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2004年05月27日(木) ■ |
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未来少女アリス(ジェフ・ヌーン)@4/12章 |
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▲スパイダーウィック家の謎(情報元:Leonさん→call_me_ged) 【Spiderwick Chronicles】の翻訳が出る! 装丁はぜひとも原書のままにしてほしいなぁ。まったく違う絵とかで出したら恨んでやる! 出版社サイトで「立ち読み」ができます。原書の「立ち読み」はこちら。
●読書中:Automated Alice(Jeff Noon)@4/12章
≫未来少女アリス(ジェフ・ヌーン)のPB 4章を読み終わったところ。ナンセンスで言葉遊びでぐるぐるするところがアリスっぽくて好き。 つか、昨日風呂の中で読んでてようやく気がついたけど、この表紙ってオウムの下半身(?)か!? わはははは!早く気がつけ私! なんだこりゃと思ってたけど、なるほどねー。確かに描写通りだ。この話ではアリスは白ウサギじゃなくて、オウムのホイッパーウィル(Whippoorwill)を追いかけて行って冒険をするわけだから・・・・「ホイッパーウィル! 待ってよ、ホイッパーウィルったらー!」って感じで。 この話でアリスが飛び込んだ「未来」の世界は、年号は一応「1998年」ということなんだけど、なんだか変な世界。何か「災い」が襲ったせいで、知性化した動物だか、動物と同化した人間だか、奇妙な生き物たちばかりになった世界だった。アリスは「女の子だ! 本物の女の子を見たのは久しぶりだ」と言われる。動物はいいんだけど、シロアリがいっぱいでてきて、そのゴソゴソゴソゴソ動き回るのはできればやめて欲しい。(ひー^^;) 3章までは何も問題なくバッチリ分かって面白かったんだけど、4章だけよくわからなかった・・・。4章は"Adventures in a Garden Shed(庭の小屋での冒険)" 翻訳を見てみたいな。
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2004年05月26日(水) ■ |
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The Sky So Big and Black(ジョン・バーンズ)読了 |
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●読了:The Sky So Big and Black(John Barnes)
なかなかおもしろかった。後半、火星上で大事件が起きてから後は難しくてよく分からなかった〜。たとえば「記憶を消す」って簡単に言う(やる)けど、魔法でパッと消すみたいで何だかファンタジックだなァとか思ってしまったんだが・・・この感想って的外れ? 私が『軌道通信』が好きなのは、<さまよえるオランダ船>という世界がリアルに細かく描かれていて、そこに住む少女メルの語る「常識」がユニークで面白いからなのだけど、このThe Sky So Big and Blackでも同じことを思った。環境の厳しい火星上で移動生活をして暮らす少女テリ・メルとその父の日常生活が驚きに満ちていて、子供と大人の関係や奇妙な風俗習慣・・・どこか懐かしい感じもする不思議な世界でのドラマと冒険を、テリ・メルを通してのぞいたような感じ。 ストーリーはちょうど中間あたりで"Gather(集会)"の様子を細かく描いた後で、散り散りになった火星上の人々を試練が襲う。終わりの100ページほどはテリ・メルを中心にした少年少女たちのサバイバルになってしまってビックリ! しかも簡単にぽろぽろと人が死ぬしー!うわぁん! 時間軸も語り手もバラバラの場面がポンポン挿入されるので、(この辺は日本語なら気にならないんだろうけど)全体的に文章が読みにくかった。いまいち書いてあることを飲み込みきれなかった感じだけど、キチンと読めばもっと読みごたえがあったんだろうなぁ。
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2004年05月25日(火) ■ |
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The Sky So Big and Black(ジョン・バーンズ)@137/315p |
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●読書中:The Sky So Big and Black(John Barnes)@137/315p
うわっ、また違った! テリ・メルは「『軌道通信』のメルの兄トムの孫」じゃなくて、メルの弟の孫だった! つまり『軌道通信』の話の後に火星上で生まれた年の離れた弟がいて、それがテリ・メルの祖父ということ? 「(テリ・メルの祖父は)<さまよえるオランダ船>に乗った歳の離れた兄姉たちとは、生涯一度も会ったことがなかった」そうだから・・・。 うぅむ、一時はどうなることかと思ったけど、100ページを過ぎたあたりから話に乗ってきたみたい。テリ・メルは父のTelemachusと2人の父子家庭というわけで・・・"ecospecter"の生活も不思議でいっぱいでなかなか興味深い。アメリカの西部開拓時代の人々ように、家族単位で移動生活をしながら、おりたたみ式のテント"tajj"で暮らしているらしい。「彼ら(テリ・メルとその父)は一緒に風呂に入るんだ。"tajj"で暮らす人はみんなそうなんだよ」とはペリーの言葉。どわ〜! なるほど、どうりで。父娘で話の途中で「体をお湯に沈めた」とか書いてあって(あれれ?)って思ったんだよね・・・。う〜む。 それで時々"Gather(集会)"があって、そこで友人や親戚や仕事仲間、未来のパートナーを探したりする。全体の数が多くないので、親戚や友人たち=未来の仕事仲間やパートナーであることも多く、古くからの付き合いを大切にすることがとても大事。 この"Gather(集会)"は・・・・ええと、ロマ(ジプシー)の人たちにそういう習慣があると聞いたことがあるけど、それプラス、博覧会みたいなイメージかな。パビリオンや出店などが沢山あって、物や情報を交換するにぎやかなお祭り。その"Gather"の時期が近づいて、テリ・メルと父は会場となる土地へ向かう。テリ・メルはそこで久しぶりにペリーに会う予定(電話はいつもしているけど、合うのは久しぶり)。面白くなってきたね。
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2004年05月24日(月) ■ |
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未来少女アリス(ジェフ・ヌーン)@2/12章 |
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●読書中:Automated Alice(Jeff Noon)@2/12章
≫未来少女アリス(ジェフ・ヌーン)(近日発売)のPB。 翻訳が出る(出た?)そうなので、慌てて読み始めてみる。 お〜、これはおもしろそう! まだ読み始めたばっかりだけど、ちゃんとした本みたいでよかったー(笑) 「ルイス・キャロルが書いた3作目の『アリス』が見つかった!」というような設定で書いているアリスのパロディ本、らしい。アリスコレクションの一環で買ってはみたものの、実はずっと怪しんでいたので。(^^; 文章のいい回しや話の展開が本家のアリスを真似てて、今のところは「がんばってるなぁ」という感じだけど・・・話の展開が面白ければ、唐突でナンセンスなところも気楽に楽しめそうでホッとした。 話はマンチェスターにある大叔母さんの家へ遊びにきているアリスが、「もうっ、眠たくなっちゃう。だってなんにもすることがないんですもの!」という場面から始まる。部屋にあった鳥カゴから逃げ出したオウムを追って、大きな古時計の扉を開けて中に飛び込んだアリスは、そのまま落下して下へ、下へ、下へ・・・。「ドスン!」と落ちてアリスがやってきたそこは1998年、20世紀末の世界だった?! ジェフ・ヌーンはマンチェスター出身の英国のSF作家だそう。なんで突然マンチェスターなのかなと思ったら、作者の出身地だったのね! 納得。この人の本はどうやら他でも話の舞台としてマンチェスターが出てくるらしい。
The Sky So Big and Black(ジョン・バーンズ)は・・・まぁぼちぼち(^^;今月中には読み終わりたい・・・。
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2004年05月23日(日) ■ |
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パディントンとテレビ(マイケル・ボンド)読了 |
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●読了:Paddington at Large(Michael Bond)
≫感想はこちら 感想はまだ書きかけ。4話目の"Paddington Hits the Jackpot"でクイズ番組に出たパディントンがクイズに答える場面が最高だったので、その辺をもう少し追記したいな。 しかし、このシリーズはいいなァ。読んでてホッとするわ。さすがに5冊目になると、もう最初の頃のようなインパクトは感じないけど、黄金のワンパターンの良さというか・・・トラブルメーカーなパディントン、型にはまらない独特のリズムを持つパディントンがいいのよね〜。パディントンの言動に他の人が「そんなことありえない(常識はずれだ)」と文句を言ったとき、パディントンが決まって言う答えが大好き。「だって、クマはそうなんです」だって。ぷくくくっ
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