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2004年04月10日(土) ■ |
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続巷説百物語(京極夏彦) / 買った本、アマゾンの臭いブックカバー 他 |
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●読書中:続巷説百物語(京極夏彦)
西に怪しき噂を聞けば馳せ参じ、東に珍しき事件あらば飛んで駆けつける。諸国を巡り怪談話を蒐集する御行の又市一味。江戸の闇を鈴の音が切り裂くとき、人の世で裁けぬ悪が裁かれる! 目次≫野鉄砲 狐者異 飛縁魔 船幽霊 死神―或は七人みさき 老人火
<船幽霊>の途中まで。この本の話は、前作【巷説百物語】の話の間にはさまれるらしい。続編と言っても時間が進んでいるのではなくて、前作の舞台裏や、常連キャラたちをより深く描いた話なのだな。本書の主人公は考物の先生・百介で、6話すべてが「山岡百介が.....」で始まっている。おぉ、この人も「若旦那」だ! ひゃひゃひゃ。
<野鉄砲> <狐者異> <飛縁魔> <船幽霊>
●買った本 和書5冊¥4273 堕とされしもの〈上〉天使の血脈2(篠田真由美)¥838 堕とされしもの〈下〉天使の血脈2(篠田真由美)¥838 しゃばけ 新潮文庫(畠中恵)¥514 プレゼント用
まっぷる街ナビ 京都¥800 ガイドブック 京都―東山・哲学の道・金閣寺・嵐山・嵯峨野・大原・宇治 歩く地図Nippon¥1080 ガイドブック
GWに京都へ行くことになったんで、ガイドブックとか。『しゃばけ』はアマゾンのブックカバーをつけて人にあげた。もちろん念入りに洗って臭い処理済みのやつ(^^; *あのくっさいカバーは洗って3日干す、を何度か繰り返すと、じきに臭いは平気になります・・・ええと、持ってる方はしまい込んでないでお試しを。せっけん水(香りの強い液体石鹸、シャンプーなら尚可)につけて、やわらかいスポンジで裏表をていねいに擦り洗って、ゆすいで水気を切り、3日3晩野ざらす。これを何度か繰り返せば、顔をくっ付けるとかすかに臭うけど、手や触れた物に臭いがうつることはなくなる程度には・・・。つか、ここまでしないとダメだった・・・。洗うとねぇ、表面にヌルヌルッと何かついてる感じがするのよ・・・。あれが怪しい。毒かもしれない(笑)
▲新刊:エラゴン : 意志を継ぐ者 ドラゴンライダー 1(クリストファー・パオリーニ)
*表紙は原書のもの。[詳細情報] 少年とドラゴンが繰り広げる冒険の世界――。森でぴかぴかの青い石を見つけたエラゴンは、貧しい農家の子どもにとって、たいそうな拾い物だと思った。おそらく、家族がこの冬をしのげるだけの肉が買えるだろう。ところが、石からドラゴンが孵(かえ)ると、エラゴンは、帝国と同じくらい長い歴史を持つ遺産を偶然発見したことに気づく。エラゴンの平凡な生活は一夜にして壊れ、彼は、運命と魔法、権力という新しい冒険の世界に押しこまれる。そして、古い剣と、道案内をしてくれる老いた語り部の助言だけをたよりに、エラゴンと生まれたばかりのドラゴンは、途方もない邪心を持った王が支配する帝国の、危険で野蛮な領域に足を踏み入れなくてはならなくなる。エラゴンは、伝説のドラゴンライダーのマントを手に入れることができるのか? 帝国の運命は、彼の手にゆだねられるのだった…。
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2004年04月09日(金) ■ |
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Enchantment(Orson Scott Card)@3/20章 |
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●読書中:Enchantment(Orson Scott Card)@3/20章
≫Chapter One : Leaves オーソン・スコット・カードといえば『エンダーのゲーム』から始まるエンダーシリーズとかで有名なアメリカのSF作家だが、この本はロシアの「眠り姫」を元にしたファンタジーと聞いて挑戦。冒頭は思いっきり現実世界、リアルすぎちゃって一体どこがファンタジーなの?という感じ。これからファンタジーになるんだろうか?
主人公はソ連生まれ&在住の10歳のユダヤ系少年・本名Ivan Petrovich Smetski、家の中ではVanya、外ではIvanと呼ばれている。Ivanはつまり「王子役」らしいな。最初の2章は、Ivanが10歳〜20代半ばになるまでを駆け足で追う。ソ連に住んでいたIvanとその両親が迫害されて仕事や住むところを失い、しかたなく田舎に住む親戚のMarekの農場に身を寄せ、しばらく経ってビザが下りてから家族3人そろってアメリカへ移住する。アメリカへ渡った3人は新天地の暮らしに慣れ、Ivanはアメリカの学校へ行き、やがて大学を卒業して父と同じ分野の学者になる(古い言葉や文書を解読するのが専門らしい)。そしてRuthというアメリカ人女性と出会って結婚する。Ivanの母は「Ruthと結婚してはいけない。あなたの相手は彼女ではないはず」と全く心当たりのない事を言って反対するが、Ivanは取り合わない。そしてソ連が崩壊。 郷愁にかられたIvanは、Ruthや家族を放って、改革の真っ只中の激動のロシアへ渡る(リサーチという名目)。実は、Ivanがロシアへ行きたがるのには理由があった。Marekの農場に身を寄せていた時、Ivanは一人で出かけた近くの山の深い森の中で、木の葉に埋まって死んだように眠る美しい女性を見たのが忘れられないのだ。最初は死体かと思ったが、ふと気がつくと、そこには木の葉があるだけだった。あれは一体なんだったのか。彼女はまだあそこで眠っているのだろうか・・・。
とまぁ、3章までのところは全然ファンタジーじゃないし、ときどき描写がみっしり濃く詳しくなるのは気になるけど、時間が駆け足で進むわりにストーリーに脈絡がなくてクソ面白くもないんだけど。・・・多分、この辺までは前置きなんだろうから、これから面白くなるんだろう。なってくれないと困る。できればあと数十ページ以内に、私の忍耐が切れる前に! *【Hatrack River : The Official Web Site of Orson Scott Card】
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2004年04月08日(木) ■ |
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巷説百物語(京極夏彦)読了 |
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●読了:巷説百物語(京極夏彦)
≫感想はこちら *表紙は単行本、タイトルは文庫版へ。 おもしろかった。基本トーンは「必殺仕事人+日本むかしばなし」。巷説(巷の噂、風説)百物語、のタイトル通り江戸時代の諸国の7つの怪異譚を集めた短編集。小股潜りの又市、山猫廻しのおぎん、事触れの治平、考物の百介たち御行一味のレギュラー陣(必殺仕事人)を導き役に、江戸時代の日本各地の怪異が次々と語られる。 このシリーズは1話ずつしっかり完結している短編集で、どこからでも気軽に読み始められるのがいいなぁ。文章が凝ってる・・・ナレーションや人物のセリフがスキのない立派な「時代もの」だから、こういうのは「難しい」と思う人も居るかもしれない。でも京極さんお得意の薀蓄垂れが少ないので全体的に読みやすかった。この本は風呂の中で読むことが多かったのだけど、どの話も音読したくなってしまって困った(^^; おもしろかった。続巷説百物語も続けて読みたい。
●買った本 ¥210 オズの魔法くらべ(ライマン・フランク・ボーム)
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2004年04月07日(水) ■ |
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The Ironwood Tree(Tony Diterlizzi & Holly Black)読了 |
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●読了:The Ironwood Tree(Tony Diterlizzi & Holly Black)
≫感想はこちら 【Spiderwick Chronicles】の4巻、4/1発売の最新刊。おもしろかった。まぁこのシリーズだから深みがあるとか、読みごたえ抜群とかじゃないけど、さらにパワーアップして不気味な妖精(というか妖怪)たちに囲まれて、ジリジリ追い詰められつつあるジャードたちがなかなか良かった。表紙の女性が誰かと思ったら、なんとマロリーなのね?! いや、こりゃビックリだわー。5巻が出るのはいつだろう・・・せめて話を忘れないうちに出て欲しい。したら、1巻から一気読みするんだ!
悪臭を放つ不潔なゴブリンたちがサイモンを連れ去ったかと思うと、次はエルフたちがジャードを罠にかけようとする。なぜ妖精の国の誰もがスパイダーウィックの図鑑をしきりに手に入れたがるのか? その図鑑が消えてしまったのだから、グレース家の子供たちはこれ以上厄介ごとに巻き込まれずにすむのでは? ところがそうはいかないのだ。 学校で誰かがジャードになりすまして走り回っているが、双子の片割れのサイモンではない。さらに困ったことに、今度はマロリーまで姿を消してしまい、水の中では邪悪な何かが周囲何マイルにもわたって動物や植物を片っ端から死滅させている。いくつかの手掛かりから、町外れの閉鎖された古い石切り場が怪しいとわかる。ここの廃坑を小人たちが占拠しているのだ。その一方で、妖精の国はある知らせにざわめき立つ。この世界を支配しようと企む生き物が、妖精たちを仲間に引き入れるために贈り物を贈ったらしい――女王という贈り物を……。―Amazon.co.jpより
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