何も思わなくても過ぎてゆく 鉛のような日々
花にはまだ早い薄曇り
暖かいといってもまだ 寒い朝 青空がまぶしかった
春霞にはまだ遠い山を覆うベール
山の上にかかる雲のあいだから今日の終わりの陽射し 明日は雨になるらしい
山にかかる光の加減が少し春めいてきた
ふわふわ揺れる髪自分の影を見ながら歩く