耳鳴りおやじの日記
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...昨夜の番組がおやじの育休について...
...少子化対策でおやじに育休とれということらしい... ...結婚して子供を持っていない夫婦に聞いたら、
”子供を育てやすい環境ではない”という....
...まあ、こういう問題を議論するといつも嫁さんの機嫌が悪くなる..
ただ、まず言えることは”少子化”と”育休”は関係ないと言うこと...
”子供を育てられない夫婦”は仕事が忙しいのであって、どちらかがしょうがなく”育休をとる”...
...それで、じゃあ、2人目作ろうか?という気持ちになるだろうか?
...子供をつくるために仕事を犠牲にするという発想がある限り、基本的に少子化は解消しないと思う...
...だから、逆に子沢山の夫婦に”なぜ、子供を作るのですか”という理由を聞いてそこから出発すべきだ...
...女性の社会進出は当然だと思うが、制度や日本の文化を無視して行動するといろんな人に迷惑をかけると思う...
...女性の抑圧された感情は簡単には理解できないが、少なくても回りを無視して大義名分で動くのは、今までの男性社会と全く同じである...
...育休とって子育てするおやじもいれば、結婚して子育てに専念するおばはんもいる...それでいいんじゃないかなあ..
...育休10%ではなく、家族朝食10%の方が少子化にきくんじゃないかなあ?
...最近、大学の第三者評価が盛んだ...その中で、研究業績などの後悔が盛んだ...
...少し前では考えられないことだが、今では大学の先生の情報はとても簡単に手に入る...国立にしても私立にしても、同じ土俵に載せられている...
...その中で、最近、審査論文と非審査論文で分けてポイント化している大学がある...
...審査論文とは外部審査を必要とする論文で、これがおやじとしては普通だと思うのだが、世の中にはなぜか、非審査論文のみを持っている人がいる...
...紀要とかがそれに該当する...
以前、ある先生に
”紀要なんかいらないんじゃないんですか”って食ってかかって大激論になったが、最近、その先生と話したときに
”やっぱり、いらないね、紀要は”って言っていた...
非審査論文って、言い換えれば自費出版みたいなもので、良くおやじが ”我が人生”とかなんとかで、まとめるのと似ている...
...”我が20代””我が30代””我が40代””我が50代”で4報だ..家族も入れて”我が妻”で5報、飼い猫も登場して”我がにゃんこ” で6報だ...ネコの手も借りたいところか...
”我が人生”を1報書くくらいならレジェクト100報の方が意味があるかもしれない...
...うちの某K先生が海外研究(別名海外旅行)に行って、研究リポート(別名旅行記)を書いたと喜んで渡してきたが、どこどこの国の若い子はかわいいという内容だった...捨てた...
...そんなことを、しっかりやろうなんて今頃、国は動いているんだから、遅い!
2005年05月16日(月) |
福祉活動で考えること... |
....ある福祉活動に参加してきた...
...活動を行っている人たちをみると、本当によくやっている...やりがいを感じているのだ...
...しかし、その一方で心配な事がある...自分の仕事はこのエネルギーでおこなっているんだろうか?そんなに多くのエネルギーを様々な事に注ぐことはできないと勝手に考えている...
...福祉活動はあくまでボランテアである...ボランテアにかける情熱が仕事にかけるエネルギーを越えてはいけないと思う...
...ところが、なかなか進みにくい福祉活動がこういう情熱家に支えられていることも事実である...かたちはどうあれ、何もしないよりは有り難いことだ...
...活動を活発化させると、その意義を忘れがちになる...昨日もその問題提起を少し聞いた...
...福祉活動に入りつつ、客観的に見ていく努力をしていこう...
仕事から帰ろうと思って電車に乗ると、偶然にもN先生...お元気そうだ..
...”ちょっと一杯いかない?”という魔の誘い.. ...”少しだけなら”という心のブレーキ...
...実験があったので、本当に少しだけという事だったのだが、飲んでいるうちに、どうでも良くなってしまう...
”今日は飲みましょうか?”....飲み過ぎ....
...しかし、N先生、家に帰っても誰もいないそうだ...おまけに同じ部署には飲みにいける友達先生がいない...寂しい...
...奥さんに”映画行こうか”といって断られたそうだ...
...N先生の状態の背景には、家族の背景がある...気がする...
...プライドやキャリアも必要だが、それは人間の魅力の一部である..
...時にはプライドやキャリアを脱ぎ捨て、生身の人間になり、家族なり友達とつきあえる心が必要だと思うのだが...
...不思議とプライドやキャリアにすがって生きている人は、そういう人に好まれる...人間的に合わなくても一緒にいられる...
...プライドやキャリアに勝ち組負け組はあっても、人間の相性にはない...自分に合う人間はどこかにいるのだ...
...うちの嫁さんはどうだろうか...(ため息)
...実験結果が出た...さらに蹴落とされた気分だ...
...真実がそこにあるにしても、それをどう整理し、浮き上がらせるかというところが求められるが、なかなか、今度のテーマは手強い...
...すでに、他のグループから論文も出ており、結果のオリジナリテイがないとダメである...さて、どうするか...
...しかし、結果は非常に奇妙だ...to be or not to be...
...それは真実か、それとも辿り着けないためのプロセスか...
...ふと浮かんだ発想からアプローチし、ほんの少しの確実な真実から入り込む...真実は真実を引きだし、体系化した真実を露出させる...
...そのきっかけとなる真実をどうも引き出せない...おやじの葛藤は続く...
昔、S教授にY教授が
”正直ですね”と話したそうだが、これは後になって究極の誉め言葉であることがわかってきた...
Y教授は、正直でいることの重要性を説いているが、現実的にはデータの解釈や論文数のこだわりなど、様々な思いが巡って、正直であることの重要性を忘れかけてしまう...
正直と似ているかもしれないが、”正論”という言葉がある...これは、一般的には誉め言葉でない気がする..
しかし、研究や教育に対してだけでなく、人間関係においても、正直であることや、”現実離れ”しても正しいということを伝えようとすることは、最終的には多くの人の理解を得るのではないかと思う..
あたりまえの事をあたりまえのように行うことは、難しいと考えがちだが、長い目で見れば少ないコストで多くの仕事ができると思う..
”こうあるべき”という信念から逃げずに、”できる”と思って正直に実行することは、大切な事だ..
....そんなことを最近は忘れかけている...反省...
なんか、この時期、ばたばたである...やはり、この時期、連休はいらない...サンプルを機械にかけているあいだに雑用、会議...
...別学部のT先生...新しい本を作成されたようで、一冊頂いた..でも、これって研究図書じゃないです...授業用として学生さんに買わせるんですか...ねえ
”この本を買わない奴は単位をやらない”とか..しなければ良いですが...部数は大事ですが、その点、お願いしますよ!
...知り合いのMさん、マンチェスターから日本に戻ってきたと思ったら、また、戻ることに決めたそうで、日本の研究環境が悪いんですね...イギリスに行く前に、昔一緒にいったラーメンやでも行きたかったんだけどねえ..
...いずれにしても、皆さん、忙しく働いてますな...私はぼちぼちやります...連休疲れが戻るのは、7月くらいになりそう...ぐったり...
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