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2004年07月12日(月) ■ |
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Johnny and the Dead(テリー・プラチェット)読了 |
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●読書中:Johnny and the Dead(Terry Pratchett)
翻訳≫ゴースト・パラダイス なぜ死者の姿が見えるようになってしまったのか。ジョニーにはそれがよくわからない。オルダーマンはこういう。 ――それはきみが見まいとする努力を怠っておるからだ。 ジョニーにはなぜか幽霊が見える。ロンドンの街はずれのうらさびれた墓地が土地開発会社に買収され、死者たちは追いだされる強迫観念でパニックに。墓地を救うため、ジョニーたち少年四人組のハチャメチャな活躍が始まる。やがてハロウィンの夜がやってきて…。パロディと切なさに満ちたゴースト・ストーリー。 ≫感想はこちら
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2004年07月11日(日) ■ |
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古き城の住人 : 英国妖異譚7(篠原美季)読了 |
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●読了:古き城の住人 : 英国妖異譚7(篠原美季)
≫感想はこちら 王子様の登場を待っているのは……!? シモンとユウリは、ヴィクトリア寮の先輩エーリック・グレイに妹ビヴァリーの誕生パーティに出てくれないかと頼まれ、グレイ公爵家の城のひとつペイドンホールへやってくる。パーティの最中に、ユウリは古風なドレスを着た貴婦人を見てしまう。ビヴァリーへの両親からのプレゼントは、天蓋(てんがい)付きのアンティークベッドだった。そのベッドに取り憑かれる恐怖を感じるユウリ。また、ビヴァリーも、その日から日に日に体力が弱っていった。アシュレイのコレクションだったという、そのベッドには、いったい何が――!?ますます快調!「英国妖異譚」シリーズ第7弾!!
【英国妖異譚シリーズ】の本編7作目。 いやぁ、アマゾンのレビューが傑作!! まったくもって同じ感想。そうそう、そうなのよ!(爆笑) 私なんか、もう何も言うことないって感じ。
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2004年07月09日(金) ■ |
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くらやみ砂絵 : なめくじ長屋捕物さわぎ(都筑道夫)読了 |
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●読了:くらやみ砂絵 : なめくじ長屋捕物さわぎ(都筑道夫) ≫感想はこちら 内容(「BOOK」データベースより) 江戸は神田の呉服屋の主・幸右衛門の通夜で不可解な事件が。どう考えても、死んだ幸右衛門が棺桶から起き出して通夜客の一人を刺し殺し、逃げたとしか思えないのだ。(「天狗起し」)ここで登場するのが、地面に五色の砂で絵を描くのが商売の砂絵かきのセンセー。怪事件を見事な推理で解決していく。 目次≫不動坊火焔 天狗起し やれ突けそれ突け 南蛮大魔術 雪もよい明神下 春狂言役者づくし 地口前灯
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2004年07月08日(木) ■ |
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Hatching Magic(Ann Downer)読了 |
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●読了:Hatching Magic(Ann Downer)
≫Excerpt アメリカ、マサチューセッツ州ボストンを舞台に、敵対する2組の魔法使いたちと、ひとりの少女がドラゴン(Wyvern)を追い求める話。 物語は13世紀の英国の城、王直属の魔法使いGideonに飼われている飛龍(Wyvern)のWyccaが、卵を生む場所を探して城の中を歩き回っている場面から始まる。この部屋は暑すぎるし、あちらは隙間風が入る、ここはカビ臭いし、あそこはトイレに近すぎてダメだ・・・。誰にも見つからない、ご主人様のGideonにも見つからないよい場所はないものか? 困ったWyccaは庭にぽっかりと空いた穴を見つけ、巣作りの場所を求めて飛び込む。Wyccaが飛び込んだのは「時を越える抜け穴(A Rabbit Hole through Time/bolt-hole)」で・・・。 一方、現代。ボストンに住む少女テオドラ・オグルソープ(愛称ドードー Dodo)は、生物学者の父アンディが自分を残してラオスのジャングルへ研究旅行へ行ってしまうのに怒り狂っていた。どうして私も連れていってくれないの! 親友たちも旅行中だし、私ひとりで長くて退屈なボストンの夏を孤独に過ごすなんてつまらない・・・。
テオドラはゲーム"Wizards & Wyverns"が好きで、カードをすべて集めて地元のファンクラブの特別会員になるのが夢だった。ナニーのミッコ(Mikko)と公園へ出かけたテオドラは、道端で"Wizards & Wyverns"のものに似たカードを拾う。古くて美しいそのカードは、ミッコによれば何百年も前のタロットカードで、本当なら博物館にあるべきものだ、と言うのだが・・・。なぜそんなものがボストン市街地の道端に? 「時を越える抜け穴」を通ってボストンへやってきた飛龍(Wyvern)のWyccaは、無事に卵を孵すことができるのか? そしてWyccaの行方を追って、13世紀の英国からやってきたGideonとその敵の魔法使いは、21世紀のボストンで何を思うのだろうか。
なかなか面白かった。異世界ファンタジーだと思い込んでいたので、最初から最後まで現代が舞台で、ファンタジー風の魔法らしい魔法が出てこなかったのに拍子抜けしたけど、それはまぁ私の勝手だし。 何百年も前の人が現代にやってきたら、きっと色々なものが魔法のように見えるだろう・・・というよくある発想。それに、急性チョコレート中毒にかかったワイバーン(翼を持つ二本足のドラゴン。飛龍)が生んだ子供は、生まれつきのチョコ中毒だった・・・というメインストーリーに、魔法使いたち、テオドラとその周辺の人々の思惑が絡まって話が進む。 ファンタジーというには構成が弱くて、ちょっと散文的すぎる気がするけど、私はボストンの名所があちこち出てくるのが楽しかったので満足。ハーバードにボストン美術館、セイラム、パブリックガーデンのスワンボート、川でのボートレース。作者が日本びいきなのか、それともボストンが舞台だからか、ナニーの"Mikko"という名前を始め、日本庭園だの寿司だの着物だの、日本関係のものが沢山出てきたのも読んでいて楽しかった。まぁ、ファンタジーとしては物足りないけど、気楽に読む児童書としては良いんじゃないかな。
●近刊:ねこのばば(畠中恵)
22日発売/1365円 あの若旦那がグレちゃった?――ドキドキ、しんみり、ほんわか、ハラハラ。愛嬌たっぷり、愉快で不思議な妖怪人情推理帖。名(迷?)脇キャラも新登場、ファン待望の【「しゃばけ」シリーズ】第三弾! 46判/クレスト表紙カバー/256頁■4-10-450703-2 おおお、今度の表紙もいいねぇ! 早く読みたいよ。
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