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2005年03月27日(日) ■ |
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購入本 / 気になる本 |
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●購入本 和書1冊¥798 マンガ2冊¥1130 『影のオンブリア』(パトリシア・A・マキリップ) 『KIZUNA (10)』ビーボーイコミックス(こだか和麻)¥590 『アタゴオルは猫の森 8 』MFコミックス(ますむらひろし)¥540
≪気になる本≫ ▲新刊:Magyk : Septimus Heap1(Angie Sage)¥1584
*『セプティマス・ヒープ 第一の書 七番目の子』(アンジー・セイジ)【Amazon】 *冒頭の抜粋(英語) 児童書系のファンタジー新刊。少し前に書店で見つけてから気になってたんだが、【Leonさんのところ】で今月末に早くも翻訳が出ることを知った。ほ〜。早いねぇ、買おうか迷うヒマもない・・・。私が見た原著版は正方形のペーパーバックで、字が大きくて読みやすそうな感じだった。でも1600円はPBにしては高めだし、紙質が良いせいでやたらと重くて持ち歩きにくそうだったから、廉価版が出たら買おうと思って止めたんだけども。 内容は、ええと・・・"七番目の息子の七番目の息子(The seventh son of the seventh son)"に生まれたセプティマス・ヒープは、生まれた日に(死産だったと言った助産婦によって)攫われる。同じ日、セプティマスの父サイラス・ヒープ(Silas Heap)は雪の中で紫色の目をした女の赤ちゃんを拾った。そしてその女の子はサイラス・ヒープの娘として育てられ・・・云々。 訳者の唐沢則幸は『崖の国物語』を訳してる人らしい。うーむ。どうしよう。
▲ファンタジー:『ニューヨークに舞い降りた妖精たち』(マーティン・ミラー)
*The Good Fairies of New York(Martin Millar) 出版社 / 著者からの内容紹介 ケイト・モス絶賛のファンタジー・ロマンス! 故郷スコットランドを追われ、ひょんなことからニューヨークへやってきたアザミの妖精ヘザーとモラグ。ニューヨーカーを巻き込んで、キュートでシニカルな妖精たちが大暴れ。 「この本を読み終えたいま、どうしてもっと早く読まなかったんだろうと後悔しています。あなたもいますぐ読んで、友だちにも買うように勧めてください。」……ニール・ゲイマン *参考リンク:【愛しき言葉】
▲新刊SF:『オルタード・カーボン(全2冊)』(リチャード・モーガン)
*出版社サイト *Altered Carbon(Richard Morgan) 原書 2003年度フィリップ・K・ディック賞受賞!同年ローカス賞第一長編部門候補作。『マトリックス』『ダイ・ハード』プロデューサーのジョエル・シルバー&ワーナーブラザーズ映画化!ファンタジーに飽き足らぬ大人の読書人待望の書、ついに日本上陸! 舞台は27世紀。設定はサイバーパンク、ストーリーはオーセンティックなハードボイルド・ミステリ。単なるSF、ミステリー、サスペンスの枠にとどまらない、『ブレードランナー』を超えるフューチャー・ノワールの大傑作。世界13カ国で出版! 【あらすじ】二十七世紀。人類は銀河系の惑星に散らばり、国連の専制支配下にある。人間の心はデジタル化され、小さなメモリー・スタックに記録されて頭部のつけねに埋め込まれている。肉体が衰え死を迎えるとスタックが残る。それを維持し、外側の肉体を買う金がある人間は永遠の生命を得られる。バックアップを取っていないメモリー・スタックを破壊された人間のみがR・D(リアル・デス=真の死)を迎える。犯罪者は精神のみを収容庫に拘禁され、財力がなければ肉体は売られる。 主人公、タケシ・コヴァッチは植民星ハーランズ・ワールドで生まれ育った元エンヴォイ・コ−ズ(特命外交部隊)隊員である。犯罪に加担したかどで百七十年の保管刑に服していたが突如釈放され、オールド・アースの見知らぬ男の体にダウンロードされた。数百年生き続けている大富豪ローレンス・バンクロフトの自殺の真相を究明すれば、十万国連ドルの謝礼と新しい肉体が手に入り恩赦を受けられるという。コヴァッチは六週間の期限つきで調査することになった。
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2005年03月25日(金) ■ |
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ほうかご探偵隊(倉知淳) |
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●読了:『ほうかご探偵隊』ミステリーランド(倉知淳)
僕のクラスで連続消失事件が発生。僕は4番目の被害者に!といっても、なくなったのはもう授業でも使わないたて笛の一部。なぜこんなものが!?棟方くんの絵、ニワトリ、巨大な招き猫型募金箱、そしてたて笛が1日おきに姿を消すという奇妙な事件が5年3組にだけ起こっている。ニワトリなんか密室からの消失だ。この不可思議な事件を解決してみないかと江戸川乱歩好きの龍之介くんに誘われ、僕らは探偵活動を始めることにした。僕がちょっと気になっている女子も加わり事件を調べていくのだが……。そこにニワトリ惨殺目撃証言が!町内で起きた宝石泥棒との関連は?龍之介くんの名推理がすべてを明らかにする!!
面白くない。 事件が完全に学校の中、というかひとつのクラスの中に限定されていて、事件の規模がまさに小学生。本書の宣伝文句は「小学五年生経験者必読!」というもので、本当に終始「小学生の視点」で貫かれている本。現役の小学5年生が読む分には面白いのかもしれないけど、小学校を何十年も前に卒業してしまった私には、この事件の「くだらなさ」はちょっと辛いものがあった。率直に言うと、私は大人の視点で「くっだらない事を騒ぎ立てて、なにが『ほうかご探偵隊』だヴァカ」とか思ってしまったわけ。 ミステリーランドというシリーズがよき児童書を目指しているのをふまえて、あえて言わせてもらえば、こういう事件の規模の小ささを私のような大人にも「くだらない」と思わせないで読ませるのが本当の素晴らしい本じゃないかと思う。ただ、小学生の等身大の事件を題材にしてミステリーというもの、謎解きの面白さを伝えるという意味では、確かによく出来た本なのかもしれない。私にとっては面白くなかったけどね。
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2005年03月24日(木) ■ |
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水上音楽堂の冒険(若竹七海) |
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●読了:『水上音楽堂の冒険』(若竹七海) 内容(「BOOK」データベースより) 卒業を間近に控えた学園を舞台に、密室状況下の殺人を巡る推理と冒険。気鋭の作家が新境地に挑んだ長編第2弾。
途中経過はまぁまぁだけど、結末がものすごく嫌だ。後味が悪すぎる!それだけで評価は★1つだというのが私の感想。 本書は1992年初版の初期作品で、文庫化されていないため入手困難。噂では「全面改稿しないと恥ずかしい出来だからイヤ」なんだそうで・・・。私はこういう冷たい本は嫌いだからちっとも惜しいとは思わないけど、ファンには残念なことなんだろう。
▲新刊メモ:とっても不幸な幸運(畠中恵) ちょっとひねくれているけれど、料理自慢で世話好きの店長のいる新宿の酒場にクセモノ常連客たちが持ち込んだ「とっても不幸な幸運」という名の缶。缶の中にあるのは「災い」? それとも「幸せ」? おそるおそる開けてみたら…。
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2005年03月23日(水) ■ |
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M8(エムエイト)(高嶋哲夫) |
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●読了:M8(エムエイト)(高嶋哲夫)
出版社/著者からの内容紹介 東京をマグニチュード8の直下型大地震が襲う!!若手研究者・瀬戸口が東京直下型大地震を予知。阪神大震災を同じく体験した三人の同級生たちそれぞれの葛藤を軸に、首都大地震を最新の研究を反映して完全シミュレーションした書き下ろし力作!
かなり面白かった。 【震災列島(石黒耀)】や【復活の地(小川一水)】などと同類の、地震をテーマにしたフィクション。 主人公は地震学者の青年で、年配の元大学教授と協力しながら、最新のスーパーコンピュータを使ったシュミレーションによる地震の予知に成功する。中間部で知り合いの議員を通して、政府や東京都知事に接触したり、インターネットを使って、地震が来ることを知らせようとする。そして、後半は予測した通り本当に起きてしまった東京直下型大地震の被害の様子をリアルに描いていく。 科学的な説明の部分と現実の被害が交互に描かれるなど、ストーリーにバランスが取れていてとても読みやすかった。お馴染みの地名・道路名が次々に出てきて、刻々と被害が広がっていくところが(不謹慎だけど)一番面白かったかな。
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