恋文
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灰色の空に 渦を巻く 水しぶき
眺めているあいだに どこか 行ってしまいたい 気持ちになる
ぼんやり していたいと 思うのに
さめていたりする
木の影が いつのまにか 沈んでしまった
山裾に 残った夕日
晴れた夜中に 遠くの音が響く 闇を伝わる速度
変わらない 毎日は それでいいのだと 一日がすぎてゆく
夢をさまよっているあいだに いつか逃れられなくなる
そんなときを 待っているかもしれない
暖かい夢を みていたので
布団のなかに すっかり 沈みこんでしまった
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