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風の夢は 夢ではなく
ごうごうと 鳴る
風の音を 聞き続ける
堂々巡りを していると 朝になる
余韻を 残したまま 顔を洗う
冷たい水
ひかりが 重くなって 山裾に滞る
眼は どうやって 死んでゆくだろう
姿見の中の 姿を眼で追う
夢を眠る だるい からだを ひきづって
眠る 夢をみる
景色は かすみのなかに 遠ざかっていった
里山の のどかな姿
今日のことを していると 今日が終わる
それで 明日のことを 考える
遠い先のことは 考えても
始まらないし 終わらない
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