一日なんてすぐ過ぎる昨日のいやなことももう 終わってる
雲があちこちに立ち上がっているみどりの山
その通りから公園を抜けて黄昏は続いている灯りのともり始めた街
雨の音風の音を聞いている眠りへの誘い
あわいの空筆で刷いたような雲日が滲んで沈んでゆく
蛍光灯を映している窓を隔てても聞こえてくる行き交う車の音夜が過ぎてゆく
山の稜線に厚い雲突如として暗い夕暮れ