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2004年06月21日(月) ■ |
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Ombria in Shadow(パトリシア・A.マキリップ)@18/28章 |
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●読書中:Ombria in Shadow(Patricia A. McKillip)@18/28章
≫EXCERPT これも着々と読んでます。ここ数日他に書くネタが沢山あったので書かなかったけど、毎日持ち歩いて読んでるのはこれ1冊で、他はみんな家で読んでいるのだ。半分を超えて残り130ページくらいなので、今日明日中に終わる気がする。 さて、ちゃんと書きそびれてる内容、こんなもんでちょっとは分かるかな・・・。マキリップの本の紹介って難しい。この詩的で美しい文章の良さは、どう言ったって伝わらないよなー。
<内容> Ombria王国のRoyce Greve王子が死んだ。 5歳の遺児Kyel Greveと、愛妾Lydeaは王子の庇護を失い、王子の「大叔母」でOmbriaの実力者であるDomina Pearlの元に残される。Domina PearlはすぐさまLydeaをKyelから引き離し、着の身着のまま宮廷から夜の町へ放り出す。一時間もたたずに夜の町で死ぬだろうと思われたLydeaを救ったのは、Ombriaの地下の世界からやってきた少女Magだった。Lydeaは命からがら、下町で居酒屋を営む父の元へ帰りつく。 父を亡くしたばかりのOmbria王国の後継者Kyelは、乳母からも、大好きな(母親代わりの)Lydeaからも引き離されて、ひとりDomina Pearlに見逃されて宮廷に残った従兄のDucon Greveにすがりつく。Ducon Greveは王家の庶子で、いつもOmbriaの町の光と影をさ迷い歩いて木炭でデッサンばかりしている得体の知れない青年だったが、KyelはDuconを深く信頼していた。 Ombriaの地下の世界には幽霊が住み、影の町が広がっている。地下の世界の魔女Faeyが呪文を唱えて毒薬を作る・・・Faeyは「ビジネス」のためなら何だってするのだ。魔女Faeyに育てられたMagは、長い間自分はFaeyの作ったロウ人形だと思い込んでおり、「"考え"てはいけないよ」「私に逆らわないで」というFaeyの言うままに暮らしてきた。が、FaeyがDuconを殺す毒薬を作る依頼を受けたと知ってMagは考える。もしDuconが死んだら、幼いKyelはどうなる? Domina Pearlの意のままに操られたKyelが支配するOmbria王国は、一体どうなってしまうだろう・・・。
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2004年06月20日(日) ■ |
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ダヤンとタシルの王子(池田あきこ)読了 |
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●読了:ダヤンとタシルの王子 : Dayan in Wachifield 4(池田あきこ)
過去へ旅立ったダヤンが出会ったのは!? ジタンの秘密がついにあきらかに……? 過去へと吹く風は、ダヤンとジタンをのせて、時の虫食い穴へむかって吹きおりていきます。ジタンは「ここからきみはひとりで行くんだ。だけど、きみはもうじきぼくに会える」といい残して消え、ダヤンはひとり過去の世界へとむかいます。 ダヤンが目覚めたのは、まだ王国だった時代のタシル。そこではアビルトークは滅亡への道をたどっていて、まだ若い大魔女セなど、心ある者たちは憂慮するばかりでした。遥かな世界からやってきたダヤンが目にしたものは……?
おもしろかったー! このシリーズ、ハッキリ言ってファンタジーとしては「イマイチ」だと思うのだけど、この「わちふぃーるど」という世界の広がりと、次々出てくるおなじみのキャラクターたちが好きなので、楽しく読めた。丁寧に詳しく描かれるタシルの町が良いね〜。 ダヤンの長編シリーズ4作目ということで、3作目『ダヤンと時の魔法』で「時の虫食い穴」へ飛び込んだダヤンは時を越えて、少し昔のタシルの町へ・・・。「タシルの王子」というのはつまりジタンのことで、これも「ダヤンとジタン」というわけ! ダヤンとジタンのカップリングが良すぎ。「ダヤンとジタン2」だ、王子さまと旅猫だ!(笑)昔のジタンが可愛い〜。萌え〜〜〜〜。楽しいーっ! もっと読みたい〜〜〜!
≪Dayan in Wachifield 〜ダヤンの長編ファンタジー≫ 1、ダヤン、わちふぃーるどへ [文庫版] 2、ダヤンとジタン [文庫版] 3、ダヤンと時の魔法 [単行本]
●買った本@書店 和書1冊¥1155 空の境界(上)(奈須きのこ)¥1100 最近話題の本らしい。書店で見つけて、読みやすそうだったので買ってみた。
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2004年06月19日(土) ■ |
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小さな魔法のほうき(メアリ・スチュワート)@6/14章 |
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●読書中:The Little Broomstick(Mary Stewart)@6/14章
翻訳≫『小さな魔法のほうき』(メアリ・スチュワート) 1/3まで。古き良き児童書という感じで、エリザベス・グージあたりに似た雰囲気の児童書ファンタジー。 メアリー・スミスは10歳の女の子。夏休みの1ヶ月間を両親はアメリカへ、5歳年上の双子の兄姉は友達の家へ行くことになり、一人取り残されてしまったメアリーは、シャーロット大叔母さんの家で過ごすことに。一人取り残されただけでも悲しいのに、本当ならママの姉妹のスー叔母さんの家へ行くはずが、いとこたちが病気になったせいで、なんにもない田舎の大叔母さんの家になるなんて・・・。 シャーロット大叔母さんの家は老人ばかり、お手伝いさんたちは皆忙しくて、誰もメアリーの相手をしてくれません。一人で森の中へ出かけたメアリーは、森の小道の真ん中を小さな黒猫が歩いてくるのを見つけます。子猫は頭からヒゲから尻尾の先まで真っ黒で、瞳だけが緑色に光っています。「はじめまして。わたしはメアリー・スミス。あなたは?」
と、森の中で黒猫とであったメアリーは、黒猫に導かれて見つけた「魔法のほうき」に乗って、魔女の学校へ。驚いた〜。魔女の学校! こんな展開になるとは・・・。
●アマゾンから到着 和書2冊¥2625 ダヤンとタシルの王子 : Dayan in Wachifield 4(池田あきこ) どすこい(安)(京極夏彦)
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2004年06月18日(金) ■ |
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時の町の伝説(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)読了 |
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●読了:時の町の伝説(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ) ≫PBで読んだ時のレビュー 昨日、買って帰ってから一気に読んでしまった。おもしろかった。やっぱりこの話大好き! 随分と長い、大作で凝った話なのに、舞台になる「時の町」(Time City)の設定や描写が分かりやすくて美しいのがとてもいい。翻訳本の「日本の読者のみなさんへ」という著者あとがきに「この本は長い長い時間をかけて考えて、丁寧に書いた本だ」とあるのを見てなるほど!と思った。わかるわかる、言われてみれば確かにそう。すごく考えて、計算して、しっかり構成された本という感じがする。 翻訳は・・・・。そうね、私の持ってた脳内変換画像イメージとは、違ってるところが多かったかな(^^; 一番違ったのが主人公のヴィヴィアン。翻訳のヴィヴィアンは、原書で読んだ時よりもキンキンキャーキャーうるさくて、キツイ感じがした。原書で読んだ時のヴィヴィアンは「ちょっと神経質で几帳面な、しっかりした性格の可愛い子」だったんだけど・・・。ま、翻訳本のも嫌いじゃないけど、私のイメージとは別人だったもので「始めましてヴィヴィアン」という感じだったかな。人物のイメージって、日本語だとセリフの語尾とか、ちょっとした言い回しによってかなり変わってくるから・・・。どれが正解っていうのは無いわけだし。
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