耳鳴りおやじの日記
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2006年01月11日(水) K氏

...やはり、研究会は外させてもらった...N氏も来年からローテーションを外れるという...雑務に追われ、自分の実験どころではない...

...友人のK氏と久しぶりに話す...K氏も以前、家族で留学した先生だ...非常に丁寧に滞在先のことを教えてくれた...彼は非常に優秀な研究者で人望も厚いが、大学の組織の中では弱い立場である...

...K氏とはもう10年以上のつき合いだが、彼のおかげで私が研究を継続できたといっても過言ではない...

...慣れない分野で研究を続けるには、こういった親友が必要かもしれない...

...正月からどうも体調が悪い...家族サービスもやりすぎるとしんどい...今年はほどほどにしようと毎年思うのだが、子供と嫁さんの喜ぶ顔を見ると頑張ってしまう...

...まあ、おやじとはそんな悲しい存在である...しかしまあ、K氏とまた一杯やりたいなあ(飲み過ぎ)


2006年01月10日(火) 成人式...

...返信がないので、しょうがないのでフェデックスで送る...なかなか前途多難...

...成人式に参加する着物姿がちらほら見える...今年も一部の若者が暴動を起こした...

...定年して20年立つと熟年成人式というらしいが、今、熟年定年を迎えた人たちの20才の時期は本当に大変だったらしい...

...じゃあ、今は大変じゃないかというと、そうではなく、今は今でいろいろ大変である...戦争の時代を生きた成人も勝ち組負け組時代に生きた成人も、幸せになりたいという気持ちは同じだろう...

...可愛い子には旅をさせろというが、成人式になったら一銭ももたせず、旅をさせたらいいかもしれない..それいい...

...うちの息子娘もそうしよう...しかし、やっぱり娘はちょっとやめておこうか(弱気)...


2006年01月09日(月) ..連休ねえ..

...しかし、なんで正月の後に連休...いらない...

...嫁さんも遊びにいって、家で子守状態...仕事のリズムが崩されて体調不良...

...しょうがないので、今年予定されている日本脱出計画を考えた...

...私だけならまだしも家族で脱出するのは、とてつもなく大変であることが判明...

...完全に引っ越しするならまだしも、短期間の居住はとてもややこしい...

...何よりも”金がかかる”こと...少なくても何百万はかかる...急遽、予算計画を練り直し、住宅ローンの組み直しにかかる...

...実際、いくらかかるかもわからないのが現状である...とにかく、今から資金計画を練っておかないと間に合わない...

...今週、研究発表会だが、ちょっと勘弁して貰おうかなと弱気...留学や共同研究、人事、授業、雑務(家族旅行!)など、とにかくやらなくてはいけないことがありすぎる...まあ、こうして自分を甘やかして朽ちていくわけだ...

...海外へは5年ぶりだが、行っていないと飛行機も怖くなる...しかし、家族で脱出し、生活するという期待感はその不安もうち消す...

...今年は現状の住処からの旅立ちだけでなく、現状の研究分野からも旅立つ年である...”飛躍”といえば聞こえがいいが、こういう先がわからない期待感はどうも苦手である....こういう性格が嫁さんのお父さんに嫌われる点である...

...3月までに今までの仕事にリセットボタンを押せるかが問題だ...問題が整理されていないと再起動しても立ち上がらない...問題を整理し、次に繋げる準備がどうしても求められる...そして初めて旅立てるわけだ...

...知り合いの教授に先方から連絡がないことを相談すると、適切な助言を貰う...まだまだ経験が少なすぎる..

...リセットして再起動したらフリーズしないようにがんばるしかないか...


2006年01月07日(土) 少しづつ...

...年末年始とばたばたで、まともな実験ができていない...

...以前、論文のリバイス実験で相当なプレッシャーを受けながら、元日に実験をしていたことがあったが、何か遠い昔のようである...

...不思議なもので、そのころの辛い経験がなくなると、どうもほっとする反面、寂しさを感じる...

...昨日、ベートーベンの曲を何時間も指揮したおじいさんの番組を放映していたが、”なぜ、こんな辛いことをやるのか”という質問に...

”まあ、単純に言ってしまえば、面白いからだ”と言っていた....

...70才を越えた老人であったが、体力的にも精神的にもつらい状態で、何時間もの指揮をこなす...こういうことを”面白い”という言葉で表現するのは、さすがに私もびっくりした..

...簡単には辿り着けない面白さを得るためには努力がいる...

...おやじが改造されるには、この努力が必要なのかもしれない...

...最近、どうもこの面白さに到達していない...残念...


2006年01月06日(金) 電気街を歩く..

...時計が壊れて、年末年始で金がないのに”時計を買おう”と決意し、電気街へ...

...久しぶりに電気街を歩く...昼間から萌え萌え少女が、

”よろしくお願いします”と恥ずかしげもなく、チラシ配り...日本はおかしくなりつつある...

...なぜか、私は電気街に行くと、女の子に声をかけられる...

”すみません、今、流行についてアンケートを行っているのでよろしくお願いします”...どうも、おやじをターゲットにして、いろいろ買わせるのだろう...

...以前は”祈らせてください”という女の子が多かったが、もはや、祈られてもどうしょうもない年になって声もかけられなくなった...

...電気街の入れ替わりははげしく、今は”ロリ萌え”全盛期だ...裏路地に入ると”ネジ”と書かれた看板があり、ホッとする...

...電気街は以前、いろんなパーツを売る場所だった...私も関東に住んでいたときは、秋葉原にパーツを買いに行って、その種類の多さにわくわくしたものだった...電子ブロックなんかの時代である...

...せめて、パソコンおたくの町にして欲しいのだが、少女おたくの町になっている...

...まあ、それはおいといて、腕時計を購入...年末年始の出費でかなり苦しいが、ワールド時計付きの(私にしては)高価な時計を購入...外国へいく準備と考えればいいが、やはり苦しい...

...留学のために世界時計購入、おかげて航空券買えなくなる(武勇伝、武勇伝)...相手先からメールの返信無し...どうしよう...


2006年01月05日(木) 初詣...

...いつもの初詣ハイキングに行くつもりが、今度は嫁さんのダウンでかなわず...

...しょうがないので、近くの寺へ...なにやら、美術展もやっていて、結構楽しめる...

...そういえばここは娘が七五三で来たところ...もう2年前になる..

...しかし、正月というのはいいものだ...どんなに時代が進んでも、この正月の雰囲気は変わらないと思う...正月になれば、なんとなく、おせちは食べたいし、初詣に行きたくなる...元日はコンビニ以外、店は閉まり、朝から酒を飲む...

...最近の流行とは無縁の”不易”という領域だと感じる...これを大切にしないといけない....経済性が優先され、金が儲かるという視点ですすみがちなこの時代に、正月だけは仕事も休み、朝から家族と酒を飲み、おせちを食べる...

....こういう領域をもっと増やさないと、いけないのではないか?

....ある雑誌に”給食の時にいただきますというのはおかしいのではないか”という議論が載っていた...顧客である小学生の親が給食費を出しているから、それに対していただきますとはどういうことだという議論..

...30%の親が肯定しているらしい...経済性が優先され、文化や教育がしぼむ時代...

...こういうバカ親は小学校ではなく、保育園に入り直してください..


2006年01月04日(水) 日本を思う...

...正月ぼけで日記も書けなくなっている...

...私の父もかなり酒を飲んでエキサイトしていたが、その中で、人口増加の傾向が関東と関西で顕著になってきたという話があった...

...確かにその傾向は強く、関東に帰省しても埼玉、千葉、神奈川の人口は急増し、地方の人口は落ち込んでいる...

...神奈川に至っては、なんと大阪と肩を並べるところまで人口が増えているのである...

...居住地もバブル崩壊後、都市部に接近し、より駅に近いところに移ってきている気がする...今後、人口が減少すると、ますますこの傾向は強くなるだろう...

...また、就学補助世帯も増えつつあるらしい...急速な二極化が進行している事は間違いなく、ちまたで話題の”下流社会”も現実化している...

...両親の田舎ではおいしい魚がたくさん捕れるが、本当においしい魚は高く売れる都市部に流れる...金持ちだけが都市部でおいしいものが食べれる時代か...

...また、一般的に大学は東大、京大がトップだが、会社は東大、京大バカはいらないらしい...小さいときから湯水のように金をかけて子供育てて東大行かせてもおぼっちゃま会社員は、この競争社会を乗り切ることができないというわけだ...

...様々なコンプレックスを抱えつつ、その壁を乗り越えた社員を会社は望むらしい...

...年始に会った証券会社の生き残り友人は、今の時代”有言実行”だと言う...また、年功序列は崩壊、業績主義といっても、結局、上司が気に入るものが昇進する...評価が明確でないとこういうことになる...

....今後、土地の異常な高騰はないだろうから、都市部を中心に勝ち組人間が住み、都市部でも米国のようにスラム化する場所も出てくるか...

...地方の経済は少ない観光資源や物産を高く売ることで成り立ち、それがないところは、出稼ぎという選択肢も考えなくてはいけなくなる...ニート連中の高齢化が進行し、出稼ぎとニートが溢れかえる...

...人口減少に伴う労働力減少から誰かを使わなくてはいけなくなり、能力のある主婦、高齢者、障害者を積極的に採用..まあ、それでも安賃金で雇われるだけか...昔のように”家政婦”が多く復活するか...

....おたくの憧れ、萌え少女の”ご主人様、お帰りなさいませ”というのが、金持ち勝ち組家で現実となり、株投資でバカもうけした若者中心で大流行...

...あ〜新年から嫌なことばかり考えすぎた...初詣でまともな日本になるよう家族で祈ろう...


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