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2004年04月24日(土) ■ |
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球形の季節(恩田陸)読了 |
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●読了:『球形の季節』(恩田陸)
内容(「BOOK」データベースより) 四つの高校が居並ぶ、東北のある町で奇妙な噂が広がった。「地歴研」のメンバーは、その出所を追跡調査する。やがて噂どおり、一人の女生徒が姿を消した。町なかでは金平糖のおまじないが流行り、生徒たちは新たな噂に身を震わせていた…。何かが起きていた。退屈な日常、管理された学校、眠った町。全てを裁こうとする超越的な力が、いま最後の噂を発信した!新鋭の学園モダンホラー。
≫感想はこちら おもしろかったー。この読みやすさ、すーっと話に引き込まれてしまう語りが好きだな。最後がなんだか尻切れトンボであっけないのは気になったけど・・・こういう終り方が恩田陸のクセだとか? 『六番目の小夜子』もこんなだったよね。まぁ、いいか。この人の本は最初から、現実と繋がっている不思議な世界が感じられればいいと思って読んでるので、大掛かりなトリックとかミステリとしての結末なんて最初から期待してないし。
●買った本 和書1冊¥892 『Pretty Baby (3) 』(斑鳩サハラ) サハラさんのプリベビシリーズは何を隠そう、第一回目を雑誌連載当時にリアルタイムで読んでいたりします。絵は単行本版よりも雑誌の方が好きだったなー。同人誌もどこかにある筈(番外編でタロちゃんと会長がオーストラリアかどこか南の方向の海外に行く話だったような)。巻を追うごとに日浦会長が鬼畜になってるのがいい感じ(ぷ。
▲GWの京都旅行の準備が進行中。嵯峨野トロッコ列車の切符を入手。ほほほ、調べてみるもんだわねー。保津川下りができるかな。
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2004年04月21日(水) ■ |
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Mairelon the Magician(Patricia C. Wrede)@10/27章 |
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●読書中:Mairelon the Magician(Patricia C. Wrede)@10/27章
あー、これってもしや「マイ・フェア・レディ」? Kimは17歳で少年の格好をして暮らしている=体の発達が遅い=売春はしてない(らしい)女の子。つまり育ちはとても悪いし、超リアリストで抜け目がないけど、本性は純真でスレてない感じ。まぁ男の子の格好をしてて疑われないくらいだからやることなすことキツくて、色んな意味で「可愛い女の子」とは程遠いのは確かだけど。・・・なんか野良猫みたいな。そのKimが冒頭でマジシャンのMairelonに拾われてから、Kimはまず言葉遣いを直されて、読み書きや教養を身につけていくと・・・。う〜む。 Mairelonは馬が引くワゴンで街から街へ移動して暮らしている。Mairelonに誘われて、Kimは一緒にロンドンを出て余所へ行くことになる。Mairelonの下男Hunchに目の仇にされながらも、KimはMairelonに与えられる新しい知識の奔流を飲み込んでいく。 同時にMairelonが上流階級の出身で元スパイらしいことなども分かってくるが、彼はやっぱり正体不明の怪しげなマジシャン。こいつは一体何なんだー。Mairelonがなんとかいう魔法使いの大学(?)の学生だった頃、魔法のアイテムを盗んだと濡れ衣を着せられたという。Mairelonが持っている銀のボウル??がそのパーツのひとつだとか。国家を揺るがすような大きな陰謀があって、Mairelonも何か関係しているらしい。 ・・・そういえば、ラドヤード・キップリングの本に"Kim"ってスパイ少年の話があったな(未読)。関係あるか? 【九年目の魔法にも出てきてた】けど。
■■■■ ▲『少年キム』(ラドヤード・キプリング)
原書:Kim(Rudyard Kipling) *原書は他にも沢山の版があります。 少年キム、正式名はキンボール・オハラ。アイルランド連隊の上級軍曹と子守り女のあいだに生まれたイギリス人だ。19世紀末インド、イギリス植民地下の貧しい孤児として育ったため、肌は日焼けで浅黒い。窮屈な孤児院に収容されることを拒み、さまざまな人に可愛がられて生き延びてきた。ある時はヒンドゥー小僧、ある時はエリートの英国少年、ある時は高徳のラマ僧の弟子。イギリスとロシアとの諜報合戦の中で、小さなスパイとして活躍。少年キムの冒険と成長を雄大なスケールで描き出す冒険小説。『ジャングル・ブック』で有名なキプリングの名作。
▲久しぶりにトリビアの泉を見た。 一番笑ったのはトリビアの種(中学生が一番多くする教科書の落書きは「吹き出し」)。家族そろってゲラゲラ笑ってしまった。ルパン小僧は知ってたよ。
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