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2005年01月22日(土) ■ |
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星占師のいた街(竹下文子) |
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●読了:星占師のいた街(竹下文子) 収録作品: 「12のオルゴール」 ・オルゴール ・小鳥売り ・花屋 ・麦畑 ・風 ・雨あがり ・船 ・ほたる ・白い笛 ・手紙 ・クリスマスツリー ・電車に乗って 「ノアの箱舟」「ポリーさんのおうむ」
家に転がってたので読んだんだが、なかなかよかった。 童話風の短い話ばかり集めた短編集。絵本にしたら良さそうな話、ちょっと不思議系な話ばかりだった。30分くらいで読み終わってみればどうってことない話ばかりなんだけど、ちょっといい感じに癒された。 私が気に入ったのは本の表題作(星占師のいた街)でもある、「ノアの箱舟」という話。表紙もこの話のものだな〜。ノアはある街のビルの屋上に猫と一緒に住んでいる星占師。海に沈んだ街を旅立っていく場面は、読みながらフルカラーで想像してウットリしてしまった。同作者の他の本も読んでみよう。
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2005年01月21日(金) ■ |
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八月の降霊会(若竹七海) |
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●読了:『八月の降霊会』角川文庫(若竹七海)
≫感想はこちら 内容(「BOOK」データベースより) 一通の手紙「降霊会のお知らせ」、すべてはそこから始まった。富士山麓の山荘に集められた一見何の接点もない人々。降霊会、それは単なる娯楽でしかないはずだった。しかし、霊媒師の口から出てきたのは、誰も知るはずのない招待客の秘された過去―。死体、人骨、異様さを増していく山荘。降霊会に絡んだ忌まわしき意図とは?招待客の点が線で結ばれた時、すべての謎が明らかになる。サスペンスフル本格ミステリー。
ストーリーは、山の中のお屋敷に招かれた人々が、館の主人によって閉じ込められて数日間、事件が色々起きて人が死んだり、死者が蘇ったりするというもの。 この本はミステリーではなくて、ホラーでは。確かに話の中に推理をするシーンがあるけれど、雰囲気といい結末といい、ミステリとしては反則! 小説としてはまぁそれなりに悪くなかったけど、ミステリだと思って読み始めたので、読みながら「ナンダコリャ」と思った。
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2005年01月20日(木) ■ |
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依頼人は死んだ(若竹七海) |
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●読了:『依頼人は死んだ』文春文庫(若竹七海)
≫感想はこちら 内容(「BOOK」データベースより) 念願の詩集を出版し順風満帆だった婚約者の突然の自殺に苦しむ相場みのり。健診を受けていないのに送られてきたガンの通知に当惑する佐藤まどか。決して手加減をしない女探偵・葉村晶に持つこまれる様々な事件の真相は、少し切なく、少しこわい。構成の妙、トリッキーなエンディングが鮮やかな連作短篇集。
感想は後ほど、たぶん週末にでも。 短編集なので、お風呂の中や寝る前に少しずつ読むのにちょうどよく、飽きずに最後まで読めた。マキリップも読んでるんだが、どうも若竹七海にハマり中でつい。私にはこんな風に、感想を書くのがめんどくさくなるほどの勢いで、同じ作家の本を読むことがたまにある・・・。
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