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エンピツユニオン



読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2004年06月11日(金)
Tithe: A Modern Faerie Tale(ホリー・ブラック)読了

●読了:Tithe: A Modern Faerie Tale(Holly Black)
 ≫Excerpt
 ≫感想はこちら
なかなかおもしろかった。ライトノベル+ダークファンタジーという感じかな。妖精たちが現実的で妙に生々しいところは【Spiderwick Chronicles(スパイダーウィック家の謎)】と同じで、それに恋愛とか勢力争いの要素が入ってくる。好きだなー、こういう本ならもっと読んでみたい。

▲DVD:ワンピース THE MOVIE『デッドエンドの冒険』
先週頃からハマりっぱなしのワンピースの劇場版アニメを見る(レンタル)。アニメを見るのは初めて〜。ルフィーは「おぉ、クリリン!!」って感じだ(^^; 「気円斬っ!」って言ってほしいなぁ。後は大体・・・一番イメージがぴったりだったのはロビンちゃん。



2004年06月10日(木)
Tithe: A Modern Faerie Tale(ホリー・ブラック)@14/15章

●読書中:Tithe: A Modern Faerie Tale(Holly Black)@12/15章
 ≫Excerpt
Seelie Court : 良い妖精
Unseelie Court : 悪い妖精
*Seelie Courtを怒らせると仕返しされることもあるが、Unseelie Courtに親切にしても、人間に対して好意的になるということはない。
今日終わるかと思ったけど、最後の70ページほど残ってしまった。おもしろい! 個人的なハマリ度はページ数が気になるようじゃまだまだだけど、でもこれはなかなか良く書けてると思う。『九年目の魔法』やWinter Rose(パトリシア・A.マキリップ)ほどにはタム・リンには関係ないようだけど、確かにその要素はある。

主人公の少女ケイが妖精の騎士Roibenと知り合った次の日、ケイは幼い時に一緒に遊んだ小さな妖精たちと再会する。Roibenが矢に射されて返り血を浴びていたのは、ケイの友達の妖精の一人を殺したからだった。何故そんなことをしたのかと尋ねるケイに、Roibenは仕える主人に命令されてやったことだと答え、そこからケイは対立する2つの妖精の集団、"Seelie Court"と"Unseelie Court"の争いに巻き込まれていく。
Roibenはかつて"Seelie Court"随一の騎士だったが、そのせいで休戦の証として"Unseelie Court"へ贈り物として送られ、それ以来"Unseelie Court"の女王に仕えているという。"Unseelie Court"の女王は人間や小妖精をさらって来てはいたぶって遊び、いつもRoibenを苦しめるための命令を下して、Roibenが苦悩する様子を見て喜ぶ。美しい妖精たちの国にはきらびやかな罠があちこちにあった。妖精の国の美味しい食べ物にウットリするケイ・・・。

この話では主要登場人物たち、主人公とその相手である騎士が、2人とも妖精だっていうのがひとつのポイント。人間じゃないから妖精の魔法(自然と大地の力を借りて・・・みたいな感じの力)が使える代わりに、妖精の世界の決まり事、契約に縛られているみたい。あと、ケイの友達でジャネットという女の子がいて、このジャネットの弟だか兄だかのCornyという美少年がもうひとつのポイント。Cornyはケイと友達になって、一緒に妖精の世界へ冒険に出かけるのだ。
"Seelie Court"から"Unseelie Court"へ贈られた騎士Roibenがケイと絡むのと同時に、反対に"Unseelie Court"から"Seelie Court"へ贈られたNephamaelという騎士が、CornyとBL小説の世界を展開したりする。いや、話はあくまでケイちゃんメインだから、Cornyの話はチラッと覗くだけだけど。う〜ん、ケイちゃんはもちろんだけど、Corny君の方も悲しい終り方は嫌だなぁ。



2004年06月09日(水)
『魔術師マーリン(仮題)』(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)

▲DWJ新刊?
徳間書店の「子どもの本だより」の冒頭に載っている「6月刊の『時の町の伝説』を始め、7月、8月と連続してダイアナ・ウィン・ジョーンズの新刊が出る」という件。不確定な情報は黙ってようかと思ったけど、書いてしまおう。
徳間書店から8月に出るという『魔術師マーリン(仮題)』というのは【The Merlin Conspiracy】でしょう。2003年に出た新作本はこれひとつだし、タイトル的にも100%間違いないかと。ということは、7月に出るのはその前日譚に当たる【Deep Secret】かな? "Deep Secret"と"The Merlin Conspiracy"は1話完結ながら、設定やキャラクターが(ハウル2作のように)繋がっているので、後の話を先に訳すなんてありえない。つか、そんなこと絶対あって欲しくない!
でも、そうするとPower of Threeの翻訳が進行中という話は・・・・? 不安だなあ。Deep Secretが飛ばされたらどうしよう。いきなり"The Merlin Conspiracy"なんて、訳わかんないと思うけど。

▲トリビアの泉
今日のMFT(マイ・フェイヴァリット・トリビア)は、「"チャーゴグガゴグマンチャウグガゴグチャウバナガンガマウグ"という名前の湖がある」  覚えてしまったじゃないか! "チャーゴ〜〜湖"をテーマにした詩なんてのもあったぞ。
 *それでは明日のために本日のトリビアをもう一度 @日々是テレビ 6/10



2004年06月08日(火)
Tithe: A Modern Faerie Tale(ホリー・ブラック)@8/15章

●読書中:Tithe: A Modern Faerie Tale(Holly Black)@8/15章
 ≫Excerpt
おぉぉ、おもしろい! いいねー、今までに読んだことのない感じの本だ。いや、現実世界の部分が一部フランチェスカ・リア・ブロックに似てるかも、という意見は変わらないけど、それ以外の・・・たとえば「良い妖精」と「悪い妖精」が勢力争いをしているとかの、ファンタジーの部分との混ざり具合が何とも言えず独特でオリジナルな感触。こういう本は読んだことがないなぁ。ぜんぜん先が見えないのでやたらとワクワクしてるかも。さて、ストーリー。
夜中、友達とのパーティの帰り道、酔っ払ったケイの前に外見は同年輩と見えるエルフ(?)の青年が現れる(ケイは16歳)。彼は背が高く、とがった耳が濡れた髪から突き出ている・・・黒い鎧を着て、矢に射されて血を流している彼は息をのむほど美しかった。
「この矢は、自分で抜くことが出来ないんだ。助けてくれるつもりならば、この矢を抜いてくれないか。でなければ力いっぱい深く突き刺して、私を殺して欲しい」

ケイは彼の命を助けた代償に、なんでも3つ質問に答えよう、と言われる。3つ目の質問でケイは彼の本名を尋ね、"Rath Roiben Rye"という答えを得る。それから、なんとケイちゃんも妖精だった!! 妖精のチェンジリング・チャイルド(取替え子)で、本性はピクシーだった! うわー、なんという驚きの展開。

冒頭の引用。
5章:"Blackberries" Yusef Komunyakaa 詩。第2節5行目の"I ate the mythology & dreamt"という部分。
6章:"Flame and Shadow : August Moonrise" (Sara Teasdale) 詩。第4節"Down the hill I went〜"以下4行。
7章:"Men Loved Wholly Beyond Wisdom"(Louise Bogan) 詩。最後の3行。
8章:"The First Elegy"Duino Elegies (Rainer Maria Rilke) 詩。リルケのエレジー。
(9章以下、続く。)

MOE7月号(最新号)
"スタジオジブリ「ハウルの動く城」ニュース"に、ハウル、ソフィー、荒地の魔女のアニメ絵と、声優を並べて紹介している記事があった。ソフィーがすげェ!!うぉーーー!!コレは一見の価値ありだ。
荒地の魔女の声が美輪明宏になるに当たって「(アニメ絵が美輪さんに)似てるし」とどこかで読んだけど、それってものすごく酷くないか?! 



2004年06月07日(月)
Tithe: A Modern Faerie Tale(ホリー・ブラック)@4/15章

●読書中:Tithe: A Modern Faerie Tale(Holly Black)@4/15章
 ≫Excerpt
フランチェスカ・リア・ブロックにちょっと似てるかな。現代のアメリカが舞台で、若者の生態を(時に生々しく、時に詩的に、カラフルに)描きながら、同時にファンタジーでもある。どこまで空想か現実か分からないところがいいなぁ。

主人公のケイは16歳の女の子で、放浪者(a modern nomad)。飲んだくれの母エレンと、母の所属するロックバンドグループと一緒に、トレーラーで移動生活をしている。が、ある事故(?)から母の故郷、ケイが生まれ育った場所でもある、ニュージャージー州の祖母の家へ行くことになる。
祖母の家で暮らしていた幼い頃、ケイには妖精の友達が幾人もいた。母は「ケイの想像上の友達」と呼んでいたけれど・・・。

このニュージャージー州の故郷、祖母の家とその周辺が話の舞台らしいな。章頭の引用。
1章:The Lost Lunar Baedeker: Poems of Mina Loy(Mina Loy) 詩。
2章:"Praise to the End!" (Theodore Roethke) 詩。
3章:『ドリアン・グレイの肖像』(オスカー・ワイルド)
4章:"Love" (Samar Sen) 詩。
 (続く)