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エンピツユニオン



読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2004年06月06日(日)
マンガ日和

『帰って来たどらン猫』(はるき悦巳)を読んでみた。
2003年1月発行? こんな本が出ていたとは知らなかった! チエちゃんの連載が終わって以来離れてたので、久しぶりの小鉄の姿があまりに懐かしくて涙が出そうに・・・(笑) 
私は歳がヒトケタの時から『じゃりン子チエ』の読者で、漢字はみんなチエちゃんに教えてもらったようなもんだ。←チエちゃんには児童書と違って漢字にルビが振ってないので、小学校低学年が読むと非常にサバイバルなことになる。大阪弁という言葉の壁もあるし、昔(子供の頃)は半分くらいしか分からなくて、それでも大好きだったもんねー。
いーわぁ。コミックス、もう一度集めようかなぁ。この本でも、他の話でもよくジュニアが春先になるとずずーんと落ち込んで真っ暗になっているけど、これ昔は意味がサッパリわからなかったんだよねー(^^; なんで春になると落ち込むの??なんか病気? とか思って。
『帰って来たどらン猫2』を双葉社でWeb連載しているけど、画面上だと読みにくいなぁ。コミックスを待とう。
*じゃりン子チエ オフィシャルホームページ

ワンピース(尾田栄一郎)
コミックス13〜33巻を一気読み。とぎれとぎれにジャンプ(本誌)で追いかけてはいたのだけど、空島編もアラバスタ王国編も、基本的な設定が全然インプットされていなかったことが発覚。なるほど、どうりで意味不明になるわけよ。
ちゃんと読んだら、ちゃんと感動できた! いいねぇ・・・。空島編が好きだなぁ。「うそつきノーランド」が空島編の最後でつながるところ。後半、壊れたレコードみたいなエネルがちょっとラブリーとか言ってもいい? 
あ、あとルフィーの兄貴、エース! "ポートガス・D・エース"というらしい。なになに、本当に実の兄?!うわー、知らなかった!いつのまにそんなに面白いことになってたのよ! それで、海賊ゴールド・D.ロジャーって、Dつながりでルフィーの先祖? それから、シャンクスはどこにいるんだろう・・・。
*ワンピース(尾田栄一郎)でアマゾン検索
*アニメ「ワンピース」



2004年06月05日(土)
Tithe: A Modern Faerie Tale(Holly Black)@2/15章

●読書中:Tithe: A Modern Faerie Tale(Holly Black)@2/15章
 ≫Excerpt
Spiderwick Chronicles】の作者、ホリー・ブラックの長編ファンタジー。妖精の話らしく、タム・リン レファレンスライブラリーで見つけたのが買ったキッカケ。
さて、話の舞台はアメリカらしい。主人公は16歳の女の子、ケイ(Kaye)。金髪に「オリエンタルな顔」なんだそうで・・・ケイちゃんは半分日本人なんだって。金髪はお母さん譲りだそうだから、お父さんが日本人なんだろうな。ほほ〜。
冒頭にスコットランドのバラッド、"Young Tam Lin"(若きタム・リン)の引用が。
"And Pleasant is the faerie land
But an eerie tale to tell,
Ay at the end of seven years
We pay a tithe to Hell;
I am sae fair and fu o flesh,
I'm feard it be maysel" −"Young Tam Lin"
これがタイトル"Tithe"の由来ということかな。どういう意味だろう・・・。そのうち(気が向いたら)調べて訳してみよ。"tithe"は「税;支払い」みたいな意味らしい。それから、章の冒頭に他の本からの引用が数行ある。ざっと見たところでは、文学作品が多いみたい。シェイクスピアのソネットもあったぞ。

▲横浜へ行った。みなとみらい線って(横浜で乗り換えるのかと思ってたら)東横線直通だったのねー。



2004年06月04日(金)
あわれなエディの大災難(フィリップ・アーダー)@2/11章

●読書中:Awful End : Eddie Dickens Trilogy 1(Philip Ardagh)@2/11章
翻訳≫あわれなエディの大災難(フィリップ・アーダー)
Amazon.co.jp
イギリスで人気を博した、子ども向けナンセンス・ユーモア小説。
両親が、「体が黄色くなって、はじっこが縮んでしまう」という奇病に犯され、「特製の氷を口に含み、熱湯のビンを山ほど抱えて」病の床に伏すことを余儀なくされたため、主人公エディは彼らの病室の(なぜか)洋服ダンスから現れ出でた「マッド・アンクル・ジャック」に引き取られる。そして始まるわれらが少年エディの大災難…。
6か月洗っていない皿でカビたチ―ズを出す宿の宿代を「魚の干物」で支払いながら、ジャック叔父、その妻モード、彼女がこよなく愛する「剥製オコジョ」のマルコム、そして道中に中途から参加する超クセ者旅芸人パンブルスヌークス氏の5人(?)のハチャメチャ珍道中が、ブリティッシュ・ブラック・ユーモアを満々とたたえて進行する。
つまるところ、完膚なきまでに荒唐無稽なキャラクターたち、そして彼らによる動機ゼロ、目的ゼロ、根拠ゼロの行為で満たされた、まったくもって人を食ったウルトラ・ナンセンス・ファンタジーである。しかも、あまりのばかばかしさにあっけにとられつつ読み進み、その速さに自分の英語力を思わず過大評価しつつ、「まんまとしてやられた」と読了してしまう。しかし、こんなに自由で楽ちんでいたずらな気持ちになれる読書体験の後味は、きわめて痛快なのだ。
ちなみにエディの災難(もとい、冒険)は、第2部Dreadful Acts、第3部Terrible Times にも続くらしい。懲りない読者としては、このフィリップ・アーダーというイギリス人の著者(もじゃもじゃのアゴヒゲ、2メートルの巨漢という)の確信犯的「いたずら」に、つい2度、3度と「してやられて」みたくなる。(石井節子)


洋書バーゲンで500円で買った本。ナンセンスで不気味な系統のわりと新しいシリーズ本の1作目。荒唐無稽でわけが分からないところが、はまれば面白いだろうな、と思って買った本だ。翻訳も出ているけど、これは英語で読んだ方がおもしろいだろうと思って。・・・つか、こういうのは日本語じゃマトモに読めないんじゃないかな・・・。
今、まだ最初の方をちょっと読んだだけ。そのうち(来週のいつか)気合入れて一気に終わりまで読んでしまおう。



2004年06月03日(木)
The Homeward Bounders(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)読了

●読了:The Homeward Bounders(Diana Wynne Jones) / US版
感想はこちら
ものすっごく、おもしろかった。今年のベスト3入り確実。ジョーンズさんの本、やっぱり好きだわ〜。
<内容>
多元的宇宙を舞台にしていて、Deep SecretやThe Merlin Conspiracyあたりと同系列のSFテイストの話。主人公のジェーミーはごく普通の12歳の少年だったが、ある日「彼ら」が人間の命を使って、ジェーミーの生まれた世界をゲーム盤上に再現したシュミレーション・ゲームで遊ぶ姿を見てしまったことから、「不確定要因(random factor)」として世界と世界の境界域(Boundaries)へと追放されてしまう。・・・


『時の町の伝説』(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)の表紙
 ≫徳間書店(新刊情報のページ)



2004年06月02日(水)
The Homeward Bounders(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)@9/14章

●読書中:The Homeward Bounders(Diana Wynne Jones) / US版@9/14章
◎ジェーミーの世界: HOME : 19世紀〜20世紀初頭の英国か? ジェーミーは下町にある食料雑貨店の長男に生まれる。生活は厳しいながら、学校にも通っていた。出来の良い弟妹あり。
両親が揃ってるなんて、DWJの本にしてはなんて珍しい!! ・・・と思ったら、すぐに家族と別れて一人で時空を超えた旅に出てしまった!(^^;

◎最初の世界:the cattle world :緑の草におおわれた丘と谷に、体色が白と黒の動物(たぶん牛)がいる、ただそれだけの世界。その後、移動生活をする家族?の一群に入れてもらう(27p)
◎2番目の世界:何かの燃えカスと見える裸のこぶだらけの地面が続く世界。それぞれのこぶの横にはうら寂しい様子の小屋が建っている。そのこぶは一体何なのか・・・鉱山かなにかの、穴を掘った痕跡かもしれない。(34p)
*1番目と2番目の世界は2度ずつ行った。→リング状に連なった(6つか7つの?)世界を2周した。

◎6番目の世界:夜空の星の配置が(ジェーミーの世界のものと)まったく違っていて驚く。(35p)
*この頃、境界域(Boundaries)に、他のHomeward Boundersが残したサインがあることを発見。浮浪者や犯罪者がするような秘密のサイン。(39p)

◎再び最初の世界:the cattle world :2回目に行った時「境界域」から出たのが海の上で、溺れそうになったところを「さまよえるオランダ船」に拾われて助かる。(41p〜3章全部)
*船長から、境界域(Boundaries)にあるサインの意味を教わる。
「さまよえるオランダ船」から下りて上陸した島で、小さな谷川の傍に鎖で繋がれた巨人と出会う。彼ら(They)によってはるか昔に繋がれたというその巨人に、世界が連なったこの宇宙の仕組みを教わる。「本来、あるのは『ルール』ではなく、原理と自然の法則(principle and natural law)のみ。『ルール』は彼らが決めたことで、彼ら自身もそのルールに縛られている。お前(ジェーミー)までそれに縛られる必要はない。『ルール』の外側にいなさい。運が良ければ彼ら自身の『ルール』によって、彼らを捕まえられるかもしれない。」(63p)

*巨人と出会って話をしたことを彼らに咎められて、「あそこには二度と行かないように」と言われ、ジェーミーは記憶を消されてしまう。(後で徐々に記憶を取り戻す)→巨人はこの宇宙の秘密を知る鍵?
*それからジェーミーは100近くの世界を次から次へと渡り、流離う。時が経つにつれて、他のHomeward Boundersに出会うようになる。同じ世界に行き会ったHomeward Boundersは、かならずお互いに助け合う。しかしそれはいつも表面的な、一時的なもので、境界域から呼ばれて次の世界へ渡る時にはかならず別れ別れになって、二度と会うことはない。そういう生活に慣れ、もう知らないことはない・・・。
そう思いはじめてからしばらく経ったある時、ヘレンという同じ年頃の少女のHomeward Bounderと出会って、ジェーミーの旅は新たな局面を迎える。(65〜70p)

◎今までで一番ひどい世界:(1週間の滞在)気候、食べ物、動物、そこに住む人々も、彼らの風俗習慣も、すべてが最低。彼らはその酷さを楽しんでいるのだろうか。(71p)
◎砂嵐が吹き荒れる世界:ここでヘレン(Helen)と始めて出会う(ここはHelenのHOME?)。ジェーミーが「君もHomeward Bounder?」と聞くと、「あなたはそう名乗ってるの? 私はUquar(神)に有罪を宣告された流浪者(exile)よ。Uquarの家を追い出されたの」とヘレン。(74p)
◎人食い人種の世界:ジェーミーとヘレンは一緒にこの世界へ(別のHomeward Bounderと同道するのはこれが始めて)。次から次へと沢山の食べ物を出される。(81p)
◎Creema di Leema : ジェーミーとヘレンが一緒に訪れた2つ目の世界。お祭り騒ぎのイタリアみたいな、いつも賑やかで明るいところ。人々は皆カラフルな服を着て、クリーム状のオレンジジュースのようなものを飲んで浮かれ騒いでいる世界。長く滞在して、新しい服を買う。→表紙参照。絵の3人のうち、一番右の全身赤い服の少年がジェーミー。左の全身黒い服の、顔の見えないのがヘレン。