耳鳴りおやじの日記
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...昨日、ぼーとしていたら、青年の主張の番組...演説上手いなあ、どうしたらこんなに上手くなるんだろう、
なんて考えていたら、ある女性が”家族の温もりがあった”なんて話をしていた..
..その時、ふと、温もり?そういえば、そういう言葉、聞いていない気がするなあと感じた..昔は家族の温もりを大切にしましょう、なんてあったよなあ..
..温もりとは、暖かみとは少し違う気がする..
...今の子供達はこの温もりを感じる場所がないのかもしれない...
たとえば、自然に温もりを感じることはあっても、ゲームやインターネットに感じることはない..温もりとは、”生”の共有である..
...この世の中、こういう訳の分からないものは敬遠される..物ありコンテンツあり..与えられることは多くても、感じることが少ない..
..温もりとは感じることである..与えられる物ではない..与えられる量よりも、感じる時間の方が人間の成長には大事なのかもしれない..
...ロボットに温もりを教えることは不可能に近い..だから、人と同じロボットを作るのは意味がない..莫大な金と時間が要求されるからだ..
..それよりも、今の子供達に、温もりを感じさせる社会を作ることの方が重要だ..
...私は最近、温もりを感じているか..あ,ない..やばい..
...後、もう少しで授業終了..
..そういえば、この前の私の誕生日..子供達がいろいろと飾り付けをしてくれた..
..今も廊下に天井からいろいろぶら下がっている..その中に、くいず?が混じっていた..
..”うっかり寝たら、取れてしまったものはなあに?” ..裏面には答えが”つかれ”..これはいいなあ..
..世の中のおやじさんたち、忙しいと思いますが”うっかり寝てしまいましょう”
..そうすれば、”つかれ”が取れてしまいますよ..
..子供は疲れたおやじには癒しの存在だ..確か、耳を悪くして耳鳴りで眠れなかった時も、子供の寝息を聞いていると眠れたものだった..
..どうも、私は昔から子供が好きである..無意識にあやしてしまうのである..以前、米国に行く途中で外人の子供に怪しい手品をして、その親に ”さんきゅう”って言われたことがあった..
..子供が楽しんだのか、親が気持ち悪がったのか、不明だが、結局、私が癒されているのかも...
...イギリスでテロ...世界は実は憎悪の連鎖で安全なところなんてないのかもしれない...
...電車男がはじまった...どうでもいいけど、これが受けるのか? この男が小学生、中学生ならしょうがないが、20代の青年..
...ネットでみんなに励まされて..これで感動できる感覚がわからん..
...他人の趣味にどうこういうわけではないが、少なくても自分の趣味が”萌え〜”であっても、会社や自宅の連中に”萌え〜で何が悪い”と自信を持って吠えればいい...その状態を卑屈に考えたり、回りから相手にされないから、ネットに相談なんて言語同断..
...電車のおやじをみればわかる..やりたくないこと、つきあいたくない連中なんて山ほどいるだろう..それでも家族のために朝から晩まで働いている..自分の趣味なんてもてる時間なんてない..
..それなのに、電車男..会社では相手にされていないが、少なくとも好きな趣味を持って居るではないかあ..それで、なぜ卑屈になる!
..誰か、電車おやじの本を書いてくれ..そうすれば必ず、映画化される..
”電車男と電車おやじの卑屈勝負”..これは大ヒット間違いない..
...私の研究室には、私の似顔絵が張り付けられている..
これは、私の嫁さんが書いたものだが、似顔絵なのになぜかカメラ目線.. ...しょうがないので、バックを怪しくして(?)張り付けた..
行き先も、わからない場合があったので、書いてある...特にジョギングに出る場合が多いので”走行中”とわかるように書いた...
..そしてとうとう、その効果が出た..
”先生でしょうか”ひとりの運送会社のにいちゃんが問いかける..道ばたである...
むむ..おやじ狩りか..と構えると
”商品を今、納品しましたのでお願いします”がく...
..そのとき、そうかと思った...
..ドアの前に似顔絵、走行中が表示されているので、私と認識したのだ..いかにもジョギングしてきましたという服装..
..これは効果あり..と思った..もう少し、項目を増やそうか..
..良く昼間にうどん定食を食べるので、
”うどん定食たべてぞうりで歩いてます”という項目..
うどん定食を食べて?満足げに歩いているぞうりおやじ..それが私だ..
”事務室で枯れています”
..事務室を訪れて一番、枯れていそうな先生に声をかければ私なのだ..
”タイガースぞうりひきずっています”
..これもそんなにはいない..
...来週で授業終了...最近、そろそろブログにしようか..悩みつつある..
...若い人って小説なかったかな?
...今の若い人の研究活動を見てみると、自分の頃とだいぶ違うなあと思う反面、もっと変わっても良いと思うことがある...
...たとえば、留学...バイオ系では、そこで成功できるかどうかにかかっている..しかし、我々の若手は留学して戻ってくる..だけ..
..これは、我々の分野が就職率がいいからなのかも..パーマネントの状態では焦って研究する必要がないから..どうしてもそうなるのか?
...分野がどうの、研究内容がどうのという前に、不安定で新天地にチャレンジしている若手を評価する土壌を整備しなければ、研究分野として弱くなる..しかし、実際は派閥や権力に縛られている..
...ただ、最近はわずかだが、若手研究者が世界にチャレンジし、その研究室で業績を上げている...そういうのが普通にならないと発展はないんだろうなあ...
...私は老体の身..後10年若かったら...世界にちゃれんじしてたかなあ...無理か...
2005年07月03日(日) |
ひさしぶりに夜更かし.. |
...明日は何もないので、これまでの人生とこれからの人生を考える..
...ひさしぶりに、旧研究室の記念誌を紐解く...
...師匠のK氏とは、どういう人物だったのだろう..知らなかったが、極めてチャレンジャーだったようだ..記念誌を見るとそう感じることが出きる..
...S氏の記事では”〜ってどうしてかな..”こんな問いかけで学生にテーマを与える教授が居るだろうか?..
...定年を迎えたK氏...研究とはこうあるべしという理念..オリジナリテイという重さ..
...恩師も家で家族と食事をしてから、また仕事へ..そんなところはなんか似ていたりして...
...また、現場を大切にしていたK氏..基礎研究をしながら、現場の研究も普通にしていたのを覚えている...
...論文のために研究があるのではなく、知りたいという欲求の先に論文がある..そんな原点を忘れかけている..
”何が知りたいのか、何を目指しているのか”これはすべての職種に共通することなのかもしれない..
師匠も苦しい時を長く過ごしたようだが、世の中には山ほどいる...
..しかし、辛い、悲しい、苦しいと思っている若い衆..少なくても前向きに進んでいるからこそ、そう思えるのだ..
...いつかは今の自分を越えなくてはいけない...そういう世界に足を踏み入れるためには、挑戦しかない..それしかないのである..
...どれだけ挑戦できるか..どれだけ失敗できるか..どれだけ立ち直れるか...どれだけ、そこから学べるか...
...ということで、後の十年も失敗の連続でがんばりましょうか?
...ああ、誕生日...おやじが加速する...
..今日はホタル観察と思っていたが、雷、洪水警報..遠征中止...
..しかし、家族がいるだけで十分な生活..夜は焼肉..
..と思っていたら、学会のシンポ依頼..有り難い話だ..
人生まだまだだけど、誕生日という節目..大切にしたいものだ..
後何年、生きることができるか..それが課題だ..むむむ..
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