |
子は親の背中を見て育つか... |
実家にかえって母にあってきた...母は昔、研究者で、あるタンパク質の結晶化に成功したひとである..
...まあ、そうかと思っていたら論文が残っていて3報ぐらい書いている..驚くべき事にその論文には私の師匠S教授の師匠のY教授が書いているではないかあ...つながっている気がする...40年以上前の論文である..
...そして、所用で、とある大学へ...有り難いことに表彰された...まあ、それは良いのだが、おばはんA教授...ほんと勘弁してくれという感じだ...まあ、表彰されたからいいかなんて開き直ったりする..
...そして、新幹線に乗り、若手の先生と3時間の大激論...疲れた..
...家に帰ると息子が将来の夢を書いていた...
”25さいのころ なりたいもの はかせ もしなれたらいろんなものをけんきゅうしたい なぜ なりたいかというといろんなことをしっているし、いろんなものをけんきゅうするのがすきだから はかせになりたい”
親の背中はみられている...がんばれ、息子!あとは任したぞ!
昨日は、次男のピアノ発表会...しかし、どうして習い事って最後に発表会があるんだろう...
...舞台ってどうも緊張するんだけど、次男は”別にい..”子どもは強い...
...みんな結構楽しんでいたんだけど、びっくりしたのは障害を持つ長男...
...プログラムを見て発表会の進行と共に楽しんでいるのだ...
...よく考えると、発表の進行をプログラムと照らし合わせて楽しむって難しいことである...発表の区切りを認識したり、それがテキストの文字とどんな関係にあるのかなんて、ロボットにさせようとしたら大変なことである...
...そして楽しむ姿を見て親が楽しむということ...これをロボットにさせようとしたら、どんなことになるだろう...
...ある町工場では必要以上にパソコンを導入しないそうだが、そのおやじ社長が”人間ができることをわざわざ機械にさせない”といっているそうだ...
...家庭用ロボットなんて実はいらないのかもしれない...便利なことを考えるよりも、今あるあたりまえの事に感謝しなくてはいけないのだ...
...なんか、だんだん、私もじじくさくなってきたなあ...
2005年03月26日(土) |
わびさびの時期... |
...元気な若者ならまだしも、おやじになると、この時期はもの悲しい..
...年度の節目だからかもしれないが、1年間終わった、とためいきが出る時期だ..
...そういえば、昨年は学位授与式..これは長年の研究が一息ついたという感覚だった...
...社会人になったとき、締め切りがないので年がどんどん進んでしまうと感じたものだが、今思えばなんと甘えていたかと反省してしまう..
...昨日、子どもの小学校の前を夜に通ったが、小さかった子どもたちも全員小学校である...親としては積極的に成長させようとしなくても、生命のプログラムは人間の力の及ばないところで進んでしまう...
...しかし、今の節目を越えれば、職場にはわくわくした新入生が溢れかえる...そして桜が咲き、樹木も活性化する..
...私も枯れかけているが、桜を見てまた1年がんばるか..
最近、雨ばかり...しかし、昨日はなんとかジョギング達成!来年はマラソンにでましょ..
...共同研究先で、若手の講師に聞くと”うちは世界拠点なんですよ” ...す、すごい...なんとなく、いるけどそんなにすごいんか...
...しかし、教授はもうすぐいなくなり、法人化の影響で新規人事は厳しい状況...残された講師は一手に引き受けることになる...
...”少なくてもここ2、3年で勝負をかけなくてはいけない”と。
...学生を多く抱え、回りから注目される以上、下手なことはできない..そんな役割を30代で行わなくてはならない...
...ここ数年で、多くの老人教授が退官するだろう...しかし、その補充は極めて難しい状況にある..
...だから、今の若手の責任は今後、大きくなるんじゃないかなあ...
逆に考えれば、若手が活性化しているラボは生き残るってことか...でも、おやじも活性化すればもっと良いだろう...よし!今後は..
”少し活性化おやじ”になろう..(活性化しすぎるとおやじは迷惑なので)
どこかの市立大学が、任期制導入で揺れている..拒否したばあい、1年以内に解雇、昇任なしらしい...こんなんでうまくいくのかあ...でも、終身で契約していたはずだよね...これって契約違反の気もする...要するに金がないということ...
...業績評価って難しいけど、確かに言えることは、その職階で世界にさきがけて、これをやったという仕事が評価されるべきだと...
...だから、連名紀要を1万報書いても、その1万報に”さきがけ”的な要素が全くなければ、それは原著1報にも値しない...と自分の事を棚に上げて言えば、そうなんじゃなあないかな...
...年が上だからとか、そういうことはあまり関係なく、助手、講師、助教授、教授..とそれぞれの時にしっかり仕事をする...そういう経験を積んだ人がきちんと上の方で発言権を持つようなそんな学問領域でなくてはだめだ..
...現実的には東大や京大など学歴がアカデミックポジション就職に影響するっていうけど、知り合いの京大出身若手教授は”入り口だけだ”と語るし、師匠のS教授も学問領域では”学歴は関係ない”と断言する...
...なんて偉そうに書いているおやじも、これからの人生いばらみち...適当に教育研究出来て、家族も幸せに生活している..それでいいですわ...
2005年03月23日(水) |
もしかして切り込めるかな.. |
...ふと、そんなことを最近、考えている...
たとえば、生命科学の分野では簡単に新しい分野には入ることは出来ない..活躍しているラボには金も人材も権力もあるからだ...
...しかし、たまたま、廊下でS先生とお会いしたときに、
”あそこはいろいろやっていて、そのテーマはひとりかふたりだよ”
...そうか...どんなにそのラボが優れていても関わっている人数がその程度ではたかがしれている..
...研究室単位で進めていなければ、結局おまけでしかないからだ..
...しかも、私には豊富な実験試料が手に入る環境がある...これを他の人が簡単には手に入れることは出来ないし、もし、私と同じテーマでやることになれば、必ず、今のラボと関わりを持つことになるからである..
...私も枯れ親父だが、戦場に突入してみるか...年のわりにわくわくしてきた...
2005年03月22日(火) |
セクハラ助教授... |
...セクハラの指摘を受けていた東北大助教授が自殺してしまった...
...どうやら、大学院生とつきあっていたらしい...そのことを他の人に相談しようとしたときに”指導教官をおりる”といったらしい...
...そもそも、大学院生とつきあった段階で、指導教官の資格はない..
...研究室のテクニシャンの女性が”前の大学で助教授が学生と喜んで風俗に行っていた”と言っていたことを思い出した...たとえ、そういうことがあっても、研究室の女子学生に自慢することかと呆れてしまう..この大学も国立だ...
...そもそも、先生とはもてる存在である...いい気になって、女子学生とつきあうなんて、どうしょもない..
...東北大の助教授も、自殺して済むことじゃないし、そんなことをしたら、さらに迷惑がかかる...
...もてない学者が研究に没頭するとセクハラに走る!間違いない! (そ、それは私のことだあ..)
|