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エンピツユニオン



読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2004年09月10日(金)
上と外 2 : 緑の底(恩田陸)

●読了:上と外 2 : 緑の底(恩田陸)
内容(「BOOK」データベースより)
G国で軍事クーデター勃発。楢崎練の帰りを待つ祖父ら家族は突然の報に不安を募らせた。一方、決起グループに隔離監視された賢と千鶴子は子供たちの無事をすべなく願った。その頃ヘリコプターから落下した練と千華子は密林を彷徨する。疲労困憊する中で二人が聞いた轟音。そこで見たものは!?ノンストップの面白さで息もつかせぬ第二巻。


全5冊の『上と外』2巻を読了。2巻は、G国で起きたクーデターのニュースを聞いて驚く日本の家族の様子、ヘリコプターからジャングルに落ちてサバイバル中の練と千華子の話。いいね、1日1冊ののんびりペースで読むのにちょうど良い長さだ。ジャングルでのサバイバルシーンも日本の様子にしても、別に特別珍しいことが書いてあるわけじゃない。ごく当たり前のことが書いてあるだけなんだが、沢山の登場人物の描き分けとか、ジャングルの闇の恐怖感とか・・・そういうのが積み重なって雰囲気出てるな〜って感じ。あとの感想は6冊まとめて書こう・・・。



2004年09月09日(木)
上と外 1 : 素晴らしき休日(恩田陸)

バカ日本地図 : 全国のバカが考えた脳内列島MAP(一刀)
バカ日本地図が本になった!(爆笑) すごいっ、欲しい!

●読了:上と外 1 : 素晴らしき休日(恩田陸)
内容(「BOOK」データベースより)
両親の離婚で別れて暮らす元家族が年に一度、集う夏休み。中学生の楢崎練は久しぶりに会う妹・千華子、母・千鶴子とともに、考古学者の父がいる中央アメリカまでやってきた。密林と遺跡と軍事政権の国。四人を待つのは後戻りできない「決定的な瞬間」だった。全五巻書き下ろし、隔月の連続刊行、熱狂的面白さで読者を魅了する恩田ワールドの決定版、待望の第一巻。


全5冊の『上と外』1巻を読了。前半は練と千華子の普段の生活と、G国へ行くまでのいきさつ。後半は、G国での平和な観光の日々と、突然襲ってきた悲劇。ストーリーも良いんだけど、結構いいことが書いてあるなぁ。いいね。
感情はいつもあとからついてくる。実際に何かが起きている時、何かが動いている時には感情は湧いてこない。足を止めた時、動きが静止した時、ようやく自分にも感情があったことを思い出す。そして、自分が本当はどういう気持ちだったのかを確認できるのは更にもっと後になってからなのだ。(13p)

ビジネスは英語、愛を囁くならフランス語、歌うならイタリア語、そして、神と話すならスペイン語なんだって。(25p)

自分が何かをしてもらったと思ったら、言葉でもなんでもいい、お礼だけは絶対にしなさい。お礼の言えない人間なんて最低よ。感謝が人間を強くするのよ。逆に言うと、強い人だけが感謝できるのよ。口先だけじゃ駄目。自分が他人に助けてもらってる、支えてもらってるってことを、本当に感じられる人だけがね。(93p)



2004年09月08日(水)
The Spook's Apprentice(Joseph Delaney) / ABC六本木店

●読書中:The Spook's Apprentice(Joseph Delaney)
書店で見た時、表紙&挿絵が「いいな」と思って、手に取ってよく見たらDavid Wyatt氏の絵だったという・・・。ワイアットさんが表紙の本は合うことが多いので、この本もきっと面白いだろう。19×13cm、ミニハードカバーの可愛い本。
さて、タイトルは「Spookの弟子」・・・"Spook"は"幽霊"でいいのかな? 1章は主人公の13才の少年トーマス・ワード(Thomas Ward)が「七番目の息子の七番目の息子」で、他の息子たちとは昔からちょっと違っているらしいこと、"Spook"の弟子になったいきさつ。
なんだか、ディスクワールドの【魔道士エスカリナ】と【死神の館】を合わせたような設定だ・・・。最初、表紙を死神かと思ったし。

●買った本@青山ブックセンター六本木店 洋書5冊¥2625
Monstrous Regiment : Discworld(Terry Pratchett)
The Amulet of Samarkand : Bartimaeus Trilogy 1(Jonathan Stroud)
The Rose and the Yew Tree(Agatha Christie)
Driving Blind(Ray Bradbury)
The Owl Service(Alan Garner)

ABC六本木店で洋書バーゲン(9/11迄)をやっていると聞いて、プラチェットを探しに行ってみた。店の場所は、地下鉄大江戸線or日比谷線の「六本木駅」で下りて、3番出口から左に何十メートルか行ったところ。そちらを見ると「本」と書いた大きな看板が目に入る。
PBは¥525均一。終わりに近かったせいかペーパーバックの数はそれほどでもなかったけど(紀伊国屋のバーゲンの何分の一)、質はなかなかよかった。PBのほかにも色んな本があって楽しかったし、行ってよかった。PBはミステリーが結構多かったようだから、そちらが好きな人はもっと収穫が多いかも。ダイアナ・ウィン・ジョーンズも3冊ほどあったなあ。クレストマンシーの合本版vol.2が2冊と、Year of the Griffin(グリフィンの年)があった。誰かいい人に買われろよ〜(笑) プラチェットの"Monstrous Regiment"は去年の秋の新作で、PBは今月出たばかりなのに525円で平積みされてた。やった! 



2004年09月07日(火)
Guards! Guards!(テリー・プラチェット)読了

●読了:Guards! Guards!(Terry Pratchett)
 ≫感想はこちら
 ≫冒頭を読む(Excerpt)
おもしろかった〜! キャラクターがすごく良かった。Captain Vimesとキャロット君が気に入ってしまった。もっと読みたい! 
ストーリーは「ドラゴンを呼んだのは誰か、ドラゴンを退治するにはどうしたらよいか」とテーマに、警察組織のメンバーを主役にした、一応ミステリー仕立ての作品。この話に出てくるドラゴンはあくまで「動物」の1種類で、一般の常識から外れたことが出てこないので、普段ファンタジーを読まない人でも平気だと思う。
でも、場面転換がとっても多くて、事件が二転三転どころか、二十転か三十転くらいして細切れにどんどん場面が変わるので・・・ストーリーは込み入っていて結構ややこしかったかな。私はそれをたっぷり楽しめたから面白かったのだけど、そういう意味で、読み手を選ぶ作品ではあるかも。ファンタジー好きの人なら、やっぱり最初の本には【Mort】の方がおすすめ。



2004年09月06日(月)
黄昏の百合の骨(恩田陸)読了

●読了:黄昏の百合の骨(恩田陸)
 ≫感想はこちら
麦の海に沈む果実】から2年後の水野理瀬を主人公にしたミステリー。
「自分が死んでも、水野理瀬が半年以上ここに住まない限り家は処分してはならない」 16歳になった理瀬は祖母の遺言に従って、英国留学から一時帰国して長崎の家へ帰ってきていた。理瀬がわざわざ戻ったのは、祖母に託された「ジュピター」の秘密を探り、処理するためであった。血の繋がらない義理の伯母である梨耶子と梨南子は、理瀬が何か重大なことを隠していると察し、表面上はにこやかに笑いながら、互いの腹の内を探り合う気の休まらない毎日を送ることになる。そこへ理瀬のいとこである稔と亘がやってきたのをきっかけに、洋館の周りで次々に事件が。そして理瀬の友人や、隣家に住む少女・朋子とその弟を巻き込んで、謎は深まるばかり・・・。祖母が頑なに隠していた「ジュピター」とは一体何なのだろうか。


すっかり大人になった高校生の理瀬ちゃん。いいねぇ、ますます黒く成長してて素晴らしい! 20歳になった時が楽しみ。感想はザッと書いただけなので、そのうち加筆します。