耳鳴りおやじの日記
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最近、復刻版商品が売れているらしい...
...人生ゲーム、野球盤...
...少なくても今よりは経済的に豊かで右上がり成長だと思っていた時代の商品だ...
...特にここ20年ぐらい、デジタル化が進み、テレビゲームも普及した...インベーダーゲーム以来、テレビゲームの発達はめざましい..
...バブルもはじけ、思い通りにいかない状態が続く中で、おやじは昔のよき時代を思い出し、人生ゲームなどのボードゲームをやるのだろう...子どもよりも大人がやりたいのだろう..
..人生ゲームは波瀾万丈...最後は大金持ちになるゴール...今のおやじは現実を逃避し、ゲームの中で夢を叶えようとしているか?
...野球盤も、ホームベースがいきなり下がり、打てない魔球になる.. 子どもの頃、これはずるいと思ったものだ...
...いずれにしても、ゲームソフトのように形がないものではなく、ゲームの種類によって形が違うし、親子が向き合って何かをやるという暖かさがある...デジタル化が進み、そういう家族の場が減少している..
...最近はこどもも成長し、なかなか一緒にゲームをしてくれなくなった..しょうがないから、ひとり人生ゲームでもしてたそがれるか...
2005年08月15日(月) |
消えるラジオ体操.. |
...そういえば、北陸の祖母の家に立ち寄ったときに、近くに小学校があり、朝、ラジオ体操をしていた...
...ラジオ体操...夏休みといえば、この体操だ...カードにスタンプ押して貰い、朝から通ったものだ...
...ところが、最近、うちの近くでもラジオ体操を行っていない...やる人がいない、めんどうくさい、近所迷惑...理由は多々あるが、少なくても、子ども達の生活習慣や運動週間が著しく軽視されている...
...また、この背景にはおやじやおばはんの堕落がある...共稼ぎが増え、食事の時間が夜にずれて、その後ゲームやインターネット...朝ぐらい寝かしてくれ...という堕落...こんな連中が増えると当然、ラジオ体操はなくなる...
...ラジオ体操は日本人である証である...武道も日本の文化だが、より身近なものとして、ラジオ体操がある...アジア系の民族は顔が似ているが、ラジオ体操ができるのはおそらく日本人だけだったのではないか..
...祖母の近くの過疎化している小学校...それでも朝小学生が集まり、多くのおやじ、おばはんが参加していた...
...カードをぶら下げて帰る小学生は本当に元気そうだった...この子らに朝食を抜くという考えはないのだろう...
...近くの小学校でラジオ体操を復活させようか...元気あるかな..
2005年08月14日(日) |
30代をどう生きるか? |
...旅から戻って、どうも調子が戻らない...こんなもんか...
...昔の卒業生に呼び出されて、飲みに行く...みんなおやじになったものだ...それも全員、独身...
...今から10年前、指導していた学生だ...思い起こせば、その頃の自分と今とではだいぶ違うなあと感じる...年を重ねると見えなかったことも、見えるようになってくる...
...”30代は精神的に不安定な時期だよ”というと.. ...”そうなんです...どうも不安定で”
...しかし、不安定であることは、何かを求めていること...結婚したい、仕事を軌道に乗せたい、といろいろな焦りがある...
...焦りがあっても、求め続ければ必ず何かが見えてくるものだ...そこから逃げないで一歩先を進む...辛くて失敗も多いが、失敗できることは贅沢な事である...求め続けてハングリーでいられるのが30代の特権だ...
...私も何かまだ求めていたいが、最近どうも体が重たい...しかし、体は老化しても気の持ちようでどうにかなる...と思いたいが...
2005年08月13日(土) |
豊かな家族の時間.. |
...おそらく、夏1週間の長期間!家族旅行は、初めてではないか...そんな旅行から帰還した...
...最初は越前海岸...素晴らしい...海水浴といっても磯を泳ぐので、魚はたくさん泳いでいるし、アワビまで捕れるのだ...慣れた海水浴客は潜ってアワビをとり、海水浴場で焼いて食べていた... ...子ども達もほとんど手が掛からず、深くても飛び込んだりして、楽しんでいる...
...そこから、北陸に向け、出発...私の祖母宅に到着...しかし、祖母はすでに他界し、シロアリも出ているということで、今年で取り壊しになるという... ...夏になると親戚一同集まり、テーブルには海の幸が並ぶ...そんな思い出の家が取り壊しになるという寂しさはあるが、そんな幸せのひとときを与えてくれた家に感謝したい...100年を刻んだ祖母の家...それは人が集まる家だった...
...戦時中、疎開して様々な事情で家がなかったり、食事もとれなかった人たちに自分の家の余っている部屋を使ってもらったそうだ...国語の先生だった祖母は、寺子屋のように子どもを集め、教えたそうだ...
...祖母の家は小学校と海のそばで、小さい頃はよく遊んだものだ...少子化でその地域の小学生は一学年20人程度...廃校寸前である...どうしてこんな世の中になってしまったのか...
...そこに3日ほど滞在し、そこから白馬方面へ...ここは祖母の家界隈と違い、大観光地...滞在場所のバイトの女の子に
”この近くでおいしいとこないですか?”と聞いたら
”このあたりにガストがあります”..はあ、そうですか...祖母の家より山中なのに、変に都会になっている...
...そこから、岐阜のキャンプ場へ...ほんまにキャンプ場だ..バーベキューセットを予約していたら..
”これが薪、新聞紙、米、マッチも渡すわ”..で終わり...炭で慣れきっている軟弱者だけに、火がつかない...これは生肉か..と思いきや..やっと火がつく...はんごう炊飯もする...キャンプだ...
...次の日は名古屋へ...テーマパークへ...ああ、嫌だ...
...初めての大旅行、子ども達はたくさんの思い出を作ることが出来たのだろう...仕事人間である日本人は長期休暇をなかなかとらない...まして、共稼ぎサラリーマンなら難しいだろう...
...しかし、長期休暇は大人のためでなく、子どものためである...金を出せば、今の時代、いろんなことができるが、家族の時間は買うことが出来ない...個人の時間や仕事が求められるなかで、いつしか、家族の時間が喪失しつつある...
...家族の時間はおやじがつくる...子どもはいつしかそんなおやじに反発し出ていく...今の時代、家族の求心力と反発力が喪失していると言われている...
...子どもはおそらく、発育過程で求心力を求め、大人として成長する過程で反発力が必要とされる...
...おやじはいつしか、捨てられるか...それも幸せだ...
2005年08月05日(金) |
高校野球はいらない... |
...夏と言えば高校野球...甲子園出場校が不祥事で辞退することになったらしい...
...喫煙、暴力、金で示談...そんなことを隠していた監督の責任は重い...
...しかし、高校野球...いいかげんやめたらどうか...たかが高校生の全国大会だ...多くの寄付金が動き、監督はベンツ、全国テレビ放送なんてどうかしている...
...もしやるなら、教育とは切り離すべきで、ジュニアプロ野球にしたらどうだろう...監督は教育的な事をいっさいせずに、勝てるなら喫煙、酒、なんでもOK...すべて自己責任だ...暴力問題があっても本人の責任...監督の教育責任は問われない...スポンサーをつけて強い選手は給料を払う...
...今の高校野球は”教育現場”ということでなんとか成立している事実を監督、生徒は考えるべきだ...教育の現場で行われている以上、社会的に許されないことをすれば、どんなに強い選手でも退部、責任をとらせる覚悟が監督にあるか...
...スポーツに強いことと大学にいけること、これも別だ..親にしてみれば勉強が出来ない子どもがスポーツで活躍し、それで入学させればラッキーである...体育大学ならまだしも、普通の学部に入れるなんて教員の倫理感が歪んでいる...親の安易なニーズを認めないのが教員の使命である..
...どうも高校時代に野球部に痛めつけられた思い出をひきづっているなあ...
...戦後60年...この期間は短いのか、長いのか?
...日本は敗戦国になったが、それは結果的に良かったのか?
...結局最後は武力行使という米国のやり方...戦争は本当に普通の家族の命を奪っている...
...日本は中国の一部だと思っている欧米人は多いらしい...それは日本にいてはわからないことだ...
...日本にいれば楽だが、求めるものは見えてこない...世界の文化や学問に触れないとわからないことが多い...
...研究領域についても、人間関係においても、自分で外に一歩踏み出すことが必要だ...それは怖いことかもしれないが、一歩前に進めれば後はどうにかなる...
...Y教授に言わせても、生命科学は未だ日本は場外扱いらしい...その場外学問を多くの人は素晴らしいと褒め称える..
...学問領域のレベルは相対的なものとも言える...何が素晴らしい学問で何が素晴らしくないかなんて、基準がわからない...
...たとえば医学が素晴らしいという基準は”医学部に入る連中は頭がいい”という感情がどこかにある...また、医学部の連中もそう感じている...そこには受験戦争の弊害がある...
...知らない自然を探求したり、違う人間関係を広げたり、違う国にいったり..そんな外にいく行動が本当に必要だ..
...あさってからうちの家族は旅へ..とにかく外へ..どれだけ体力が続くか..
2005年08月03日(水) |
英語と筋力トレーニング |
...夏休みの宿題みたいに最近、英語の勉強をしている...
...いつも、英語論文は山ほど読んでいるが、英語の勉強のための英語読みは極めて新鮮だ...
...そもそも、論文読みは中身しか気にしていないので、少々間違っていても研究の内容しか考えていないが、英語の勉強していると、前置詞がどうだとか、そんな事を考える必要がある...
...高校の時、英語だけは得意だったせいか、懐かしく感じる...その一方で、中身を考えない英語読みはなんか不毛である...英語の時間ってこんなことをやっていたんか...
...論文読みって基本的に文脈や論理性を考えて読むので、英語の勉強の英語読みとは本当に違うと実感する...
...ただ、今ゆるみ教育で繰り返し暗記させたり、トレーニングする要素が少なくなり、文脈が大事、中身が大事なんていう議論があるが、それは本当に間違っている...
...たとえば、研究論文を読むときに意識はしていないが、昔トレーニングした英語の言い回しで読んでいるのである...それはホントに意識をしていない...だから、中学高校の時は英語を筋力トレーニングと思ってやればいい気がする..そうすればおやじになっても、残っている...
..大学まではできるだけ選択はなくすべきだ...英語から体育まですべてやらせればいい...興味があることを尊重するスタンスは意義があるが、それよりもやりたくないことをがまんしてやって、その達成感を感じさせるほうがもっといい...
...英語が嫌いだ、体育が嫌いだ..理科が好き..そんな子どもはいらない..全部やらせる..理科が特に好きなら理科クラブに入ればいい..
...といっても、私もまだ勉強足りず...誰かに夏休みの宿題でも出してもらおうか...
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