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エンピツユニオン



読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2005年03月09日(水)
No.1レディーズ探偵社、本日開業―ミス・ラモツエの事件簿〈1〉

今日は誕生日。プレゼントをもらった(ヒカリモノ系)。それからケーキを死ぬほど買ってきやがったうちの家族に乾杯。ありがとう! 結局、不二家のいちごタルトが一番好きだったりするんだ。

●読了:『No.1レディーズ探偵社、本日開業―ミス・ラモツエの事件簿〈1〉』ヴィレッジブックス(アレグザンダー・マコール スミス)
*表紙はUK版ペーパーバックのもの
The No.1 Ladies' Detective Agency(Alexander McCall Smith)の翻訳本。
内容(「BOOK」データベースより)
プレシャス・ラモツエ―ボツワナでただひとりの女探偵。34歳、かなり太め。バツイチ。ひとよんで「サバンナのミス・マープル」。実家を切り盛りしていたラモツエだが、父の死後、遺産の牛を売り、首都ハボローネで探偵社を開いた。のどかなこの地で探偵業は成り立つのかと思いきや、意外や意外、依頼は浮気の調査から失踪人探しまでひっきりなし。鰐や蛇と格闘しなければならないことだってあるが、それでもアフリカの大地をこよなく愛するラモツエは、きょうも手がかりを求めてサバンナを疾走する。持ち前の洞察力と行動力でよろず解決となるか…。世界中が夢中になった名探偵、ついに日本初登場。


しばらく前から気になってたシリーズがブックオフに100円で落ちているのを見つけて買ってみた。さっそく読み始めたんだが、あまりの読みにくさに頭が痛くなったよ・・・。これ、訳が悪いと思う。
 例:「わたしはずっと幸せに暮らしていました」
「とても幸せな生活でした。でも、これが起こってから、もうそうは言えなくなりました」(14p)

ここなんか、本当にこう訳すしかなかったのか?と激しく疑問なんだけども。翻訳って本当にこういうもの? 本屋で見かけるこのシリーズのUK版ペーパーバックが、装丁といい表紙といいかなりツボで、シリーズ自体に期待していただけに今回はガッカリ度も激しかったわ。どうしようかな〜。思い切ってPBで買いなおすとか・・・・・・う〜ん(悩)

●購入 和書4冊¥1405
『チョコチップ・クッキーは見ていた』ヴィレッジブックス(ジョアン・フルーク)¥500
『No.1レディーズ探偵社、本日開業―ミス・ラモツエの事件簿〈1〉』ヴィレッジブックス(アレグザンダー・マコール スミス)¥100
『夢にも思わない』 中公文庫(宮部みゆき)¥350
『バルーン・タウンの殺人』創元推理文庫(松尾由美)¥450



2005年03月08日(火)
海神(ネプチューン)の晩餐(若竹七海)

●読了:『海神(ネプチューン)の晩餐』(若竹七海)
出版社/著者からの内容紹介
暗号、死体消失……船上の怪事件
氷川丸一等船室から、タイタニック号沈没の際持ち出された謎の原稿が盗まれた。原稿に隠された暗号に気付いた高一郎の周りで、金髪美人の幽霊出現、死体消失、殺人未遂騒動など、次々と起こる怪事件。香港→横浜→バンクーバーまでの航海中の船上を舞台にくりひろげられる著者渾身の本格長編ミステリー。


戦前が舞台なので、いちおう歴史ものになるのかな。主人公の高一郎は金持ちの御曹司で、日本からカナダのバンクーバーまで10日かけて航行する船の一等客。中国系アメリカ人、ヨーロッパ人、在日外国人と様々な人々が入り乱れて、一体だれが犯人なのか?原稿に隠された暗号の意味は!? 
今のようにジャンボジェットなんてなかった時代に、大陸間をのんびり船で移動する優雅さと過酷さ、上流階級の御曹司・ご令嬢の会話を満喫しつつ、謎解きを楽しむという感じか。一応「タイタニック」が元ネタになっているらしい。
全体的にいまいち半端な印象だった。登場人物の印象が薄くて、なかなか覚えられなくて困った。途中かなり中だるみするし、「事件」も結局何の実害があったわけでもないようだし。「船の中」という場面設定が面白かったから最後まで読めたけど。

●図書館
『ぼくのミステリな日常』(若竹七海)
『海神(ネプチューン)の晩餐』(若竹七海)
『船上にて』(若竹七海)
『閉ざされた夏』(若竹七海)
『心のなかの冷たい何か』(若竹七海)
『火天風神』(若竹七海)
『水上音楽堂の冒険』(若竹七海)
『M8(エムエイト)』(高嶋哲夫)
『ほうかご探偵隊』Mystery land(倉知淳)
『ゴーストハンター 氷の足あと』(コルネーリア・フンケ)

冊数制限いっぱいまで借りたのは久しぶりだ。若竹七海の本を見つけて、ついまとめて借りてしまったんだが、この人の本って意外と在庫切れが多いのね。『M8(エムエイト)』は地震の本、フィクション。『氷の足あと』は、【インクハート】のフンケの新しい翻訳本なんだが、表紙がイヤすぎる! このセンスは一体・・・児童文庫から出ているせいか? どうせマンガ風なら、もうちょっとかわゆくすればいいのに!



2005年03月07日(月)
クール・キャンデー(若竹七海)

●読了:『クール・キャンデー』祥伝社文庫(若竹七海)
内容(「BOOK」データベースより)
「兄貴は無実だ。あたしが証明してやる!」誕生日と夏休みの初日を明日に控え、胸弾ませていた中学生の渚。だが、愉しみは儚く消えた。ストーカーに襲われ重態だった兄嫁が他界し、さらに、同時刻にそのストーカーも変死したのだ。しかも、警察は動機充分の兄良輔を殺人犯として疑っている!はたして兄のアリバイは?渚は人生最悪のシーズンを乗り切れるか。


若竹七海のライトミステリ。
おもしろかった。舞台となる葉崎は【ヴィラ・マグノリアの殺人】などの舞台でもあるおなじみの町。海辺の町らしい海の潮の香りを背景に、主人公の少女・渚と幼馴染みの少年・忍の関係を横糸に、兄嫁の関係する事件を縦糸にしたミステリ。読み応えがある、というには短すぎるけど、400円文庫という発行形態を考えれば納得の佳作。海風と潮の香り、かき氷、花火、焼け付くような夏の暑さという五感に訴えるような文章が気に入った。
この作家は、軽さの合間に時々ゾッとするような暗い感じが覗くのが特徴なんだが・・・私はそのずらしが自分の感覚とピントが合わない時が結構あって、「なんじゃこりゃ」となるみたい。この本はぴったりピントが合って楽しめたということかな。

●購入 雑誌¥450
ダ・ヴィンチ 4月号¥450



2005年03月06日(日)
購入本

●アマゾンから到着 洋書2冊¥1611(ギフト券)
Daughter Of Exile(Isabel Glass)¥859
An Earthly Knight(Janet McNaughton)¥752

上は【キヌコ・Y・クラフト氏】の表紙に惹かれて買った、完全なジャケ買いのファンタジー本。下はタム・リン本。




2005年03月03日(木)
The Carpet People(Terry Pratchett)@4/20章

●読書中:The Carpet People(Terry Pratchett)@4/20章
「全世界=1枚の絨毯」という世界に住む極小の小人たちの話。国で一番大きい大都市の大きさがこれ→「.」なんだと! 
「始めは、何もない平面がどこまでも続いていた。そして絨毯がその平面を覆った。まだ毛の間に埃はなかった。毛は細く長く、今日のように曲がってゴワゴワしていなかった。そして、絨毯は空っぽだった。
やがて埃が絨毯の上に落ちて毛の間を流れ、絨毯の上には埃が積もった。最初に小さな虫たちが現れ、やがて命と音にあふれた場所になった。そして埃の中からついに私たち、"The Carpet People"が生まれた。私たちはこの絨毯と生き物たちに名前を付け、織物が完成した」

最初は世界に埃はなく、動物(ノミやダニ?)も存在しなかったが、時が経つにつれて色々な生き物が世界に生まれた。・・・・・・これは笑うところだよね?
表面的には硬派で真面目くさい冒険物らしいが、同時にノミよりも小さいらしい彼らの「大きさ」や世界についてのユーモラスな記述が所々に現れる。本筋の冒険のほうがちょっと面白くなくて(失礼)ついていけてないんだが、全体的なノリは好きな感じ。がんばって読んでいたらそのうち面白くなるかも。