
|
 |
2005年03月13日(日) ■ |
 |
末枯れの花守り(菅浩江) |
 |
●読了:『末枯れの花守り』角川文庫(菅浩江)
内容(「BOOK」データベースより) 初めて植えた朝顔に、男への思いを託す今日子。最初の一輪が咲いた時に知り合った、圭次郎から連絡が絶えてひと月になる。彼女の心が限界に近づいた頃、永世姫、常世姫と名のる艶やかな和装姿の女たちがやってきた。「異界の花と化し、永遠の命を与えよう」という申し出は、今日子の心を動かす。だが、その時、姫たちの企みを邪魔するものが現れた。「鬼」と呼ばれし花守り、青葉時実だった!異界の者たちが争うところ、女心の深奥があばかれる。新鋭が描くあやかしのトゥルー・ストーリー。
妖の者たちと人間の話を集めた連作?短編集。花の精とか花芯という発想は【Bud Boy(市東亮子)】に似ていて、ストーリーはちょっと【百鬼夜行抄(今市子)】みたいな感じ。とても読みやすくて後に残らない本だった。 個人的に「朝顔」が一番、ストーリーが分かりやすくて雰囲気が伝わってきた。この主人公が好きなわけでは決して無いけど。
●アマゾンから 洋書1冊¥2330
Conrad's Fate(Diana Wynne Jones) クレストマンシーの新刊を買ってみた。 表紙が萌えなくてどの版を買おうか迷ってたんだが、結局UK版にした。でも、これにしてよかった〜〜!届いてみたらミニハードカバー(19x13cm)の可愛い本で気に入ってしまった。裏表紙が赤で派手なんだね〜。近いうちに読もう。つか、タニス・リーが終わったら多分直行で。
|
2005年03月12日(土) ■ |
 |
Harry Potter and the Half-Blood Prince |
 |
●ポタ6巻表紙出てます・・・
  
*左から【UK版¥2458】【UKアダルト版¥2458】【US版¥2069】 表紙画像がUPされてるのはもう周知のことなのかな。私はさっきまで知らなかったが。なんだか・・・どれもトホホな感じ・・・・・・。第一印象→ 「あ、フロドとガンダルフ!」
どれを買おうかな。ポタは装丁を揃えてないから、好きなのを買ってOKだ。どうせ672ページもある嵩張るハードカバーなんか、バッサリ2つか3つに分割して持ち歩くことになるんだろうし。・・・それなら、表紙なし・カバーなし・箱なし・何にもなし・本文だけの版があってもいいんじゃないか?ただの紙束でいいから、半額で売ってくれッ!
|
2005年03月11日(金) ■ |
 |
Piratica(タニス・リー)@41/370p |
 |
●読書中:Piratica(Tanith Lee)@41/370p
【The Carpet People(テリー・プラチェット)】に乗れないので、投げて、昨日買ってきたタニス・リーの本を読み始めてみた。 おお、おもしろい。設定が分かりやすくて話がスピード展開、キャラクターもGood、描写の美しさを楽しむ余裕もあって、普通にさくさく読める。いいね、私こういうの好きかも。ウルフ・タワー(のPB)は、なんか最初からエキセントリックというか、話に乗れなくて変だったもんな。
タイトルの"Piratica"は"Pirate"の女性形らしく、「女海賊」の意。主人公はArtemesia Blastside、愛称アートという16歳の女の子。「七つの海の女王」と呼ばれた稀代の女海賊モリーのひとり娘。幼い頃から海の上で育つが、10歳のときに「海難事故」で母を亡くして以来、記憶をなくして父親である貴族に引き取られていた。冒頭でアートは階段から落ちて頭を打ったショックで記憶を取り戻し、父親に入れられていた「若い淑女のための全寮制の学園」を逃げ出すことに・・・。
全体は3部に分かれていて、それぞれ 「モリーの娘(Molly's Daughter)」 「女海賊の娘(Piratica's Daughter)」 「女海賊(Piratica)」 とタイトルがついている。アートの名前のArtemesiaは、植物のヨモギのことらしい? そのまま「アルテメシア」でいいのかな。
|
|