耳鳴りおやじの日記
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2005年09月19日(月) 女王のなんたら

...こんな時期に連休はきつい...


...女王のドラマの最終回をみた...多くの親はこのドラマをどうみるのだろう...

...本当にこんな授業があったらめちゃくちゃだと思うが、ちょっと違う視点から考えた...

...最近のゆとり教育の問題など現場の教員の混乱がある..教員は不条理を抱えつつも教育を続けなくてはいけないというストレスがあるに違いない...

...しかし、現場でやれることは少なくない...文科省のせいにしてあーだこーだといってもしょうがない...

...ひとりひとりの個性を尊重し、その子にあった教育をするという時代だ...負け組にならないように有名国立大学に入る..そのために夜遅くまで塾...

...何もかもその子の将来のためといってお金をつぎ込み、環境を整える...

...授業を面白おかしくして興味をひき、子どもに薄っぺらい動機を与える...

...しかし、そんな工夫をするのは本来子ども自身だ...子どもの感性を磨けば、普通の授業をしても感じること、感動することは山ほどある..

...時には教師の強烈な個性と対峙し、自問自答することも重要なのかもしれない...

...しかし、どうでもいいけど、この子役たちの通っている学校の先生...授業やりにくいだろうなあ...

...そして...そろそろ授業開始...ぼちぼちスタートだ...


2005年09月18日(日) いい教授なんていない..という話

...ひさしぶりに多くのOBと対面...元気な人とそうでない人...

...大教授のご乱心ぶりを聞いた...しかしながら、女王の教室ではないが、こういう切り捨て教授も日本にいてもいいんじゃないかな..問題は研究室に入るときに
”うちは世話もしないし、いじめもするし、精神論で教育する..それがいやなら入ってこないこと”という話があってもいいんじゃないかな...

...博士..国際論文..といえば聞こえがいいけど、その裏にはかなりややこしくてどろどろした世界がある..最近は論文の内容をみるだけで、その研究の背後に何があったのかわかるようになってきたが、こういうどろどろした世界を乗り越えつつもサイエンスを追究する”タフ”さが求められる..

...たとえばどんなややこしい教授でも、所属する大学院生が文句を言わずにひたすらに国際的なデータを出して、学会で認められれば、教授はその大学院生を認めざる得なくなる..認めてもらえない、いじめられるという文句だけをいう学生(昔の私だ!)は、要するに全く仕事をしていないか、していても外部に対してインパクトがないということだ..

...授業の単位を取るのも同じだ..あの先生は授業が下手だ、わかりにくい..と教育のやり方をどうのいうには簡単だが、自己評価を高めても先生によって教える個性はあるし、厳しさも全然違う..

”この先生から単位を取るためにはどうしたら良いか”と考えてしっかり単位を取れる”戦略”を自分で考え、実行できることが重要だろう..

...学問的なもの以外も含む駆け引き、忍耐力、情報整理、問題解決を自分の中でできるか..そこには自分との戦いもある..

問題解決には”自問自答”から逃れることはできない...そこには甘さがあり(これは私だ)..これにうち勝つ必要がある...要するに最大の敵は教授ではなく、自分である..

...はあ、疲れた..この連休も家族サービスで疲労...


2005年09月17日(土) 人間ドック..まあいいか..

...はじめて人間ドックへ...

...定期健康診断をしっかりやっているみたいな感じだ...
...負荷心電図ってやってみた..

看護婦さんが踏み台昇降の模範をしてくれたので、全く同じようにやったら

”そうじゃありませんよ、こうですよ”...とやった模範がさっきと違う...まあいいか...

”手をたたき、リズムをとりますのでお願いします”...手でリズム?昇降中に踊りそうになった..まあいいか..

...バリウム飲んで胃の検査..”右に傾けて..違う..むこうですよ..そしてこっちに傾けて..”...むこうこっちではわからないが..まあいいか...

...エコーで検査..”これ、ポリープね..とれますよ”げ..ポリープ???とれるって手術???...

”あの...ポリープって”
”まあ、脂肪のかたまりですよ、来年には自然となくなっているでしょう..心配ないですよ”

...ああ..そうですか..まあいいか..

..この医者の問診..説明がよくわからない..

...待合室に中国での国際学会のポスター..よく見ると..英語が間違っている..おまけに文法も間違っている..まあ、いいか..

”今日はお疲れさまでした”..”下のレストランでこのチケットつかってください”...ランチ無料券..共済から人間ドック代は出るから、このランチはまさにただ!...それも1000円のランチがついていた...1000円のランチっていついらい食べていないだろう...バリウム飲んだのにステーキランチを食べた..まあいいか..

...人間ドックには夫婦で参加している人もいた..夫婦で人間ドック..苦しい若い時代を生きてお互い支えてきた夫婦の人間ドック..幸せな光景である..年をとると自分の親よりも共に支え合える伴侶の方が頼りになる..じっと見ていたら睨まれた..まあ..いいか..

...そういえばバリウム飲んだ後、下剤を飲んだこと忘れていた..ステーキランチ食べすぎで...帰りは大変なことに..まあいいかではすまされない事に...

...今日は研究室のバーベキュー..大丈夫か...



2005年09月16日(金) う〜ん..

...ちなみにトイレで力んでいるわけではない..今日は人間ドック..心配..

..友人の先生達のレビューを読んだ..う〜ん..勉強するつもりがいつのまにか、この領域の問題点が見えてきてしんどくなる...

..何がしんどいか..よくわからないのである..こういう結果もある、あんな結果もある..というレビュー..それがレビューというものだ..と言われてしまえばそれまでで、たぶん自分が書いてもあまり変わらないのかもしれないが、それでもしんどい..

..それと実験結果の解釈..ほんまか..という疑問..疑問の積み重ねがさらに深い疑問になる..方向性の見えない疑問の連続..

..研究も特に難しいことを難しくするんではなくって、単純な結果をしっかりと再現性を持って出す..その結果が意味するところは何か..だけだ..この2つがどうもあいまい..

..Y教授は間違った研究を間違った解釈、論議といっていたが、ほんと単純な結果が何を意味するかということが研究では一番大事..か..

..こういう状態で派閥や権力だけが動くのはストレス..一匹狼(そういえば一匹狼って懐かしい言葉)でがんばるか....ようするに孤独ということ..むむむ


2005年09月15日(木) 捏造論文..再び..

..しかし、どうしてこんなことが起きるのか...

..もし本当ならデータが怪しいとかそういう問題ではなく、研究をする以前の問題である...

..研究者なら誰でも最初は知りたいことをやりたいという気持ちで取り組み、純粋な気持ちで研究者生活に入る..

..それがいつしか、予算の問題、論文の質の問題、名声といったところに振り回され、純粋に何かを知りたいと興味が一番後回しになる..悲しい..

..研究の発展とともに高価な実験器具が開発され、莫大な予算が投入される..本当にそんな高価な機械が必要なのかと考えると、あっても大学内に一台あればいいんじゃないのという機械も多い...予算消化のためにしょうがなく買っている..これも国民の税金である..ボーナスが多すぎてしょうがないから大きな冷蔵庫を2〜3台買うみたいな感じだ..そんな事を一般家庭がやるはずもない..そんなことを天下の有名国立大学が平気でやっている..

..一度大きな予算をあてると、その予算をまた貰いたくなる..大きな予算をあてたという名声を得るためにはその予算を当て続けなくてはいけない..そうじゃないと敗北者扱いされる..

..日本人が海外の有名研究室にいくと、ものが少ないことに驚くらしい..要するに研究室間で貸し借りするらしい...そんな横のつながりで研究できることが日本に求められる..日本は極めて研究室が閉鎖的である..

..閉鎖的な研究室が怪しまれても他の研究室は我関せず..同じ大学の同じフロアーなのに話もしない..

..そんな日本の体質から出た捏造問題..これが本当なら再び日本の研究は信頼を失う...

..とはいえ、一度大きな予算あててみたいなあ..死ぬまでに1回でいいから..


2005年09月14日(水) 利権から理念の時代へ

...今週はセミナー...ひさしぶりにデータの整理をした感じだ...

...小泉さんが大勝したことは、ある意味、利権の時代から理念の時代に入ったのだとYさんが述べている...

...”こういうものだ”から”こうあるべき”への転換はすべて真実かどうかはわからないが、”こういうものだ”という利権主導型よりましである...

...自民党の快勝は必ずしも多くのサラリーマンにとって楽な結果を生まないのかもしれないが、多くの国民は納得している...

...政治といういかにも利権がうごめく世界で理念が先行したことは、多くの職種で同じようなことが起きると思う...一部の利権者が逃れる時代は終わった...

...こうなるといかに理念を形成できるかが、大切か...これも大学の世界では難しい...官民格差の是正は国公立私立の是正に近いが、多くの国公立教員は私学化することに反対だ...しかし、それは今後許されないと思う...

...面白いことに世界的に権威のある研究者でも、国立大学の独法化反対の理念は小学生なみである...要するにだだをこねているようにしか聞こえない...

...わかっているけど、いやだ...という叫びが国立大学の教員から聞こえている...今までどれだけ利権にすがってきたかがわかる...

...今後の18才人口の減少は大学に対して極めて深刻な影響を与える...しかし、そんな大人たちを教育したのも大学である...今後の理念はどこへ...


2005年09月13日(火) ”のぼせろ”

...少し、面白いテーマがみつかりそう...

年をとると、いろいろ雑念が出てあーじゃこうじゃと考えるが、最近思うことは、年齢を重ねると

”私はこんなことが好きで、こういうことに向いている”

という自分への客観視みたいなところが出てくる...これって非常に重要で、何かをするときに必ず壁にぶつかったり、ぼろくそにされても、結局、自分が好きなことに向かって進んでいる気がする..

...最近、小学生や中学生に対して将来を見据えて好きなことをやりなさい..みたいな教育があるが、そういう特権が得られるのは大人になってやらせればいい...未成年には”やることをやれ”これだけだ...

そして、だいたい30代くらいから、とにかく”好きなことをとことんやる”...仕事とか趣味とか関係なく、自分がやりたいことをとことんやってみる...そうすると、なんとなく見えなかったものが見えてくる...

...知り合いのポスドクが研究職から離れることになった...残念だが本当に研究が好きだったのか疑問が残る...面白いと感じることと好きなことは別物だと感じる..

ある女優が、”人生にはのぼせることが大事”と話していたが、のぼせるくらい好きなことがあれば、人生はあまりにも楽しい...

好きな事でのぼせあがると、さらに深いのぼせあがりができる...

...私も昔は実験でのぼせあがって眠れないことがあった..が今はぐっすり睡眠...なにかのぼせあがることないかなあ...しかし、年をとるとのぼせると後が大変..一気に疲れがくる..

...小さなことでのぼせよう...”昼は唐揚げだ、わくわく”???


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